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[105502]2022年9月17日
伊豆之国

[109643] 2024年 1月 6日(土)00:21:29伊豆之国 さん
十番勝負
問四:石狩市
[109627] 2024年 1月 5日(金)22:27:04伊豆之国 さん
十番勝負
問三:桐生市
[109602] 2024年 1月 4日(木)21:55:12伊豆之国 さん
十番勝負
問五:南魚沼市

入賞とコシヒカリをかけて勝負します。
[109567] 2024年 1月 1日(月)23:50:12伊豆之国 さん
十番勝負
問六:御前崎市
[109561] 2024年 1月 1日(月)21:15:39伊豆之国 さん
十番勝負
あけましておめでとうございます。

問十:熱海市
[109469] 2023年 12月 31日(日)15:55:22伊豆之国 さん
Dragon Station & 残念だった消滅市
昨年に続いて年末近くになって忙しくなり、今日がやっと今月最初、そしておそらく今年最後の書き込みになりそうです…。

さて、来る令和6年、西暦2024年は「辰年」。そこで、干支にちなんで「辰・龍・竜」の付く駅名から。同様のネタは、「一回り前」にk-aceさんが[80208]で書き込んでいましたが、その後の変化があったので、ここで改めて一覧表を作成しておきます。

駅名路線名所在地備考
【辰】
辰野中央本線長野県辰野町旧線ルート
辰巳東京メトロ有楽町線東京都江東区
【龍】
龍岡城小海線長野県佐久市信州のミニ五稜郭」([105967],[96257])
龍王峡野岩鉄道会津鬼怒川線栃木県日光市
龍ケ崎市常磐線茨城県龍ケ崎市23.3.14「佐貫」より改称。隣接する関東鉄道の佐貫駅は改称せず
龍谷大前深草京阪電鉄京阪本線京都市伏見区19.10.1「深草」より改称
龍安寺京福電鉄北野線京都市右京区
【竜】
九頭竜湖越美北線福井県大野市
潜竜ヶ滝松浦鉄道西九州線長崎県佐世保市
竜田常磐線福島県楢葉町
竜田川近鉄生駒線奈良県平群町
竜田口豊肥本線熊本市北区
竜野山陽本線兵庫県たつの市旧揖保川町にあり、旧龍野市の中心駅は本竜野駅
中部天竜飯田線浜松市天竜区
天竜川東海道本線浜松市東区所在地は24.1.1より中央区
天竜峡飯田線長野県飯田市
天竜二俣天竜浜名湖鉄道天竜浜名湖線浜松市天竜区
肥前竜王長崎本線佐賀県白石町
本竜野姫新線兵庫県たつの市
竜王中央本線山梨県甲斐市
竜ヶ崎関東鉄道竜ヶ崎線茨城県龍ケ崎市駅名は改称せず。龍ケ崎市の中心市街はこちらが近い
竜ヶ水日豊本線鹿児島県鹿児島市
竜舞東武小泉線群馬県太田市

12年前と比べると、駅名改称により「龍ケ崎市」と「龍谷大前深草」駅が加わって、「龍」の付く駅が2駅増えている一方、JR海峡線にあった「竜飛海底」駅が廃駅(それ以前から実質休業状態だった)になり「竜」の付く駅は1駅減っています。

次に、「消滅して残念だった市名」、私もいくつか選んでみました。「平成の大合併」以降に限定で。

市名コメント
今市市「定番」の駄洒落が通じにくくなった…。新・日光市の行政の中心も、市街地は「いまいち」寂れているようだ
浦和市・大宮市「さいたま市」になっても両地区の対抗心は今も結構強烈に残っているようで、「協和」はまだまだなのかも…
大曲市「大曲の花火」は有名だが、「大仙市」といってもピンとこない
古川市「古川」「鳴子」というとすぐイメージが浮かぶが…。「大崎市」では漠然としてどこなのかすぐわからない
佐原市「佐原」というと街並みがすぐ浮かぶ。市内に香取駅があるがだいぶ前から無人で香取神宮にも遠く、誤解を招く
黒磯市かつては特急も多数停まった主要駅も、新幹線に逃げられ、市名も消えた。何だか割を食ったよう。名物駅弁も消えた
新津市こちらも鉄道の要衝として繁栄した大駅だったが…
両津市「下総国葛飾郡亀無村」([98502])のお巡りさんは今も苗字は変えない…

最後に、私の「総経県値」(市町村版)について。
今年末の「総経県値」は、2704点。(総経県マップ)
昨年から増加した市町村は下記の通りです。

●→〇飯山市、伊東市、湯沢町
△→●妙高市
▲→●南魚沼市
[109297] 2023年 11月 18日(土)23:57:50伊豆之国 さん
Re:ファミレスの分布 & 地域限定のスーパー
[109276]
ファミレスの分布が面白い
たまたまネット記事から見つけた「面白いデータ」ですが、
[109278] メークインさん ジョイフル
[109279] YTさん ジョイフル、ヤオコー
[109280] オーナー グリグリさん サイゼリヤ ニトリ
それぞれ反応していただき、誠に恐縮です…

まず、[109276]
私自身がまず驚いたのは、やはり「ジョイフル」という店舗について。東京23区に一つもないとのことですが、私の近所にも普段の行動範囲の中でもまず見たことがなく
その「ジョイフル」について、
ジョイフルに関しては、2000年代の頭に大分へよく行っていたので、地元チェーン店として大人気だったので把握しています。
私が住む三郷市にはありませんが、隣の八潮市にはあり普段から見ています。
茨城県方面(土浦・つくば)にも店舗はありますので、違和感はないですね。
([109278] メークインさん)
私は神奈川県川崎市麻生区で育ち、現在は東京都稲城市に住んでいます(中略)近くにヤオコーはありますし、ジョイフルもあります
ただ、ヤオコーは現在使っておりますが、ジョイフルには一度も入ったことがありません
([109279] YTさん)
私が「見たこともない」と書いた「ジョイフル」ですが、店舗検索を見ると、東京都には宅配専門店を除くと、多摩地区に3店だけ、神奈川県には店舗が全くなく、他の関東各県を見ても、確かに駅前から遠い道路沿いを中心に店舗網を展開しており、旅行などの遠出の時の移動手段は、基本的には列車や路線バスを利用しているので、道理で「見たことがない」というのも当然、という気がしました。その中で、[109279] でYTさんがおっしゃっているものと思われる稲城の店舗ですが、実は私は2年前にこの近くにある市の施設の改修工事の調査に行っており、その時は市役所で打ち合わせをした後、市役所の車に同乗して現地まで行ったのですが、市役所からのルートを考えると、「ジョイフル」の前を通っていた可能性が高そうですが、「ジョイフル」を見た記憶ははっきりしません…。
「六大ファミレスチェーン」のトップに挙げられている「ガスト」については、メークインさんの記事にもありますが、元々は「すかいらーく」だったのがいろいろとコンセプト別に分かれてできたもので、最大勢力?の「ガスト」や、「ジョナサン」、中華の「バーミヤン」、和食の「夢庵」など、グループ内の店舗をすべて合わせた店舗検索もできるようです()。
「ガスト」だけに絞って、どの県にどれだけ店舗があるか、というのを、例えばこちらの地図から次第に縮小して見ると、市区町村別→都道府県別の数字が現れるようになってくるので、全国ランキングの表が作れそうです。ちなみに、「六大チェーン」のうち、全都道府県に店舗があるのは「ガスト」だけのようでした。

ファミレスではりませんが、メークインさん、 YTさんが共に挙げているスーパー「ヤオコー」について。メークインさんは[109278]
国道16号線付近に大量出店し囲い込み状態になっていますが、都心部には一切出店していません
都心部に住んでいる人には知られていないので、そのようなスーパーがある事すら知られていません
この事も、ジョイフルと同じく都心部・郊外での認識差が表れている例です
この「ヤオコー」については、相模原の店舗は、JR相模原駅から市役所・北里大病院を経由して相模大野駅へ向かうバス路線が通る県道沿いにあり、市役所から帰るときにこのバスをよく使うので、以前から知っていました。一方、「ヤオコー」の店舗検索から東京都を見ると、[109278]にある通り、特別区部には1つも店舗がありませんが、この表を見ると「八百幸 成城店」というのがあり、住所が「調布市入間町」となっています。私は以前[106033]
成城学園前駅から調布市方面へのバスに乗ったとき、車窓から「成城」を名乗るマンションなどが、住居表示板や電柱の住所表示から見て、明らかに調布市域に入る場所に何棟かあったのを見たことがありました
と書き込んでいたのですが、この「調布市にある八百幸成城店」は確かに見ており、改めて地図で確認すると、バスが通っている道路を隔ててすぐ東側は「世田谷区成城」。本当にギリギリのところで「23区外」になっていることが分かり、また、[106033]で書き込んだ通り、調布市域に「成城」を冠するマンションなどがいくつも見られることもわかります。

「地域限定のスーパー」というと、私にとってなじみが深いのが、町田市を本拠とする「スーパー三和」。店舗検索を見ると、そのほとんどが町田市など東京都南多摩地区と、神奈川県の県央から横浜・川崎市にかけての地域に集中していることが分かり、町田市民や相模原市民にとっては大変身近な存在ではないでしょうか。4年前まで住んでいた町田市の自宅からの徒歩圏内には2店(現在はそのうち1店は閉店)あり、現住所のマンションからも徒歩圏内に2店あって、ポイントカードも持っており、普段からよく使っているスーパーになっています。
[109276] 2023年 11月 14日(火)22:20:30伊豆之国 さん
ファミレスの分布が面白い
突然ですが、まずクイズから。超難問です…

【Q】:該当する市:郡山市、高崎市、千葉市、八王子市、浜松市、堺市(これで全部です)

その答えは…

「6大ファミレスチェーン(ガスト・サイゼリヤ・ジョイフル・ココス・デニーズ・ロイヤルホスト)が全て進出している都市」

…でした。
その記事がこちらに出ていました。(要約引用)
主要ファミレスチェーンの分布がSNS上で大きな注目を集めている
主要ファミレス6社(ガスト・サイゼリヤ・ジョイフル・ココス・デニーズ・ロイヤルホスト)が全て進出している都市、予想以上に少なかった
主要ファミレスとするチェーンがすべて所在する都市は郡山市、高崎市、八王子市、千葉市、浜松市、堺市のわずか6都市。これは東京都23区の特別区、大阪市、名古屋市といった大都市にジョイフルがないことや、仙台市、神戸市、広島市、福岡市などジョイフルがある都市にデニーズがないことが作用しているそうだが、全国でよく知られたこれらチェーンの意外な分布に、SNSユーザー達からは
「東京23区民には『ジョイフル?なにそれ??』ですけど、業界の店舗数ランキングではジョイフルが3位なのか。。。(ランキングベスト10の中で唯一ジョイフルだけ入ったことなかった)」
「ジョイフルは関東でも車中心地域の出店が大半で鉄道で行かれる店は滅多にありませんね。宇都宮のライトレール沿いにある店はある面レアかもしれませんね。デニーズは西日本にはほぼないですからね。新潟にすらないのも意外です。」
「東京を中心として南東北〜関西に多いデニーズと、九州に本社があって西日本を中心とするジョイフルいずれもがある都市はそう多くないと思ったのですが、いざまとめていただくとこんな結果なんですね」
「ジョイフルは『田舎でいちばん』が創設時のコンセプトだからか、名古屋市には無いのよね!(隣接する町にはあります。)」
など数々の驚きの声、納得の声が寄せられている

(開く)この後に、この記事の投稿者の感想、投稿への反響も出ていました。

この記事を見て、私自身がまず驚いたのは、やはり「ジョイフル」という店舗について。東京23区に一つもないとのことですが、私の「近所にも普段の行動範囲の中でもまず見たことがなく、「業界3位の大手チェーン」てあるということはそれこそ初耳でした。「あえて大都会を避け、道路でしか行けないような郊外に集中している」というというコンセプトを見ると、「九州発祥で西日本中心」ということと合わせて、「見たことがない」ということに何となく納得できたという感想でした。
「都道府県データランキング」を見ると、「コンビニ」の分布はありますが、「ファミレス」はありませんでした。「ファミレスの分布」のランキングができたら面白いと思いました。特定の県内・地域だけに分布しているローカルチェーンも含め、興味深いデータができると思いますが、いかがでしょうか?
[109244] 2023年 11月 8日(水)00:19:48【2】訂正年月日
【1】2023年 11月 8日(水)00:24:43
【2】2023年 11月 8日(水)11:16:27
伊豆之国 さん
Re:関ヶ原
[109239] あきごんさん
大河ドラマで、まもなく関ヶ原の戦いに突入するので…、というわけではありませんが、先日、関ヶ原古戦場跡へ行ってきました
数年前から岐阜県が本腰を入れて観光の目玉にしようと整備している事もあり、戦国時代好きにはとても魅力的な所になっていました
石田三成を始め、主立った武将の陣があった場所を整備して、のぼり旗や杭柵を設置して遠くからでも良く分かるようにしているので、歩いていても位置関係が良く分かって、とても楽しめました。また、町の至る所に武将ののぼり旗が立っているので、関ケ原町に入ると気分が盛り上がりました
関ケ原には、私も8年前に訪れたことがあり、記事も書き込んでいました([88822])。その当時既に関ケ原町が町を挙げて「まるごと古戦場」のイベントを展開しており、徳川家康を初め主な武将の陣地の跡など、要所には石碑や道案内の標識も整備されていて、道に迷うこともほとんどなく、また石田三成の陣地跡と伝えられる小高い山の上では、女性ガイドによる丁寧な説明も行われていました。
一番の肝は、岐阜関ヶ原古戦場記念館
先週、NHKのTVで関ケ原合戦関連の番組を見ていて、その「古戦場記念館」の映像が出ていたのですが、私が8年前に見たものとどうも違っていて、何やら新しい建物のようだ。「古戦場記念館」のHPを開いて、「お知らせ」のページをだどって行ったところ、「2020年10月に開館」とあった。では、8年前に見たもの(町立歴史民俗資料館)は今どうなっているのか。"Street View"から年代を遡って、最新のと見比べて見ると、どうやら「歴史民俗学習館」と名を改めて、いわば「古戦場記念館」の「別館」のようなものとして残っているようです。(→SV2015,SV2021)

[88822]にも書いた通り、この時の道中は「戦国市盗り合戦・戦術大研究」と銘打って、関ケ原、桶狭間、そして戦国の世を最後に制した家康公の故郷・岡崎…と回ったのですが、結構寄り道の多いジグザグコース、「大した収穫もなかった」といった実感でした…。
[109217] 2023年 10月 29日(日)12:57:04【1】訂正年月日
【1】2023年 10月 29日(日)22:16:51
伊豆之国 さん
第65回十番勝負を振り返って~田子の浦ゆ打ち出でて見れば真白にぞ 富士の高嶺に雪は降りける~
いつもの通り、十番勝負の感想文を書かせていただきます。
今回は久しぶりに落ち着いた気持ちで臨むことになりました。例によって解答できた順に。やはり初日は模様眺めの作戦。

問三~ありし宿場や三島より 駿豆鉄道岐れたり~
問十~多摩川に晒す手作りさらさらに~
まず最初に共通項が見えたのが、問三。どこで気づいたのかもうはっきり覚えていないのですが、「庁舎の建て替え・移転」が少し前に話題をにぎわせていたこともあって、共通項にたどり着くのが割と早くわかりました。NGの蕨市(出題日時点で既に移転完了)と木更津市(時期未定)の意味と、8年後の予定になっているさいたま市がお題に出ていたことから、さいたま市と同じ年に移転予定になっている三島市を。ご当地の防衛最前線の領地固め。
問十は、問三と同時解答。何となく「市制」関係の記事が出てきそうだ、と見て「雑学」からそのページを見ていたら、「市名誕生日」の表示に切り替えると、「10月1日誕生」のところでちょうど数が一致した。NGの蓮田市の意味(字体の微小な変更に過ぎないのに何とも大げさな対応をした…[94763] hmtさん)も理解できた。ここも領地の狛江市の石高を上積み。今回唯一の「入賞」でした。

問二~幸せなら手をたたこう~
問十で見た「市制~」のページを、表示を「市制施行日」に切り替えると、10月1日施行が80市。問二の想定解数とぴったり一致。問十と「対」になっていたような問題だったのでした。「市盗り」に絡みそうな市がほとんど見つからなかったこともあり、ここは初解答になる市を選ぶことに。いろいろと迷った末に選んだのは、明治の初めには今のさいたま市の実質中心・大宮をもしのぐ結構な「都会」であった([100310] 白桃さん)のが、いまや埼玉県内で人口最小の市に甘んじている、かつては「下総国葛飾郡」だった幸手市。

…ノーヒントで答えられたのはこの3問だけ。第一ヒントの町村・消滅市からも手掛かりがつかめず。次の第二ヒントのアナグラムが出てからようやく解答再開となりました。

問七~花の山形 紅葉の天童~
アナグラムを解くと、「誕生日の日付」。それにしても、他の方も口をそろえておっしゃっていますが、問二、問十と合わせて、「始まりの日が10月1日」問題が3つとも出るとは…。こちらも問二と同様に未解答の市から選ぶことになり、藤井八冠誕生で将棋の話題が世間をにぎわせていることも有り、将棋の駒の産地・天童市を。

問九~そうか、そうかと頷く草加煎餅~
県境にある市が並んでいたので、隣接関係の何か、と見て「市区町村の隣接関係」のページをいろいろ当たってみたものの、共通項がつかみきれず。こちらも第二ヒントが出て、「一桁の国の道」…一桁番号の国道が県境を越える、と見えてきた。NGに挙げられていた三島市と桑名市、地図を最大限まで拡大して見ると、微妙に県境からずれているようだ。ここを取れば領主になる、芭蕉が「泊った」と「嘘」を書いた([77138])、国道4号線が都県境を越える煎餅で名高い草加市に。
この問で小山市が該当しているのを最初どういうことかと思ったのですが、埼玉~茨城~栃木県内の結構長い区間で新旧両方の4号線が並行しており、旧道が県道に格下げされず今も国道のまま残っていると知ったのでした。

問八~留萌 滝川 稚内~
ここからは第三ヒントが出てから。第二ヒントからは「合計…」あたりが見えてきたものの読み切れず。第三ヒントが」「足しても多い」…「隣接する自治体の人口を全て足してもその市の人口のほうが多い」ということだ。人口が多い都市部は計算が面倒なので、「隣接数が少なく人口も少ない町村とばかり接している」といったわかりやすいところから選ぶことになり、こちらも取れば領主になる、36年前に訪れて宗谷岬にも行った、最北端の稚内市を取ることに。

問四~もうこのトキめき止めないで~
第二ヒントをまず「五万…」が見えたもののそのあとがうまく文にならず、第三ヒントを解いて行くうちにしばらくすると「たった一万」…ひょっとして「領主狙い」が一万石?…。前回・第64回終了時点での市盗り合戦の「領国編」を開いてみると、どうやら合っていそうだ。ここまで比較的人口が少ない市が出てきた中にあって、「異彩」を放っていた茅ヶ崎市は、確かに「領主狙い」がわずか一万石…(実は私も第56回で答えていた)。既に一度答えており、そこを取れば「市盗り」になる市もいくつかあったが、取り返されるのが目に見えているので、ここは未解答の市を選ぶことにし、夏休みの道中で一泊した斑尾高原で県境越えした([108744])妙高市を答えることに。

問五~丘で眺めりゃ稲穂が揺れる~
問六~添えてあげましょ柿の実を~
どちらも第二ヒントがうまく解けず、第三ヒントも採点近くになってやっと共通項が見えてきた、という感じでした。問五は、神山町の地図を何気なく見て町内に何か手掛かりになりそうなものを探したところ、「神山まるごと高専」が偶然見つかり、「なんでこんな山奥に?」と不思議に思ったものの、ともかくその「高専」の一覧を探すと、確かにその「まるごと高専」もある。その一覧の中に、今も「準・地元」の町田市にある「サレジオ高専」が見つかった。
この問五で苦戦した理由として、私にとって「高専」が身近な存在でなく、中学の同学年生や身の回りの人にも高専に進んだ人が私の知る限り誰もおらず、またスポーツの世界でもマイナーで中途半端な扱いになっている(例えば3年まで高校野球の地区予選に出場権がある)など、存在感が希薄に見えていたことからなのでした。
問六は、答えが進んできて、府中→調布、笠間→石岡、門真→大阪…と、どうやら「その市の最初の読みが隣の市の最後の読み」だと気づいた。多摩市と隣接している町田市をこちらでも。これで「小山田城」の石高を2万石上積みして17万石に。
ところで、この問で「城陽市」がNGになっていることに違和感を抱いた方がいらっしゃいましたが([109180] 勿来丸さん、[109194] 鳴子こけしさん)、「市名しりとり」で「頭にくる拗音を除外」というのは私にもやはりしっくりしない気がします。「宇治→城陽」のようなケースを含めても想定解が大幅に増えるわけではなく、該当する市に入れた方が自然だと思いますが。

問一~田子の浦ゆ打ち出でて見れば真白にぞ~
多くの解答者と同様、想定解が最も多いこの問一が最後まで残りました。第二ヒントはうまく解けず、第三ヒントは「旬の話題」と簡単に取れたものの、落書き帳の上でのことなのか、世間をにぎわせていることなのか。次のSVを見ると、道路に並行している岩徳線川西駅がすぐに目に入り、「鉄」と無縁の糸満市が出ていたことでこの方面ではないとすぐにわかり全く先へ進めず。そんな中で出てきた、かぱぷうさんの[109089]の「呟き」
斜め上の問題でした
そこから「画面の斜め上」…右上後ろを振り返ると岩国高校がある。学校・高校とかスポーツ大会…でも関係なさそうだ。比較的人口の多い市とか大都市近郊の市などが出ていて、絞ることができずますます迷路にはまる。その次の第六ヒント、「不正報道」「政府報道」のどちらなのか。そうこうしているうちに第二ヒントがようやく解けた。「不祥事が発覚」。再びSVを開いて地図表示に切り替えると、あのBM社の店舗が近くにあった。SV表示に戻してみると、画面を左にずらすと駅のホームが途切れた先、線路のすぐ上にBM社の看板が見えた…。「斜め上」ではなくて「左横」の問題だったのでした。そして「旬の話題」とはそのことだったとは…。ちょうどその日の朝刊に、悪質な違反が発覚したBM社の34店舗が一覧で表示され、お題や既出解、該当する町に挙げられていた酒々井町もリストに載っていた。そこでBM社のHPが開けるか当たったら、出てきた。ここまで出ていなかった市を探し、領主争いが緊迫している富士市を。

…これで10問ノーミス完答となり、最終順位は17位。前回より一つだけUPしましたが、今の実力はこんなくらいでしょう…。とにかくメダルを量産する新鋭の急成長にはついて行くのが難しくなったように感じます。領地こそ2つ増やしましたが、あっという間に1万石差に迫られた下田市を初め、領地の確保がしんどくなったところも多く、こちらはとにかく1万石ずつコツコツと積み重ねて行く戦術に徹するしかないのかな、といった感じです…。

♭今回の選曲は…
問三:昭和4年に発表された「新鉄道唱歌」の25番の歌いだし。その時点ではまだ現在の三島駅を通る線は開業しておらず、歌詞にある三島駅は現在の御殿場線下土狩駅でした([94655])。駿豆線が現在の三島駅発着に変わったのは、「新鉄道唱歌」発表の5年後、丹那トンネルを通る現在の東海道線のルートの開通と同日のことでした。
問十:多摩川で布を洗う光景を詠んだ、萬葉集の「東歌」より(HP)。
問二:「幸手」の市名にこじつけた駄洒落ですが、幸手市では市名にちなんで、「幸せの手形」を毎年選んで展示していますが、その中には実際に幸手市に来てもいない人が多いようです(幸手市観光協会HPより)。今年3月に放送された「アド街」にも出てきました([107075])。
問七:「花笠音頭」の2番?の歌いだしより。
問九:芭蕉が「泊った」と「嘘」を書いたこの市で作られていなくても「草加煎餅」と名乗れるそうです([77138])。
問八:サブローさんの名曲の3番(多分)の歌詞の最後フレーズ([96916])。そういえば、もう留萌線は留萌まで行かなくなりました…。
問四:妙高市を通る「えちごトキめき鉄道」と、この夏休みの道中でもいやというほど味わった猛烈な暑さにひっかけて、今やすっかりオバサン?になったガールズバンドの名曲の一節より([108744])。
問五:「町田音頭」の4番の歌いだし。
問六:同じく「町田音頭」の5番の歌詞より。「柿の実」とは、隣の川崎市麻生区が原産の「禅寺丸柿」のことでしょう。
問一:ご存じの超有名な万葉の名歌。百人一首(新古今集)で改変されていない元歌を。
[109189] 2023年 10月 21日(土)22:23:31伊豆之国 さん
ああ、柳ヶ瀬の夜に泣いている & 埼玉県新座郡保谷村
十番勝負の感想文、落ち着いてから書き込む予定にします…。その前に、小ネタ2つ。

先日、岐阜市にある「高島屋岐阜店」が来年7月末限りで閉店する、ということが発表されました。
岐阜市柳ヶ瀬地区にある岐阜県内唯一の百貨店「岐阜高島屋」が来年7月末で閉店することが13日に発表された。隣接地では今年、大型マンションが入る再開発ビルが完成するなど人流増が期待されていた中での撤退に、地元は衝撃が走った。市街地活性化に取り組んできた市の関係者からは「ショック。民間事業者の話なので尊重するしかないが……」と恨み節が漏れた
岐阜高島屋が開業したのは、歌手の美川憲一さんの「柳ヶ瀬ブルース」のヒットから約11年後の1977年。地上11階の建物は人であふれ、柳ヶ瀬の中核施設として親しまれてきた。岐阜柳ヶ瀬商店街振興組合連合会の林亨一理事長は「岐阜高島屋という百貨店が柳ヶ瀬にあるというのが誇りだった。残念で悲しい」とため息交じりに話す
(読売新聞より)
やはり、郊外型ショッピングモールとの競争に負けた、ということのようですが、岐阜県唯一の百貨店になっていた高島屋の閉店により、これで岐阜県は山形・徳島・島根(松江市にある一畑百貨店が来年1月に閉店)の各県に続き、4番目の「百貨店がない県」になります。また、これによって岐阜市の「都会度」も減点になります(松江市も同様)。

…今晩の「アド街」は、西東京市の旧保谷市の地域でしたが、残念なことに、そこがその昔「埼玉だった」(明治40年に埼玉県から東京府に所属変更)ことが出てきませんでした…。
[109107] 2023年 10月 14日(土)13:18:23伊豆之国 さん
十番勝負
問一:富士市
[109078] 2023年 10月 12日(木)19:38:03伊豆之国 さん
十番勝負
問五:町田市
問六:町田市
[109066] 2023年 10月 11日(水)23:23:58伊豆之国 さん
十番勝負
問四:妙高市
[109056] 2023年 10月 11日(水)22:16:25伊豆之国 さん
十番勝負
問八:稚内市
[108994] 2023年 10月 10日(火)22:59:13伊豆之国 さん
十番勝負
問九:草加市
[108987] 2023年 10月 10日(火)22:21:07伊豆之国 さん
十番勝負
問七:天童市
[108935] 2023年 10月 9日(月)18:18:28伊豆之国 さん
十番勝負
問二:幸手市
[108926] 2023年 10月 8日(日)22:26:56伊豆之国 さん
十番勝負
問三:三島市
問十:狛江市
[108848] 2023年 10月 6日(金)22:22:38伊豆之国 さん
木造駅は鉄筋です & 下総国葛飾郡
[108801]白桃さん
市の中心地区に、鉄骨、鉄筋で建てられている住宅が見当たらない市はどこでしょうか。もちろん、石造りの家もありません
[108839]BANDALGOMさん
つがる市でしょうか? 旧木造町ということで
つがる市の旧木造町には、5年前に訪れています([96376])。町内にはJR五能線の「木造」駅がありますが、
その駅舎はコンクリート造りでないといいのだが
([96357]千本桜さん)
残念ながら?駅舎は「もくぞう」ではなくて鉄筋コンクリート造でした(こちら)
([96376])
ちなみに、このJR木造駅の駅舎の正面には、この町で出土した縄文土器を模した巨大モニュメントが張り付いています。

…今晩のTV番組で、市内に「雷電町」がある、その昔「下総国葛飾郡」だった茨城県古河市にある直木賞作家の旧宅の「開かずの金庫」を開けろ、という場面が出てきました。その結果は、というと…
[108794] 2023年 9月 22日(金)22:09:34伊豆之国 さん
庁舎移転、地名コレクションetc.
[108752] 菊人形さん
葛飾区役所
少し前にNHKで京成立石駅周辺の再開発事業による横町の立ち退きを扱った番組がありましたが、跡地に新庁舎が建つようです
一昨日だったか、日経新聞の記事に「京成立石駅前再開発で消える『せんべろ』の町」の記事がありました。
飲み屋を営んでいるのは高齢者が多いのと、「店子」の立場にあるので地権者に声が届きにくい、といった話が書かれていました。
古い記事(7年前)で、既に更新もストップしており鬱陶しい広告がいっぱい出てきて見づらいのですが、こちらの「鉄ネタ」ブログに、再開発が具体化し始めてきたころの立石界隈の当時の風景が書かれており、私もレスを入れていました。先の新聞記事に出ていた「のんべえ横丁」は既に全店閉店、この写真に出ていた「人生のスパイス」という看板がかかっていた飲み屋も、既に閉店したのでしょうか? そして、下町情緒あふれる仲見世も、京成線の高架化とも合わせた一帯の「再開発」で跡形もなく消えて行く運命に…。そして、新たに生まれる町は、どこにでもありそうな若者に媚びたような高層ビル街に変わってしまうのでしょうか?
ちなみに「せんぺろ」とは「千円でべろべろに酔いつぶれる」意味だとか…。

[108780] あきごんさん
奈良県庁が奈良公園の真ん前にある必要があるのか、という議論は昔からあり、新大宮や平城宮跡に移転するという構想のようなものは何度か出てきていました(中略)個人的に平城宮跡移転案は面白いなと思いました
そういえば、平城宮跡を横切っている近鉄線の地下化・線路移設の話、今どういう状況になっているのでしょうか?

[108763] 白桃さん
♬野ばらのエチュード
松田聖子のこの曲が出た頃、TV番組で「野ばらの越中道」と書いていたリクエストカードが紹介されていたのを見た記憶があります。
「エチュード」という言葉は当時の子供には聞きなれない言葉だったのでしょうか? それにしても「越中道」とは…。富山でバラの名所、といえば、どこなんでしょうか?

