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[104145]2022年4月10日
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[104139]2022年4月7日
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[108417] 2023年 7月 29日(土)23:52:26伊豆之国 さん
十番勝負
問三:調布市

お題のあの市に惑わされました…
[108408] 2023年 7月 29日(土)22:06:56伊豆之国 さん
十番勝負
問八:南アルプス市
[108374] 2023年 7月 28日(金)23:10:42伊豆之国 さん
十番勝負
問四:調布市
[108324] 2023年 7月 24日(月)23:31:41伊豆之国 さん
十番勝負
問一:東村山市

…これには参りました…
[108293] 2023年 7月 23日(日)21:31:50伊豆之国 さん
十番勝負
問十:狛江市
[108199] 2023年 7月 17日(月)22:12:25伊豆之国 さん
「忍町」はなぜ「忍市」ではなく「行田市」になったのか?
一昨日の「ブラタモリ」の舞台は、埼玉県行田市でした。映像では、「埼玉」の県名発祥の地とされる「埼玉(さきたま)地区」の風景から始まり、地名の由来と深いつながりがある「前玉(さきたま)神社」、国宝の鉄剣が出土した「稲荷山古墳」や日本最大級といわれる円墳「丸墓山古墳」などがある「埼玉(さきたま)古墳群」、利根川べり(旧南河原村)にある、長年の土砂の堆積などですっぽり地中に埋まった幻の古墳群「酒巻古墳群」、石田三成の「水攻め」の猛攻に耐えた「忍城」と、その三成が城攻めのために築いたという「石田堤」、市街地中心近くにある「高札場」跡など、盛りだくさん(市が番組放送に合わせて作成した「町歩きマップ」より)。
そして、番組の終りのほうでは、行田の特産として知られた「足袋作り」の映像が流れ、かつては全国の生産量の7割を占めたという「足袋の街・行田」の知名度もあり(番組には出てきませんでしたが、駅名にも「忍」ではなく「行田」が開業当初から使われていた(「元祖」行田駅である秩父鉄道の現・行田市駅))、武士の街であった「忍」に比べて範囲が圧倒的に狭かったのにもかかわらず、市制施行にあたって「行田」の名が採用されたのではないか、と推測していましたが、いかがでしょうか。
「忍市」(手続き上は「瞬間の市」)でなくて「行田市」になった理由の推測は、20年以上も昔の記事ですが、でるでるさんの[5052]に出ていました。
忍(おし)町の城下町で、足袋(たび)の生産で有名になった行田地区が市名の由来の様ですよ。
江戸時代の中期頃に、忍藩主の松平氏が、藩士の婦女に内職として足袋の生産を奨励したのが始まりなのだそうで、その後次第に行田地区の主産業として盛んになり、「足袋の行田か、行田の足袋か」と言われた「行田足袋」の生産地として知られたそうです。
第二次大戦後は、足袋の需要の低下から、靴下やサンダルの製造への転身が多くなってしまいましたが、現在でも足袋生産の全国シェアは約60%を誇っているそうです
行田足袋で全国的に名の知れた「行田」の名称を採用して「忍市」や「埼玉市」ではなく「行田市」としたものと推測するのですが、いかがでしょうか
…「埼玉古墳群」のある一帯が行田市の一部になる前は、「埼玉県北埼玉郡埼玉村大字埼玉」の「下埼玉」(「上埼玉」だったっけ?)地区だった、ということが映像に出ていました。「埼玉」の最初の2つは「さいたま」、あとの3つは「さきたま」…実にややこしい!「ややこしい」といえば、「町歩きマップ」のトップに、「行田(ぎょうだ)市長の行田(こうだ)さん」が顔写真入りで出ていました…。そういえば、「保谷市長の保谷さん」がいましたな…。
♯「埼玉(不協和音?)五重奏」を見て、「志布志市志布志町志布志の志布志市役所志布志支所」を思い出してしまったのは、内緒…
[108175] 2023年 7月 10日(月)22:07:39伊豆之国 さん
嵯峨野にある「嵐電」嵐山駅
だいぶ遅レスですが…

[108130] 千本桜さん
嵐山の竹林という呼び方が引っかかります。地理的に、あそこは嵐山ではなく嵯峨でしょう。嵯峨または嵯峨野の竹林と書いて欲しいのに、イメージと知名度優先の観光業者は嵐山の竹林と書きます。近年、ますます嵐山が嵯峨を地名侵蝕しているように感じます
「嵯峨野」という地名も全国的に相当メジャーな地名だと思うのですが、「『嵐山』が『嵯峨野』の領域を侵食してきている」というのは驚きでした。「嵐山」という鉄道駅が、渡月橋のかかる桂川を挟んで両岸にあるのですが(地図)、川の南側にある阪急嵐山線の駅は「西京区嵐山東一川町」にあるのに対し、北側にある京福電鉄嵐山線(嵐電)の駅は「右京区嵯峨天龍寺造路町(つくりみちちょう)」にあり、これは明治末期に開業して以来現在まで名乗り続けており、その当時から既に「嵯峨野にある嵐山駅」という状態が今日まで続いているこになっています。
天龍寺や「嵯峨野の竹林」を初め、この界隈の主な寺社などの観光地はそのほとんどが桂川の北側の「嵯峨野」地域にあり、もっと北側の大覚寺などとなると、この一帯までも「嵐山」と呼ぶというのには、私もやはり大いに違和感を覚えます。思えば、山陰線(嵯峨野線)の「嵯峨駅」が今の「嵯峨嵐山」駅に改称したのは、もうすでに今から29年も前。その頃から「嵐山の嵯峨野侵食」が始まっていたのでしょうか。ちなみに、山陰線の旧線跡を利用した嵯峨野観光鉄道の「トロッコ嵐山」駅も「嵯峨」地域にあります。
ところで、京