…ところで、グリグリさんへ。
[108744]の記事の中で、「斑尾高原ホテル」玄関前の階段の床に埋め込まれている「長野県⇔新潟県」の県境サイン(飯山市ー妙高市)について書き込んでしました。斑尾高原周辺の県境サインについては、過去記事にもありましたが、このホテル玄関前の階段床のは、やはり未登録のようですので、新規登録をお願いいたします。
[108744] 2023年 9月 12日(火)23:53:30【2】訂正年月日
【1】2023年 9月 13日(水)01:31:56
【2】2023年 9月 13日(水)09:30:36
伊豆之国 さん
避暑のはずが猛暑…道中記クイズ解答
[108700]で出題した夏休みの道中記クイズ、解答の発表です。

【A】~【P】までの市町村名は…
A市:八王子市 B市:大月市 C市:甲府市 D市:北杜市 E市:諏訪市 F市:岡谷市 G市:塩尻市 H市:名古屋市
I市:松本市 J市:長野市 K市:千曲市 (旧)L市:篠ノ井市 M市:飯山市 (旧)N町:豊野町 O市:妙高市 P町:山ノ内町
Q村:栄村 R市:十日町市 S町:湯沢町 T市:南魚沼市 (旧)U町:塩沢町 (旧)V町:六日町  W町:みなかみ町 X市:高崎市

…でした。

[108701] メークインさん
[108702] 千本桜さん
[108704] あきごんさん
お付き合いいただきありがとうございました。

今回の行程の概略は次の通りでした。
八王子駅から「あずさ5号」に乗車。これは昨年秋([105967])と同じですが、今度は小淵沢駅で下車せずそのまま乗り続けて信濃路へ。松本駅で下車。この駅で後ろ3両を切り離して安曇野方面へと向かう列車を見送って、改札を出て松本城へ。この市には6年前にも訪れているのですが([92849])、この時はお城の手前の「中町通り」を中心に回ったので、お城に登るのは25年前、「長野五輪」観戦の前日に立ち寄ったとき以来。黒を基調とした外観は、最近真っ白にお化粧直しされた姫路城とは好対照。今まで「いわゆる天守閣」(中央の大天守)だけが「天守」だと思っていたのが、本当は両脇の2つの櫓(乾小天守・辰巳附櫓)と、それぞれの櫓とを結ぶ「渡り廊下」を合わせた5棟で「松本城天守」として国宝に指定されていること、また大天守は外観では5階建てに見えるが、実際には内部は6層になっており(松本城HP )、このことを知って、今から○十年前の中学の修学旅行で奈良の薬師寺に行ったとき、説明していたお坊さんが「東塔は一見6階建てに見えるけれど、本当は3階建て(三重塔)ですので誤解(5階)のないように」と言っていたのを聞いて一同大笑いしたことを思い出してしまいました…。
行列ができるほどの混雑に加え、お昼時にかかったため、沿道の主だった食事処もどこも混雑していることもあって、昼飯は駅のホームの片隅の立ち食いそばで我慢。「鈍行」で長野へ、途中の姨捨駅でスイッチバックのホームに停車。眼下の棚田の絶景のある一帯は、以前は更埴市に属していましたが、平成の大合併で、昨年秋に宿泊した温泉地がある上山田町([105967])・戸倉町と共に、現在の千曲市になっています。篠ノ井駅で、「長野行き」(北陸)新幹線の開業に伴い「しなの鉄道」に転換された「信越本線」と合流するのですが、篠ノ井~長野間はJRのまま残り、一方その北陸新幹線が金沢まで伸びると、信越本線の長野~直江津間が「並行在来線」となって、長野~妙高高原間が「しなの鉄道」に転換(妙高高原以北は「えちごトキめき鉄道」)される一方、長野~飯山間で新幹線と並行している飯山線のほうは、線路戸籍上の飯山線の起点である豊野駅以北がJRのまま残り、結果として長野駅の前後でJRもしなの鉄道も分断された形となり、合算運賃を取られて割高になっては、[108700]でも書いた通り、利用者の「鉄離れ」を増長させ、お互いに自らの首を絞めるような格好になってしまったのには、どうにも納得が行かない気がします([108704] あきごんさんの記事(下記)参照)。篠ノ井~長野~豊野間を「二重戸籍」にして、JR、しなの鉄道、それぞれ1本の路線として扱うようにはできなかったのか、と考え込んでしまいます。
今回の旅程で特に気になったのが、新幹線の開業で平行在来線が第三セクターになってしまっているという事。もちろん、横川~軽井沢間のように廃線になるのよりは余程ましではありますが、新幹線ができたばかりに昔からの路線が切り離されてしまうのは何とも悲しいものです。この問題は、今後も北海道や九州、北陸でも起こるので昔を知る人間からしたら寂しい思いがします
このような事情と、この日の宿を取った斑尾高原へのバスの乗換駅・飯山駅に停車する新幹線が少ないため、JRの最初の乗車駅・町田駅から買った切符はこの長野駅までとし、いったん改札を出ることに。この暑さの中、6年前に拝んだ善光寺はバスして先を急ぐことにし、改めて飯山までの「しなの」~JRの連絡切符を買って飯山線のディーゼル列車に乗車。2両編成の先頭車は、イベント列車対応の特別仕様で、「乗り得」といった感じでした。飯山駅で降りてバスを待つことに。午後4時を回っていましたが、依然として猛烈な暑さ、冷房の効いた駅の構内でしばし待機。やってきたバスは、ほぼ貸し切り状態のまま、バスの終点の「斑尾高原ホテル」に到着。途中には、雪の重みで屋根がつぶれた?廃墟ホテルも見えました。冬がメインの観光地で、夏はそれほど混んでいないのかもしれませんが、それでもやはりマイカーで来る客が多かったのでしょう(観光バスで来た団体客もいました)。
入浴と夕食を済ませて、すっかり暗くなった屋外へ。[108700]にも書いたように、案内には「真夏の平均最高気温は24℃」とあったのですが、この日は夕方になっても館内の温度計は27℃を指し、冷房はフル運転。夜空を見上げると、ところどころに雲はかかっていたのですが、頭上を見ると七夕の織姫・彦星と、仲を取り持つ?白鳥の姿が綺麗に見えていました。ちなみに、この日は旧暦で7月8日。今の暦のだとまだ梅雨が明けていない時期になってしまうので、「月遅れ」で七夕の行事を行うところが多いのも、「せめて本来の季節に近い時期に」ということも有るのでしょう。このホテルの所在地は飯山市なのですが、新潟県との境界線に近い場所にあり、地図を見て知っていたのですが、目の前の県道に県境を示す標識があり、新潟県側は妙高市。県境の間を行き来していたのでした。
翌朝、再び外に出て付近を散策。別荘・ペンションや夏季休業と思しきスキー関係の施設が、県境を挟んで両側に建っているようでした。後で調べると、この一帯では新潟県側にある施設も電話は長野県側の飯山局番(0269-6x)、電力も新潟県で使われる50Hz(東北電力)ではなく長野県側の60Hz(中部電力)に統一されているようでした。
出発前、玄関先の階段の足元を見ると、そこに県境を示す表示板が埋め込まれていました。「斑尾高原の県境サイン」については過去記事にもいくつか出ているのですが、この「ホテル玄関前の階段」は地名コレクションには登録されていませんでした。
翌朝、バスで飯山駅に戻り、市内巡り。6年前([92849])には北寄りの麓のほうにある寺院を回っていたので、今回は南側の高台にある寺院をいくつか見ることに。茅葺屋根の本堂がある「正寿庵」は工事中で中を見られなかったのが残念でした。そのあと平地に降り、雁木造りの街並みへ。両側には特産の仏壇作りの店が並んでいたのも、6年前と変わらぬ光景。昼食は途中にあった「街角食堂」で「ご当地拉麺」。それからやはり6年前はパスした高橋まゆみ人形館に入ってしばし暑さしのぎ。この日もとにかく朝から暑い。長岡市では39℃にも達したとかで、飯山でも35℃を超える猛暑日だったのでした。この辺りからだと北飯山駅のほうがずっと近いのですが、身軽になるために飯山駅のコインロッカーに荷物を預けていたのと、この時間帯に飯山線の長野方面への列車がないこともあり、暑さの中、飯山駅に戻ることに。十日町行きの列車に乗車。ここからは6年前と同ルート。野沢温泉行きのバスが飯山駅発着に変わって駅名が実態を表さなくなった戸狩野沢温泉駅で対向列車待ち合わせで10分余り停車、その先は千曲川に寄り添ったり離れたりしながら、鉄道沿線で積雪日本一の標柱が建つ森宮野原駅を過ぎると、斑尾高原でいったん別れた越後路に再び入り、終点の十日町駅で下車。ここで接続する始発の越後川口行きに乗ると、JRだけで越後湯沢方面に行けるのですが、四角形の三辺を通る大回りになるため、ここで「ほくほく線」に乗り換え。接続時間が4分しかなく、JRの改札を出てすぐ目の前のほくほく線の券売機で切符を買い、駆け込みで何とかセーフ…。1両だけの電車でしたが、車内は通学生で満員状態。北陸新幹線の金沢延長で、上越新幹線から北陸方面への短絡ルートとしての役割を失い、快速列車も消えた今、メークインさんが[108701]でおっしゃるように、今後は地元住民の足としての役割に徹することが生き残りの道、ということになるのでしょう。
この日の宿は越後湯沢に取っているのですが、その前に塩沢駅で下車して見たいところがあり、この列車が乗り入れているJR上越線内の途中駅に停車しないため、JRと合流する六日町駅で下車し、すぐ後に来るJRの列車に乗り換えて塩沢駅で下車。駅を出てすぐ左の道に入り、江戸時代後期に著された「北越雪譜」で知られるこの地出身の文人・鈴木牧之の記念館を目指すのですが、そこへの道筋にある「塩沢つむぎ記念館に立ち寄り、展示コーナーだけ見てから牧之記念館へ。雪を「風流なもの」と見ていた、江戸など雪の少ない温暖地域での見方と対比して、雪国の長く厳しい冬の暮らし、こうした風土から生まれた風俗、生活道具などを紹介した「北越雪譜」はたちまち当時の大ベストセラーとなり、雪国の厳しい現実を世間に知らしめた名作となったのでした。道路には融雪装置が設置され、温暖化で積雪量も昔と比べて減ってきた今日でも、まだまだ通用するようなところは多いような気がします。一方で、雪に慣れていない、東京など温暖地域の大都市圏では、わずか数cmの積雪でも交通は麻痺し、慣れない雪道で転ぶ人が続出、といった今の現実を見ると、温暖地での雪の見方は江戸時代と大して変わっていないようにも思えました。
…改めて雪国の冬の暮らしの厳しさを実感し、そして昔のこの界隈の絵や写真、展示されていた昔の生活道具などを見ていうちに、まだ残暑が厳しい季節なのにふと思い浮かんだ、雪国の冬を歌い込んだ名曲…。
 ♭目を閉じれば昔のまま 厳しくも日々強く生きてる者よ~(“Winter Again” by灰色楽隊)

この後「雁木」の街並みが続く、街道沿いの町のメインストリートにいったん出てから塩沢駅に戻り、越後湯沢へ。今度の列車もほくほく線からの直通でしたが、塩沢駅には停車し、ノンストップで終点の越後湯沢駅で下車。ほくほく線からの列車は、ほとんど越後湯沢までJRに乗り入れているのですが、JR線内は塩沢駅に一部が停車する以外、「鈍行」でも全て途中駅は通過。かつてスキーでにぎわい、シーズンには上野からの直通特急も運行されていた石打は、閉鎖されたスキー場や民宿などが軒並み廃墟化し、駅も寂しい無人駅となって、悲惨な現状がはっきり見えました。
越後湯沢駅に到着、宿に着く前にまず土産物屋が並ぶ駅構内のショッピングモールでお土産探し。駅前に待っていたタクシーに乗り込み、目指す温泉旅館「高半」へ。温泉街の中心から少し離れた高台にあり、客室からは新幹線の走る姿も見えました。「かけ流し」という良質の温泉で疲れを癒した後、夕食探しに麓の商店街に。沿道には小規模な旅館・ホテルや民宿が立ち並んでおり、やはりスキー客相手にしているところが多いせいか、営業はしていても客室の明かりがついていない、といった感じのところが大半のようでしたが、見た限りでは「廃墟化」しているようなところはほとんど見当たらないようでした。10分余り歩いてようやく商店街に入り、ここで入ったのはとんかつ屋。肉は県内産のブランド豚、ご飯は「魚沼コシヒカリ」ということで、十分に空腹を満たすことができ、満足できたと思いました。外に出るとすっかり暗くなっていましたが、街灯も整備されており、迷うことなく宿に戻れました。玄関前の駐車場からは、街の明かりが綺麗に見えました。
ところで、この「高半」は、川端康成が「雪国」を執筆した宿。館内には、康成が泊った客室が再現されており。公開時間が朝の7時から10時までということで、朝風呂を浴びた後、朝食までの時間に見学。朝食は本格的なお膳で、ご飯ももちろん「魚沼コシヒカリ」。和風旅館でも朝食はバイキング、というところが増えている中、「老舗」のブライドも感じ取ったように思いました。
[108702] 千本桜さん
宿帳に文筆家「島村」と書き入れた伊豆之国さんは、なじみの芸者「○子」を部屋に呼び寄せる。(中略)翌朝、旅館からの請求書には障子戸修理費が計上されていたのは言うまでもない。妄想ですよ。
もちろんそんな悪さはしていません…。当然サインは本名(今年の大河ドラマの主人公の出身地が最多だそうですが、そこでは違う読み方をします)。ところで、宿から駅の方へ歩いていたら、「島村ロッジ」という名のスキー客相手の旅館?がありました。この宿の名前が「雪国」の島村さんから取った(あやかった)のか、あるいは単純にこの旅館の創業者・経営者が島村氏なのか、そこまでは詮索しません…。だいぶ前のことですが、「元日1万円乗り放題」だったかを使って、信越方面に日帰りしたことがあり、越後湯沢で降り「駒子の湯」という立ち寄り湯に入ったことがあります。
会計と、前日までに着た衣類や土産物が入った重い旅行鞄を宅配便で送る手続きを済ませ、身軽になって送迎のマイクロバスに乗って出発。バスはもちろん駅まで行くのですが、駅までの道筋にある、湯沢高原へのロープウェイの割引券がもらえるということで、そのロープウェイに乗って高原に行くことに。冬はスキー場になるのですが、夏場は高山植物園などになり、ロープウェイの山頂駅から、連絡バスを経て、リフトで下がったところにある、その高山植物園「アルプの里」へ。夏と秋の間の中間期ということと、猛暑が続いたことも有り、花の咲き具合がいまいちだったのが少々残念な印象でした。…それにしてもとにかく暑い。暦の上ではとっくに秋になっているのに、高原の涼しさなど全くなし。湯沢町の最高気温は35℃を超える猛暑日。まだ昼飯時間になっていないレストランでは、アイスクリームは売っていたので、これで体を少し冷やしたのでした。
大型ホテルも立ち並ぶ温泉街のメインストリートを歩いて、越後湯沢駅に。まだお昼前ということも有り、「鈍行」で上越国境越え、水上を目指すことに。いまや普段は1日5往復だけというローカル線に甘んじるようになって久しくなりましたが、夏山登山と思しき客が結構乗り込んでいて、意外と車内は賑やかでした。かつて「水泡経済」の時期に相次いで建てられた高層リゾートマンションが悲惨な状況に追い込まれている、という現状は、ニュースなどでもよく耳にしましたが、こうしたマンションは、温泉街の中心部ではほとんど見られず、岩原スキー場前、越後中里辺りに来ると目立つようでした。
次の土樽駅は、「雪国」の中で「夜の底が白くなった、信号所に汽車が止まった」と描かれている駅ですが、今や全く人の気配もない無人駅。2両編成の短い列車は、ほどなく清水トンネルに吸い込まれて行きます。この清水トンネルこそが「国境の長いトンネル」なのですが、複線化で下り線が「新清水トンネル」経由の新線に変わり、上り列車だけが通るようになって、「逆コース」になってしまったのはちょっと残念な気がします([108704] あきごんさん)。そして新幹線の開業で、更に長いトンネルを抜けるといきなり越後湯沢駅、となっては、もう小説に描かれた当時の風情など何もありません…。
トンネルを抜けると群馬県に入り、最初の駅が土合駅。トンネルの中に地中深く潜った下り線に対し、こちらは地上ホーム、駅舎もすぐ横にありました。手前でループ線になっているのが見える湯檜曽を過ぎると間もなく終点の水上駅。ここでようやく昼食。駅前で飲食店を探していると、某TVの旅番組で放映されていたという食事処があり、看板に出ていた上州名物「おっきりこみうどん」をご馳走。茸・山菜など具がたっぷりあり、食べきるのに結構時間がかかりました。
ところで、水上温泉というと、近年ネット検索などで盛んに出てくるのが、温泉街のあちこちに見られる「廃墟旅館・ホテル」と温泉街そのものの衰退・荒廃が進んでいる現状。水上温泉が衰退した原因として、新幹線の駅ができなかったこと、観光スタイルの変化に対応できず、それまでの団体旅行・宴会をメインとした「昭和の男の娯楽」を当てにしていた時代の古い体質・設備から抜け出せないまま経営破綻・廃業に至った旅館が多かった、といったことなどが挙げられているようですが、他にも衰退の原因があるのではないか。という人も多いようです。中でも、水上駅を出てすぐという立地にあり、無残な姿をさらけ出している「OM」。既に新幹線開業前に事故が原因で営業停止処分を食らい、そのまま廃業、その後荒れるに任せ、今や「水上温泉衰退の元凶」とも言われるようで、地元でも「温泉街の入り口に巨大廃墟があっては薄気味悪い、町の印象を余計悪くしている。早く何とかしてくれ」という声は強いようです。温泉街の北側に離れた一軒宿のような場所にあり、列車の窓からも見えた、団体客・宴会をメインとしていた巨大旅館で、やはり「水泡経済」崩壊後の時世の変化に対応できず12年前に廃業、廃墟化している「OT」、温泉街の中心部にあり、かつては「お色気路線」を売りにしていたという、今は取り壊されている「SK」等々…今も残っているホテルなどでも、経営不振に陥っていったん「倒産」したり経営体が変わったところも多いようで、今や昔の姿を残しているのは、かつてCMにも盛んに流れていた、チェーン店の「J」ぐらいではないでしょうか(こちらの記事)。草津・伊香保と並んで「上州三大温泉」の1つに数えられていた水上温泉は、今ではその地位から陥落、「神隠し」のモデルともなったという老舗旅館がシンボルになっている四万温泉に取って代わられたようにも思えます。私は水上温泉には十数年前に一泊したことがあったのですが、思えばその頃から「温泉街がさびれている」ような印象が結構見えていた気がしていて、私がその時に泊ったホテルも経営体も名称も変わっていました。
食事に時間がかかったのと、暑さもあり、先の「OM」の少し先まで歩いただけで引き返して水上駅に戻り、またも「鈍行」で高崎へ。今の水上駅は、駅舎の正面は模様替えされていたように見えましたが、既に特急も駅弁も消え、エレベーターなどバリアフリーの対応もなく、正直言ってあまり手を付けたくないのか、という感じにも見えます。高崎でようやく新幹線に乗り、帰途に…。

…とにかく暑かったこの夏、世界各地でも同じように記録的猛暑になったところが多かったとか。そこで、この夏の一曲…。
 ♭世界で一番熱く光る夏 もうこのトキめき(←妙高市を通っている路線)止めないで~([105396])

道中記はこのくらいにして…
[108730] あきごんさん
15年前の話です。さゆりさんは上野発の夜行列車(午後8時ちょうどのあずさ2号)に乗りました(以下略)
これは、「パロディ」なのでしょうか? それとも。TVドラマによくある「登場人物・企業名は実在のものとは一切関係ありません」ということと見るべきなのでしょうか?
以前にも書き込んだことがありますが、「新宿発8時ちょうどのあずさ5号」(昔の「あずさ2号」)、新宿から乗ったことはありませんが、八王子から乗ったこと、何回あったのか、もう10回近くになったのか、数えきれていません…。
[108735] メークインさん
寝台電車特急はくつるでも、9時間半ぐらいかかったのですが。(最速はつかりでも8時間半だったような)
その昔、上野発の夜行列車「はくつる」、上野から北陸方面に向かう特急「はくたか」と、北陸線か信越線だったかにあった急行「しらゆき」というのがあって、勝手に「清酒列車トリオ」と呼んでいました…。今では「はくたか」は北陸新幹線に「出世」し、「しらゆき」は新潟県内のローカル特急として運行されていますが、「はくつる」は復活していないような…

♯「十番勝負の改革案」については、後ほど。
基本的には、白桃さん([108718])、あきごんさん([108721])、デスクトップ鉄さん([108722])あたりとほぼ同意見で、無理して性急な改革はしなくてもよいような気がします。ただ、グリグリさんの提案([108712])については必ずしも全否定というわけではなく、後日時間の余裕があったときに考えてみようかとも思うところです…。
[108700] 2023年 8月 29日(火)21:47:19伊豆之国 さん
避暑の旅のつもりが猛烈残暑の道中記 & 慶應 甲子園「初制覇」
去る23日より2泊3日の旅の道中記、クイズ形式で。

朝7時過ぎに我が家を出て、2度の乗り換え、電車の中で県境を越えたり戻ったりしているうちに、【A市】の中心駅から乗った特急は、その昔、昭和歌謡で一躍有名になったあの列車の後身、始発の大ターミナル駅の出発時刻も当時と全く同じ。「国電」区間が終わる駅を過ぎ、長いトンネルを抜けた先は、合併によって今や我が家のある市の一部、でも市の中心部に鉄道で行くにはいったん県外に出ないと行けない。左手に人造湖を眺めつつ、次の県境越えがこれで今回の道中で5つ目。私鉄が分岐する、その県内の市で人口が最小の【B市】の駅は素通り。峠越えの長いトンネルを抜け、広い盆地に入ると、かの霊峰が見えるはず…でしたが、生憎の天気で山は見えず。そして【A市】の駅を出て次の停車駅で、駅前に名だたる戦国武将の銅像も建つ県庁所在地【C市】の中心駅を過ぎてしばらくすると上り坂の連続。北海道に異字同音の市がある【D市】…ここまでは昨年秋と全く同じルート。出発時点で降っていた雨は、【B市】を過ぎて盆地に入る頃にはやみましたが、間近に見えるはずの霊峰を拝むことができないままだったのも全く同じ。しかし、今回は【D市】の駅では降りず、そのまま乗車を続けます。まもなく県境を越えると下り坂になり、やがて【E市】へ。この市名を冠する湖では、夏の花火大会が有名で、今年は久しぶりに開催することができたようです。【F市】の駅で旧ルートと分かれて長いトンネルを抜けると、【G市】。この市の駅で再び旧ルートと合流した「本線」は「大都会」【H市】に向かう線で、ここからは名前の上では「支線」になるのですが、【H市】から向かう特急も合流して「幹線」として扱われる主要路線になっています。乗った列車は【I市】からローカル線に直通しますが、【I市】のターミナル駅で下車。6年前の春の連休にも訪れているのですが、その時はパスした、国宝の名城へ。この城を訪れるのは実に25年ぶり。天守閣には行列ができるほどの賑わいでしたが、内部は防御を重視した構造もあって、階段は急なものが多く、体力の衰えを自覚している身には、この暑さもあって、相当しんどいものがありました。外壁は黒塗りが目立ち、同じく国宝で世界遺産にもなっている関西の名城と対照的な印象を受けました。
【I市】からは「鈍行」で県庁所在地【J市】へ。この区間、「鈍行」でしか味わえないのが、スイッチバックの駅と眼下に広がる棚田の絶景。この絶景が見られる場所は、平成の大合併で、昨年秋に泊まった温泉がある地域と同じ【K市】になっています。この路線の名になっている、現在は【J市】の一部になっている消滅市【L市】名の駅で、かつての大幹線だった、新幹線開業で第三セクターに転換された路線と合流しますが、【J市】の中心駅まではJRのまま。この駅で乗り換えて、この県で人口最小の市ながら新幹線も停まる【M市】の中心駅に向かうのですが、【J市】の中心駅からローカル線が分岐する、旧【N町】の駅までは、前記の第三セクターに転換されており、JRも第三セクターもどちらも分断された形で、何ともしっくり行かない、ちぐはぐな対応。合算運賃を取られて割高になっては、沿線住民も納得が行かず、「鉄離れ」が一層進んでいるようで、もう少し柔軟な対応ができなかったのか、というのが正直な感想でした。とにかく、このような現状と、【M市】の駅に停まる新幹線の本数が少ないことから、乗車駅で買った切符は【J市】の中心駅までとし、ここでいったん改札外に出て小休止。この市を代表する名刹は、6年前に拝んでいるのでこちらはパス。結局、時間もないので「鈍行」のディーゼル列車で【M市】へ。2両編成でしたが、前の車両はイベント列車対応の特別仕様。といっても特別料金を取る臨時列車ではないので、「乗り得」といった感じでした。駅前からバスで、目指す高原のホテルへ。この辺りは冬場のスキー客がメインなようで、バスはほぼ貸し切り状態。入浴と夕食を済ませた後。ホテルの外へ。夜空を見上げると、まだ雲が少し残っていたものの、頭上を見上げると七夕の織姫・彦星と、仲を取り持つ?白鳥の姿が綺麗に見え、北の方に目を向けると北極星を挟んで北斗星とカシオペアが向かい合って…。それにしても、この時期とは思えない異常な暑さ。「真夏の平均最高気温は24℃」とあったのですが、宿に着いたときの玄関の温度計は27℃。冷房もフルに効いており、平地にある周辺の都市の最高気温は軒並み35℃以上の「猛暑日」。夜になっても気温は下がらず、高原の涼しさに備えて持ってきた長袖は結局無用に終わりました…。
ところでこのホテル、地図で見ると県境のすぐ近くにあり、建物は【M市】にあるのですが、目の前の道路に県境の標識があり、県境の先は【O市】。翌朝起きて周りを少しぶらぶらして見ると、夏季休業中と思われるスキー客相手の施設や、別荘・ペンションなどが、県境の両側にそれぞれ立ち並んでいるようで、ふとホテルの玄関先の階段の足元を見ると、県境を示すプレートがありました。
ホテルからバスで【M市】の中心駅に戻り、市街地を散策。この【M市】には6年前、【J市】から出ている私鉄の終点がある【P町】のホテルに泊まった時にも訪れているのですが、今回はこのときに見ていなかった寺院などをまず回ることに。茅葺屋根の寺院は工事中で中を見られなかったのは残念でした。そのあと、豪雪地帯ならではの「和風アーケード街?」を抜け、人形の展示館を見て駅に戻るのですが、この猛烈な暑さに体力も大きく消耗。冷房の効いた車内に入ったとき、ようやく安心できたのでした。列車は大河に寄り添ったり離れたりしながら、【Q村】の駅を出てすぐに県境越え。この列車は【R市】の駅が終点で、この駅で接続する列車に乗り継ぎ、更にその終点で乗り換えればJRだけで【S町】方面に行けるのですが、大回りになるため【R市】の駅で、こちらも第三セクターの路線に乗り換え。乗り換え時間が短く駆け足でした。この線も新幹線の影響を受けて経営が厳しいと言われていますが、この時乗った1両だけの列車は、車内は通学生で混雑しており、やはり冬が長い寒冷地とあってか、夏休みは既に終わっていたようでした。
この列車はJRに乗り入れて【S町】まで直通するのですが、【T市】の旧【U町】に立ち寄りたいところがあり、この列車はJR線内の途中駅に停車しないため、JRと合流する【T市】の旧【V町】の駅で、後から来る「鈍行」に乗り換え。旧【U町】の駅で下車、伝統工芸の織物の展示館と、この地出身で豪雪地帯の厳しい暮らしを綴った江戸時代の文人の記念館を見学。そして【S町】の温泉旅館で2日目の夜を。街はずれの高台にあり、部屋の窓からは新幹線の走る姿が見え、良質の温泉は疲れを癒せた気分に。一泊朝食付き、夕食は街の繁華街で、というプランで、市街地までは10分余り歩くのですが、ほぼ一本道で分かりやすく、駅に近い方はこれまで何度も「立ち寄り湯」などで歩いたことがあって土地勘があったため、迷うことはありませんでした。沿道には小規模なホテル・旅館・民宿などが立ち並んでいるのですが、冬がメインの観光地、廃業したようなのは少なかったのですが、やはりこの時期は休業、といった感じに見えたのが多く、やはり「冬だけ営業」というところが多いのでしょうか。夕食をいただいた店は、この地特産の肉料理が名物という店。宿に戻る道を歩いて空を見上げると、谷間なので見える範囲は狭いのですが、ここでも七夕の星やカシオペアなどがはっきり見えました。
ところで、この旅館はあの国民的名作が生まれた場所として名高いところ。作品が執筆された当時の客室も館内に再現されていました。翌朝の朝食は、和風旅館でも増えているバイキング形式ではなく、本格的なお膳。さすが米どころ、ご飯は地元の超ブランド米でした。遅めの出発、駅までは行かず、道筋の途中にあるロープウェイで、冬はスキー場として賑わう、【S町】の名を冠する高原へ。展望デッキからは周囲の山々が一望。そこからリフトで下ったところにある高山植物園へ。夏から秋への中間期で、しかもここでも猛烈な暑さ。咲いている花は少なめでやや寂しい感じもしました。この【S町】では、「水泡経済」期になって、温泉街を見下ろす高台などに相次いで建てられた高層リゾートマンションが、景気の悪化などで空き家だらけになって。廃墟同然になったり、「ただ同然」の家賃でようやく借り手がついた部屋も多い、といった話が、TV番組などでも放映されていたことがありました。
【S町】からは新幹線で一気に戻ることも有りでしたが、やはりあの名作に出ている景色を、ということで、今では「逆コース」になるものの、単線だった時代のルートである上り線に乗って、長いトンネルを抜け、やがて県境を越えて【W町】へ。この区間は今では「鈍行」ばかり5往復程度という「閑散区間」になってしまいましたが、夏山登山と思しき客が結構乗っていていました。この列車の終点の【W町】の温泉街の玄関の駅で下車。かつては団体旅行でにぎわった歓楽温泉街として栄えたこの町も、新幹線のルートから外れてからは凋落の道をたどり、観光スタイルの変化にも対応できず廃業・廃墟化した旅館・ホテルなどが相次ぎ、中でも駅のほど近くには荒廃が激しい廃墟旅館があり、地元でも「早く何とかしてくれ」という声が強くなっているようです。駅舎も改装されたように見えましたが、今では特急も来なくなり、駅弁も消え、バリアフリーにもなっておらず、寂寥感がありありといった印象でした。某TV局の番組で取材に来たという駅前の食堂で、この県の名物という麺類料理を。具が多くで完食するまでに結構時間がかかり、列車の時間が迫っているので温泉街の結局の中心までは行かず引き返し。この県で人口が最多の【X市】の駅から新幹線に乗り換えて、帰路に。

…文中の【A市】~【X市】までの市町村名を答えてください。ヒントも豊富なのでそれほど難しくはないと思いますが…

ところで、23日に行われた全国高校野球の決勝戦で、慶應義塾高校が連覇を目指した仙台育英高校を破り、第2回大会(1916(大正5)年)以来、実に107年ぶり2度目の優勝を果たしました。この107年ぶりという期間の長さは、これまで最長だった作新学院の54年(1962→2016)、春も含めても広陵の65年(1951→2016)を大きく上回る最長ブランクの新記録となりました。また、慶應が前回優勝した当時は、甲子園はまだなく豊中球場での開催であったため、今回が「甲子園」での初制覇ということになりました。そして、私が出題した「第二回・チャレンジトライアルの問六」の解説記事([105196])で
学校が移転した各校のうち、日大三高と早実は、共に移転先の市(町田市、国分寺市)でも全国制覇を果たしています。一方、慶應は、横浜市に移転してからも「甲子園」の出場はありますが、全国制覇はまだ果たしていません
と書き込んでいたのですが、今回の優勝で移転前(東京都港区…当時は東京市芝区)と移転後(横浜市)で共に全国制覇を果たしたことになり、ここでも「早稲田」に並ぶことになったのでした。
[108641] 2023年 8月 14日(月)23:58:58伊豆之国 さん
クイズ(答え合わせ&2題)
「番外編」のクイズでにぎわっていますが…
まず、[108621]の最後に書き込んだ「番外」クイズから。

下記に挙げた各市は、いずれも今年の夏の「甲子園」の出場校がある市ですが、同様の市でもう1市、同じ共通点がある市があります。それはどこでしょうか?
【問X】札幌市、富山市、広島市、高知市、熊本市(該当しない市:宇都宮市、北九州市)
<ヒント>椰子の実は偶数持つ(やしのみはぐうすうもつ)

[108622] 白桃さん
もう一市とは北陸高校のある福井市でしょうか
ご名答です。
共通項は、「路面電車が通っている市」でした。
(札幌市…札幌市電、富山市…富山地方鉄道富山軌道線と富山港線の一部、福井市…福井鉄道福武線の一部、広島市…広島電鉄市内線(各線)、高知市…とさでん交通、熊本市…熊本市電)
この「路面電車」の定義、結構曖昧なところがあり、「線引き」が難しいのですが、ここでは「軌道法により運用され、かつ路面を走る区間があって、路面から直接乗降できる駅もある路線」とすることにしました。北九州市には、筑豊電鉄が通っており、運行している車両は全て路面電車タイプのものですが、鉄道法による路線であり、かつ全線が専用軌道になっているので、「路面電車」に該当しないものと判断しました(乗り入れしていた、廃線になった西鉄北九州線は軌道法で、路面区間もありました)。宇都宮市は、宇都宮駅前と芳賀町とを結ぶ芳賀・宇都宮ライトラインの工事が進み、今月26日より運行を開始する予定になりました。アナグラムヒントの解は
 椰子の実は偶数持つ(やしのみはぐうすうもつ)→宇都宮市はもうすぐ(うつのみやしはもうすぐ)
でした。

昔、明豊高校のある別府市でも見た記憶があるのですが
かつて、大分市と別府市を結んでいた「大分交通別大線」という路面電車がありました。昭和47年(1972)に全廃されています。

[108594] 他 海辺を飛ぶ鳥 さん
問一と問三は、共通項らしきものが見えましたが、答えの書き込みはやめておきます。
問二は依然見当がつきません…。

[108637] NTJ会長さん
こちらもまだわかりません…
[108621] 2023年 8月 12日(土)14:28:11伊豆之国 さん
第64回十番勝負を振り返って~多摩川に晒す手作りさらさらに~
いつもの通り、十番勝負の感想文を書かせていただきます。
前回で連続全問完答記録が途切れたのと、この猛暑の中、いまいち気分が盛り上がらなかったのですが、ともかく参加して、それから先は成り行き任せ、という形で臨むことになりました。
例によって、解答できた順に。今回も初日は模様眺め。

問十~多摩川に晒す手作りさらさらに~
該当する市が例示されず、非該当の市だけが並んでいた妙な問題、どこでどう気づいたのかわからないけれど、ふとしたことから共通項が閃いた問題でした。十番勝負関係のランキング表を見て、何気なく「過去の出題市ランキング」をみると、お題とここまで出てきた市がいずれも「過去にお題になったことがなかった市」だと…。想定解数もぴったり。その中から、ここを取れば領主になれる狛江市に。後で気づいたことだが、「過去に類題が出ていた」(第55回・問九)ということが、勿来丸さんの[108574]の記事に出ていたが、実はそのときに答えたのも狛江市だったとは、まさに奇遇…。

問一~狭山茶どころ 人情にあつい~
お題の市の並びと、ここまでの解答の流れから、その最初の読みを取ると「ひ」「ま」「わ」「り」のいずれかだと…。思わず笑いをこらえきれず、これには参りました([108324])。ここは領地防衛をということで、「多摩湖は庭先ではなくて他人の庭」([73982])だという東村山市を。

…結局、ノーヒントでわかったのはこの2問だけ。第一ヒントが出てもどれも全く分からず、第二ヒントが出てからやっと…。

問四~何ぞこの子のここだ愛(かな)しき~
第二ヒントを「この市だけにある」と解いて、「この市だけに使われている文字がある。そこで「市区町村の文字頻度分析」を開いてみることに。渋川市や会津若松市がNGの理由は対象を「市」だけに絞るとその市だけだが、「市町村+特別区」で見るとそれぞれ「渋谷区」や「会津」の付く町などがあることから理解できた。ここは領地奪回を目指し調布市を。
答え合わせを見ると、高槻市がOKになっていたので、頻度の対象となる「区」は「特別区」に限定で、「政令市の区は対象外」ということだったのでしょう(「槻」の字はさいたま市「岩槻区」にも使われている)。

問八~アルプス一万尺~
第二ヒントが出て「六月の話題と」と解けるも、何のことなのか絞り切れず。次の第三ヒントのSV画像が出て、UPすると「八文字」の居酒屋?の看板が見えて、「そういえば、読み仮名八文字の町村」の話題があったな、と思い出す。こちらも「雑学」から「過去に存在した長い読みの町村(ふりがな8文字以上)」を見たのだが、市盗りに絡みそうな市もなく、「既出解にない」ことが分かりやすい市から選び、これまで未解答だった南アルプス市に。山梨県の市を答えたのは、第49回の問十で中央市を答えて以来、15大会ぶりでした。

問三~Central Freeway~
お題、該当しない市に大都市近郊のベッドタウンが並んでいる中で、枕崎市が明らかに異質で、方向性がつかめなかったのに加え、第二ヒントは「とても遅れてる」と解けたものの、何が遅れているのかわからず。その次のヒントの画像に「三分一」の文字が見え(山梨県北杜市の「三分一湧水」の近く…十数年前に見に行っていた)、「市議の三分の一以上が女性」ということが閃いてきた。そこでお題とそこまでの正答市のいくつかのHPを開いて市議会議員のリストを見ると、どうやら当たっていそうだ、明らかに違和感があった枕崎市や尾鷲市を見たところ、市議の三分の一以上が女性だったと…。女性市議が多そうな東京近辺のペットタウンの市をいくつか当たって、調布市が該当しているのが見えたので、再び「深大寺そば」を召し上がって「領主の安堵」を図ったのですが、そのあと「冷や汗」をかくことになったのは、次項で…。
ところで、メークインさん([108568])・白桃さん([108570])・勿来丸さん([108574])・ばなしさん([108589])さんも口をそろえておっしゃっていますが、「とても遅れている」というヒント、この問の趣旨とは真逆、明らかに矛盾しており、大いに疑問がある表現だったのではないでしょうか。

問二~七里ガ浜の磯伝い~
第二ヒントは「自分は除外」と解け、「その市の周りの何か」に関係するものかな、と思ったものの。その次の画像を見ると、指示ポイントがあった、拉麺屋の「一蘭」とスタジオの「UNDEUX~」がまず目に入り、それぞれから「最多・最大」「1位か2位」に関することかと見たがよくわからず、画像を拡大すると中央少し上に「鉄板二百℃」が見えて、ようやく「隣接するすべての自治体の人口を合計すると200万人以上」だと推測でき、お題とここまでの正答、NGになっていた市を調べてその方向とわかった。しかし、連日の猛暑から来る体調の不安定に加え、夜遅くなって睡魔にも襲われ、あちこち当たって計算するのも面倒と、「横浜市に接する市なら絶対鉄板」ということで、ここまで出ていなかった鎌倉市にした。でも…翌日になって市盗りのライバルが「調布市」を答えていた…。市盗りのルールで辛くも「深大寺城」([107686])死守、となったが、時間の余裕があって調べ切れていたら「深大寺そば三杯盛り」で突き放せていたはずが、これで深大寺城を巡るせめぎ合いはまだまだ続くことに…。

問七~Heavy Rotation~
メダルこそ早々と決まったものの、そのあとの解答の伸びがなく、第二ヒントは解凍できず何のことかもわからず。次の画像では真ん中に「西往寺」の文字が彫られた石柱が目立ち、その次のヒントは「住所の文字」と解けて、やはり「寺院」「寺町」関係かと思ったもの、コレクション自体が作成途上ということもあって先に進めず。ようやく、解けなかった第二ヒントが「異次元活躍」だったことから「ひょっとして『大谷』?」…第三品の画像を拡大してよく見たら「真宗大谷派」の文字があった。そこで「郵便番号検索」から調べて行くと、何と花巻市に「大谷地(おおやち)」という町名があった!札幌市の「大谷地」は、ルート付け替えで半世紀ほど前に廃線になった千歳線の旧線(月寒廻り)に「大谷地」という駅があったので知っていた。大津市には京津線「大谷」駅があり、付近の町名も「大谷町」、町村ヒントのかつらぎ町にはJR和歌山線「大谷」駅。NGの例に出ていた町田市には「南大谷(みなみおおや)」(「北大谷」はない)、鳴門線「阿波大谷」駅がある鳴門市は、駅付近の地名は「大麻町(大字)大谷」…市内に「大谷」で始まる地名がある、読みは「おおや」でもよい、後に何かがついてもよい、町田市「南大谷」のように前に何かが付くのはNG…と、ようやく「境界線」が見えた。「いつもNAVI」から当たって、ここまで静岡県からの回答がなかったことから、5年前に訪れていた袋井市を2度目の解答。
この問では、お題に「大谷石」で名高い「大谷町」がある宇都宮市とか、京津線大谷駅がある大津市が出ていたら、だいぶ難易度が下がったような気がします。

問九~四方の山を見下ろして~
問七と同時解答。第二ヒントは「小説のネタ」と解けたものの、「小説」というとそれこそ数え切れぬほどあり、小説の題名とか舞台になった市とも関係なさそうだ。第三ヒントの画像も「そば屋」ということだけで何を指しているのかわからない。第四ヒントも「住所地名」と見えたもののその先に進めなかったが、もう一度画像を拡大してよく見ると、看板の「大むら」の文字の周りに動物の絵があり、「猫」に見えた。となると、「小説」とはかの漱石の名作のことか…。コレクションの「猫」を開いて「住所」を見ると、静岡県に2か所あり、どちらも自分が十万石の領主になっている「浅間大社」と「修禅寺」の2択になったが、伊豆市のはカッコつきになっていたので、「猫沢」という大字がある富士宮市を取った。
ところでSVの画像ですが、肝心の部分が小さすぎてよくわかりにくいような感じを受けます。世田谷区とか常滑市を出していれば、だいぶわかりやすかったような気がしますが…

問五~人は石垣 人は城~
皆さんも口をそろえておっしゃっているので詳しくは書きませんが、共通項がこの時期には世間からあまり注目されていない競技であったこと、対象が学校(校舎・キャンパス)そのものでなくてグラウンドの場所を選べという「小細工」、それにお題とNGの選定に致命的な不手際があったことで、こうした原因が積み重なって解答者を悩ませる難問となったような気がします。
共通項がようやくつかめたのは、第五ヒントで「練習場」と出たこと。その前の第四ヒントで「蹴球」のことか、と見えたものの、果たしてこの時期に野球の「甲子園」のような全国大会なんてあったっけ?と見て調べてみたら、この時期に開かれている「インターハイ」(高校総体)に蹴球もあり、出場校の一覧表も見つかった。そこからリンクされていた各学校のHPを見ていると、大部分は学校所在地と同じ自治体内にあったが、前橋育英のグラウンドが高崎市にあるなど、いくつか違う自治体あるものもあった。怪訝に思った久喜市は、近県にどの高校の所在地から遠いので、どこの学校のなのかと思ったら、なんと東京代表の成立学園(北区にある)のグラウンドがこんな遠いところにあるとは…。結局、解答候補は「武田信玄」と「伊達政宗」の2択に絞られ、それぞれの代表校のHPと、SV画像を見てどちらを取るか決めることにしたが、宮城代表の東北学院はキャンパス内にグラウンドがあることが分かったものの詳しい説明がなく、山梨代表の山梨学院は、グラウンドが甲府市内でキャンバスの近辺にあるとわかったものの、大学と共通のものになっているようで、高校のHPを見て「大学と共用している」と見えたので、なんだかわけかよくわからぬままだったものの、結局こちらの方を答えることにし、結果OKでした。
この問に関しては、先に述べたように、この時期は高校スポーツでは「甲子園」に注目が集まり過ぎて他の競技への関心が相対的に低くなっている上、「高校生の蹴球大会」というとあくまで年末年始の全国選手権がメインの位置づけであり、そもそも「真夏に全国大会がある」ということを知らない人も多そうで(私自身も知らなかった)、解答者を大いに悩ませた一因になっていたように思えますが。

問六~煙を水に横たえて 渡る浜名の橋の上~
第三ヒントの画像を開くと「ろうきん」の看板が出てきて、そのために大いに苦しむことになった問題でした。第二ヒントの解が、予想した通り「ドタバタ案件」と出ていたので、「ひょっとしてマイナンバー?」と思うも、「ろうきん」とは直接つながらない。画像を地図バージョンに切り替えると、「ろうきん」だった場所が「マイナンバー~」になっていて、不思議に思ったところ、出ていた画像は最新のものではなく、最新のものに切り替えると確かに「マイナンバー」になっていた…。そこで「市区町村別マイナンバー普及率」のHPがあったので開くと、その境界線はどうやら「76%」。実に中途半端な値で、「想定解数が極端に多くならないよう調整するため」だろうかと思ったが、ともかくこの境界線の上にある市を探すことに。ここでも静岡県を見ると、3市あったが、焼津市と島田市が既に出ていたので、残った湖西市に。

…前回で連続完答記録が途切れてからの再スタートの初回となった今回、全問誤答なしで正答することができ、総合順位も18位と、ここ2年ほどの平均値に近いところに持ってきましたが、次回以降はどうするか、ということについてはまだ何とも言えません…
今回の結果について、参加者が前回より増えず、特にここ1-2年の間に新規参入したメンバーの離脱が目立つことについては、前回大会で想定解が少ない問題が出されたことで「完答を目指す」ことが難しくなって参加をあきらめた人が、このような問題がなかった今回になっても戻って来ず、結果として、参加者が十番勝負を知り尽くしたベテラン勢と、参加してから比較的日が浅いものの、回を重ねるごとに大きく飛躍して既に強豪の地位を確立した若手(ばかりとは言い切れませんが)の2つのグループで大半を占められ、初心者にとってハードルが高くなったということも有るのでは、と思っていたのですが、皆さんから寄せられた感想文や意見を見ると、もっと深いところに要因があるように見えました。それと、今回誤答が非常に少ないことについても、以前のように「メダル狙いの博打」を打つということが減り、「誤答リスクを避けて安全運転に走る」人が大半、ということになると、やはり皆さんが危惧したような状況が起こり得るような気もしますが、どうなのでしょうか。
今回答えた10問のうち、今まで未解答だったのは、「総領主」が強すぎて答える機会がなかった山梨県の2市だけ、他の8問は過去に答えたことのある市。「正答市重複率」がまたUPして1.796となり、「千葉県絶対王者」ながら意外と低い値になっているまりんぶる~さん([108213] あきごんさん)の1.816に迫る数値になりました。

♭今回の選曲は次の通り…
問十:多摩川で布を洗う光景を詠んだ、萬葉集の「東歌」より(HP)。
問一:「東村山音頭」の歌いだしに続くフレーズ(「全員集合」ではこの後は滅茶苦茶ですね)。この歌ができた当時の、茶畑が広がるのどかな農村風景を思い起こしますが、今では茶畑は姿を消したのでしょうか。
問四:問十で引用した和歌の下の句。
問八:歌ではこの後「小槍の上で」と続きますが、南アルプス(赤石山脈)には「槍」はないですね…
問三:歌詞に出てくる「調布基地」は、現在の味の素スタジアムの辺り。
問二:「鎌倉」を歌った歌というと、まず浮かぶのが、新田義貞の鎌倉攻めを歌ったこの曲。「剣投ぜし古戦場」と歌詞に出てくる稲村ガ崎の海岸は、私が鎌倉でお気に入りにしている場所の一つです。
問七:この選曲の意味が分からなかった人は、[76154]こちらにヒントが隠されています…。
問九:唱歌「ふじの山」の、出だしの「頭を雲の上に出し」に続くフレーズ。
問五:郷土の英雄・信玄公を歌い込んだ「武田節」の一節。軍団の結束・戦術を表す「家訓」を歌い込んだものでしょう。
問六:鉄道唱歌・東海道編の28番より。東海道線がまだ電化されていなかった頃、弁天島~新居町間の鉄橋の上を黒煙を吐き出して豪快に走り行くSL列車の光景が浮かんできます…

…ここで、「番外」のクイズを。
下記に挙げた各市は、いずれも今年の夏の「甲子園」の出場校がある市ですが、同様の市でもう1市、同じ共通点がある市があります。それはどこでしょうか?

【問X】札幌市、富山市、広島市、高知市、熊本市(該当しない市:宇都宮市、北九州市)
<ヒント>椰子の実は偶数持つ(やしのみはぐうすうもつ)
[108565] 2023年 8月 5日(土)21:49:10伊豆之国 さん
第105回夏の全国高校野球出場校決定【西日本編】
前回に引き続き、今年の夏の甲子園出場校を。今回は西日本編(北陸・近畿・中国・四国・九州・沖縄)です。

県・地域出場校所在地経県領主主な観光地・イベントなど備考
富山富山商業富山市3おがちゃん呉羽山公園、富山城、越中八尾(おわら風の盆)など
石川星稜金沢市4EMM兼六園、金沢城公園、ひがし茶屋街など
福井北陸福井市4EMM一乗谷朝倉氏遺跡、足羽山公園、越前海岸
滋賀近江彦根市4ぺとぺと彦根城、玄宮園、佐和山城跡
京都立命館宇治宇治市3深夜特急平等院、黄檗山萬福寺、宇治上神社
大阪履正社豊中市1深夜特急高校野球発祥の地、大阪空港(注1)、服部緑地
兵庫加東市0深夜特急播州清水寺(西国25番札所)、東条湖、闘竜灘(加東市HPより)
奈良智辯学園五條市4深夜特急新町通り(重要伝統的建造物群保存地区)、栄山寺賀名生(あのう)梅林(五條市HPより)
和歌山市立和歌山和歌山市4深夜特急和歌の浦、和歌山城、紀三井寺
鳥取鳥取商業鳥取市3とりぴー鳥取砂丘、白兎海岸・白兎神社、鳥取城跡
島根立正大淞南松江市4白桃松江城、宍道湖、八重垣神社など
岡山おかやま山陽浅口市1白桃天文の町(国立天文台など)、遥照山(浅口市観光ガイドより)、金光教本部
広島広陵広島市4桜トンネル原爆ドーム・平和公園、広島城、縮景園所在地は安佐南区
山口宇部鴻城宇部市1白桃ときわ公園、山口宇部空港
徳島徳島商業徳島市3白桃徳島城跡、眉山、阿波十郎兵衛屋敷
香川英明高松市4白桃栗林公園、高松城、屋島
愛媛川之江四国中央市1がっくん川之江城山公園金紗湖三角寺(四国霊場第65番札所)(四国中央市観光協会HPより)
高知高知中央高知市4がっくん高知城、桂浜、はりまや橋
福岡九州国際大附属北九州市3かぱぷう関門海峡・門司港レトロ建築群、小倉城、皿倉山(新日本三大夜景)など所在地は八幡東区
佐賀鳥栖工業鳥栖市1未開人 Jリーグ・サガン鳥栖、鳥栖山笠
長崎創成館諫早市3穴子家諫早公園・眼鏡橋、干拓の里、轟峡(諫早市HPより)
熊本東海大熊本星翔熊本市4さざ波熊本城、水前寺公園、江津湖所在地は東区
大分明豊別府市3デスクトップ鉄別府温泉郷、ラクテンチ、城島高原
宮崎宮崎学園宮崎市4桜トンネル宮崎神宮、青島、シーガイア
鹿児島神村学園いちき串木野市1スカンデルベクの鷲 冠岳薩摩藩英国留学生記念館
沖縄沖縄尚学那覇市4白桃首里城、玉陵(たまうどぅん)、金城町石畳道

(注1)大阪空港は池田市・兵庫県伊丹市にまたがっている

初出場は共栄学園・東京学館新潟・浜松開誠館・高知中央・鳥栖工業・宮崎学園の6校で、いずれも春夏通じての初出場です。一方、最多出場は北海の40回。久しぶりの出場では、川之江の21年ぶりが最長です。夏の連続出場は11校、近江の5大会連続(中止になった102回大会(2020年)を除く)が最長。春夏連続出場は、夏連覇を狙う仙台育英など、こちらも11校です。
[108564] 2023年 8月 5日(土)21:40:53伊豆之国 さん
第105回夏の全国高校野球出場校決定【東日本編】
先月30日、第105回全国高校野球大会の出場全49校が決定しました。
今回も、今までと同様、全出場校の所在地と、「戦国市盗り合戦」の「領主」、それと「私の市区町村の経県値」、「出場校所在地の観光スポット」を調べてみることにしました。

今日は、東日本(北海道・東北・関東・甲信越・東海)です。

県・地域出場校所在地経県領主主な観光地・イベントなど備考
北北海道クラーク記念国際深川市1スカンデルベクの鷲イルムの丘丸山公園カタクリの里
南北海道北海札幌市4おがちゃん大通公園、時計台、藻岩山など所在地は豊平区
青森八戸学院光星八戸市4海辺を飛ぶ鳥蕪島(ウミネコ)、種差海岸、櫛引八幡宮
岩手花巻東花巻市4スカンデルベクの鷲花巻温泉郷、宮澤賢治記念館、高村山荘
宮城仙台育英仙台市4伊豆之国仙台(青葉)城跡、瑞鳳殿、秋保温泉など所在地は宮城野区(注1) 
秋田ノースアジア大明桜秋田市3EMM千秋公園、大森山動物園。竿燈祭り
山形日大山形山形市4デスクトップ鉄蔵王山・蔵王温泉、立石寺(山寺)、山形城跡・霞城公園
福島聖光学院伊達市1スカンデルベクの鷲やながわ希望の森公園、霊山(注2)
茨城土浦日大土浦市3スカンデルベクの鷲土浦城跡・亀城公園、蔵の街、霞ヶ浦
栃木文星芸大附属宇都宮市3桜トンネル二荒山(ふたあらやま)神社(注3)、宇都宮城跡、大谷観音・大谷資料館
群馬前橋商業前橋市3桜トンネル赤城山、敷島公園、ぐんまフラワーパーク
埼玉浦和学院さいたま市3不在さいたまスーパーアリーナ、埼玉スタジアム、鉄道博物館など所在地は緑区
千葉専修大松戸松戸市3Takashi矢切の渡し、本土寺(紫陽花寺)、戸定邸
東東京共栄学園葛飾区3対象外柴又帝釈天、水元公園、堀切菖蒲園
西東京日大三高町田市5伊豆之国国際版画美術館、薬師池公園、南町田グランベリーパーク
神奈川慶應横浜市4不在山下公園、中華街、ランドマークタワーなど所在地は港北区
新潟東京学館新潟新潟市4EMM萬代橋、朱鷺メッセ、北方文化博物館など所在地は中央区
長野上田西上田市3とりぴー上田城跡、別所温泉、菅平
山梨東海大甲府甲府市3勿来丸武田神社、昇仙峡、山梨県立美術館
静岡浜松開誠館浜松市4ぺとぺと浜名湖、浜松城、中田島砂丘など所在地は中区
愛知愛工大名電名古屋市4名古屋城、熱田神宮、大須観音など所在地は千種区
岐阜大垣日大大垣市3大垣城、奥の細道結びの地、墨俣一夜城
三重いなべ総合学園いなべ市3藤原岳竜ヶ岳・宇賀渓、三岐鉄道(「軽便」北勢線、三岐線の貨物列車)

(注1)多賀城市にもキャンバスがある
(注2)桑折町にもキャンパスがある
(注3)日光のは「ふたらさん」、宇都宮のは「ふたあらやま」

西日本編は次回に書き込むことにします。
[108500] 2023年 8月 2日(水)00:46:08伊豆之国 さん
十番勝負
問五:甲府市
問六:湖西市

なんだかよく訳が分からぬまま…
[108468] 2023年 7月 31日(月)22:33:36伊豆之国 さん
十番勝負
問七:袋井市
問九:富士宮市
[108445] 2023年 7月 30日(日)23:47:53伊豆之国 さん
十番勝負
問二:鎌倉市
[108417] 2023年 7月 29日(土)23:52:26伊豆之国 さん
十番勝負
問三:調布市

お題のあの市に惑わされました…
[108408] 2023年 7月 29日(土)22:06:56伊豆之国 さん
十番勝負
問八:南アルプス市
[108374] 2023年 7月 28日(金)23:10:42伊豆之国 さん
十番勝負
問四:調布市
[108324] 2023年 7月 24日(月)23:31:41伊豆之国 さん
十番勝負
問一:東村山市

…これには参りました…
[108293] 2023年 7月 23日(日)21:31:50伊豆之国 さん
十番勝負
問十:狛江市
[108199] 2023年 7月 17日(月)22:12:25伊豆之国 さん
「忍町」はなぜ「忍市」ではなく「行田市」になったのか?
一昨日の「ブラタモリ」の舞台は、埼玉県行田市でした。映像では、「埼玉」の県名発祥の地とされる「埼玉(さきたま)地区」の風景から始まり、地名の由来と深いつながりがある「前玉(さきたま)神社」、国宝の鉄剣が出土した「稲荷山古墳」や日本最大級といわれる円墳「丸墓山古墳」などがある「埼玉(さきたま)古墳群」、利根川べり(旧南河原村)にある、長年の土砂の堆積などですっぽり地中に埋まった幻の古墳群「酒巻古墳群」、石田三成の「水攻め」の猛攻に耐えた「忍城」と、その三成が城攻めのために築いたという「石田堤」、市街地中心近くにある「高札場」跡など、盛りだくさん(市が番組放送に合わせて作成した「町歩きマップ」より)。
そして、番組の終りのほうでは、行田の特産として知られた「足袋作り」の映像が流れ、かつては全国の生産量の7割を占めたという「足袋の街・行田」の知名度もあり(番組には出てきませんでしたが、駅名にも「忍」ではなく「行田」が開業当初から使われていた(「元祖」行田駅である秩父鉄道の現・行田市駅))、武士の街であった「忍」に比べて範囲が圧倒的に狭かったのにもかかわらず、市制施行にあたって「行田」の名が採用されたのではないか、と推測していましたが、いかがでしょうか。
「忍市」(手続き上は「瞬間の市」)でなくて「行田市」になった理由の推測は、20年以上も昔の記事ですが、でるでるさんの[5052]に出ていました。
忍(おし)町の城下町で、足袋(たび)の生産で有名になった行田地区が市名の由来の様ですよ。
江戸時代の中期頃に、忍藩主の松平氏が、藩士の婦女に内職として足袋の生産を奨励したのが始まりなのだそうで、その後次第に行田地区の主産業として盛んになり、「足袋の行田か、行田の足袋か」と言われた「行田足袋」の生産地として知られたそうです。
第二次大戦後は、足袋の需要の低下から、靴下やサンダルの製造への転身が多くなってしまいましたが、現在でも足袋生産の全国シェアは約60%を誇っているそうです
行田足袋で全国的に名の知れた「行田」の名称を採用して「忍市」や「埼玉市」ではなく「行田市」としたものと推測するのですが、いかがでしょうか
…「埼玉古墳群」のある一帯が行田市の一部になる前は、「埼玉県北埼玉郡埼玉村大字埼玉」の「下埼玉」(「上埼玉」だったっけ?)地区だった、ということが映像に出ていました。「埼玉」の最初の2つは「さいたま」、あとの3つは「さきたま」…実にややこしい!「ややこしい」といえば、「町歩きマップ」のトップに、「行田(ぎょうだ)市長の行田(こうだ)さん」が顔写真入りで出ていました…。そういえば、「保谷市長の保谷さん」がいましたな…。
♯「埼玉(不協和音?)五重奏」を見て、「志布志市志布志町志布志の志布志市役所志布志支所」を思い出してしまったのは、内緒…
[108175] 2023年 7月 10日(月)22:07:39伊豆之国 さん
嵯峨野にある「嵐電」嵐山駅
だいぶ遅レスですが…

[108130] 千本桜さん
嵐山の竹林という呼び方が引っかかります。地理的に、あそこは嵐山ではなく嵯峨でしょう。嵯峨または嵯峨野の竹林と書いて欲しいのに、イメージと知名度優先の観光業者は嵐山の竹林と書きます。近年、ますます嵐山が嵯峨を地名侵蝕しているように感じます
「嵯峨野」という地名も全国的に相当メジャーな地名だと思うのですが、「『嵐山』が『嵯峨野』の領域を侵食してきている」というのは驚きでした。「嵐山」という鉄道駅が、渡月橋のかかる桂川を挟んで両岸にあるのですが(地図)、川の南側にある阪急嵐山線の駅は「西京区嵐山東一川町」にあるのに対し、北側にある京福電鉄嵐山線(嵐電)の駅は「右京区嵯峨天龍寺造路町(つくりみちちょう)」にあり、これは明治末期に開業して以来現在まで名乗り続けており、その当時から既に「嵯峨野にある嵐山駅」という状態が今日まで続いているこになっています。
天龍寺や「嵯峨野の竹林」を初め、この界隈の主な寺社などの観光地はそのほとんどが桂川の北側の「嵯峨野」地域にあり、もっと北側の大覚寺などとなると、この一帯までも「嵐山」と呼ぶというのには、私もやはり大いに違和感を覚えます。思えば、山陰線(嵯峨野線)の「嵯峨駅」が今の「嵯峨嵐山」駅に改称したのは、もうすでに今から29年も前。その頃から「嵐山の嵯峨野侵食」が始まっていたのでしょうか。ちなみに、山陰線の旧線跡を利用した嵯峨野観光鉄道の「トロッコ嵐山」駅も「嵯峨」地域にあります。
ところで、京都市内には長い町名が多く見られるのですが、この辺りの地図を見ると、とにかくやたらに長い町名が目につきます。「嵯峨大覚寺門前宮ノ下町」はフリガナで19字。「嵯峨二尊院門前善光寺山町」など3町は21字、「嵯峨釈迦堂門前南中院町」は22字…。これは、「旧町村名-大字-小字」をそのまま引き継いだ、ということが、今尾恵介氏の著書で見たことがあります。
…これ以上の話は、地元の方に任せてこの辺で「お開き」に…

[108163] 白桃さん
1933年(昭和8年)に市制施行、これは県都に次ぐ早さ。同年市制は、松阪、銚子、延岡、帯広、延岡、酒田、熊谷、川口という面々
延岡がかぶっていますね。後のほうのは「石巻」ですね。
[108069] 2023年 6月 22日(木)23:20:37伊豆之国 さん
三ヶ日蜜柑 & 中野太陽広場
[108054] 勿来丸さん
「三が日」と書いたら「三ケ日」に似てるなと思ってしまいました
現・浜松市北区の「みっかび」、正式表記は「三ヶ日」か「三ケ日」か。過去記事でも何度か話題になったことがありました。
(開く)三ヶ日? 三ケ日?

[108065] 海辺を飛ぶ鳥さん
「三ケ月」に見えて、月名コレの作業しよう、と思いました。
地理のテストで「三日月湖」を「三ヶ月湖」と書いた人が結構いた([63022] Issieさん)という記事がありました…。
「三日月町」という自治体がかつて兵庫県と佐賀県にありましたが、いずれも平成の大合併で消滅しました。
太陰暦三日の細い月相を「三日月」と呼び、兵庫県佐用郡三日月町05と佐賀県小城郡三日月町05とがありました。前者は「三日月の影」に祈った山中鹿介幸盛(尼子十勇士)に因む地名でしょう
([70649] hmtさん)
千葉県松戸市に「三ケ月」という町名がありますが、「みこぜ」と相当な難読です。町内に「三日月神社」があり、これと関係ありそうですが、「みこぜ」の読みはどこからきているのでしょうか?

[108063] 白桃さん
中野町と野方町の区域でもって中野区ができたのですが、その名称について、
①中野町からそのまま
②中野の「中」と野方の「野」、一字ずつ取った
と二説あるようなのですが、白桃は絶対①だと考えます
[108064] Nさん
以前住んでた時に貰った広報誌かなにかに上記の説が書いてあった記憶もありますが、初めて見たときは自分もそんな馬鹿な、と思いました。確たる物証があるわけではないようなので、本音は①だけど建前で②にしてる感じですかね
中野区の公式HPを見ましたが、「中野」という地名そのものの由来については書かれていましたが、「中野区」の名称の由来についての記事は見つけられませんでした。「東京地名考」(昭和61年・朝日新聞社会部編)を見ると、やはり中世以来の村名に由来する説と、「中野と野方の頭文字を取った」という説の両方が書かれており
「中野区史」昭和資料編に当時の区会議員談があり、野方町の住民は砂糖・醤油一つ買うのも中野へ行かなければならぬ状態で、「ですから、これは中野ということにしてやろうという相談があり、その時誰も反対したものはなかった。だからスムーズに決まったんです」とあるが、頭文字説も残っており、確定する資料もないという。両町に対抗意識がなかったわけでもないようで、あるいは「玉虫色」の解釈だったかもしれない
とあり、これが現在に至ってもまだどちらかに確定できる資料が見つからない、ということでしょうか?
[108066] 2023年 6月 20日(火)22:59:56伊豆之国 さん
クイズ問五十
[108056] 白桃さん
【問五十】
もう一つの該当市は、天理市でしょうか?
♯あきごんさん、ゴメンナサイ…

他に反応したいのがありますが、別稿で…
[108014] 2023年 6月 14日(水)21:21:16伊豆之国 さん
天和駅、野外教育施設
「麻雀」の話題でにぎわっているようですが…

[107996] Nさん
役満を作れる市
天和
一駅だけで役満ができる市がありますね…(これ、反則?)。それは、「天和」駅がある、「忠臣蔵」で名高いあの市。この「天和」駅の住所は、赤穂市「鷆和」。読みは共に「てんわ」ですが、字が違います。「鷆和」地区にできた(国鉄→)JR赤穂線の駅が「天和」になった経緯、更に「鷆和」には字体が微妙に違う「鷏和」という表記も一部で見られることなどが、過去記事にありました。

[107991] ただけんさん
[108001] あきごんさん
[108002] メークインさん
[108003] サヌカイトさん
[108005] おがちゃんさん
[108008] Nさん
[108013] とりぴーさん
野外教育施設
少し違うのかもしれませんが、世田谷区民だった私の小学生時代には「臨海学校」というのがあり、多分4年生の時に三浦市にあった区立の臨海学校に泊まったことを覚えています。このような「その自治体の区域外にある、その自治体の公立・公設の臨海学校」は、東京の特別区にはその大半にあって、多くは伊豆とか南房総といった気候温暖な場所に設けられ、元々は食糧難の時代に多かった「虚弱児童」の保養施設として設けられた、ということを聞いたことがあります。こうした「公立臨海学校」は、時代の流れと共にその役目を終えて廃止されたところが多く、世田谷区の施設も既にとうの昔に廃止されているようです。

>グリグリさんへ
今晩のTV(BS)を見ていたら、長野県大桑村の阿寺渓谷に「千畳岩」というのが出てきました。
「千畳敷」コレクションの「参考」欄を見ましたが、まだ登録されていないようなので、新規登録をお願いいたします。
大桑村観光協会HPにある案内図があるページと、地図SVをリンクしておきます。
[107970] 2023年 6月 10日(土)23:37:09伊豆之国 さん
自分一人だけの経県値(宿泊) & 野々市市の旧家で「開かずの金庫」を開けろ!
[107878] サヌカイトさん
[107967] 未開人さん
[107968] k_itoさん
自分だけの経県

遅レスですが…
[107878] サヌカイトさんの「特殊経県値」の一覧表を見ると、私一人だけになっているのは
居住+宿泊…8、訪問…0、接地…8、通過…3
と出ていますが、記事が書かれた日より10日以上過ぎておりこの間の変化があることと、実は私自身もこの間に過去の記憶より経県値の見直しをしており、訪問以下(未踏を含め)の数値はこの表と異なっていますが、宿泊については「8」で変わらず、該当する市町村は

青森県黒石市(温湯温泉郷…この日は暴風雨でたどり着くまで大変だった。こちらに投稿した記事あり。宿泊した宿は今はない)
青森県風間浦村(下風呂温泉。こちらも宿は既に廃業したようだ)
岩手県野田村(海辺の高台にある国民宿舎。東日本大震災のときは被災者の避難所となっていたという)
秋田県潟上市(高台にあった公共の宿。ここも今はない)
千葉県大多喜町(養老渓谷の温泉宿)
新潟県阿賀町([67176]阿賀野川の川辺の温泉宿)
奈良県山添村(勤め先の「研修旅行」で「名古屋市にない麒麟麦酒の名古屋工場見学」([98078])の後で「古民家民宿」を借り切り一泊)
広島県大崎上島町(旧木江町の岬の突端近くにあった国民宿舎。現在このホテルが建っている場所と同一と思われる)

の8町村と見られます。

ところで、昨日のTV番組で、「開かずの金庫を開けろ」というのがあり、オーナーさんの故郷・野々市市の旧家で、国指定重要文化財になっている「喜多家住宅」(SV)にある「開かずの金庫」を開けろ、という場面が出てきました。悪戦苦闘の末、金庫の扉は無事開きましたが、残念ながら金庫の中身は空っぽでした…。
[107960] 2023年 6月 7日(水)22:47:02伊豆之国 さん
八番勝負見物記 & 名所クイズ & ご破算になった合併
まず、「今の自分の実力ではもはや到底無理」ということで、宣言通り「休場」「高みの見物」を決め込んだ、「メダルが取れなければ即終了」という「八番勝負」ですが、やはりほとんどの問題はお題を見ただけでは全く見当がつきませんでした。その中で唯一共通項らしきものが見えかけていたのが問六。佐倉市→国立歴史民俗博物館(30年ほど前に行ったことあり)、吹田市→国立民族学博物館…から「国立博物館がある」ということなのか…。結果はまさにその方向でした。もし参加したのであれば、まず「絶対鉄板」の京都か奈良を答えたでしょう。
ついでに、余計なおせっかいですが…[107947] オーナー グリグリさん
箱根登山ケーブルの早雲寺駅
「早雲山」ですね。

次に、2週連続でTVのクイズ番組でやっていた、日本の観光名所・世界遺産に関する漢字穴埋めクイズより。
次の□内に入る正しい漢字を書け、というものですが、解答者が間違えたものをいくつか。Q5は「正確に書け」となると難問です。

問題名所
Q1.□見銀山
Q2.種□島
Q3.大浦天□堂
Q4.延□寺
Q5.□美大島

(開く)正解と誤答例は…(自分の感想も交えて)

ところで、"You Tube"の動画に、破談に終わったヤバすぎる合併計画10選+αというのがありました。かの悪名高き「南セントレア市」なども登場するこの動画、それはベテランメンバーにとってはまさに「落書き帳」が「平成の大合併」ネタで大いに盛り上がっていた頃の記憶を蘇えられてくれるものです…。
…かくいう私も、早いもので明日で「落書き帳」初書き込みから数えて17年目に入ることになりました…。
[107879] 2023年 5月 30日(火)23:05:48伊豆之国 さん
今頃になって連休中の旅日記です
[107848]の最後で書き込んだ旅日記の件、やっと何とか書き込む時間ができました…

5月2日の朝、小田急にのり、本厚木※からロマンスカーで小田原へ、JRに乗り換えて熱海で下車。外に出たのはもう○十年以上もなく、駅も建て替えられており、駅前にあったはずの「軽便」の機関車が記憶にあった場所に見つからず、見回したらアーケード街の入り口近くにあったのでした…。アーケードを抜け、坂道を下って海岸へ出て、熱海海岸のシンボル「お宮の松」の前へ。「水泡経済破綻」で立ち並んでいたホテル群が軒並み倒産・廃業、廃墟となったのちに解体され、だだっ広い空き地となった頃の映像が今も印象に残る中、近年になってようやく復興に向かい、新しいホテルやマンションが建ち始めたということは既に知ってはいて、今もこれまで空き地だった土地に新築ホテル?の工事が始まっていたのですが、「大昔」の姿がどうだったのか、なかなか思い出せませんでした(確かにこの界隈にあったホテルに泊まった記憶は残っているのですが)…。
熱海駅への帰りは急な上り坂になるのでバスを待つと、結構本数はあった。駅へ戻り、昼食の時間帯にかかったのですがどこも満員、結局駅の立ち食いそばで我慢(去年([104824])も実はそうでした…)。熱海駅から電車で伊東駅へ。この区間はJRなのですが、走っている車両は相互乗り入れしている伊豆急のが多く、乗ったのはやはり去年と同様、元東急の銀色電車でした。
伊東駅に着いてから、どのように回るのか、駅に着いてもまだ迷いましたが、なぜかわからないけれどもこの一帯だけは今まで「見た」という記憶がない、大室山からシャボテン公園と回ることに。大室山ではリフトで山頂に登るのですが、連休の谷間の平日にも関わらず大行列ができ、乗るまでに1時間近くかかったように覚えています。山頂の「駅」で降り、すり鉢状の火口を囲む「尾根」の遊歩道を一周するのですが、外側にも内側にも転落防止用の「柵」がなく、傾斜も結構急で、足がすくんで怖い思いでした(過去にはいずれも一部分だけですが阿蘇山とか草津白根でもこのような場所に行っているのですが、そちらには柵があったような…)。でも、間近に綺麗に見えた富士山の雄姿は印象的でした。
山麓に戻って、すぐ向かい側にある「シャボテン公園」へ。手元にある昭和30年代の観光案内にも出ている、古くから知られた名所で、今までずっとこの名で覚えていたのですが、正式名称は伊豆シャボテン動物公園で、いつの間にか「動物園」の施設も加わっていたとは知りませんでした(ちなみに「日本動物園水族館協会」にも加盟しています)。入場料の馬○高さには少々腹が立ち、名物という「カピバラの露天風呂」は冬季限定なのでこの時期には見られませんでしたが、原産地別に分かれている、昭和30年代から建っているというピラミッド型の大温室や、メキシコから持ってきたという巨石群など、「オジサン」にも結構楽しめる観光施設だという感はありました。
帰りも大混雑で、臨時のバスが出ていたのでそれに乗って伊東駅に戻り、この日に予約した宿は…私の少年時代、耳にタコができるほど聞かされたかの名ホテル。宿に着くなり早速大浴場で疲れをほぐしたのですが、「格安プラン」故、「落とし穴」もありました。朝食のみのプランであり、夕食会場は9時まで使えず、近所に飲食店もないのでそれまで我慢するほかないのです。でも、よくTVの旅番組に出てくるようなタレント達などとは正反対に「食事は二の次、空腹を我慢してでも見たい(行きたい)ところが優先」というタイプの私は、すぐに気持ちを切り替えることができました。夜のTV番組は、予想した通り、おそらくCATVで配信されている([94658] Takashiさん)東京と同じチャンネル。いつも見ている番組を見た後、この日2度目の入浴、ようやく晩飯、拉麺で我慢…。
翌朝、起きてすぐに朝風呂、そして外の景色を見ると…「格安プラン」だから山側の部屋だったのですが、客室がある建物が八角形で、洗面所に行くと…窓からわずかに海が見えた!それにしてもこの建物、1階の上のエレベーターが止まる階が7階になっていのですが、外から見た限り、1階と7階の間に5つも階があるとは思えない。機械室などになっているようですが、どんな構造なのか謎です…(以前にこれに似た話題がありました…[91459] MasAkaさん)。
建物が古く、耐震の問題?なのか、連休中の「書き入れ時」なのに立ち入り禁止になっていた棟があり(前の晩に見たら確かに明かりがついていなかった)、人手不足なのか売店も早じまい、サービスも「手抜き」が多く、ちょっと寂しい感じでしたが、まあこんな世の中だから受け入れるか、ということになるのでしょうか。でも、帰ってからしばらく経った日に、熱海~伊東界隈をやっていた旅番組があり、「昭和レトロ」の宿として、「若い人に結構人気がある」ということらしいとか…。そういえば、昭和の温泉宿によくあったゲームセンターもありました。さすがにゲーム機自体は現代のものに変わっていて、遊んでみる勇気はありませんでしたが…。
このホテルの姉妹店で、「魚が泳ぐ水槽」がある大浴場が名物の海辺のホテルの、その大浴場の入場券をもらったので、そちらに行くことにしたのですが、そちらに直行するバスの時間はずっと後なので、まず駅に戻り、歩いて10分ほどの中心街にある、昭和初期に建てられた木造3階建ての元旅館で、現在は観光施設として運営されている「東海館」を見学。駅に戻り、ホテルの少し手前にある「マリンタウン」(どうやら、子供の頃に行ったことがある「伊東水族館」の跡地らしい)までバスに乗ったのですが、道路は大渋滞、しかも進行方向の右側にあり右折もできないので、到着まで1時間近くもかかったような…。そんなわけで「マリンタウン」には入らず、ホテルまで歩くことに。中途半端な時間帯とあって大浴場はすいていたのですが、何とも「わざとらしい演出」のように見えてしまうのは仕方ないのでしょうか。こちらも人手不足なのか、サービスに難点があるようなのが残念でした。
帰りの道路はすいており、バスはスムーズに伊東駅に戻って、1年前には悪天候で諦めた、源氏と北條氏ゆかりの「修禅寺」を目指すことに。バスの本数が少ないので事前にメモしていたのですが、出発時間が迫っており、ここでも食事に時間をかけられず、駅前の「大衆食堂」で「困ったときには必ずコレ」というカレーライス…。修善寺駅で温泉街行きのバスに乗り継ぎ、目指す修禅寺へ。だいぶ前に一度お参りしているのですが、夕暮れ時で本堂を拝んだだけだったので、今度はじっくり見て回ることに。宝物殿も見てきました。
門前に戻って温泉街へ。町のシンボルだった「独鈷の湯」は洪水?で流されて立ち入り・入浴禁止になったままで、近くにある立ち寄り湯で一風呂。バスで修善寺駅に戻り、駿豆線・東海道線と乗り継いで小田原駅に。ここでようやく夕食、としたのですが、駅ビル内も駅前の飲食店も大混雑。ようやく手ごろな値段の店で刺身定食。ここまで来てやっと本格的(とまで行かないのですが…)なグルメ、ということになりました。小田原駅からロマンスカー、海老名駅※で鈍行に乗り換えて家路に…。
※どちらも既に出発・到着した駅を失念してしまい、時刻表からの推定です(お粗末…)

[107864] かぱぷうさん
[107868] メークインさん
[107871] スナフキんさん
宿が目的の旅行
今回の道中も、形の上では「宿を目的にした」旅であって、その前後はいわば「行きあたりばったり」という形だったのですが、
[107868] メークインさん
名古屋クラウンホテル
中心部にある天然温泉
実は私も一度宿泊したことがあります。4年前の大連休で、お伊勢参りからの帰り、元号が「令和」と改まったまさに最初の晩に投宿したのがこの「名古屋クラウンホテル」でした。
終点の【A市】に。とにかくここのターミナル駅はJRと私鉄・地下鉄との乗り換えがわかりにくく、結局ホテルまではタクシーで。このホテルには【A市】では数少ない温泉もあり、「大都会の温泉」気分を味わうこともできました
([97673])
この【A市】がその名古屋市(解答は[97706]にあり)で、「温泉があるホテル」がまさにその「クラウンホテル」。このホテルに温泉があることは既に知っており、ネット検索で予約情報に当たったところ「空きがある」と分かって早速予約したのでした。…この後は、引っ越しのドタバタとその後の「コロナ」の影響で、丸3年間宿泊を伴った旅行ができず、それがやっとできたのは、去年の春の連休、大河ドラマの舞台を訪ねた旅で泊った伊豆長岡温泉でした([104824])。
最近はビジネスホテル(シングル)で泊まる事が多いのですが、ユニットバスにお湯を溜める事が面倒なので大浴場があるホテルを選ぶことが多いです
これは私も同じです([105967] )。大半のホテルに大浴場がある「ルートイン」(昨年秋の上山田温泉もそうでした)のようなチェーン店に泊まることが多い点は異なりますが。
[107848] 2023年 5月 21日(日)23:50:38【1】訂正年月日
【1】2023年 5月 22日(月)21:16:50
伊豆之国 さん
東陽町、駒澤村
昨日の「アド街」は、江東区「東陽町」でした。私にとってはほとんどなじみがない地域で、東西線で何度か地下を通り過ぎたくらい、地上の景色を見たのは、何と半世紀以上も昔(!)。廃止間近になっていた、砂町界隈を走っていた都電(旧城東電気軌道の路線)を見に行った記憶があるくらいですが…。映像には、hmtさんが[66539][75329]で紹介している、かつて存在していた「洲崎遊郭」と「洲崎球場」も登場しましたが、
明治の地図では 土手で囲まれた一角が見えます。城郭の「曲輪」にも例えられる この別世界に びっしり立ち並んだ施設 は遊郭です
根津遊郭が深川洲崎に移転したのは、明治20年代とのことです。洲崎橋から北にある「大門通り」という名も、最後には「赤線」という名で1958年まで存在したこの種の施設の痕跡を伝えています
[66539]は初期のプロ野球が行われた洲崎球場のことも記しています。1937年修正測図の地形図 を見ると、満潮時にグラウンドに海水が入りコールドゲームになったという珍事があったことも納得します
肝心の「東陽(町)」の町名の由来とも言われている「東陽小学校」([75329])が出てこなかったのは残念でした…。「洲崎球場跡」は、第61回十番勝負・問一の共通項「野球の聖地・名所150選」にもしっかり登録されていました。

[107847] EMMさん
「駒沢村(町)」は「合成地名に該当しない」という理由ですが、
意訳的な合成…「意味は合致していようとも、元の地名に無いパーツが出てくる合成」は現状の「合成地名」コレでは×
つまり、形式的には「参互折衷」という形を取っているとしても、「馬」と「駒」では意味は類似でも、「駒」は元の村名には出てこない文字であるから、というのであれば理解しました。言ってみれば「合成地名に近いけれども、実態としてはやはり違っている」、いわば「合成地名もどき」とでもなるのでしょうか。もっとも、「駒沢村」の中心となっていたと思われる「上・下馬引沢」自体に「沢」の字が入っており、他の「沢」の付く村との完全な合成ではない、とも見えるので、そもそも「合成地名」と見ること自体に無理があるかもしれませんが。
なお、江戸時代以前の村名であり、地名の合成でもないので範疇外ですが、前身村の1つ「野沢(村)」の由来は、「野村氏と澤田氏によって開かれた」という説を、かつて世田谷区の広報紙で見たことがありました。

♯先の連休中に、「かつてCMで有名だったホテル」に一泊してきましたが、道中記がなかなか書けません…。
<ヒント>自分の「領地」です。

【1】一部加筆修正
[107818] 2023年 5月 13日(土)22:41:20伊豆之国 さん
香取市に多い香取さん(Remake) & 香川県に多い香川さん
[107817] ぺとぺとさん
石垣市で石垣姓が2番目に多い
可児市では可児姓が6番目に多い
古賀市では古賀姓が20番目に多い
もしかすると石垣市や可児市を超える市があるかもしれません

この手の話題、実は私も14年前に書き込んだことがありました…[71931]
「香取」という苗字は、下総国香取郡が発祥地。全国に約8千人いると推定されますが、現在も千葉県に多く、全国の半数近くが集まり、更にそのまた半数が香取市に集中し、市内第4位に入ります。中でも旧佐原市に多く、市内最多の苗字になっていました
この「香取」さんのように苗字がそのルーツの地に多いというのは、実は稀なケースなのだそうです。地名と同じ苗字がその地に多数居住している例には、西東京市保谷地区の「保谷」、羽村市の「羽村」、愛媛県旧越智郡一帯の「越智」([10568]kenさん)、宮崎県椎葉村の「椎葉」などがあり(以下略)
「香取市に多い香取さん」については、こちらに詳しく書かれていました。
「香取」さんが集中しているのは、千葉県北部、利根川の右岸に位置する香取市香取地区。ここが「香取」さんのルーツの地だ
代々この神社の神官をつとめているのが香取家で、経津主神の末裔でもある。香取一族は周辺に広がり、現在でも「香取」さんの大半はこの付近に住んでいる
「保谷」さんは、Web版「写録」では、西東京市で10位ですが、旧保谷市では5位以内に入っていたような記憶があります。保谷市の最後の市長と、西東京市の初代市長を務めていたのは「保谷」さんでした。「羽村」さんは、羽村市で13位に入っています。
町村では、宮崎県椎葉村で「椎葉」さんが村内に300件近く集まり、村全体の3割近くを占めてダントツです。ついでにですが、この椎葉村で2番目に多い苗字が「那須」さん。平家の落人伝説が残る椎葉村には、源氏の追手・那須大八郎と村の娘・鶴富姫との悲恋伝説が伝わっています(椎葉村HPより)。
県レベルでは、香川県に「香川さん」が多く見られ、県ランクで16位に入っています。この「香川」さんには、讃岐発祥のものも確かにあるようですが、現在の神奈川県茅ヶ崎市香川が発祥の別流もあり、この一族が讃岐に移住して栄えたと言われているようです。
ところで、香川県は(四国の他の県も同様なのですが)、県内でも「苗字の統一性」がとれておらず、地域によって多い苗字がバラバラ、という特徴があります([65455],[86488])。東かがわ市出身の白桃さんと、丸亀市民のサヌカイトさんとでは、「身近な苗字」が全く違っていると思います。「香川」さんは、県の西寄りに集中しており、善通寺市で市内最多、丸亀市でも2位に入りますが、高松市では60位台、東かがわ市には何と一件もありません。
[107809] 2023年 5月 12日(金)00:06:37伊豆之国 さん
「奈良」さんのルーツは、大和の奈良ではなくあの「暑い街」
「苗字と市名」にまつわる話題でにぎわっていますが…

[107802] あきごんさん
奈良県に長く住みながら奈良さんは1家族しか知らないので、もっと珍しいのかと思ったら、587位、全国に33,300人とそこまで珍しくない名字でした
私が苗字の分布・ランキングで普段利用している「Web版・写録宝夢巣」(2007年頃のデータ)で「奈良」さんの分布を調べると、全国に約6600件、苗字順位は564位となっています。最も多いのは青森県で1062件、県ランク48位。これに次ぐのが秋田県で、775件、53位となっており、県ランキング100位以内に入るのはこの両県だけです。青森県ではその大半が青森市から弘前市にかけて、津軽中部に集中しており、「南部」ではほとんど見られません。実数では青森市が最多で260件余り、市町村ランクでは平川市と板柳町の17位が最高です。秋田県では、数では最多の県都・秋田市を除くとほとんどが青森県と接する北部に集中しており、鹿角市と大館市には200件近くあり,鹿角市では市内10位に入ります。
そのほかでは、数の上では両県からの移住も多い北海道と首都圏が上位に来ますが、県ランクでは山梨県で150位・群馬県で174位に入っているのが目を引き、県ランク200位以内に入っているのは青森・秋田と合わせてこの4県です。山梨県ではそのほとんどが東部に集まり、上野原市では130件を数え市内6位、大月市でも20位以内に入ります。群馬県では、前橋市を中心とした地域に集中しているのですが、県南東部の明和町にも多く、60件近くあり町内で2位に入っています。一方、西日本には少なく、100件以上あるのも大阪府と兵庫・香川両県のみ。奈良県には30件余りしかなく、「奈良県で奈良さんを見たことがない」というのも頷けましょう。
この「奈良」という苗字ですが、大和の奈良が発祥ではなく、「現在の埼玉県熊谷市の地名から発祥した一族が繫栄した」とされているようです(→[74921])。この武蔵の奈良氏は「中世の名門」であり、またこの(「奈良」という)地名が新しくないことは明らかである(柳田国男氏「地名の研究」より)ともあります。柳田氏も触れていますが、「なら」というのは「平らな地形」(「平らにする」ことを「ならす(均す)」という言い回しもありますね)を指す広い言い方であったと思われ、例示されている、現在の東京都町田市成瀬の旧小字「奈良谷戸」(現在もバス停名などに残っている。隣接する横浜市青葉区には「奈良町」がある)など、各地に「なら」あるいはそれに近い地名があったことも書かれていました。
もっとも、現在、熊谷市には「奈良」さんはわずか数件しか見当たらず、東北地方に多いことから、「関東発祥の苗字が東北によくみられる」(「熊谷」さんもその例の1つ)というケースに当てはまるのでしょう。一方で、埼玉県内では久喜市の旧栗橋町に「奈良」さんが50件以上集中して町内10位にランクし、埼玉県内の市町村でも最多になっており、群馬県明和町のも共に、発祥地からもそう遠くない場所なので、熊谷市の奈良地区から移ってきたのかもしれません。
なお、こちらによると、秋田の奈良氏は「佐竹氏家臣」、山梨の奈良氏は「武田氏家臣」といった由来が書かれていました。
[107799] 2023年 5月 9日(火)22:33:05【1】訂正年月日
【1】2023年 5月 9日(火)22:38:05
伊豆之国 さん
あの大学の名は、合成地名由来です。
[107758]未開人さん
[107787]EMMさん

東京23区内にあった、昭和以前に消滅した合成自治体名で、「合成地名コレクション」に掲載されていない旧村(町)名がありました。現在の世田谷区の一部になります。
今年正月の箱根駅伝で優勝、昨年秋の「出雲」「全日本」と合わせて年度三冠を達成した「駒澤大学」。その大学名の由来となった所在地の当時の地名「東京府荏原郡駒澤村(→町)」、実は「合成地名」だったとされています(以下「澤」は「沢」と表記)。
明治22年、東京府が市町村制を施行するに際し、駒沢村が誕生した。荏原郡上馬引沢村、下馬引沢村、野沢村、深沢村、世田谷村新町、弦巻村などが合併して、行政単位としての村を作ったわけだが、新町名は上・下馬引沢村の馬(すなわち駒)と野沢・深沢の沢の合成である
(「東京地名考・上巻」(昭和61年・朝日新聞社会部編…[93054] 他)より。同様な記事がwikiにもあります)。
なお、「駒沢」の地名は、世田谷区成立時にいったん消滅しますが、大学名や路面電車「玉電」の停留所名に残り、昭和40年代に「上馬」「深沢」などの各町の一部をもって現在の「駒沢1-5丁目」と「駒沢公園」の町名ができましたが、これらはかつての「駒沢村(町)」のごく一部にすぎません。
[107777] 2023年 5月 5日(金)21:21:17伊豆之国 さん
戦国市盗り合戦最新情勢
[107686]
「市盗り合戦」のその後の情勢の変化を含め、項を改めて書き込むことにします
だいぶ遅くなりましたが、その「市盗り合戦」の現在の情勢(第63回終了時点)を、2年ほど前の第57回終了時点([102089]、以下「前回」とする)と比べてどのように変化したか、調べてみました。
まず、領国数ランキングから、領地を10ヶ所以上持っている22名を見ると、出身地・居住地を明かしていないくはさんを除くと、「東軍」に属しているのが12名、「西軍」が9名となっており、第57回と比べると東軍が1名増、西軍が1名減となっています。それを個々のメンバーで見ると、前回は2位だったスカンデルベクの鷲さんが、東北で勢力を伸ばして前回より差し引き4か所の領地増となり、ついに首位に立つことになったのを初め、勿来丸さんが甲信で勢力を広げ美濃国にも大きく食い込み、前回から11か所も領地を増やし8強入りするなど、数字以上に東軍の優位が強まっていることをうかがえます。その一方で、上位7名を見ると西軍が5名を占めている状況は変わらず、東軍勢の攻勢で目減りした方も多いものの、全て40以上の領地を確保し、8位以下とはまだまだ差をつけています。その中で特筆されるのが、かぱぷうさん。全体の領地数は1つ減らしたものの、地元の福岡県全29市を制覇し、一色に染め上げたのは快挙といってよいでしょう。
一方、領国石高ランキングを見ると、領国石高が100万石以上の15名中、東軍勢が8名と、こちらも前回と大きな変化はありませんが、上位4名は依然西軍勢が占め、戦況があまり変わっていないことが見えます。北陸道(越後・佐渡を含む)で圧倒的な強さを誇っている首位のEMMさんは、500万石の大台に王手をかけています。
領民数ランキングでは、大坂城・二条城(京都市)を初め、姫路城・和歌山城といった名城、堺市など領民数の多い関西の主要都市をがっちり押さえている深夜特急さんの独走態勢は変わらず、100万人以上の領民を抱えている上位20名中、東軍が11名を占めている状況も変わりませんが、名古屋城を一気に攻略したNさん、札幌市の領主についたおがちゃんさんの躍進が目覚ましく、共に前回より領民数を約2倍半に増やし、トップ10入りを果たしています。

最後に、[107733]の末尾でちょこっと触れた地方選挙について。ここは政治や選挙を語る掲示板ではありませんので簡略に書くだけにしますが、小規模な市町村の議会で目立つ、無投票当選や欠員の発生といった事態の続出に見られる「議員の成り手不足」の深刻さとか、大きく増えたとはいえ、女性首長・議員の数の比率の相変わらずの低さなど、今後さらなる意識改革の必要性があるでしょう。
それと、地元の近隣の話ですが、結果がどうなるのか注目されていたのが大和市長選挙。(当時の)現職市長が「パワハラ」問題が表沙汰になったことから、職員から「告発」される(この辺の記憶はあいまいですが…)などで窮地に陥り、いったんは引退表明したものの、直前になって前言を翻して出馬し、結果は3候補中最下位で落選。パワハラ問題と、引退撤回という直前の「変節」が選挙民の反感を買った、ということになるのでしょうが、当選すれば5選になったそうなので、長期市政への「飽き」もあったのでしょうか…。
[107745] 2023年 4月 28日(金)14:22:07伊豆之国 さん
一宮市の百貨店が「尾張」になります。
[107656] 白桃さん
「B都会」(都会度30ポイント以上)で百貨店のある都市は以下の通りです
都会度P 商品販売額P 百貨店P
一宮 30.46 5.00 0.10
愛知県一宮市内で唯一の百貨店「名鉄百貨店一宮店」が来年1月末で閉店することになるようです(こちら)。
名鉄百貨店(名古屋市)は27日、一宮店(愛知県一宮市)を2024年1月末で閉店すると発表した。一宮店が入るビルの老朽化のほか、同店の経営状況が近年厳しかったことを理由に挙げる。閉店後に新たな商業施設に衣替えするかなど、今後の見通しは明らかにしなかった
一宮店はピークの03年には約112億円の売り上げがあったが、22年には約59億円まで半減するなど、業績不振が続いていた
この百貨店が閉店すると、一宮市の都会度ポイントから「百貨店ポイント」の0.1点が消えます。更に、百貨店が消えることにより減少する年間商品販売額を他のショッピングモールや量販店などでカバーできないと、こちらの方も減点になり、かろうじて保っている「B都会」から、「C都会」に陥落する可能性がありますが、今後どうなるのでしょうか。
[107733] 2023年 4月 26日(水)00:27:54【1】訂正年月日
【1】2023年 5月 25日(木)17:47:42 by オーナー(表組み改善)
伊豆之国 さん
苗字から見る東西境界線(市盗り合戦の東西両軍の区分け)
「東日本と西日本」にまつわる話題でにぎわっていましたが、[107686]の最後にも書き込んだ、私が落書き帳上で幾度か取り上げている「苗字から見る日本の東西」について、「戦国市盗り合戦」を「関ケ原合戦」になぞらえて、参加メンバーが「東西両軍のどちらに属するか」も交えて書き込んでみることにします。
ここまでの記事を総合すると、地形・地質から見た境界線は「糸魚川~静岡構造線」(「糸静線」)、方言の上では日本海側が富山・新潟県境のすぐ東の「親不知」、太平洋側は「木曽三川」の河口が集まる愛知・三重両県境辺りとされるようですが、「苗字」の面で見たらどうなるのでしょうか。それぞれの「境界線」の東西にある主な市について、それぞれTOP10を見て行きましょう。

まず日本海側から。ランキングはWeb版「写録宝夢巣」(データは2007年頃)からです(※)。
市区名苗字TOP10
新潟県長岡市佐藤・小林・高橋・渡辺・丸山・田中・五十嵐・長谷川・中村・高野
上越市佐藤・小林・渡辺・丸山・高橋・池田・小山・清水・竹内・中村
糸魚川市渡辺・斉藤・伊藤・中村・猪又・佐藤・山本・加藤・清水・金子
富山県黒部市山本・佐々木・能登・長谷川・宮崎・田中・中村・吉田・川端・山田
富山市山本・林・中村・清水・吉田・中川・山崎・田中・藤井・山田
高岡市林・山本・中村・吉田・山田・山崎・田中・高田・前田・中島
石川県金沢市中村・山本・吉田・田中・中川・山田・林・松本・清水・山崎
野々市市中村・山本・吉田・中川・田中・山田・松本・清水・林・北村
白山市中村・山本・山田・中川・林・吉田・北村・田中・中田・西田

「親不知」を挟む新潟県上越地域と富山県を比べてみると、「中村」「清水」など共通して顔を出す苗字もあり、また糸魚川市の「猪又」や黒部市の「能登」のような独特の苗字もありますが、新潟県全体でもトップの「佐藤」を初め、糸魚川市では10位以内に4つも顔を出す「○藤」型の苗字は富山県に入るとランキング上位から全く姿を消し、「山本・林・吉田・中川・田中」など、字画が少ない名字が上位に来て、明らかに苗字ランク上位をみた直感が変わることが読み取れ、石川県に入ると、金沢市と近隣2市でいずれも「中村・山本」が2トップに並ぶなど、さらに顕著になります。日本海側での苗字の東西境界線は、やはり「親不知」を挟む新潟・富山県境にあると見てよいでしょう。そして、福井県を含め、北陸3県が苗字の上では明らかに「西日本型」に属することは間違いない事実でしょう。「市盗り合戦」では、石川県出身のEMMさん・星野彼方さん、富山県在住で出身も「西」の滋賀県の鰯山さんは、いずれも「西軍」所属ということで問題ないと思います。

太平洋側はどうでしょうか。なお、政令指定都市の静岡・浜松・名古屋の各市は区に分かれているため、静岡と浜松はそれぞれ人口最多の葵区と中区を代表とし、名古屋市は人口1位と2位の緑区と中川区を取り上げています。
市区名苗字TOP10
静岡県富士市鈴木・渡辺・佐野・望月・加藤・小林・遠藤・佐藤・山本・石川旧富士川町は含まず
静岡市葵区望月・鈴木・杉山・海野・佐藤・小林・山本・森・渡辺・山田
藤枝市鈴木・増田・大石・青島・杉山・八木・村松・杉本・山本・池谷旧岡部町は含まず
島田市鈴木・大石・杉本・増田・杉山・大塚・伊藤・塚本・山田・山本旧川根町は含まず
掛川市鈴木・松浦・山本・山崎・杉山・戸塚・大石・佐藤・伊藤・中山
浜松市中区鈴木・伊藤・中村・加藤・山本・佐藤・松本・高橋・内山・大石
湖西市山本・鈴木・佐原・菅沼・伊藤・石田・豊田・飯田・田中・佐藤旧新居町は含まず
愛知県豊橋市鈴木・伊藤・山本・加藤・河合・白井・小林・中村・佐藤・田中
岡崎市鈴木・加藤・山本・柴田・佐藤・太田・杉浦・中根・小林・伊藤
安城市杉浦・神谷・鈴木・加藤・石川・稲垣・近藤・都築・岡田・太田
名古屋市緑区鈴木・加藤・伊藤・近藤・山口・山田・佐藤・田中・山本・中村
名古屋市中川区伊藤・加藤・山田・森・佐藤・鈴木・鬼頭・服部・奥村・西川
津島市伊藤・加藤・鈴木・山田・佐藤・服部・堀田・横井・平野・水谷
弥富市伊藤・佐藤・服部・加藤・山田・鈴木・横井・渡辺・平野・早川
三重県桑名市伊藤・水谷・加藤・佐藤・中村・近藤・平野・後藤・石川・服部
四日市市伊藤・加藤・田中・小林・水谷・鈴木・森・服部・佐藤・山本
鈴鹿市伊藤・田中・鈴木・加藤・小林・宮崎・中村・森・林・市川
亀山市伊藤・豊田・小林・田中・服部・若林・桜井・草川・佐野・川戸
津市田中・伊藤・鈴木・小林・山本・前田・長谷川・中村・加藤・稲垣
松阪市田中・中村・鈴木・伊藤・山本・小林・中西・中川・松本・加藤
伊勢市中村・山本・中西・中川・浜口・大西・西村・山口・北村・森
伊賀市山本・中森・田中・松本・福森・東・中井・前川・橋本・服部

静岡県駿河地域から三重県伊勢地域までの、「東海道」に属する沿岸地域を見ると、静岡市から富士南麓までの地域に密集し山梨県でも非常に多い「望月」を初め、静岡県内に広く分布し神奈川県西部にも多く見られる「杉山」、愛知県三河地方に多い「杉浦」、愛知県尾張から三重県北部にかけて広く分布する「服部」、三重県北部に非常に多い「水谷」など、地域ごとに特徴的な苗字があり、また小規模な市では独特の苗字が上位に入るところもありますが、全体傾向を見ると、三重県のうちの伊勢国北部に属する地域までは「鈴木・伊藤・加藤」など「東日本型」の苗字が多く見られる範囲が広がっていることが分かります。
さらに細かく見て行くと、「糸静線」やそのすぐ西の、「越すに越されぬ大井川」を越えて遠江国に入ると、「望月」は激減して全く影が薄くなりますが([96259])、「鈴木」は一層勢力を増し、浜松市では全体でも人口の7%超、磐田市など一部の市町では人口の1割を超えるところも見られます。そして浜名湖を越え、愛知県に入っても、三河地域ではやはり「鈴木」が圧倒的に多く、静岡県西部と同様、人口の1割超を占める市町も見られます。愛知県三河地方が本拠のk_itoさんは、「東軍」に入ることになります。
名古屋市など尾張地域に入ると、「伊藤」と「加藤」が「鈴木」にとって代わってトップ争いとなり、「山田」なども上位に顔を出しますが、やはり傾向としては「東」型と言えるでしょう。そして方言の上では東西境界となっている「木曽三川」を渡り切ると三重県に入りますが、その三重県に入って最初の市になる桑名市のトップ10を見ると、県内で最多姓でもある「伊藤」がダントツで、トップ10にはその「伊藤」を初め「○藤」が5つも入っている反面、「西」型の代表である「田中」と「山本」はそれぞれ17位と14位。桑名出身のNさんは、自身では「西日本」だと思っているようですが([107660])、桑名市は苗字分布の面から見ると「東日本」の地域に入ることがはっきり見えるので、Nさんは「市盗り合戦」における「東西対決」では、「東軍」の所属とさせていただくこととします。
更に伊勢湾岸を南下すると、四日市市、鈴鹿市でも共に「伊藤」が最多で「鈴木」や「加藤」も上位に来ているので、まだ「東」の色彩のほうが強いのですが、「田中」の順位もそれぞれ3位・2位と上がってきて、「西」の影響も強くなり、県都の津市に来るとついに「田中」がトップに来ます。しかしこれに続いて「伊藤」「鈴木」が来るので、東西が入り交じっている様相です。実際、「平成の大合併」前の旧市域では「伊藤」がトップだったようです。津市は「大合併」では久居市や一志郡など、南側の市町村とより多く合併しており、旧久居市では「田中」のほうが「伊藤」より多かったようで、[102089]では、苗字研究家の森岡浩氏のTV番組での発言を受けて、「津市と松阪市の間に東西境界ラインがある」と書いたのですが、実際の東西境界線は「津市内の、旧津市と旧久居市の間辺りにある」というのがより正確なような気がします。
境界線の南側の松阪市では、「田中」「中村」が2トップとなり、「西」の色が強くなってきますが、すぐ下に「鈴木」「伊藤」が続くので、まだ東西入り交じっている感じですが、更に南東側の伊勢市になると、「中村」「山本」が2トップで、紀伊半島に多い「中西」「浜口」や、奈良県でも上位に来る「大西」がトップ10に顔を出す一方、「伊藤」や「鈴木」などは圏外に落ち、「関西色」が濃厚になっていることが見えます。また、鈴鹿山脈を越えた内陸の伊賀市を見ると、独特の苗字も上位に顔を出していますが、「山本」が最多で「田中」が3位に入る一方、「伊藤」や「鈴木」は50位内にさえ入らず、全くの「関西型」になっていることがはっきりわかります。したがって、伊賀上野出身の三重うなぎさんは、「西軍」に入ることになります。

北陸3県、三重県といずれも境を接する岐阜県はどうでしょうか。
市名苗字TOP10
岐阜県高山市田中・山下・清水・谷口・山本・長瀬・中村・川上・加藤・都竹
多治見市加藤・水野・伊藤・渡辺・鈴木・柴田・山田・佐藤・安藤・林
岐阜市林・高橋・山田・加藤・後藤・田中・伊藤・大野・堀・森
大垣市伊藤・山田・大橋・高橋・清水・高木・安田・田中・三輪・吉田
海津市伊藤・水谷・古川・高木・森・中島・渡辺・田中・大橋・加藤

岐阜県内では、地域によって苗字の分布にかなりばらつきがあり、地域差が大きいようです。例えば東濃地方では「鈴木」や「水野」が上位に入ってくるなど愛知県の影響が強く見られますが、「鈴木」などは岐阜市や西濃地区では20位内にも入らずかすんでしまいます。県の南西端に位置し、愛知・三重両県と接する「輪中」地帯にある海津市では、「伊藤」が最多で三重県北部に多い「水谷」が続くなど、三重県の影響が見られ、また飛騨地方では富山県との交流があって、北陸地方の影響も受けているようです。ただ、県全体では「加藤」が最多で、僅差で「伊藤」が続いており、傾向としては「東」の色彩のほうが濃いと言ってよいでしょう。

「苗字の東西境界線」については、既に今から半世紀余りも前、「お名前博士」として知られた佐久間英氏(新潟県上越市出身、本業は医師)が、「日本海側は『親不知』ではっきり東西に分かれる。一方、太平洋側ではあまりはっきりしない。強いて言えば、岐阜県・愛知県を『東』とし、三重県の鈴鹿山脈の東側が『東』ということになるでしょうか」と書いています。それから30年ほどの時を経て、森岡浩氏らの考察によって、佐久間氏の「推測」がほぼ当たっていたことが証明されたとみてよいでしょう。

※以前にも書き込んだことですが、携帯電話の普及や個人情報の保護が進み、電話帳への掲載も特に都市部を中心に激減し、電話帳自体の発行も中止になる事態となった今日では、もはや電話帳を基にして苗字分布を調べること自体が今日では困難な状況になっていると思われます。web版「写録~」は既に10数年前のデータですが、全国の苗字分布を調べるのにあたって、信憑性の高いデータを見るのには、この時期ぐらいがぎりぎりではないかと思います。

♯「戦国市盗り合戦」の現況に関する考察は、次回に回すことにします。また、「統一地方選挙」についての雑感にも、少し触れてみるかもしれません。
[107686] 2023年 4月 23日(日)00:20:24伊豆之国 さん
第63回十番勝負を振り返って~あとの半年寝て暮らす~
ついに「この日」が来てしまった…

今回の十番勝負、「想定解が少ない問題が出る」ということが予告されていたので、「正直、今の実力から見て全問完答記録を続けるのは厳しい」と、一応覚悟はしていたのですが、結果はやっぱりその通り…。[107276]で書き込んだ通り
連続完答記録が途切れることになれば、今後は第一線から退くことになるでしょう
次回からは「気が向いたら参加してみる」ということになるでしょう。

ここからは本題。例によって正答できた問題から。

問二~果てしも知らぬ平原に 相模の流れせせらぎて~
真っ先に分かったのかこの問二です。問題を見たとき、お題の宇和島市→宇和島東高校、NGの国分寺市→早稲田実業…から「高校野球ネタ」、想定解数から「センバツ」か…これはひょっとして自分が「チャレンジ」で出題したあの問の「春限定版」か、と頭をよぎり、久々のメダルを取りに行くことも有り…でしたが、やはり「火傷」のリスクもあるので、ここ数回と同じく第一回採点が出るまで静観。採点後、広島・敦賀と出てきたのでこの方向だと確信。2年前の記憶もまだ新しい「超地元」相模原市で。5位入賞になりましたが、思えば「入賞」も久しぶりでした…。

問一~あすなろ、あすなろ、明日はなろう~
こちらもお題の江津市→桜江町、鹿児島市→桜島…と、「桜の付く町村」絡みでは、と見ていたら、解答の流れを見るとやはりそうだった。変遷情報から「桜」で検索したのですが、現在の市までつながっているかどうかを調べるのに時間がかかりました。その間に残りの想定解が少なくなり、変遷情報から、過去にずばり「桜」という名の村があり、「桜」という駅(近鉄湯の山線)も現存する、6年前に「名物B級グルメ」をいただいた([93764])四日市市を。

問八~つづら折り 浄蓮の滝~
お題にも既出解にも、房総半島から九州東岸まで太平洋に面する市が並んでおり、これをただ単純に数えると想定解数を大きく上回るので、「線引き」を見つけるのに苦闘し、解答が進んでいるのに共通項が絞り切れない、という、このところ必ず1問はある「嫌なパターン」にはまることに。そうしているうちにふと「南海大地震」関係ではないか、と見て、「そういえば、このサイトの中に『南海大地震』関係のデータがあったな」と、サイト内を検索しているうちに「津波の高さ」ではないか、とたどり着いた。NGの大分市が9mで、「10m以上」だと見える。鎌倉、沼津がOKで、藤沢や富士なとがNGなのも理解できた。ここは10万石に王手をかけていた伊豆市を取ることに。

問十~Strawberry Fields Forever~
第二ヒントの意味は初めいまいちよくわからなかったのですが、「問六と対」と解け、問六が「南」の付く市と隣接、この問十は「南」の付く町村と隣接だと見当がついた。先に答えたのはこの問十のほう。既に出ていた三島市が函南町と隣接していることから、その函南町とは三島市と反対側で隣接する、去年の春休みで伊豆長岡温泉に一泊し、大河ドラマ関連の史跡巡りをした([104824])伊豆の国市。「韮山城」の石高を十万石の大台に乗せました。

問六~デカンショ、デカンショで半年暮らす あとの半年寝て暮らす~
こちらは既出解から「南」の付く市と隣接と分かりましたが、「市盗り」絡みなどのような市がうまく見つからず、結局今まで未解答だった市を選ぶことになり、南丹市府県境越えで隣接する丹波篠山市を取ることに。結局、今回初解答の市はこの1問だけでした。
この現・丹波篠山市には、「篠山市」が誕生して間もない平成11年(1999)、湯村温泉~鳥取砂丘への道中で立ち寄っており、「祝・篠山市誕生」の旗などが街角に立ち、観光施設などのパンフレットもまだ「篠山町」だったものが多かったことを覚えています。

問七~伊東に行くならハトヤ、電話は4126~
問六以降の5問がいずれも「南」がキーワードらしい、と見えてきて、第二ヒントもいろいろ考えているうちに「南先頭」らしい…ここまでの解答を見ると「市内に『南』で始まる駅がある」「『南+市名』でなくても、『南』を『みなみ』と読まないものでもよい」ということが共通項だ。神戸市に「南○○」駅なんてあるのか、と思ったら、「南魚崎」があった…。八王子市は「八王子みなみ野」ではなくて「南大沢」、富岡市は…珍駅名「南蛇井」!。大和市は南林間、津市は南が丘…。後ろに余計なのが付いた([98536] hmtさん)前居住地の石高上積みも考えましたが、伊豆市・伊豆の国市を共に十万石に乗せた「流れ」から、こちらも伊豆から、伊豆急線「南伊東」駅がある伊東市を。

問四~Central Freeway~
こちらも第二ヒントで、「議会改革」と見えたものの、データがどこにあるのかなかなか見つからない…と思ったら、サイト内にあった!リンクにあった「早大マニフェスト研」のページを開くと、順位表が出ている。NGの宮古市は惜しくも100位以内に入らない。100位までの中から、ここを取れば領主に返り咲きになる調布市を取ったが、名物の深大寺そばを味わう暇もなく、わずか二日で取り返されてしまいました…
ところで、[107543]
深大寺城(→後ほど感想文で書き込みます)、「二日天下」でしたか
と書きましたが、この「深大寺城」は戦国時代に実在した城郭で、大永4年(1524)に居城としていた江戸城を北條氏綱(早雲の子)に奪われ、川越に逃れた扇谷上杉氏の当主・朝興がその13年後の天文6年(1537)に病に倒れた後、わずか13歳の長子・朝定が「前線基地」として築いた城でしたが、北條氏の軍勢が一気に川越城に突撃して攻め落としたため、朝定は北へと敗走、「肩透かし」を食らった深大寺城は勝利した北條氏からも見向きもされず、やがて草ぼうぼうの廃城となり、空堀は音を建てて崩れ落ちた(「武蔵野むかしむかし」(昭和60年・朝日新聞社編))とも言われているようです。

問九~花になるなら薬師の桜~
第二ヒントのアナグラムは「南始まり」と解けましたが、「南で始まる何か」がわからず。次のSVを見たところ、地図に切り替えると
白石市立南中学校の文字があり、白石市のHPを見ると「南中は既に廃校」と分かり、お題とここまで出てきた市のHPを調べて「前後に何もつかない、『南』一文字の中学校がある」と見える。4年前まで住んでいた町田市に「南中学校」があり、元の自宅の近くから町田駅に向かうバスに「南中学校前」というバス停もある。市のHPから「南中」が現在もあることを確認して、迷うことなし。「小山田城」の石高を15万石に積み増し。

問五は時間切れでした。
当初の想定解数が23、その後「調査漏れ」で最終的に26市になりましたが、相次いで参戦してきた新鋭がめきめき力をつけてきた今、ただでさえ少ない想定解を探すのは至難の業でした。お題、そして出てきた答えを見ると、過疎地にある市が多く並んでいましたが、お題のみよし市や、瑞穂市は明らかに違い、その方向ではないように見え、第二ヒントは「潮来市は補欠」と解きましたが、何かの代表チームのメンバーの補欠?…なんだかよくわからない。次のSVを見ると、何やらアイドルグループのメンバーみたいな名前が(実は選挙事務所でした)…ますます迷路にはまる。やっと第四ヒントで「女性がいない…女性議員がいない市」だとわかりましたが、その時点で既に残りは一桁。全国の市議会を調べ、膨大な資料から見つけるのは正直言って厳しい。この時点で「投了」と決めました…。

でもあと一問残っているので気を取り直して…

問三~巡る杯 影さして~
共通項は早々と見えていたのにもかかわらず、境界線がどこにあるのかをいまいち絞り切れず苦闘を強いられた問題でした。「3年間連続して人口増加」ということまでは簡単に推測できたのですが、その人口データの元は何なのか。順調に人口を増やしているように思えるつくばみらい市がNGというのは実に不思議でした。結局、「詳細検索」から[107040]で例示してあった検索例を利用して2022,2021,2021/2020,2020/2019各年のそれぞれの10月1日時点の、前年の同日との人口増減を比較した表を作って見比べ、3年間とも全て増加している市を調べ上げる、という「原始的」な方法を使うことになった。その中から、ここは「青葉城」の石高を積み上げ、15万石に。
この問では、[107620]で白桃さんがおっしゃって、デスクトップ鉄さん([107622])や勿来丸さん([107623])がフォローしているように、「国勢調査の年を挟んでいると、国勢調査の結果と他の年の推計人口とで大きく食い違うことがある」ことが影響していると思われます。つくばみらい市と同様、順調に人口を増やしている戸田市などの例もあることを考えると、この手の問題は(鬼が笑いますが…)国勢調査の年が絡まない来年に出すべきだはなかったかと思います。

…これで、第26回から続いてきた連続完答記録は「37」で途切れることになりましたが、記憶に間違いがなければ、第44回を最後に誤答したことがなく、第45回の最初の正答(問一)から数えて今回まで「連続お手付きなし記録」が189まで伸びているようです。これは奇しくも先日他界された、前回(1964年)の東京「奥運会」([65923] hmtさん)で圧倒的な強さで金メダルに輝き、「アニマル」の異名を取った無敵のレスリング王・渡辺長武氏の持つ連勝記録と同じ。とりあえず当面の目標は、200の大台乗せ、そして無敵の柔道王・山下泰裕氏(「奥運会」問題で味噌をつけましたが…)の203?越え、となるでしょうか…

♭今回の選曲は…
問二:甲子園でもおなじみの東海大相模高校の校歌の歌いだし。
問一:四日市市を走る「軽便」あすなろう鉄道([93764])にちなんで。昔、小学生の頃、こんな歌を習った記憶がありました。
問八:またもワンパターン…
問十:伊豆の国市の特産「苺」([104824])にちなんだ選曲ですが、こちらもワンパターン…
問六:丹波篠山と言えば、「黒豆」や「栗」と、そしてかの高名な民謡。
問七:これまた超ワンパターン…
問四:またまたワンパターン…。歌詞に出てくる「調布基地」は今の「味の素スタジアム」の辺り。
問九:「町田音頭」の2番の歌いだし。
問三:仙台市出身・土井晩翠作詞の「荒城の月」の、歌いだしの「春高楼の花の宴」に続く一節。

…ところで、「想定解数の少ない問題ばかりを出す」ということがこのところ話題になり、賛否の声も渦巻いていますが、実際にこのような回がありましたね。第25回の「落書き帳10周年記念」大会。想定解数は最小13市・最大で26市。この回での10問完答者はわずか4名、参加者数は30名でした。その前後の回の参加者がそれぞれ52名と43名であることから見て、やはり早々と売り切れてしまうと参加意欲が失せてしまうのでしょう。今回も、想定解数の少ない問題が出たことで参加者数もここ数回に比べて激減しており、[107636] でおがちゃんさんや、[107634] であきごんさんがおっしゃっている、「まだ実力が高くない」と自ら思っているレベルの人が参加しにくい、という危惧は、まさにその通りだと感じます。ただ、「想定解が少ない問題を集めた大会」を行う、ということ自体については、過去にも第25回の例があることから見て、「特別大会」のような形で実施するのも面白いと思います。そして、このような「売り切れ御免」になるような問題ばかりを集めた大会において、果たしてどのような人が参加し、そして誰がランキング上位に入るのか、今までのような想定解の比較的多い回と比べてどのように違う結果が出るのか、結果が見たいものです(もちろん私は最近の実力から見ても「休場」ということになるでしょうが)。

また、「東日本と西日本の境界」に関する話題もいろいろ賑わっているようですが、私は以前、「苗字の東西境界線はどこか」とか、「市盗り合戦」について「関ケ原合戦」になぞらえて「(メンバーが)東西両軍のどちらに属するか、またどちらが優勢か」ということを書き込んだことがありました([87301],[102089])。この件に関しては、「市盗り合戦」のその後の情勢の変化を含め、項を改めて書き込むことにします。
[107543] 2023年 4月 11日(火)00:16:46伊豆之国 さん
十番勝負
深大寺城(→後ほど感想文で書き込みます)、「二日天下」でしたか…
問五は時間切れで諦めます。ヒントの意味もいまいちわかりませんでした。
今の実力では厳しいです。予告した通り、今後は一線から退いて、気が向いたときに参加する形になるでしょう。

問三:仙台市
こちらも方向が見えているのに「虎の巻」をうまく見つけられず「奥の手」を使いましたが…
[107446] 2023年 4月 8日(土)21:40:52伊豆之国 さん
十番勝負
問九:町田市
[107426] 2023年 4月 8日(土)16:23:14伊豆之国 さん
十番勝負
問四:調布市
[107400] 2023年 4月 7日(金)23:40:57伊豆之国 さん
十番勝負
問七:伊東市
[107392] 2023年 4月 7日(金)23:04:34伊豆之国 さん
十番勝負
問六:丹波篠山市
[107382] 2023年 4月 7日(金)22:31:39伊豆之国 さん
十番勝負
問十:伊豆の国市
[107370] 2023年 4月 7日(金)21:43:42伊豆之国 さん
十番勝負
問八:伊豆市
[107326] 2023年 4月 4日(火)22:49:57伊豆之国 さん
十番勝負
問一:四日市市
[107276] 2023年 4月 2日(日)22:34:26伊豆之国 さん
十番勝負
問二:相模原市

予告された通り、今回は想定解が少ない問題があり、時間切れになりそうな問題が出る可能性が高そうです。
これで連続完答記録が途切れることになれば、今後は第一線から退くことになるでしょう。
[107146] 2023年 3月 26日(日)22:27:32伊豆之国 さん
「不滅の(不名誉)大記録」は永遠に…
[107144] 未開人さん
今年3月には深浦町と板柳町から高校がなくなります
深浦町というと、かつて高校野球の県大会で記録した「不滅の不名誉な大記録」([96355])
東奥義塾に0:122で負けちゃったこと
([96356] 白桃さん)
その深浦高校(既に直線距離で40km以上離れている木造(きづくり)高校の「分校」になっていたようです…SV)も、この春に最後の卒業生を送り出したあと、ついに歴史の彼方に消えて行くのですね…。まだまだ使えそうな校舎、今後どうなるのでしょうか? 深浦町から一番近い高校は、木造高校ではなくて鰺ヶ沢高校(深浦校舎から直線で約25km余り)になるようです。

…深浦、木造というと、5年前の夏の旅路(([96355]…クイズ、[96376]…答え)を思い起こします…。
[107130] 2023年 3月 23日(木)20:58:15【1】訂正年月日
【1】2023年 5月 25日(木)17:49:02 by オーナー(表組み改善)
伊豆之国 さん
Fuji Village
ちょうど1か月前、[106970]で出題した
「この日」だから…クイズです
【問X】前橋市、上田市、刈谷市、四国中央市、佐賀市
1) この各市に共通する「ある事項」があります。それとは何でしょうか?
2) この各市と同じ共通項を持つ市の中で、人口が最大の市と最小の市はそれぞれどこでしょうか?

お分かりになった方いると思いますが…出題したその日は2月23日、「富士山の日」。
共通項は、「過去に『富士』の付く町村があったか、または現存する『富士』の付く市」。
該当する市は、hmtさんの[83633]の記事にリストアップされていました。
なお、「直近の推計人口」は、2022/10/1時点のデータです。

市名過去に存在した町村直近の推計人口
前橋市富士見村328,958
富士見市富士見村→富士見町112,599
横浜市富士見村3,771,961
笛吹市富士見村65,959
富士吉田市富士上吉田町45,751
上田市富士山村152,188
御殿場市富士岡村84,403
富士宮市富士根村126,250
富士市富士町、富士川村→富士川町242,580
刈谷市富士松村153,447
四国中央市小富士村80,628
糸島市小富士村99,821
佐賀市富士村→富士町231,248
豊後大野市小富士村32,485
(番外)
静岡市不二見村683,358
春日井市不二村306,774
ふじみ野市113,186

なお、「不二」の付く村があった2市と、現存の「ふじみ野市」も、「富士」を意味するものと考えられるので、「番外」としてリストに入れてあります。

[106971] 白桃さん
A市は[106970]伊豆之国さんのクイズ
2) この各市と同じ共通項を持つ市の中で、人口が最大の市と最小の市はそれぞれどこでしょうか?
の「人口最大の市」で、B市は「人口最小の市」に隣接している市です

「富士」の付く町村があった推計人口が最大の「A市」は横浜市、最小の市は豊後大野市。「B市」は、その豊後大野市に隣接する、この市が舞台とも言われる唱歌「○○の月」の作曲者の故郷でしょうか?
[107079] 2023年 3月 14日(火)21:40:32【1】訂正年月日
【1】2023年 5月 25日(木)17:43:30 by オーナー(表組み改善)
伊豆之国 さん
愛がある市
今日は「白色の日」、ということで…

[106922]
【問A】仙台市、厚木市、福井市、長久手市、雲仙市
…この各市に共通する「何か」があります。それは何でしょうか?
  ▲ヒント:該当する町:宮城県松島町

共通項は…「その市内に『愛』が付く駅がある市」。
該当する市は次の14市でした。

市名駅名路線名備考
北見市愛し野石北本線
弘前市聖愛中高前弘南鉄道大鰐線
仙台市愛子仙山線
愛宕橋仙台市地下鉄南北線
野田市愛宕東武野田線
厚木市愛甲石田小田急小田原線駅は伊勢原市にまたがっているが、住所は厚木市
黒部市愛本富山地鉄本線
福井市仁愛女子高校福井鉄道福武線路面区間の停留所
袋井市愛野東海道本線
豊橋市愛知大学前豊橋鉄道渥美線
豊川市愛知御津東海道本線
豊田市愛環梅坪愛知環状鉄道
長久手市愛・地球博記念公園愛知高速交通東部丘陵線
東温市愛大医学部南口伊予鉄道横河原線
雲仙市愛野島原鉄道

「市」以外で該当するのは、北海道愛別町(愛別など3駅)・宮城県松島町(愛宕駅)・滋賀県愛荘町(愛知川駅)の3町です。答えの解説は、[97536](「愛」か「恋」の付く駅がある鉄道路線)を見ればわかります。駅のラインアップは当時(4年前)から変化していません。
[106932] 海辺を飛ぶ鳥さん
仙台市には2つの「何か」があるのですね
その仙台市は、全国で唯一、市内に「愛」の付く駅が2つある市なのでした。
[107075] 2023年 3月 12日(日)22:10:11【1】訂正年月日
【1】2023年 3月 12日(日)22:12:38
伊豆之国 さん
権現堂川
昨日の「アド街」は、「埼玉県幸手市」でした。かつては日光街道の宿場町として栄え、明治の中頃でも大宮(さいたま市)をも遥かに上回る「結構な街」だった([100310] 白桃さん…名邑三世代.その44(埼玉県・前編))という、「明治の名邑」として輝いていた幸手の街。今も往時の「栄光」の名残をとどめる街道筋の旧家の数々も、番組の中で紹介されていました。しかしその後は長らく繁栄から取り残され、ようやく市制施行に至ったのは、首都圏の通勤圏が拡大してきた昭和も終わりに近づいたころ。それからしばらくの間は人口が増えていたのですが、やがて停滞から減少へと向かい、国勢調査人口では1995年の58,172人がピーク。最新の推計人口はついに市制施行以来初めて5万人の大台を割るという事態となり、市民へのインタビューでも町の現状を嘆く声が多く見られましたが、その幸手市民が口をそろえて自慢にしているのが「権現堂川堤防の桜並木」(権現堂公園公式HPより)。この「権現堂川」と聞いて思い出すのは、hmtマガジンにも収められている「利根川と国境・県境の関係」。この「権現堂川」を含め、利根川・渡良瀬川・江戸川・中川などの複雑な流路の変遷と、武蔵・下総・常陸などの国境の移動の歴史が詳しく述べられ、私も改めてこの記事集を見ると、まさに圧倒されるものを感じ取ります。また、「アーカイブス」にある「利根川東遷」という記事集の中にも「権現堂川」に触れた記事がありました。
ところで、インタビューに応じた幸手市民も、一様に何の疑問もなく?「権現堂川」と呼んでいましたが、hmtマガジンのこの記事集の中で、直接「権現堂川」がタイトルに入っている[77091]を見ると
現状では、栗橋から先の総武国境には川が流れていませんが、ここは、利根川の歴史を語る上で欠かせない「権現堂川」の流路跡です
その姿は 南北に細長い池で、権現堂調節池(行幸湖)という注記も見えます。南端でつながっている川を東に進んだ幸手工業団地付近も かつての権現堂川ですが、Mapionには「中川」と書いてあります
つまり、「川としての権現堂川」は完全に失われ、西側は調節池として、南側は中川の一部として再利用されているわけです
とあり、また現在のMapionを見ると、やはり桜並木などがある公園の横(北側)を流れているのは「中川」で、その北に「権現堂川」の文字は見えるものの、「行幸(みゆき)湖」の名もあるように既に川としての実態を失った「池」のような存在になっているのが読み取れるのでしょうか。

…幸手市と「権現堂川」を境に隣接している茨城県五霞町とは、ご破算にはなったものの、かつて「越境合併」(「大昔」は共に「下総国」でしたが…)の話があったことは、落書き帳をにぎわせていました。でも、仮にこの合併が実現していたとしても、両市町の現在の合計推計人口は56,989人(幸手市49,164+五霞町7,825)と、既に幸手市の国勢調査での最多人口を下回っているのですね…。
[107052] 2023年 3月 8日(水)10:12:40伊豆之国 さん
将棋・甲斐女流5段が引退
日本将棋連盟は、昨日(7日)、甲斐智美・女流5段が引退することを発表しました(記事)。

日本将棋連盟は7日、甲斐智美女流五段(39)が1月に引退届を提出し、勝ち残っている五つの女流棋戦で今期対局が終了した時点で引退すると発表した。甲斐女流五段は3日にマイナビ女子オープンで挑戦者になったばかり。女流王位戦でも挑戦にあと1勝に迫っており、タイトルに挑戦する一線級の実力を残したまま引退するのは異例だ
甲斐女流五段は連盟を通じ、「一身上の理由により、女流棋士を引退することにした。長い間、勝負の世界に身を置き将棋を指す喜びの時、苦しみの時を通して、さまざまな体験をさせていただけたことに感謝している」とコメントを発表した
甲斐女流五段は石川県七尾市出身で中原誠十六世名人門下。1997年4月に13歳で女流棋士となった。一時、棋士養成機関の奨励会に所属し、1級まで進んだ。タイトルは女王1期、女流王位4期、倉敷藤花2期の計7期。白玲戦女流順位戦では、四つあるクラスの最上位、10人がしのぎを削るA級に所属する。4月4日からは西山朋佳女王(27)に挑戦するマイナビ女子オープン五番勝負に臨む
連盟によると、次期倉敷藤花戦には参加せず、7日にそのトーナメント表を発表したタイミングで引退を公表したという

都道府県別プロ棋士ランキングのデータ更新は、甲斐さんが残る全対局を終了し、正式に引退した時点になるでしょう。
[107038] 2023年 3月 6日(月)00:46:39伊豆之国 さん
Re:自治体越え地名 & 残念なニュース
[107003] 海辺を飛ぶ鳥さん
[107004] オーナー グリグリさん

隣接市区町村名地名(船橋市の習志野地域(BANDALGOMさん記事)から連想。他に川崎市多摩区など)
ですが…
身近な都内から探すと
豊島区北区豊島(非隣接)
江東区墨田区江東橋(隣接)
小金井市小平市花小金井南町(隣接、「花小金井(○丁目)」は非隣接)
多摩市日野市多摩平(非隣接)
…といったところですが、「自治体越え」になった理由は様々であり、「多摩」のようにもともと広域地名だったものを域内の各自治体がそれぞれの理由付けで名付けたものもあるなど、単純にひとくくりできないような気がしますが、いかがでしょうか?

ところで、「オンラインオフ会」の話が出てきましたが([107017])、「オフ会」というと、12年前の第8回オフ会の会場となった会津若松市芦ノ牧温泉の「丸峰観光ホテル」が「倒産」(民事再生法申請)した、というニュースが飛び込んできました(こちら)。
福島県会津若松市・芦ノ牧温泉の丸峰観光ホテル(星保洋社長)と関連会社の丸峰庵(同社長)は28日、地裁会津若松支部に民事再生法の適用を申請した。東京商工リサーチ郡山支店によると、負債総額は2022(令和4)年3月期末時点で丸峰観光ホテルが20億7679万円、丸峰庵が4億7909万円の計25億5588万円。事業は継続し、再建を目指す。宿泊予約も受け付ける
同支店と帝国データバンク郡山支店によると、同社は1965(昭和40)年に創業した。丸峰本館は600畳舞台付の会食場や、最大千人収容可能なコンベンションホールなどがあり、芦ノ牧温泉では最大規模の観光温泉ホテルの1つとして高い知名度を誇っている
1994(平成6)年3月期にはバブル景気が追い風となり、売上高25億円とピークを迎えた。1995年3月期以降は景気後退で利用者数が減少。債務超過額も拡大していた
2020(令和2)年に入ると新型コロナウイルス感染拡大の影響を受けた。2022年3月期は売上高が5億円台まで後退し、2億円超の最終赤字を計上した。その後も業況は好転せず、資金繰りが限界に達した
…こちらはとりあえず営業は続ける、という方向のようですが、「オフ会開催旅館の倒産」というと、岡山市苫田温泉の「乃利武」の自己破産・廃業([91459] MasAkaさん)。その現在の状況は、というと…こちらに出ていました。
[106970] 2023年 2月 23日(木)20:20:51伊豆之国 さん
「この日」だから…クイズです。
…早いもので、hmtさんが他界されてはや1年が過ぎました。一周忌ももう終わったのですね…。

さて、[106922]で出題したミニクイズ

【問A】仙台市、厚木市、福井市、長久手市、雲仙市
…この各市に共通する「何か」があります。それは何でしょうか?
  ▲ヒント:該当する町:宮城県松島町

ですが、
[106932] 海辺を飛ぶ鳥さん
仙台市には2つの「何か」があるのですね
鋭いところを突いてきましたね…。まさにこの方向で合っています。
共通項と想定解は「白色の日」に発表します。

そこで、[106922]に続いて、今度も「この日」だから出せる?クイズを。

【問X】前橋市、上田市、刈谷市、四国中央市、佐賀市

1) この各市に共通する「ある事項」があります。それとは何でしょうか?
2) この各市と同じ共通項を持つ市の中で、人口が最大の市と最小の市はそれぞれどこでしょうか?
[106922] 2023年 2月 14日(火)22:55:08伊豆之国 さん
卯年ですが… & ミニクイズ
今年は「卯年」ですが、学校で「兎」を飼育しているところが激減している、という記事がありました(こちら)。
理由を聞いてみると、夏休みの餌やりなど先生たちの負担、子どもの動物アレルギー、感染症などさまざまな課題が寄せられた
なぜ学校のウサギが少なくなっているのか。3年間で飼育数がほぼ半減した練馬区をはじめ複数の区が「長期休業中の世話など教職員の負担」を理由に挙げている。足立区は、ウサギに限らず生き物全般の飼育数が減っているとした上で「鳥インフルエンザが流行した時に『それ以上飼わない』となった」と振り返る
一方、世田谷区の担当者は「ウサギは暑さや寒さが苦手で、適切な飼育環境を維持することが難しい」としている。児童の動物アレルギーの影響を指摘する区も複数あった
私は、学校の耐震などの改築・改修工事の事前調査に同行することがしばしばあるのですが、小学校の校庭にある、以前は兎や鶏などがいたであろう飼育小屋が「空き家」になって、放置されて荒廃していたりゴミ捨て場代わりになっていたところがよくあり、「コロナ」の影響だけでなく他にもいろいろと事情があるのでは、と思っていたのですが、「上記のような理由があった」と納得したのでした。

さて、ガラッと変わって…
【問A】仙台市、厚木市、福井市、長久手市、雲仙市
…この各市に共通する「何か」があります。それは何でしょうか?
  ▲ヒント:該当する町:宮城県松島町
[106905] 2023年 2月 5日(日)22:40:37伊豆之国 さん
ご注進(ご当地なので) & 旅の裏話
[106898] オーナー グリグリさんへ
下田市、南伊豆市、松崎町、河津町
南伊豆「町」ですね。

ところで、「ユースホステル」の話でにぎわっているようですが…私も宿泊経験は全くありません。「見知らぬ人と相部屋になる」、ということよりも、むしろそのあとの「ミッション」が辛そうだった、というのが正直な気持ちだったのかもしれません。

[106899] メークインさん
「ぐるり北海道フリーきっぷ」を使って、往復北斗星のB寝台
「北斗星」で北海道往復とは。うらやましいですね…。私は結局「北斗星」も「カシオペア」も乗ることができないまま、運行が終わってしまいました。この時期に一度、今から25年前に北海道を4泊5日で回ったことがあるのですが、行きは函館まで、帰りは釧路から、いずれも飛行機でした。5年前、新幹線で函館~津軽を2泊3日で回ったとき、2日目に泊まったつがる市の温泉旅館で、夜に一度外に出て星空を眺め、北の空に北極星を挟んで北斗星とカシオペアが向かい合っているのを見て([96355]…クイズでその答えは[96376])、「どっち(の列車)もとうとう乗ることが叶わないまま終わってしまったなぁ~」と苦笑いしたものでした。

[106900] メークインさん
お腹を空かしたウサギの大群に追いかけられまくり、良い印象が全くありません
ルート上にある草むらを歩いていると、横からウサギが飛び掛かってくるという恐怖もオマケでついてきました
今では「かわいいペット」というイメージが強い「兎」ですが、元々ペットとして飼われている兎は西洋からの「外来種」で、在来の野兎とは別種だそうです。大久野島の兎のことは、[106337]の書き込みでリンクしていますが、諸説はあるようですが、ペットとして飼われていたものが放たれて野生化したらしいのです。でも、野生化したとなるとやはり「本心」をむき出しにしてくるというものなのでしょうか。それにしても、キャラクターや縫いぐるみと実物の落差が大きいですね(「熊」となるともっと激しい…)。
「飼いならされているから」と甘く見ているとえらい目に遭う、というと、修学旅行などで奈良に行ったとき「鹿に追いかけられてけがをした(しそうになった)」という記憶をお持ちの方は多いのではないでしょうか?(この辺は地元の方に…)
[106864] 2023年 1月 28日(土)15:09:54【1】訂正年月日
【1】2023年 5月 25日(木)17:36:35 by オーナー(表組み改善)
伊豆之国 さん
第95回選抜高校野球出場校決定
昨日(27日)、第95回選抜高校野球の出場校が決定しました。
今回も昨年の「選抜」に引き続いて、全出場校(北から南への順、21世紀枠は最後)の所在地と、「戦国市盗り合戦」の「領主」、それと「私の市・区・町の経県値」、「出場校所在地の観光スポット」を調べてみることにしました。
今度の大会は、5回ごとの記念大会ということで、例年より4校多い36校が出場します。

出場校所在地経県領主主な観光地・イベント備考
クラーク記念国際深川市1スカンデルベクの鷲イルムの丘丸山公園カタクリの里
仙台育英、東北仙台市4伊豆之国仙台(青葉)城跡、瑞鳳殿、秋保温泉など所在地は仙台育英-宮城野区(注1)、東北-青葉区
能代松陽能代市2鳴子こけし旧料亭金勇きみまち阪風の松原
作新学院宇都宮市3桜トンネル二荒山(ふたあらやま)神社(注2)、宇都宮城跡、大谷観音・大谷資料館
健康福祉大高崎高崎市3桜トンネル高崎観音、少林山達磨寺、榛名山・榛名湖
専修大松戸松戸市3Takashi矢切の渡し、本土寺(紫陽花寺)、戸定邸
東海大菅生あきる野市3U-4秋川渓谷、東京サマーランド
二松学舎大附属千代田区3対象外皇居、日比谷公園、秋葉原など
慶應横浜市4不在山下公園、中華街、ランドマークタワーなど所在地は港北区
山梨学院甲府市3勿来丸武田神社、昇仙峡、山梨県立美術館
北陸福井市4EMM一乗谷朝倉氏遺跡、足羽山公園、越前海岸
敦賀気比敦賀市4EMM気比神宮、気比の松原、金ケ崎城跡
東邦名古屋市4名古屋城、熱田神宮、大須観音など所在地は名東区
常葉大菊川菊川市3伊豆之国黒田家代官屋敷・資料館せんがまち棚田(菊川市観光協会HPより)
大垣日大大垣市3大垣城、奥の細道結びの地、墨俣一夜城
彦根総合彦根市4ぺとぺと彦根城、玄宮園、佐和山城跡
龍谷大平安京都市4深夜特急清水寺、金閣寺、伏見稲荷など所在地は下京区
大阪桐蔭大東市0深夜特急野崎観音(慈眼寺)、三好長慶武者行列(大東市HPより)
履正社豊中市1深夜特急高校野球発祥の地、大阪国際空港(注3)、服部緑地
報徳学園西宮市3深夜特急甲子園、西宮神社(えべっさん)、大谷記念美術館
加東市0今川焼播州清水寺(西国25番札所)、東条湖、闘竜灘(加東市HPより)
智辯和歌山和歌山市4深夜特急和歌の浦、和歌山城、紀三井寺
鳥取城北鳥取市3とりぴー鳥取砂丘、白兎海岸・白兎神社、鳥取城跡
広陵広島市4桜トンネル原爆ドーム・平和公園、広島城、縮景園所在地は安佐南区
光市1k-ace伊藤公資料館虹ヶ浜海水浴場(光市HPより)
英明、高松商業高松市4白桃栗林公園、高松城、屋島
高知高知市4がっくん高知城、桂浜、はりまや橋
海星長崎市3桜トンネル大浦天主堂、グラバー園、平和公園など
長崎日大諫早市3穴子家諫早公園・眼鏡橋、干拓の里、轟峡(諫早市HPより)
大分商業大分市4デスクトップ鉄高崎山、うみたまご、府内城跡
沖縄尚学那覇市4白桃首里城、玉陵(たまうどぅん)、金城町石畳道
石橋下野市1駿河の民下野国分寺跡下野国分尼寺跡しもつけ風土記の丘(下野市観光協会HPより)
氷見氷見市4EMM氷見漁港場外市場 氷見番屋街ひみ獅子舞ミュージアム、氷見温泉郷(第12回オフ会)
城東徳島市3白桃阿波踊り、眉山、阿波十郎兵衛屋敷・阿波木偶人形会館

注1)仙台育英は多賀城市にもキャンパスがある
注2)日光のは「ふたらさん」、宇都宮のは「ふたあらやま」
注3)大阪国際空港は伊丹市・池田市にもまたがっている

※領主名は敬称略です。

今回の初出場校計は5校で、前回より1校減。そのうち春夏通じて初出場は、彦根総合と21世紀枠の石橋・城東の計3校です。一方、最多出場は龍谷大平安の42回で、自身の持つ最多出場記録を更新しました。東邦の31回が続きます。一方、久しぶりの出場では、北陸が34年ぶりの出場となりました。また、今度の大会では、「過去に全国制覇を果たしている高校が多いこと」が目立ちます。夏の大会を含めると、出場校36中15校を数えます。
[106849] 2023年 1月 22日(日)20:47:18伊豆之国 さん
第62回十番勝負苦闘記~Here Comes The Sun~
ここでやっと十番勝負の感想文を書くまでにたどり着きました…

昨年末から本業の作業の積み残しが重なり、年末年始は休日返上(と言ってもテレワークで、さすがに年末年始恒例の番組の時間はながら作業でしたが)、老体に鞭打って昼夜兼行の大仕事。[106337]で書き込んだように、果たして今まで通り十番勝負に参戦できるのか、「休場」も覚悟という状況。5日目の夜になってようやく46回連続となる参戦のめどが立ちましたが、しばらくは「わかった問題から答える」こととし、何とか完答を目指すということにしたのは、終了の2日前になってからでした。

…ということで、今回も答えられた順に。

問一~富士の白雪ゃノーエ 解けて流れて三島に注ぐ~
問六~三島は近年開けたる 豆相線路の分かれ道~
とりあえず「参加賞狙い」で答えられたのがこの2問。問一は、第二ヒントの画像を開いて見えた「昭和」と、第三ヒントを「ずいぶん前です」と解いて、「市制施行の期日」ではないかと、「雑学」から「市制施行日の古い順」で当たると「昭和の戦前期」に市制施行した市だと見える。問六は、他の幾人の方と同様、問題の市を眺めた第一印象では「東海道新幹線」か、「東名・名神」か、どちらかだろうと推測したが、羽島や海老名がNGになったのがいまいち不思議で立ち止まり。第二ヒントの画像を拡大すると「未踏」の文字が見えたのと、第三ヒントが「最近のランク」と解けたので、「市区町村の経県値」で「未踏のメンバーがいない」ということか…。共に該当している三島市が残っており、いずれも市盗りのライバルが別の市を答えた後。「ご当地の防衛最重点」で2万石を積み重ね。

問四~春を愛する人は~
解答が進んできて、「市名の読みが同じ母音だけ」と見えてきた。「あ段」ばかりの市が目立つ中、珠洲(SUZU)とか氷見(HIMI)といったほかの段ばかりの市もちらほら出て、お題の津(TSU)の意味も理解できた。近県から、「あ段」ではなく、市名と同名の駅が市内になくて隣の市にある志木(SHIKI)市に。
…第三ヒントで「あ行以外も」とありますが、「あ段~」ですね([106792] 鳴子こけしさん)。

問三~Here Comes The Sun~
こちらは第四ヒントで。「海や川にいる」と解け、第二ヒントの画像で「魚」の字が目に入ったことと合わせて、「市の魚」ではないかと。雑学」を開いてみるとここまでの答えがぴったり。ライバルに1万石差に迫られている日光東照宮の死守に。

問五~日光を見ずして結構と言うなかれ~
出だしの誤答ラッシュには、やはり一体何のことなのかわからず戸惑い、その後も「今市」共通項がつかめず、ようやく第五ヒントの「誤」と「前回勝負」と出てようやく「前回の十番勝負で誤答になった市」だと。ここでもやはり日光市を取って突き放し。

問十~湖の街 彦根の空~
第二ヒントの画像の意味は分からず、一文字ヒントの「金」を見て「十番勝負の金メダル関係?」と一瞬思いましたが違い、「問題にヒント」の意味は…しばらくしてお題の市を見返ると「横浜」「金沢」…町村ヒントの当別町には「石狩金沢」という駅があった…。そうか、「金沢」という地名か、とやっと気づく(それにしても気づくのが遅い…)。コレクションに「金沢」がある。その中にあるまだ出ていない市から、出身地・世田谷区とは「井伊家つながり」で縁の深い、国宝の天守閣がそびえる琵琶湖畔の市を。

…ここからの4問は、第六ヒントと、第四ヒントの解が出たことで共通項がつかめたもの。ここでようやく「連続完答記録更新を目指す」方向に舵を切ることができました。

問二~生まれ浪速の八百八橋~
答えが進んで行くうちに「外国人が多い」のではないか、と薄々見当はついてきて、お題の川口市の「新・中華街」とか、つくば市は研究学園都市。必ずしも県庁所在地や県内最多人口の市が該当するとは限らないというのには意外性があるのが面白い。でも答える機会をうかがっているうちに時間が過ぎて行き、気が付いたらもう既に残り少なくなっている。以前にも書き込んだけれど、国勢調査のデータがうまく開けない。結局「外国人人口 市区町村ランキング」をネット検索。少し古いデータしか見つからなかったが、ここまでの答えと照らし合わせると「絶対鉄板」の「大都会」でまだ出ていないのがいくつかある。城主が絶対的地位を築いていて他のメンバーも手を出せない大阪市を取ることにした。SVの画像は、正面のビルの屋上の「綿半」の大看板ばかりが目立ち、後はファミマだの法律事務所だの…で、何を意味しているのか最後までさっぱりわかりませんでした。

問七~そうか、そうかと頷く草加煎餅~
ヒントの意味がいまいちわからず、第四ヒントの解と第六ヒントが同時に出てようやく「面積ランキングで同一県の市が連続」と。早速「検索」で面積順に並べると、お題にあった茨城県4連続があった。選んだのは、ここを取れば「市盗り」に王手がかかる、芭蕉が「泊った」と「嘘」を書いた([77138])煎餅で名高い市。

問八~葛飾のママの井を見れば~
ここも共通項の近くまで来ていながら絞り切れず苦しんだ問題。終盤にきて、第六ヒントの「境界未定部」と第四ヒントの解「面積未定部」…それなら過去問にあったな、と思い出す。第45回の問五。「市町村 境界未定」でネット検索すると、そのあとに「参考ページ」として出たものと同じデータがあった。結局、第45回で答えた、お題の浦安市・都県境越えの江戸川区との境界未定区域がある市川市を再び取ることに。現在の最新データであるその「参考ページ」にも載っていたので間違いないとわかった。

問九~ここに●●の白兎~
最後に残ったのがこの問九。「町村を含む」ことだけはわかったものの、SVの画像を見るとまず「オルガン針」の広告が真っ先に目立ち、視点をずらすと「無言館」「前山寺」(どちらもだいぶ前に見ていたところですが…)への道案内、反対側を見ると美容室の「30」が目に入るも、どれがヒントになっているのかさっぱりわからず。一文字ヒントの「十」が出るも、「問九なのになぜ十?」と意味不明。ようやく共通項が分かったのは、第六ヒント。「町村を含めて人口の差が10人未満」「前回は市だけで比較」。ランキングデータから探しますが、結構手間がかかる。選んだのは、「卯年」つながりで、「白兎」駅がある([106337])長井市でした…。
この問のSVの意味するところは、結局最後まで分からず、画面を地図に切り替えて、反対側の美容室「30」があるその先に「十人薬師堂」があるのを見つけたことでやっとわかったという感じ。「十人」のバス停は文字が小さくて、細かい字が読みづらくなっていることもあってよく見えませんでした。SVというと問二で書き込んだのも同様ですが、共通項と無関係、迷彩になりそうな看板などが画面の中で嫌でも目立ち、肝心なものが画面を見ただけでははっきり見えずどこにあるのかよくわからない、というのは、果たしてSVヒントとしてどうなのか、と思ってしまいました。

…これでようやく十問ノーミス完答にこぎつけましたが、最終着順は28位、これは完答できた大会の中では過去2番目に悪い記録。年齢からくる直感の衰えに加え、想像をはるかに上回る新規参入者の実力の高さ。果たしてあと何回続けられるのか、「引退」もそろそろ秒読み、ということになるのでしょうか…。

♭今回の選曲は…
問一:この地に伝わる民謡より。
問六:鉄道唱歌・東海道編16番の歌いだし。当時の三島駅は現在の御殿場線下土狩駅でした([94655]、他)。
問四:「シキ」の歌…。完璧に駄洒落!
問三:この時季、「日光」の暖かさが恋しい季節、ということで…
問五:古くから言い伝えられてきた、宣伝文句?
問十:甲子園でもすっかりおなじみになった近江高校の校歌の歌いだし。
問二:懐メロ「王将」の一節。今を時めく無敵の少年棋士に、かつて最強を誇った「中年の星」が挑む王将戦、今熱戦たけなわですが、やはりベテランには厳しい?
問七:芭蕉が「泊った」と「嘘」を書いたこの市で作られていなくても「草加煎餅」と名乗れるそうです([77138])。
問八:今を去ること千数百年の昔、かの地に住んでいたと言う伝説上の絶世の美人「真間の手児名」にまつわる悲恋物語を詠んだ、萬葉歌人・高橋虫麻呂の和歌([93578],HP) 。
問九:長井市には、全国で唯一「兎」の付く鉄道駅「白兎」駅がありますが([106337])、そこは「因幡」ではなく「出羽」なので…

♯書き込みの途中で誤って書き込みボタンを押してしまったため、いったん削除した上で書き込みしなおしました。
[106711] 2023年 1月 9日(月)08:58:02伊豆之国 さん
十番勝負
問九:長井市
[106707] 2023年 1月 9日(月)00:47:37伊豆之国 さん
十番勝負
問七:草加市
問八:市川市
[106700] 2023年 1月 8日(日)22:53:17伊豆之国 さん
十番勝負
問二:大阪市
[106668] 2023年 1月 8日(日)13:19:00伊豆之国 さん
十番勝負
問十:彦根市

とにかく「一つでも多く」というのが正直なところ。
[106636] 2023年 1月 7日(土)22:41:14伊豆之国 さん
十番勝負
問五:日光市

もう一つ…
[106595] 2023年 1月 7日(土)00:12:13伊豆之国 さん
十番勝負
問三:日光市

今の状況ではどこまで行けるか「今市」見通せませんが、ともかくできるところまで…
[106552] 2023年 1月 6日(金)20:33:25伊豆之国 さん
十番勝負
問四:志木市

もう一つ。
[106509] 2023年 1月 5日(木)21:28:02伊豆之国 さん
十番勝負
遅くなりましたが…あけましておめでとうございます。
今回は参加賞となるでしょう。

問一:三島市
問六:三島市
[106337] 2022年 12月 31日(土)21:04:18伊豆之国 さん
市区町村別経県値 & White Rabbit
暮れも押し迫ってきたのにもかかわらず、ここまで仕事を貯め込んだ「つけ」が回ってきて、歳のせいで作業もはかどらなくなってきたこともあり、これが今月初めて、そして今年最後の書き込みになりそうです…。

そんなわけでだいぶ遅くなりましたが、ここで私の「市区町村版経県値」についていくつか書き込んでみることにします。
私の「総経県値」(市区町村版経県値の合計)は2697点、全体ランキングでは13位。この「経県地図」を見渡すと、東北から関西にかけては未踏の自治体が少なく満遍なく経県値を出しているのに対し、やはり居住地から遠い地域に未踏地域が広がっており、中でも地域が広大で短期間で広い範囲を回るのが困難な北海道では、函館から室蘭線・千歳線経由で札幌を通り、旭川で稚内方面と知床方面とに分かれる2本のルートに沿う地域を通っただけで、十勝・日高を中心とする広大な未踏地帯(釧路市は阿寒湖を見て釧路空港から羽田に直行したので中心部は通らなかったので、実質的に根室地域をも含めた範囲)を初め、西側の日本海側(小樽市以外)、それとオホーツク海沿岸の地域が未踏になっており、それ以外では宮崎県北部を中心とする九州東部、広島県北部から島根県南部にかけての中国山地が広範囲の未踏地帯になっています。逆に、神奈川県と静岡県の2県には、通過もしていない未踏の自治体がありません。
「宿泊」に絞ってみると、私がこれまで宿泊した市区町村の合計は173あり、やはりかなり上位には入っているようですが、「役所巡り」などを精力的に行っているような「猛者」も幾人かいるという現実を見ると、「そりゃ敵わん」というのも無理ないかも…。
現在登録しているメンバーの中で、宿泊経験があるのは私だけ、という「ユニークな宿泊地?」もいくつかありました、その中で、黒石市、蔵王町、大多喜町といったところは、市内・町内にある比較的名が知られている温泉地に泊まったものですが、私以外に宿泊したメンバーがいないというのは意外でした。西伊豆町も、最近「宿泊した」と登録したメンバーが出るまでは私一人だったというのも予想外でした。その西伊豆町には堂ヶ島温泉があるのですが、泊ったことはなく、私の宿泊経験のほとんどは親父の実家を訪れたもの(他には法事の時に町内の民宿に泊まったことが一度あるだけ)で、少なくとも10回以上はあったはずですが、既に20年以上もご無沙汰しており、今では実家に身寄りもないといった状況になっています。宿泊した自治体が最も多いのは、やはり静岡県で、13自治体(8市5町)。そのうち、伊豆地方が過半数の7自治体を占めます。
一方、宿泊したメンバーが多い自治体ランキングの上位には、大都市や有名観光地が多いのは予想通りですが、その中で、宿泊経験メンバーが20名以上のところで私が宿泊していないのは長崎・岡山・富山・徳島・佐世保・秋田の各市と東京都港区。生まれてから4年前まで都内居住で、宿泊する理由がない港区と、「阿波踊り」見物の時に徳島県内に宿を取れず高松市内に泊まることになった徳島市を除くと、いずれも近辺の温泉地や著名観光地に宿泊したものでした。また、関東地方は日帰りで行ける観光地が多いため、宿泊を示す赤塗りの表示は、栃木・群馬県の北部や南房総など「周辺部」にほぼ限られ、東京都区部など南関東にはほとんどなく(例外的に宿泊表示になっている横浜市は、検査入院によるもの)、このような、「長らく居住した地域の近所では宿泊がない」と言うタイプは、果たして多くの人に共通するものなのでしょうか。

さて、来たる令和5年、西暦2023年は「卯年」。卯年ネタは一回り前の平成23年(2011)の直前の年末にも書き込みがありましたので([77114])、ここでは"Remake"として書き込むことにします。
「卯」「兎」の付く鉄道駅は、共にただ一つずつ。それぞれ、JR予讃線の「卯之町」駅(愛媛県西予市)と、山形鉄道フラワー長井線の「白兎(しろうさぎ)」駅(山形県長井市)。これは、12年前と全く変わっていません。西予市の卯之町地区は、国の「重要伝統的建造物群保存地区」に指定されている古い町並みが残り、明治期に建てられた洋風建築の元学校校舎も残っています(西予市HPより)。長井市の「白兎」は、駅周辺の地名で、その由来がokiさんの[77115]の書き込みにありました。
「兎」にゆかりの神社の代表というと、というと、「因幡の白兎」を祭った鳥取市の「白兎(はくと)神社」。その「因幡の白兎」を助けた大国主命を祭る出雲大社には、その縁もあってか、境内のいたるところに兎の像があるようです。また、さいたま市浦和の「調(つき)神社」は。知る人ぞ知る「兎尽くし」の神社として知られています([65006])。
たくさんの兎が放し飼いにされている「兎の楽園」というと、広島県竹原市の「大久野島」や、石川県加賀市にある「月うさぎの里」といったところが有名でしょうか。

…冒頭に述べたように、年末年始もテレワークが続くのか必至の状況なので、「十番勝負」に貴重な時間を割くのは困難で、今回は「休場」することが濃厚(状況によっては後半から「部分参加」もあり?)になりそうです。第17回から連続して参加し、第26回より続いている連続完答記録、ひそかに狙っていた第45回から前回まで17大会連続中の「ノーミス完答記録」がいずれも途切れるのは「苦渋の選択」ですが、既に体が壊れる寸前、精神的にも錯乱寸前という今の状況では致し方ありません…。
[106130] 2022年 11月 17日(木)19:17:10伊豆之国 さん
White Mountain(若い市長)
まだ更新されていないようなので…

任期満了に伴う白山市長選挙が去る13日に告示され、現職の山田憲昭氏以外に立候補者がなく、山田氏の無投票3選が決まりました。
白山市HP
山田氏の経歴(旧吉野谷村長に37歳で就任)については、 EMMさんの[86690]の記事に書かれています。

グリグリさん、「若年首長」のデータの更新をお願いいたします。
[106109] 2022年 11月 12日(土)23:26:08【2】訂正年月日
【1】2022年 11月 13日(日)00:08:49
【2】2022年 11月 13日(日)17:14:07
伊豆之国 さん
スナックへ行こう!
私が9月に投宿した、戸倉上山田温泉([105967])。夜の街を歩くと、まだまだ飲食店や風俗営業の店も営業しているところも多く、信州随一とうたわれた歓楽温泉街の面影を残していたその温泉街で、来月9日の夜、「温泉街のスナックに行こう」というイベント開催する、というニュースがありました(信州千曲観光局HPより)。。
入ってみたいけど一人じゃいけない。そんなスナックビギナーの未知の扉を開けるお手伝い。スナック講座の後にみんなで一緒にスナックを体験するイベントを開催します
スナックについての講座後、スタッフとともに戸倉上山田温泉の夜の散策を行い、スナックを実際にハシゴ(2件ほど)します。射的体験やNEOネオングッズなどももらえる楽しいナイトツアーです
戸倉上山田温泉には数多くの飲食店がある歓楽街があり100店舗近い飲食店には多くのスナックが点在しています。コロナ禍でも常連客が通い続ける魅力がある一方、「料金体験が不明確」「楽しみ方が分からない」「常連客への配慮」といった入りづらさによって若い方が扉を開くには敷居が高い現状があります
そこで、地域資源のスナックを再定義して気軽に使ってもらうために「NEOネオン」と称して、スナック文化の再燃を目指すプロジェクトがはじまりました
このイベントについての記事がこの日の日経新聞の夕刊にあり、昭和の時代には団体旅行で大いににぎわった歓楽温泉街が時代の変化で衰退し、上記のように「スナックの楽しみ方が分からない」などで若年層が入りづらい、といった声が増えたことや、「昭和レトロ」の雰囲気が残っていることなどもこの企画を後押ししているようです。

♭そういえば、もう半世紀以上も昔、「小さなスナック」という曲がありましたね。エレキギターのメロディーが印象的な曲でした。歌詞は今となってはおぼろげなところもあるのですが…(先日、どこかのTVの旅番組で触りのところが流れていました…)。
[106108] 2022年 11月 12日(土)22:54:11【1】訂正年月日
【1】2022年 11月 13日(日)16:07:39
伊豆之国 さん
「市区町村版」経県値の定義について
いよいよ経県値の市区町村版が公開の運びとなりましたが、作成にあたって大いに頭を悩ませているのが、一つは既にはっきりしたものがほとんど残っていない「大昔」(幼年~少年時代)の記憶、そしてもう一つが「乗り換え」関係の経県値をどうするか、ということ。「乗り換え」関連については、以前に白桃さんの記事[97701]へのレスとして、[97706]で次のように書き込みましたが、まず後者の「鉄道路線間の乗り換え」については、次のように定義するようにしておきました。

鉄道同士の乗換駅と言っても、タイプがいろいろありますので、JRと私鉄を乗り換えるとき、どれが「連動している」のか、「連動してしていない」のか、どうお考えでしょうか?
イ.連絡改札もなくお互いにスルー
ロ.連絡改札によりJRと私鉄の構内がつながっている
ハ.いったん改札を出るが、すぐ目の前に相手の駅の改札がある(ただし屋外には出ない)
ニ.雨に濡れずに乗り換えられるが、かなり長い通路を歩かされる(ex.地元の「町田駅」)
ホ.いったん屋外に出て歩かされる(相手の駅はすぐ目の前にある)
へ.一応「乗換駅」として扱われているが、お互いに見えない位置にあり屋外にも出る
私としては、「ホ」と「ヘ」は「連動していない」と見ていますが…

「鉄道路線同士の乗り換え」(JRと私鉄(第三セクター・公営地下鉄等を含む)間のほか、JR同士(新幹線と在来線など)、私鉄等同士も含めて)について、経県値をどのように見るかについて、私としては、とりあえず原則として次のように扱うことにしました。

イ、ロ、ハ、ホ…「接地」(△、経県値「2」)
ニ、ヘ…「訪問」(●、経県値「3」)

「乗り換え」が主目的である場合、「イ、ロ、ハ」の場合は、「まず乗り換える相手の路線の駅まで直接向かう」ことを目指す、ということであり、「ホ」は、いったん屋外(屋根がない場所)に出るものの、すぐ向かい合わせに乗り換え相手の改札(駅舎)が見えている場合で、やはりまず乗り換え先の駅に向かう場合として「接地」に入れることにしています。一方、「ニ」の場合は、「乗り換え相手の路線駅にたどり着くまでに、ビル内、地下道などの片側あるいは両側に商店等がある連絡通路を通らないと行けない場合」を想定していますが、商店等はないが長い地下道を歩かされる場合や、商店等がなく吹きさらしの高架歩道橋などの場合も入れることにしています。ただ、「ロ」の連絡通路がある場合でも、連絡通路を通らずいったん自社専用の改札を出て、乗り換え相手の改札に入るまでの間で買い物等をした場合は「訪問」とします(ハ、ホに該当する乗換駅でも同様)。「ヘ」の例としては、小田急「豪徳寺」~東急世田谷線「山下」、西武池袋線「秋津」~JR武蔵野線「新秋津」など、大半は別会社間の乗り換えですが、近鉄橿原線「田原本」~同・田原本線「西田原本」のような、同一会社内の乗り換え(同一駅として扱っているようですが)というのもあります。

「駅のホームに降りて駅弁や飲み物を買った」(最近はほとんどありませんが)という場合は、「改札の外に出ていないので、鉄道会社の構内から出ていない」と見て「接地」としています。もちろん、「ホームに降りて通過列車や対向列車の写真を撮った」場合も同様です。また、鉄道からバスへの乗り換え、またその逆の場合は、バス停が駅の入り口の直近にあって、かつすぐに乗り換えた場合は「接地」、それ以外は「訪問」として扱うことにしました。高速道路や有料道路のSA・PAで休憩のために降りた場合も、食事や買い物の有無にかかわらず、「道路の敷地外に出ていない」ということから「接地」とみなしています(私の場合、該当する例として上野原市(中央道談合坂SA)や静岡県小山町(東名足柄SA下り)などがあります)。
一方、観光船から休憩や記念写真撮影などの目的だけでいったん下船して上陸し、すぐに船内に戻った(ex.[79317]の十津川村のケース)といった場合は、「接地」としていましたが、鉄道や高速道のケースとは異なると見るのが適切と見て、「訪問」に変更しました。
厄介なのが、「下道」(一般道)を観光バスなどで通過した場合。まだ高速道路網が整備されていなかった私の少年時代、学校の遠足や「林間学校」などで、近間ではありますが観光バスを連ねて目的地まで行ったことが何度かありました。このようなときは、途中の道路沿いにある「ドライブイン」とか「レストハウス」(いずれも今ではほとんど耳にしませんですね…)で小休止することがよくありました。このようなときは、まだ「子供」ですから引率の教師の監視下にあり、その休憩施設から勝手に出ることは厳しく制限されていたはずで、「市の経県値」(認市度)を計算する場合、以前は「接地」とみなしていたのですが、改めて「市町村版」の経県値を計算するのにあたっては、「高速道などの場合とはやはり違う」と見て、こちらは「訪問」に統一することにしました。
この「大昔」の一般道経由でのバス旅のおぼろげな記憶をたどって、市町村ごとの経県値を調べて行くのも、相当な困難を伴います。バイパスや新しい橋の建設などで国道などのルートが変わったり、通過したルートそのものが思い出せなくなった場合もあり、推定でしか経県値を出せないケースもいくつかありました。

以上のことを踏まえて、経県値の市町村版を作成することにしましたが、上記のように昔通ったバスルートが分からなくなっていたり、どこに行ったのかもはっきりしないものもあり、データが作成できない県がまだかなりあり、とりあえず計算ができたところからいくつか公開しますが(県時点で12都県)、果たして全都道府県を作成できるか、まだ見通せない状況です。「未踏」(経県値0)の市区町村が存在しないのは、神奈川と静岡の両県のみと思われます。
[106088] 2022年 11月 10日(木)00:46:32【1】訂正年月日
【1】2022年 11月 10日(木)00:48:42
伊豆之国 さん
全国の「きくち」さん、集まれ!
兵庫県丹波市の「足立さん大集合」([106033])に続いて、今度は熊本から「苗字」ネタ。

「菊池・菊地」さんのルーツの地とされる熊本県菊池市が、「全国の『きくち』さん、集まれ!」というイベントを今月13日に開く、という話題がありました(記事)、(菊池市HPより)。
菊池姓や菊地姓などの発祥の地とされる熊本県菊池市が、13日に菊池姓にゆかりがある人らに参加を呼びかける「全国きくちさんサミット」を開く
菊池姓は、平安から室町時代にかけて現在の菊池市を中心に活躍した豪族・菊池一族が由来。平安時代の1070年に大宰府(現在の福岡県太宰府市)の高官だった藤原則隆が、菊池に来て菊池姓を名乗ったのが始まり
武力に優れ、約450年にわたり九州の一大豪族として全国に名をはせたが、度重なる戦や後継者争いによる敗北などで一部は肥後(今の熊本)を離れ、全国に広がった
現在、菊池姓と菊地姓は全国で計約34万人。特に菊池姓が多いのが東北地方で、岩手県遠野市では、市民の約4割を占める
「きくち」さんの分布については、以前に[71948]で書き込んだことがありますが、今回、改めて分布状況をWeb版「写録宝夢巣」で調べて見ると、「菊池」さんは全国に約3万2千件、全国ランクは107位、「菊地」さんは約3万5千件、96位となっており、「菊地」さんのほうがやや優勢ですが、ほぼ拮抗しているとみてよいでしょうか。これを都道府県別にみると、いずれも東日本が圧倒的に多く、特に東北から北関東にかけて集中しているのに対し、西日本には少なく、発祥地の熊本県でもあまり見られません。Web版「写録宝夢巣」による、主な都道府県(どちらか一方でも200位以内に入っている都道県と「大都会」がある府県、それとルーツの地がある熊本県)の「菊池」さんと「菊地」さんの分布を見ると、次のようになっています。

都道府県菊池(ランク)菊地(ランク)
北海道1747(99)4853(22)
青森1120(45)569(99)
岩手7928(5)2661(16)
宮城887(61)3657(15)
秋田552(83)1907(24)
山形273(180)1380(22)
福島772(91)2625(21)
茨城3371(12)1854(42)
栃木1104(48)2214(14)
群馬402(-)437(196)
埼玉1319(146)2010(76)
千葉1053(150)1369(97)
東京2440(95)2577(86)
神奈川1831(111)2388(68)
新潟543(191)549(189)
長野755(145)200(-)
静岡819(175)710(197)
愛知437(-)406(-)
京都82(-)88(-)
大阪449(-)370(-)
兵庫248(-)176(-)
広島110(-)84(-)
愛媛1484(39)401(175)
福岡378(-)187(-)
熊本232(-)39(-)
宮崎456(95)125(-)

…この表を見ると「菊地」も「菊池」も確かにどちらも東北から北関東にかけて多いのですが、これらの県について県別に見て行くと、「菊池」のほうが圧倒的に多い県と「菊地」のほうが多い県にはっきり分かれていることが分かります。東北6県を見ると、特に岩手県では「菊池」が非常に多く県ランク5位は全国最高、実数でも全国の「菊池」さんの4分の1近くを占め、県北部を除くほぼ全域に分布し特に中南部に集中、中でも遠野市には2000件近くあり市民の4分の1近くが「菊池」さん。釜石市で2位、北上・花巻・奥州の各市でも4~6位に入ります。この遠野市周辺に「菊池」さんが非常に多いことについて、「九州の菊池一族が落ち延びたというより、『菊池』の名声を宣伝して歩いた女性の一族があったのではないか」という説(遠野博物館審議員(当時)・菊池照雄氏…「歴史と旅」臨時増刊「歴史・名門・名家」PART(平成3年刊行)より)もあるようです。青森県でも「菊池」のほうが「菊地」の2倍ほどありますが、他の4県では逆に「菊地」のほうが圧倒的に多く、各県とも「菊池」の3~5倍ほどあり、「菊池」が圧倒的に多い岩手県でも、実数では「菊池」の3分の1ほどですが、県ランクでは16位に入り、栃木(14位)・宮城(15位)に次ぐ高ランクにあり、奥州市では「菊池」1363件(6位)に対し「菊地」1231件(7位)と拮抗しています。
北関東では茨城県と栃木県に「きくち」さんが多いのですが、茨城県では「菊池」が「菊地」の2倍近くあるのに対し、栃木県では「菊地」のほうが「菊池」の約2倍と真逆になっているところが不思議なところです。茨城県の「菊池」さんは北部に集中し、大子町で町内最多になっているのを初め、常陸太田市で2位、常陸大宮市で4位、日立市で7位、水戸市でも9位に入ります。一方、栃木県に多い「菊地」さんは県南以外の比較的広い範囲に分布し、那須塩原市で7位、実数で最多の宇都宮市で12位に入っています。
そのほかでは、東京都八丈町(八丈島)で「菊池」さんが島内最多になっており、島内に340件ほどあり、島民の1割強が「菊池」さん、実数でも都内の全区市町村の中で最多になっています。

「きくち」さんが少ない西日本の中で、唯一「菊池」さんが多く見られるのが愛媛県。県内では八幡浜市に集中し、市内に700件以上を数え市内最多、県内の「菊池」さんの過半数が集中しています。この八幡浜の「菊池」さんについて、近くの宇和島の城主が伊達氏だったことから、「東北の菊池一族も伊達氏についてやってきた」という推測([71955] 小松原ラガーさん)が過去の書き込みにありましたが、いかがなものでしょうか?
前述したとおり、発祥地の熊本県には「菊池」さんは少なく、「戦乱で敗北し一族が散り散りになって各地に落ち延びた」というのは説得力はありそうで、やはり「発祥地に少なく遠方に多い」という典型的な例に入るのでしょう。その中にあっても、肥後国に残った菊池一族や家臣は苗字を変えて生き残り、現在まで続いている旧家もあるようです。
一方、菊池市在住の菊池姓は「数十件程度」と少数派。だが肥後の領主でもあった菊池一族の家臣が、菊池姓から、八代▽山鹿▽林▽小野▽中山▽西郷▽小島▽藤田▽村田▽佐野▽西▽村井――など地名にちなんだ名字に切り替えたとの言い伝えもある
こうした歴史から、市役所には10年以上前から「同じ菊池一族の子孫による交流の場がほしい」との声が寄せられていた。これが本格的に動き始めたのが、2016年の熊本地震。同市も最大震度6強の被害を受け、SNSなどで復旧・復興の様子などを発信する中で、菊池さんらの故郷として市をPRしようと、同年10月に全国の「きくちさん」に参加を呼び掛ける復興PRイベントを開催すると、約200人が集まった
これを受け19年、市の観光協会が、菊池姓にゆかりがある人だけでなく、市に愛着を持つ人も入れる「菊池ファンククラブ」を設立。会員数が約2700人(5日現在)に上ったことから、改めて企画した
こうしたこともあって、「菊池さん大集合」には、苗字が「菊池」「菊地」でなくても、「菊池一族の子孫」や「菊池氏ゆかりの一族」を名乗っている人々の参加も予定されているとのことだそうです。
[106041] 2022年 11月 2日(水)21:10:32伊豆之国 さん
Re:隠れた昭和のご当地ソング
私もこの列車に乗ってみます…。

[106037] 白桃さん
いかにも、なさそうでない十曲ですが、一曲だけは本当にあります
本当にあるのは…1か月余り前に雨の中を歩いた、駅伝や野球で有名な高校や「ミニ五○郭」がある、○曲川が流れるアノ市ですね。

[106038] 千本桜さん
あざみの歌
鈴懸の径
…とくれば、「田園都市線」。「あざみ野」でブルーライト(今の若い連中は違うものを思い浮かべますね…)じゃなかった、ブルーラインに乗り換えれば、その先には東洋一の商港(○○高校の校歌より)…。
[106033] 2022年 10月 30日(日)23:31:21【2】訂正年月日
【1】2022年 10月 30日(日)23:59:20
【2】2022年 10月 31日(月)19:01:55
伊豆之国 さん
クイズ & 足立さん & 自治体越えマンション名
[106027] 千本桜さん出題のクイズですが…

[106029] メークインさん
[106030] あきごんさん
第一印象では「一体どこなのかな?」とよくわからかったのもいくつかあったのですが、お二方のご推測を拝見させていただいた限り、何となく方向が見えてきたような…。そうだとすれば

I:○○牛を何と読むか
3年半前、令和改元のその日の夕飯にご馳走になった「■■牛」。地名のほうは以前から正しく読んでいましたが、「牛」が音読みでなく訓読みが正しいと知ったのはその後になってからでした…。

F:○○市役所が置かれたG:旧○○町は「やXさXちXう」と読みます。「やXざX」と濁らないように注意しましょう
苗字でもメジャーで、「さ」を概ね「東」では濁り「西」は澄んで読む、という傾向ですが、その境界線は「苗字の東西境界」よりはだいぶ西の方に寄っているようです(地名の読みでも…隣の2「県」にまたがる自治体越え地名は濁りますね)。

M:○○温泉は海から離れた山の中。温泉街は三方を山に囲まれた急斜面に張りついています
私は22年前にこの温泉に一泊していますが、この時泊った旅館にも、メークインさんのおっしゃる通り、「金」と「銀」の温泉があり、「金」のほうは鉄分で赤茶色に濁っていて少々薄気味悪いようにさえ見えました。予定では夕飯の後、ロープウェイに乗って絶景の夜景を見たいと思っていたのですが、「熊」が出た、というニュースがあったそうで、諦めました。

[106031] 今川焼さん
まぁ一応馴染みのある地域なので、読んでいく先から解けていきました。しかし、宮城県から来られていきなりF:○○市というのは渋い選択ですね
M:○○温泉というところは身近なんですが、高級で敷居が高い感じがして泊まったことはありません
このクイズ、やはりなじみのある地域の人には有利なんでしょうね。「身近だけれど高級で敷居が高い」というのは、私が箱根や伊豆の温泉宿に対して抱いている思いと同じでしょうか。

ところで、今川焼さんの地元・丹波市で圧倒的に多い苗字が「足立」さん。中でも特に「足立」さんが集中しているのが旧青垣町([65522])。その青垣町の足立さんたちが、「全国の足立さん、集まれ!」というイベントを開催し、参加者募集中、という記事がありました(こちら)。
兵庫県丹波市青垣町の足立さんたちが11月13日に開く「全国の足立さん集まれ祭り」の参加者を募っている。青垣町の約40%が足立姓で、NHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」の御家人にルーツがあると知った有志が全国を巡って集結を呼びかける熱の入れようだ。
 実行委員長の足立喜信さん(66)によると、鎌倉時代、青垣町には関東から地頭として足立遠政が派遣され、山垣城に居を構えた。祖父の足立遠元は武蔵国足立郡(東京都足立区や埼玉県桶川市付近)を拠点に源頼朝に仕え、頼朝の死後は幕府を合議制で動かした13人の1人だ。
 青垣の足立氏は1579年に明智光秀に攻め滅ぼされたが、足立姓は残り、NHK大河ドラマを機に有志が「山垣殿の13人」を結成。少子高齢化が進む地域を元気づけようと祭りを企画。桶川市や足立区のほか、鳥取や愛知、岐阜県などで足立姓の加勢を求めた。祭りはオンライン会議もあり、足立実行委員長は「来年からはサミットが開けるようにしたい」と意気込んでいる。
 祭りは11月13日午前10時から丹波市青垣町山垣の旧遠阪小で「足立」の人文字空撮などがある。オンライン会議希望者は所定のフォーム(https://ws.formzu.net/fgen/S882329762/)から申し込みを。問い合わせは遠阪自治協議会(0795・88・0420)
Web版の「写録宝夢巣」(データは2007年時点のもの。以前にも書きましたが、現在では携帯電話やスマホの普及により固定電話が激減しており、電話帳自体も市販されなくなった現時点では、電話帳ベースの苗字ランキングは、特に都市部ではもはや実用的ではなくなっており、せいぜい十年位前までのデータのほうが信憑性が高いと思われます)で全国の「足立」さんの分布を見ると、全国に1万7000件余りあり、全国ランクでは236位。実数で最も多いのが、やはり丹波市のある兵庫県。3300件余りあり県ランクは31位。最多の丹波市だけで1400件余りあり県全体の4割にも達します。隣接の朝来市でも市内最多、神河町で2位、多可町で4位と、県中央部に集中しています。京都府では51位に入りますが、その過半数が丹波国に属する福知山市に集中しており、市内に700件近くありここでも市内最多の苗字になっています。一方、県ランクでは鳥取県が最上位で、県内13位に入り、そのほとんどは境港市(市内最多)と米子市(3位)で占めています。その隣の島根県では51位ですが、そのほとんどは米子・境港市と接する出雲地域であり、地元出身の実業家が開いた「足立美術館」がある安来市では市内7位に入りますが、石見地域ではほぼ皆無に近く、旧国の範囲によって苗字の分布が全く違うといわれる島根県の特徴がここにも現れているといえるでしょう。
引用記事に出てきた岐阜・愛知両県にも「足立さん」は少なからず見られます。中でも岐阜県では中濃地域を中心に分布し、県ランクは56位、関市で10位、実数で最多の各務原市で12位。東濃地方の瑞浪市でも11位に入ります。愛知県では県ランクは150位前後ですが、岐阜県と接する一宮市が最多で200件以上あり市内50位台、春日井市にも150件ほどあります。そのほかで目立つのは大分県。県ランク33位は鳥取・兵庫に次ぐ高位で、県中央部に集中し、豊後大野市で7位に入るなと、その豊後大野市と大分市・臼杵市の3市で県全体の8割近くを占めています。鎌倉時代に東国から多くの武将が移住したとされる大分県の苗字の特徴がやはり見えているのでしょうか。
一方、足立氏のルーツがある埼玉県と東京都では、共に「足立さん」は非常に少なく、共にと県ランク200位にも届きません(ちなみに東京都足立区には50件近くありますが、多くは「祖先の地への里帰り」組でしょうか?)。やはりよくある「ルーツの地に少なく遠方で栄えた」苗字の典型的な例に入るのでしょう。
大河ドラマの舞台がある静岡県を見ると、県ランクで200位に入るか入らないか微妙な位置にありますが、県内の分布を見ると、浜松市浜北区を中心とした県西部と、伊豆半島北部の2地域に比較的多く見られるようです。伊豆地方では伊豆市から三島市にかけての地域に見られ、ここが北條氏や源頼朝ゆかりの地であることと合わせて、鎌倉幕府御家人の足立氏と関係ありそうな気がします。

クイズに戻りますが、もう一つ…
[105999] でグリグリさんから出題の「残り1市を答えよ」というミニクイズですが…共通項を考える暇もないうちに、勿来丸さんと海辺を飛ぶ鳥さんが速攻であっという間に解答。これまで同じようなクイズを何度も作ってきたのに、いざ解答する側に回るとそうは行かないものですね…。参りました!

…というわけでもないのですが、私からも一題。

【問Z】八王子市、立川市、甲府市、松本市、茅野市

いかがでしょうか?

クイズの話はこのくらいにして…
昨日の日経新聞の別刷りに、不動産広告で「駅から○分」という表示の方法が今までと変わった、という記事がありました。その中で、「複数の建物(棟)がある分譲地やマンションの場合、今までは「○○駅から徒歩○分」といった場合、「駅から最も近い物件」までの距離を表示していたのが、改正後は「駅から近い物件と遠い物件で表示に幅を持たせる」、すなわち「○○駅から徒歩○~○分」といった表現に変わることになります。この表現の変更で、今まで「駅から徒歩10分」だったのが「11分」に変わったことで、「土地や建物を売却したい場合に不利になる」といった苦情も出てきているようです。
この後「コラム」として、「高級住宅地として著名な地名にあやかって、その地域になかったり最寄り駅でないのにその著名地名を名乗」ったマンションなどが多数ある、というのが書かれており、例として「吉祥寺」や「二子玉川」などの例が挙げられていますが、このような例は各地にあり、地元の例では「町田」を冠するマンションなどが相模原市域(そのほとんどは南区上鶴間本町と鵜野森に集中)に数えきれないほどある、ということを、落書き帳デビュー間もないころに書き込んでいた記憶がありましたが、私は最近社用で成城学園前駅から調布市方面へのバスに乗ったとき、車窓から「成城」を名乗るマンションなどが、住居表示板や電柱の住所表示から見て、明らかに調布市域に入る場所に何棟かあったのを見たことがありました。後で地図で確認すると、この地域(調布市入間(いりま)町…最近まで埼玉県入間市・郡に引きずられて「いるま」だと思っていた…を中心とする一帯)に20棟ほどもあるようで、確かに世田谷区「成城」に隣接してはいますが、北寄りの物件は成城学園前駅より京王線仙川駅のほうがずっと近いものもあるようで、やはり「成城」というブランド地名への「あやかり組」なんでしょうか。もっとも、この地域の電話番号は東京03ナンバーですが…
[105967] 2022年 10月 20日(木)23:26:23伊豆之国 さん
道中記クイズ(解答発表)
[105925]で出題した道中記クイズの解答発表です。
【A】~【P】までの市町村名は…

A市:八王子市 B市:大月市 C市:甲府市 D市:北杜市 E(町):清里(町)  F村:南牧村 G村:川上村 H市:佐久市
I市:小諸市 J市:千曲市 (旧)K町:戸倉町 (旧)L町:上山田町 (旧)M市:更埴市 N市:上田市 O市:東御市 P町:軽井沢町

…でした。
[105929] あきごんさん
[105930] メークインさん
[105939] 千本桜さん
いずれもお察しの通りですね。

行程は次の通りです。
初日は、八王子駅から特急「あずさ5号」に乗車。この列車の始発駅・新宿駅の発車時刻は8時ちょうど、まさに昭和歌謡で歌われたかの「あずさ2号」の後身。高尾駅を通過してトンネルを抜けるとそこが相模原市、というのがいまだに違和感が抜けきれません…。富士急の電車を横目で見て、大月駅は通過。笹子トンネルを抜けて甲府盆地に入ると間もなく富士山の雄姿…のはずでしたが、どんよりした曇り空で姿は見えぬまま、山梨県内で最初の停車駅・甲府駅に到着。「国電」区間での事故による遅れを引きずり、この時点で10分以上の遅れ。次の停車駅・小淵沢で小海線に乗り換えるのですが、余裕の乗り換えだったのが一転駆け足の乗り換えになり、指定席が乗り換えの階段から遠かったこともあって、足腰の衰えを自覚している私にとって非常にしんどいものがありました。
小海線の列車はディーゼルの2両編成。乗った車両の番号を見ると「キハ111-111」、見事なゾロ目ナンバー!  やがて樹林の中の別荘地帯へ入り、真新しい建物も見られるものの、廃屋化したようなのも目立って寂れかけているような光景が続く中、清里駅に。この清里界隈には。私も十数年前に訪れており、その頃は「水泡景気」でにぎわった全盛期の残影がまだ随所に見られた時期で、私のような「オジサン」には場違いな、若い女性を相手にした「ファンシー雑貨」の店やブティック、喫茶店などが立ち並び「高原の原宿」の異名もあった頃の空気がまだまだ濃厚に残っていたものでした。その時は、街はずれ?のステーキハウスで昼食をとっていて、結構行列ができていた記憶がありました。
今の清里は、こうした店舗の多くは店じまいし、駅やその前後の車窓からちょっと見ただけでも、「やっていない」感がありありという店が多いように見受けましたが、近年のレポート記事のいくつかを見る限り()、朽ち果てて廃墟化したような建物は案外少なく、営業をやめてから久しくなっていても、外観はまだ綺麗なのが多く、不動産業者などで管理している物件が多いのでしょうか。
駅舎の脇にSLが鎮座していた清里駅を出て、しばらくすると景色が樹林から草原に変わり、JR最高地点を過ぎるのですが、昔はなかった新しい建物が建っていて、最高点の標柱を見逃してしまいました。甲斐の国から信濃の国に入り、JRの駅で最高地点にある野辺山駅を過ぎ、川上村へ。この川上村は、高原野菜の栽培が盛んで、農繁期に「お手伝い」でやってくる外国人の出入りによる不思議な人口変動について、8~9年前の白桃さんの一連の書き込みがありました。私も列車の中で、信濃川上駅から外国人の小集団(顔立ちなどから見て、中南米系?or東南アジア系?)が乗ってきたのを見ていました。
ところで、「川上村」という名の村は、かつては全国に20か所もあったようですが([83666])、現在も残っているのは長野県のほかには奈良県にあるのみ。その奈良県川上村の深刻な現状は、奈良県民のあきごんさんの書き込み([104841],[104847])にありました。
列車はやがて佐久市へ。旧臼田町域には、函館の五稜郭と形がそっくりで規模がだいぶ小ぶりの「信州のミニ五稜郭」龍岡城([96257])があり、同名の駅もあるのですが、駅から遠く車窓からも見えず、悪天候もあり諦め、中山道の宿場町として栄え、佐久市の「前身町」にもなっている岩村田で下車。この「岩村田」の読み方、いままでずっと「いわむら"た"」だと思い込んでいて(小海線には過去3度ほど乗っているのですが…)、千本桜さんの[97039]の書き込みを見て初めて「いわむら"だ”」と濁るのが正しいと知ったのでした。駅の近くには駅伝や野球で名高い佐久長聖高校があり、駅前からも見えるのですが、駅は宿場の中心から少し離れた場所にあり、中心街に入るとアーケード街になっていましたが、ご多聞に漏れず、このような地方都市にありがちな「シャッター通り」の感がありあり。雨が激しくなり、またお昼時になったこともあって、アーケード街から横町に入ったところにある蕎麦屋で名物の信州蕎麦に舌鼓。そのあと近くにある、阿弥陀如来がご本尊の西念寺にお参りして再びアーケード街に戻り、抜けた後、武田信玄ゆかりの龍雲寺へ。境内には信玄公の霊廟もありました。
雨は更に激しくなって、列車の時刻の関係もあるので、他に見どころもあったのですが、宿場歩きはこの辺で切り上げて駅に戻り、小諸へ。乗った車両の番号はまたも「キハ111-111」。後で時刻表を見て運用を推測したら、小淵沢から乗った列車が小諸に着いた後、中込まで行って折り返した車両だったとわかったのでした。岩村田を出ると、次の駅は新幹線と接続する佐久平駅。駅前には大型店が立ち並び、すっかり繁栄を奪われた感のある岩村田も、市役所がある中込も引き離して、今や佐久市の玄関の駅としての地位を確立したといって間違いないでしょうか。
終点の小諸で降りると、雨は上がり、陸橋を渡って駅の反対側にある懐古園へ。今まで何度か訪れていたのですか、最後に訪れた時より十数年たっており、城門をくぐった中に入ってからの景色がどんなものだったかを覚えているか不安だったのでしたが、島崎藤村の記念館、千曲川べりの高台に建つ展望台と歌碑、城跡の遺構など、歩いているうちに記憶を呼び覚ましてくれたのでした。いったん城外に出て、この地ゆかりの画家・小山敬三画伯の美術館とアトリエを見学。手前には「寅さん」の記念館もあったのですが、こちらは既に閉鎖されて久しいようで、外観を見てもだいぶ荒廃しているようでした。
再び陸橋を渡って小諸駅の正面側へ。小諸市の中心市街は、「DID」が消滅するなど、佐久平に商業圏を持って行かれて斜陽化が進んでいるようなのですが([103275])、次の列車の出発時刻まで余裕がなかったため足を運ばず、この日の宿の最寄り駅、戸倉駅で下車。駅舎内には土産物屋や立ち食い蕎麦屋もあり、駅前通りの入り口には「戸倉上山田温泉」の文字が掲げられたアーチとその横には旅館名が列記された看板?があって、温泉地の入り口の駅という雰囲気はありましたが、新幹線ができる前、上野発の特急が多数運行されていた頃、当時の隣の駅で旧更埴市の中心駅であり、今は廃線になった長野電鉄「河東線」との乗換駅でもあった屋代駅は通過する特急が多かったのに対し、この戸倉駅には特急の大半が停車し、信州有数の歓楽温泉地の玄関として賑わった栄光も今は昔、新幹線ルートから外され、第三セクター路線の一中間駅に甘んじる形になった今となっては、温泉街へ行くバスも消え、タクシーもなかなか来ず、たまたま夕暮れ時だったこともあってか、何とも言えぬわびしさを拭えなかったのでした。
温泉街は千曲川を渡った対岸にあり、このロケーションは今春の連休で投宿した伊豆長岡温泉と似たように見えました。この日投宿したのは、千本桜さんの推測([105939])通り、チェーン店のシティホテル。このチェーン店のホテルには、温泉でなくても大浴場があるところが多く、「三点セット」のユニットバスでは我慢ができず「せっかくの旅情が台無し」というタイプの私は、このチェーン店のホテルを予約することが多くなっています。今回宿泊したホテルには、小さいながらも温泉大浴場があり、ほのかに硫黄の香りもして温泉気分を味わうことができました。このチェーン店の「温泉付きホテル」には、6年前に上諏訪温泉でも宿泊していました([90510])。
この「戸倉上山田温泉」という名称ですが、地図を見ると温泉街の大部分は旧上山田町域にあり、旧戸倉町域の部分はごくわずかなもので(地図)、旅館も3軒ほど(他に対岸の戸倉駅のある側にもあるようですが)。千本桜さんの疑問ももっともな気もしますが、範囲が上山田地域に比べ圧倒的に狭い「戸倉」が先なのは、駅があることのほかに、戸倉地域にある、この温泉街を代表する大旅館の1つで、皇室御用達であり名士の宿泊も多いSホテルの存在も大きいのでしょうか。温泉街は、以前に比べれば寂れたのでしょうが、居酒屋や風俗営業の店も、既に店じまいした感じのところも多いとはいえ、まだまだ健在のところも多く、夜になって雨もやんで風呂上がりで外出して見ると、「客引き」の姿も見かけました。
ところでこの温泉地で、その筋の「オタク」仲間で有名なスポットが、上山田地域の山裾にあった巨大廃墟「信州観光ホテル」。無理な増築を繰り返し、山肌に張り付いた、中は迷路のような巨大ホテルになっていたようですが、「水泡景気」の崩壊とともに業績も急降下し経営破綻、長野五輪を目前にして破産宣告を受け営業停止。その後長い間廃屋状態になっていて、「廃墟マニア」の間で「名所」になって、格好の「心霊スポット」になっていたそうですが、4年ほど前になってようやく解体業者の手に渡り、建屋の大半は解体されたのですが、山肌に張り付いているコンクリートの構造体などが解体困難ということで一部が残されたままになっており、厳重立ち入り禁止になっていた敷地の入り口には「信州観光ホテル」の立て看板もまだ残っていました。
翌朝は、タクシーを呼んで戸倉駅に戻り、列車に。上田市の城跡と中心街は大河ドラマが放映された6年前に見ているので([90510])、パスして東御市にある「海野宿」へ。この宿場の街並みは、私が40年ほど前に当時の信越線で通過した時、車窓から煙抜き?の「越し屋根」のある民家が連なっていた光景が気になって、のちに歩いたことがあったのですが、当時は観光施設もなく、「よくこんな見事な街並みが残っていたなぁ」と妙に感心したくらいでしたが、今回、初めて本格的な街並み歩きをすることにしたのでした。
上田市の東端にある大屋駅で下車。半世紀余り前まで、上田市の市街地の外れにあった「上田東」駅と現在は上田市の一部になっている丸子町とを結んでいた「上田丸子電鉄丸子線」が接続しており、この線にはかつて甲府駅前から現・南アルプス市を経て現・富士川町の青柳とを結んでいた「山梨交通」の電車線の車両のうちの2両が走っており、山梨交通線の廃線(昭和37年(1962))後にこの丸子線に移り、丸子線も7年後に廃線となって、「江ノ電」に引き取られて昭和61年まで活躍を続け、そのうちの1両が引退後に里帰りして富士川町内の公園に保存されています(記事SV)。
今は無人駅になっているらしい大屋駅を出て東に向かうとすぐに東御市に入り、しばらく住宅地になっていましたが、ところどころに「海野宿まで○m」の道標も建っており、人の背丈ぐらいの低い柱に小型の釣り鐘のようなものがついている「消防団が鳴らす警鐘?」もいくつか建っていました。歩くこと十数分、両側に古い民家が立ち並び、道の片方に寄った水路が通っている街並みが見えて、そこが重要伝統的建造物群保存地区にも指定されている「海野宿」の街並み。資料館や案内看板も整備されて街並みの歴史を知ることができ、江戸時代には北国街道の宿場として栄え、明治になって宿場の機能が衰えると、代わって養蚕が盛んになり、「うだつ」が上がった民家はその養蚕で富を築いたその象徴とされ、その昔車窓から見て気になっていた「越し屋根」は、養蚕のときの空気抜きだと知ったのでした。宿場の東の外れにある「白鳥神社」は木曽義仲挙兵の地とされ、境内や街道筋には「木曽義仲」と大書された幟も見かけました。
宿場の街並みが途切れた後は、住宅地が続き、しなの鉄道線の踏切を渡って線路の北側に入り、歩くこと十数分で田中駅に。もともとはこの地にあった田中宿が本来の宿場で、洪水の被害を受けたために海野地区に宿場の機能が移ったといい、その後田中地区も復興したようで、明治になって直江津から開通した信越線が長野を経て軽井沢方面へと伸びてきたとき、上田の次の駅が海野でなく田中にできた(開通当時は大屋駅はまだなかった)のは、おそらく当時も田中のほうが集落の規模が大きかったという単純な理由で、海野地区が「養蚕の邪魔になる」などとして反対したようなことはなかったように思え、その後海野地区を挟んでほぼ等距離の位置に大屋駅ができたため、両駅の中間になって鉄道の恩恵から取り残された海野地区の街並みが結果として残ったのでしょうか。
田中駅は、東御市の中心駅(代表駅)という位置づけになっているようですが、駅前には大した商店街も見当たらず殺風景。駅の中には、「田中」と書く駅が台湾にもあることから、その台湾の「田中」駅と姉妹駅を締結した、という写真付き記事も張られていました。この「台湾にある日本と同表記の駅」の話題は、8年ほど前に白桃さんが[85173]で書き込み、私もレスしていました([85174][85241][86731])。ホームには、「全国の田中さん大歓迎」の横断幕もありました(ついでに、全国の「田中さん」の人数は約140万人、全国ランキング4位。西日本に多く見られ、大阪・京都・兵庫・福岡など9府県で最多。長野県では2位(トップの「小林」さんにはトリプルスコアに近い大差をつけられていますが…それでも東日本(信越・東海以東)では最上位。そういえば、そんな苗字の元知事もいましたね…)。
その田中駅から列車に乗り込み、小諸駅止まりだったので乗り換えて軽井沢駅へ。駅の反対側のショッピングモールで昼飯…ですが、さすがは大観光地、雨中にも拘わらず大勢の観光客でごった返し、食事にありつくまで1時間ほど待たされることに。帰りの新幹線の指定席は発車時刻に余裕を見て買っていたこともあり、そのあと正面側のホームにある「アプト式」時代の機関車や、駅前にある「軽便」草軽電鉄の機関車などを見て、新幹線で東京駅に戻りました。
[105938] 2022年 10月 12日(水)23:43:57伊豆之国 さん
クイズ関連三題雑感
■全国の駅五番勝負
[105926] デスクトップ鉄さん
解答の書き込みと既出かどうかの確認がうまくできないこともあって、このところページも覗かずご無沙汰していましたが、今回の問題、久しぶりに覗いてみました。答えの書き込みこそしませんでしたが、5問中4問は共通項が第一ヒントまでにおおよそ見当は付きました。唯一お手上げだったのが問五「地下鉄東西線に同名駅がある駅」。共通項の発表まで皆目見当がつきませんでした。
問一は「全て同じ部首の漢字の駅」でしたが、これについてグリグリさんからフォロー([105927])が出ましたので、ここで一言。
「五井」の部首がどちらも「二」なんて知識は全くありませんでした。
部首の定義って明確に決まっているのでしょうか。例えば問題の「問」は「もんがまえ」ではなく「くちへん」になるって私にはよく理解できません。それとも「もんがまえ」でもあり「くちへん」でもあるとするのでしょうか。調べると部首はどれか一つとするようですが、そんなこと学校で習いましたっけ? 単に私が無知なだけ?
開聞駅は五番勝負の問一の共通項には該当しないんですね
その漢字がどの部首に属するかは、基本的には中国の清時代に編纂された「康煕字典」に基づいていること、そして漢字の意味が所属する部首を決める重要な要素になっていることによります。例えば、「開」「閉」「関」といった字は、いずれも「門」と関係があることが容易につき、また「間」という字は、「門」の中に「月」と書くのが本来の字形で、「門の隙間から月光が漏れる」というのが字源と言われているので、やはり「門」の部首に入る字になっています。これに対し、「問」や「聞」については、「門」は「モン」という音を表しているだけで、それぞれ「口」「耳」に関係していることが容易に見当がつくので、「問」は「口」の部、「聞」は「耳」の部に属する字ということになるわけです。小中学生向けなどの一部の漢字辞典では、「問」や「聞」も「門」の部にしているのもあるようですが、大人向けの一般の漢和辞典では、「門」の部にも一応「ダミー」という形で載せた上で、例えば「問」については「口部8画を見よ」というような表現をしているのが一般的でしょう。
一方、「五」「井」が共に「二」の部に入る字だというのは、漢和辞典を相当使いこなしている人でもそうだとわかる人は少ないでしょう。「二」という部首自体が「便宜的」なもののようで、この「二」の部に属する字には、「二」そのものと、他には「云」「互」「亜」「亘」などがあるようですが、数は多くはなくマイナーな部首と見られます。
ところで、「一」から「十」までの漢数字、それぞれどの部首に属しているのでしょうか?(私も全部は正答できませんでした)。

少し脱線したので…
十番勝負の区町村ヒントですが、
[105928]グリグリさん
問七「菖蒲町」と問十「伊豆の国市」についてクレームがありました。これはちょっと意外というか心外でした。菖蒲町は植物名そのもので直球であり、なぜ消滅した町をわざわざ提示しているのかという点から雑学への気づきとなることを意図したものです。伊豆の国市についても同様に、市だけでは該当せず市区町村対象だと該当するという点から、共通項の性格(市区町村が相互に絡んでいるランキングなど)が絞り込めると考えました。いずれも「なぜ消滅町?」「なぜわざわざ市名?」を取っ掛かりにして欲しいヒントでした。
これについては、私が[105895]で「やはり反則ではないか」と書き込みましたが、これに関しては、白桃さんが[105933][105935]でおっしゃっているご意見に同感です。問七については、「旧」とか「消滅」と一言加えておけば問題はなかったと後で思いましたが、問十についてはやはり「想定解に入っている」と誤解される恐れがあり、白桃さんの[105933]の記事にある
従来の「区町村ヒント」でも工夫すれば効果的になったと思うのです。例えば、「志免町」だけをヒントに使用しても問題は無いのですが、これでは流石にヒントの「ヒ」にもなりません。でも、瑞穂町(東京都)、大磯町(神奈川県)の二つの町をヒントに使用すれば、これで共通項の性格を理解する方もいたのではないでしょう
これは、私が[105895]で書き込んでいたのに近いものでしょう。
「なぜわざわざ市名?」を取っ掛かりに問十を解ける方なら、ヒント前に解いているのではないでしょうか
[105934] 未開人さん
58回の問五はかなり有効なヒントとして効いていたと思います
[105935] 白桃さん
共通する性格を有する市を答えるクイズに現役の市をヒントに用いるのは邪道であると言いたいのです。どうしても用いたいなら「ヒントの清瀬市(伊豆の国市)は想定解ではありません。」と一言入れるべきではなかったでしょうか。
そういえば、第58回の問五でそんなことがありましたか。私はこの第58回の問五を、ノーヒントで銅メダルを獲得していたため、この「迷」ヒントは無関係でしたが、でもやはり読み返してみると、やはり「清瀬市も想定解なのか?」と誤解される恐れがあり、まさに今回の問十と同じ。清瀬市の市長が「渋谷」さん(その後他界され、現市長は旧字体の「澁谷」さん)だからということを意味するのでしょうが、やはりこれはむしろその逆、例えば「大田区」…区長は「松原」さん(当時も現在も同じ人)を提示したほうがよいでしょう。

最後に私が[105925]で出題した道中記クイズですが、
[105929] あきごんさん
[105930] メークインさん
お二方のご推測、いずれも大体合っています。
解答の公表と解説はもう少し待つことにします。
[105925] 2022年 10月 10日(月)18:00:03【4】訂正年月日
【1】2022年 10月 10日(月)18:02:08
【2】2022年 10月 10日(月)21:13:20
【3】2022年 10月 10日(月)21:36:21
【4】2022年 10月 11日(火)22:37:13
伊豆之国 さん
秋の道中記クイズ
[105895]で約束した道中記を。クイズ形式です。

朝7時過ぎに我が家を出て、2度の乗り換え、電車の中で県境を越えたり戻ったりしているうちに、【A市】の中心駅から乗った特急は、その昔、昭和歌謡で一躍有名になったあの列車の後身、始発の大ターミナル駅の出発時刻も当時と全く同じ。「国電」区間が終わる駅を過ぎ、長いトンネルを抜けた先は、合併によって今や我が家のある市の一部、でも市の中心部に鉄道で行くにはいったん県外に出ないと行けない。左手に人造湖を眺めつつ、次の県境越えがこれで今回の道中で5つ目。私鉄が分岐する、その県内の市で人口が最小の【B市】の駅は素通り。峠越えの長いトンネルを抜け、広い盆地に入ると、かの霊峰が見えるはず…でしたが、生憎の天気で山は見えず。そして【A市】の駅を出て次の停車駅で、駅前に名だたる戦国武将の銅像も建つ県庁所在地【C市】の中心駅を過ぎてしばらくすると上り坂の連続。北海道に異字同音の市がある【D市】の駅で降り、ローカル線に乗り換え。時刻表の上では余裕の乗り換えだったはずでしたが、「国電」区間での事故の影響で特急は10分以上の遅延、しかも指定席が乗り換えの階段から遠かったため、乗り換えは駆け足。既に「高齢者」の仲間入りをし、しかも足に「爆弾」を抱えている身には、相当しんどいものがありました。乗り換えたローカル線の列車は、ディーゼル車の2両編成。発車して間もなく大きくカーブして樹林の中へ。線路の両側は別荘地が広がっていましたが、既に無住となって久しくなって荒廃が進んでいるような建物も結構あるように見受けました。やがて、この県最後の駅に到着。こちらも北海道にある【E町】の名と同字同音の駅に。若い女性が大挙して押しかけ、人気の高原リゾート地として「水泡景気」でにぎわったのも今は昔、私も十数年前に訪れているのですが、今、駅の周りは…というと、多くのネット記事を見て知っていたことだったとはいえ、車窓からちょっと見えた範囲だけでも、営業をやめて久しくなって荒廃した様子の土産物屋や観光施設が軒を連ね、廃墟同然になったような光景が嫌でも目に入り、思わずぞっとしたものでした。いつしか線路の両側の樹林が消えて草原に変わり、この線の最高地点を過ぎると【F村】の駅に。高原で空気が綺麗なこともあり、巨大な天体観測施設も建てられており、また隣県には同字異音の村もあり、高齢化が著しいことで話題にもなっているようです。その次の駅がある【G村】は、高原野菜の生産が盛んで、海外から出稼ぎで来る人が多く、収穫期の不思議な人口変動はかつて落書き帳でも話題になっていました。この【G村】にも、同字同音の村が関西に今も現存しており、こちらのほうは深刻な過疎化が地元の県の方の書き込みにありました。
列車は更に下って行き、やがて【H市】へ入ります。この【H市】には、北海道にある有名な城郭と形がそっくりで、だいぶ小ぶりの城跡があるのですが、この城跡と同名の駅から遠く、車窓からも見えず、既に雨が本降りになったこともあって諦め。その【H市】の「前身因子町」でもあり、五街道の一つに数えられる旧街道の宿場として賑わった地区にある駅で降ります。この駅名の読み方、以前にベテランメンバーの書き込みがあるまで、間違った読み方をしていました。駅の近くには、駅伝や野球で有名な高校もあるのですが、駅は宿場から少し離れた場所にあるようで、市街地の中心までは結構あり、商店街に入るとアーケードが連なっていましたが、シャッターを下ろしたままの商店も目立ち、同じ市内の新幹線の駅がある地域に繁栄を奪われた様子がうかがえました。悪天候もあり、街中にある寺院を二つほど見たただで引き返しましたが、ちょうどお昼時になったこともあり、寺院の門前にある蕎麦屋で昼食を。さすがに産地に近いこともあって、結構な美味を楽しめました。
駅に戻って列車に乗ると、次の駅で新幹線と交差・接続。駅前にはショッピングセンターや量販店など大型店舗が立ち並び、今や実質的に【H市】の中心駅になっている様子がはっきり見えました。列車の終点の【I市】で降り、駅の裏側の城跡へ。過去に何回か訪れているのですが、最後に訪れた時から既に十数年が経っており、光景が思い出せるか不安だったのですが、雨もいったん上がり、城門をくぐって歩いているうちに、この市ゆかりの文豪の記念館や歌碑、城郭の遺構など、昔の記憶を蘇えらせたのでした。
次の列車の時間が迫ったこともあり、DIDが消えたということが話題となった、この【I市】の市街地には結局向かわず。この日の宿がある【J市】の駅で降り、タクシーでこの日の宿を取った温泉街にある、シティホテルへ。温泉街は駅から大河を渡った反対側にあり、温泉街に入ると旅館や土産物屋、遊興施設などが立ち並び、この春の連休で投宿した伊豆長岡温泉とロケーションがよく似ているな、と思いました。
この温泉街は、合併前は2つの町・【K町】と【L町】にまたがっており、宿泊したホテルの住所は、駅がない方の旧【L町】。チェーン店のシティホテルとはいえ、さすがに温泉地とあって、温泉の大浴場もあり、ほんのり硫黄の香りもして、温泉気分を味わえました。夜になっていったん雨が上がり、町のほうへ。風俗営業の店も多く、「客引き」の姿もちらほら見かけました。ふと空を見上げると、明るい星のようなものが見え、「曇り空で星など見えないはずなのに…」と不思議に思いましたが、その正体は翌朝に分かりました。温泉街の裏手の山の上にある公園に向かう道路の街灯だとわかったのでした。この温泉地を「その筋のマニア」の間で有名にしたのが、その山の麓から山腹の斜面にかけて、斜面にへばりつくように建っていた巨大廃墟ホテル。昭和後期に無理な増築を繰り返し、「水泡経済」の破綻と共に急激に経営悪化、この県で行われた一大イベントを待たずに事実上の破産、営業停止となってからは放置状態となり、「廃墟探検隊」の格好の餌食となり「心霊スポット」として知られたようですが、数年前にようやく解体業者の手に渡って解体が始まり、建物の大部分は撤去されたものの、山の斜面にへばりついていたコンクリートの構造体などが解体困難のせいなのかいまだに残され、異様な光景が見えました。
ホテルを出て、再びタクシーで、前日に降りた【J市】の旧【K町】の駅に戻り、列車へ。この駅はかつて国鉄~JRの本線の駅だったころは、今は【J市】の一部になっている旧【M市】にある(当時の)隣の駅で、10年ほど前まで私鉄が分岐し、今も【J市】の中心駅の位置づけになっている駅は通過する特急が多かったのに対し、この旧【K町】の駅には大半の特急が止まり、温泉街の玄関の駅として賑わっていたそうですが、今ではその温泉地に向かうバス路線も廃止になり、一部の大型旅館が送迎バスを出しているだけ。新幹線のルートから外れ、ローカル線の小駅に過ぎなくなって、賑わいを失ったかつての観光地の玄関の駅の悲哀を感じ取ったのでした。
列車はやがて、数年前の大河ドラマの舞台となった【N市】に。その市の中心部には、その大河ドラマが放映された年に行っているので今回はパスし、市の外れにある駅で下車。半世紀余り前まで、【N市】の中心からやや外れた場所からこの駅を通って、今は【N市】の一部になっている町まで私鉄が通っており、その私鉄にはかつて【C市】から出ていた私鉄にいた車両が走っており、廃線後その車両は関東の人気私鉄を経て、今は生まれ故郷に戻って保存されています。
降りた駅と隣の【O市】にある駅との中間には、昔の宿場町の面影を残す町並みが連なっていて、重要伝統的建造物群保存地区にもなっています。今から40数年前、当時の国鉄の車窓から、屋根の上に煙抜き?のような「越し屋根」が上がっている古い民家が連なっている街並みが見えたのが気になり、のちにまだこの宿場町が全国的には無名だった頃に一度歩いた記憶はあるのですが、観光施設のようなものはまだなく、今回初めて本格的に街並み歩きをすることにしたのでした。宿場町は【O市】にあり、駅を出てすぐにその【O市】に入り、駅からの距離を示す道標も所々に建っているのですが、駅からは1km半ほどの距離があり、雨の中歩くこと20分余り、ようやく宿場の入り口に入ります。内部見学できる家や資料館もいくつかあり、中に入ってみると、気になっていた「越し屋根」は養蚕の時の空気抜きで、明治に入って宿場が廃れ、養蚕に活路を見出してそれまでの旅籠が養蚕業に転身し、養蚕の町として活気を見せた頃の面影を残していたものだったのでした。宿場の外れにある神社は、この県ゆかりの鎌倉武将に深いゆかりがあるらしく、その武将の名が書かれた幟も建っていました。
宿場を後に次の駅へ。雨は上がっていましたが、この歳とあって足取りは必ずしも快適とは行かず。たどり着いた駅は一応【O市】の代表駅という扱いになって入るのですが、駅の周りには大した商店街もなく閑散とした光景。この駅名、全国的にメジャーな苗字と同名ですが、台湾にも同じ字の駅があり、お互いに「姉妹駅」として締結されているようでした。この「台湾にある日本の駅と同名の駅」の話題は、8年ほど前の「落書き帳」にも出ていて、私もレスしていました。
再び列車に乗り、【I市】の駅止まりだったのでここで乗り換え、高原のリゾート地として超有名な【P町】へ。ここで新幹線に乗り換えて帰路に就くのですが、予約した新幹線の発車時刻まで結構な時間があるので、ここでまず昼食。外は再び雨が激しくなり、駅のすぐ「裏口」側にあるショッピングモールに行ったのですが、どこも行列ができており、決めた店に入るまでの間も苛立ちを隠せませんでした。そのあと、駅の正面側にある保存車両を見て、新幹線に。途中でたっぷり日が暮れました。

【Q】文中の【A市】~【P町】の市町村名を答えてください。ヒントも豊富にあるので難しくはないと思いますが…

【1~4】誤字脱字の訂正等々、連発で申し訳ありません…
[105895] 2022年 9月 29日(木)23:49:04伊豆之国 さん
第61回十番勝負を振り返って~田子の浦に打ち出でて見れば白妙の 富士の高嶺に雪は降りつつ~
いつもの通り、十番勝負の感想文を書かせていただきます。
今回から実施期間が10日間に短縮され、スピード勝負となった上、実施期間が2度の連休を挟む期間となり、後半に一泊二日の遠出を入れていたことと、「一部に想定解が少なめの問題が出る」と予告されていたこともあり、こうした「売り切れの危険がある問題」は序盤のうちに片づけておかないと厳しい、ということを覚悟の上で臨むこととなりました。
今回も、前回と同様に出題時に想定解数の提示がなく、共通項がつかめなかったため、やはりこのところ取り続けている「最初は模様眺め」の戦術を採ることになりました。
では、解答できた順に。

問七~明治は遠くなりにけり~
答えの出方から、「植物に関係ありそうだ」と薄々見当がついていましたが、第一回採点が出て「やはりそうだった…」と。境界線がどこにあるのかつかめていませんでしたが、想定解が100市もあり、「雑学」にあった「植物名の付く区市町村」を開くと、植物名そのものだけでなく「木、林、森、草、花」など「植物用語も含む」、ということではないかと、ざっと数えて納得。「ご当地」の2市に付いている「豆」も仲間に入るので、このどちらかで十万石を狙うことも考えましたが、ここは領地奪還を目指し、「意外なところにDIDがある」([97530] 千本桜さん)、石ノ森章太郎氏の故郷・登米市を。
蛇足ですが、区町村ヒントで出た「菖蒲町」。既に消滅した町を挙げるのは反則ではないでしょうか。植物名の付く区や町村には、すぐに思いついただけでも、杉並区・葛飾区・松島町…など、いくらでもあるのですが。
…結局、ノーヒントで答えられたのはこの1問だけでした。

問四~象潟の雨に西施がねぶの花~
ここは既に解答のペースが速く進んでいましたが、ここまでの流れから「これは過去問にあったな」と…。第28回・問一「日本の渚百選」。この時出てきた答えとほとんどその大半が一致しており、内陸の湖畔にある諏訪市が入っていたのも同じ。たが、想定解が74市と、第28回の時(78市)と食い違っている。ここまで誰も「疑問」と思うような書き込みがなかったので黙っていましたが、「どうも参考にしたデータが違うのでは」ないか。前に出た時と同じなら、その後市になった大網白里市を加えた79市ではないか。結局、訂正が出たので氷解しましたが。
選んだのは、ここも領地奪還を目指し、今は往時とは景色が変わってしまった、芭蕉ゆかりの景勝地があるにかほ市。

問九~田子の浦に打ち出でて見れば白妙の~
第二ヒントが出て「昔の名前…」。ここまでの答えの流れから、「旧郡名と一致」、土佐市がNGなのは「土佐郡と無関係の旧町村から成る」ことか。前回領国を奪われ、「捲土重来を期す」([104735])と誓った富士市を1場所で取り返し。これで、3問連続で領地奪還となりましたが、これは「市盗り」導入後初めてのことでした。

問一~伊東に行くならハトヤ、電話は4126~
こちらもお題と答えの流れから、球場・高校野球の強豪校・名選手…と、「野球」に関係ありそうだ、と方向性はつかめていましたが、甲子園の常連・松商学園があり、プロ野球の試合が行われたこともある松本市がNGになるなど、いまいち線引きが分からない。結局決め手になったのは、町村ヒントにあった奈良県三宅町のHPを何気なく見ていると
日本野球聖地・名所150選に認定されました
というのがニュースのページにあり、リンク先に「野球伝来150年特設サイト」が出ている。そのページを開くと「聖地・名所150選」があり、これまで出てきた正答も全て載っている。お題にあった、「迷彩」を成していた南砺市は、旧福光町に集中するバット生産工場(私は、半世紀近くも前、佐久間英氏の「お名前風土記」という本の中、富山県のページの中で「全国のバット生産の8割が福光町で作られている」といったことが書かれていたことで知っていた)。そして表の中から見つかったのが、伊東スタジアム跡。
プロ野球も東映【現・北海道日本ハム】が18年間春季キャンプを行い、1979年秋には長嶋茂雄監督の下、巨人の若手が地獄のキャンプを行ったことでも知られる
伊東市を答えたのは、第47回・問十以来、14大会ぶりでした。

問二~丘で眺めりゃ稲穂が揺れる~
お題を見て、県境にある市、それも東京から見て近い側にある市が並んでおり、最初「東京駅からその県内に列車で最初に到着する市」かな、と見たのですが、浜松や長野が正答になっていて振り出しに。次いで、区町村ヒントで「該当なし」と出たので、やはり「市盗り」関係かと見たのですが、領主がまだ不在のさいたま市がOKになっていたため「これではない」とそこで行き詰まり。第二ヒントが出て、「県境越えで通勤・通学者が県内最多」と見当がついたものの、国勢調査の最新データを開こうとすると「保護データが開けません」と出てきて、開くためのツールは検索して出てきたものの、操作するのに時間がかかりそうでまたも行き詰まり。正答を見ると、県境に接する市に交じって、名古屋・横浜・仙台…と「その県で圧倒的な人口集中がある『大都会』」もいくつか出ている。そこではっと浮かんだのが、「東京都では、やはり『実質・神奈川県』町田市がダントツではないか」。いろいろデータにあたって行くうちに、前回(平成27年)の国勢調査データは開けた。予想通り、町田市が2位以下に大差をつけてダントツ。おそらく最新データでもまず変わらないのではないか」と、ほぼ確信。その町田市がまだ出ていない。前回・第60回の問一に続き、2大会連続で領主の石高積み上げ。

問八~つがる娘は泣いたとさ~
問二と同様の理由で、最新の国勢調査データが開けず苦戦した問題でした。過疎、人口が大きく減っていそうな市が並んでおり、その方面の共通項かとまず思いましたが、データを開くとどうも違いそうだ。ようやく第二ヒントを解いて、「今日は何の日」。その日はちょうど敬老の日に当たっていて、「高齢者の比率」か、と見た。でもやはり国勢調査の最新データが開けない。そこで何とか手掛かりをつかもうとして、都道府県ごとの高齢化率(・ランキング)をネット検索してみると、いくつかの県のデータがヒットした。でも、そのデータの時点が国勢調査の時のものと、最新の県独自の集計のものがあったりして、混乱する。結局、答え選びに使ったのが、まだ答えが出ていなかった、青森県のデータ。国勢調査の時のデータであり、「まず間違いない」として、最高値になっている、4年前の夏、縄文遺跡を見て、農村集落の中の一軒宿の温泉旅館に泊まったつがる市([96355],[96376])を。実はその時点ではSVの意味が分からず、答えた後で「平均年齢(が高い)」ほうか、と思ったのですが、その平均年齢でも最高値になっており、これで正答を確信したのでした。

問六~名さえゆかりの小山田三つ葉~
今回想定解数が最も少ない上、お題が2市・NGが1市とこちらも少なく、しかも7日目にあたる22日から一泊二日の遠出を予定したため(道中記は後日書きます。でも天気が…)、「その前までに答えないと売り切れになって、連続完答記録が途切れる」という恐怖と常に向かい合わせという厳しい闘いでした。第二ヒントは「戸田市はもうすぐ」と解けたものの、何が「もうすぐ」なのかわからず、その次のSVを拡大して見ると、中央に雑居ビルの看板がある。並んでいる店の看板のどれなのか、しばらく考えているうちに、ふと「翡翠」の文字が目に留まり、その「翡翠」の字には、宝石のヒスイのほかに、鳥の名の「カワセミ」の意味もあることを思い出す。最近、「市のシンボル」が話題になったこともあり、「市の鳥がカワセミ」ではないか。そこで「市町村のシンボル」のページを開くと、町田市の市の鳥がカワセミ、とある。「そういえばそうだったな、『かわせみ号』というコミュニティバスか何かもあったな」と思い出す。戸田市の意味は、10月1日付で制定([105334] ピーくんさん)だからと分かる。これで、問二に続いてこれで2度目の町田市解答、領国「小山田城」の石高を14万石に、東京都の総領主石高も52万石に積み上げ。
これで、最難関を無事乗り越え、残る3問は想定解が70~100台と多く「売り切れ」の心配がないものばかり。万一答えられなくても、「旅先から戻ってくる2日の間で間違いなく行ける」と余裕ができたのでした。

問三~富士の高嶺に雪は降りつつ~
第二ヒントは「表記が一致」と解けたものの、何が一致するのが不明、その次のSVはただ田んぼの中の信号もない十字路。その画像を前方に進めると、新幹線の「越前たけふ」駅が見えてきましたが、「鉄無し」の土佐清水市が出ていたこともありその方向でないことは一目瞭然。ようやく第四ヒントが出て「車が集まる」と解け、まず高速道のSA・PAなどをあたったものの、土佐清水市には高速道・有料道が通っておらず、ふと「道の駅」では、と思い立ち、その道の駅関係のサイトをいくつか見ていると、「表記が一致」とは市名ズバリのほかに「市名と同表記の名称が入っている道の駅」も対象かな、と判断。ここは領主に復帰したばかりの富士市をもう一回。
ところで、意味不明だったSVの「越前たけふ」ですが、実は道の駅は開業が予定より遅れて現在も未開業だった([105859] Nさん、他)、ということだったのは、データを鵜呑みにした、出題者の調査不足だったのでしょうか?

問五~面白うてやがて悲しき鵜舟かな~
第一ヒントは「比較的若い」と読んで、「高齢化都市」の問八と対極か、と思ったものの、どうも違いそうだ。SVを見ると「四十九」の文字が見え、そこが境界線では、と見えたものの確信はできず。第四ヒントまで来て「市長の年齢」と解ける。そこで、「若年で就任した市長」のページと対比すると、どうやら「就任時ではなく現時点での年齢」「現在49歳以下」か、と見た。ここで再び「若年市長」のページに戻って、確実なところを探すことに。結局選んだのは、現市長の柴橋氏が4年前に38歳で就任、今年2月に再選し現在43歳の、未解答だった県庁所在地・岐阜市。
ちなみに、伊賀鉄道にできた「四十九」という名の駅については、[95587]で書き込んでいました。

問十~七つの星も呼んでいる~
これも第四ヒントまで来てようやくわかった問題でした。これまでの解答とNGの市から判断して、「お互いに人口の差が9人以下」。データベース検索から人口順に並べ、当たって行くことに。いろいろ考えましたが、最終的に選んだのは、問八で答えたつがる市を訪れた時の道中で、新幹線で降り立ち、そして乗った北斗市でした。
ところで、第一ヒントに出ていた、春の連休で訪れた大河ドラマゆかりの「ご当地」の市。異例な「市」のヒント、想定解なのかと思ったら、市の人口ランキングから見ると明らかに非該当。実は「町村を含めたランキングだと9人差以内の範囲に入る」([105855]) ということだったということですが、やはり「誤解を与える」ということもあり、「反則」ではないでしょうか。「町村で該当する(組み合わせ)」を例示するのであれば、こちらを見ればいくらでもあるはずですが。例えば、群馬県みなかみ町/東京都日の出町(人口が全く同じ)、青森県東北町/愛知県南知多町(3人差で前者の方が多い)、茨城県美浦村/青森県七戸町(1人差で前者が多い)等々…。和歌山県那智勝浦町>(5人差)群馬県板倉町>(8人差)鹿児島県肝付町>(9人差)長崎県佐々町、という「連続」もありました。SCも、画像が不鮮明で拡大してもよくわかりませんでした。

…これで、今回もノーミス完答となり、最終順位は前回より4つ上がって16位。しかしそういう実感がないのが正直なところで、多くの問題で正答順位が20位以下、入賞も前回に続いて無し。総合順位のUPは、各門の難易度が平均し、問題に対する回答者それぞれの得手・不得手のばらつきも微妙に影響していたことからなのでしょうか…。

♭今回の選曲は次の通り。
問七:登米市の旧登米町には、20年ほど前に訪れたことがあり、明治の面影を残す建物が数多く残り「宮城の明治村」の異名があり、昔の学校・警察署や、味噌蔵・薬屋?などの「街角博物館」を見たこと、当時は「軽便」仙北鉄道の旧駅舎が残っていたことを覚えています(こちらに投稿)。
問四:芭蕉が「奥の細道」で往時の象潟の風景を詠み込んだ一句。その頃は水面に多数の小島が浮かぶ、今の「松島」に似た風景だったのが、のちに地震によって地盤が隆起して陸地となり、今のような地形となったのでした([93053] hmtさん)。
問九:山部赤人が詠んだ超有名な萬葉の名歌ですが、こちらは百人一首に採用された、新古今集で改変されたバージョンのほう。
問一:またも超ワンパターン…。子供の頃、耳にたこができるほど聞かされた名CM。
問二:「町田音頭」の4番の歌いだし。
問八:年配の方ならご存じの懐メロより。津軽平野ののどかな田園風景が浮かんできます…。
問六:問二に続き、町田音頭の5番の歌いだし。
問三:問九で選んだ赤人の和歌の、「百人一首バージョン」での下の句。
問五:岐阜市を代表する風物詩「長良川の鵜飼い」を詠んだ名句。
問十:サブローさんの代表曲の2番?の歌いだし。「七つの星」はもちろんどこかの豪華列車ではなく、市名の由来となった北斗星。
[105713] 2022年 9月 22日(木)00:08:03伊豆之国 さん
十番勝負
問十:北斗市
[105712] 2022年 9月 21日(水)23:41:53伊豆之国 さん
十番勝負
問五:岐阜市
[105696] 2022年 9月 21日(水)21:33:36伊豆之国 さん
十番勝負
問三:富士市
[105673] 2022年 9月 21日(水)09:41:37伊豆之国 さん
十番勝負
問六:町田市

SVの意味がやっと分かりました。
[105662] 2022年 9月 20日(火)23:05:10伊豆之国 さん
十番勝負
問八:つがる市

資料を見つけるのが難しい。
[105660] 2022年 9月 20日(火)22:50:36伊豆之国 さん
十番勝負
問二:町田市
[105632] 2022年 9月 19日(月)23:38:58伊豆之国 さん
十番勝負
問一:伊東市
[105625] 2022年 9月 19日(月)23:03:36伊豆之国 さん
十番勝負
問九:富士市
[105555] 2022年 9月 19日(月)11:04:41伊豆之国 さん
十番勝負
問四:にかほ市
[105502] 2022年 9月 17日(土)22:32:53伊豆之国 さん
十番勝負
問七:登米市


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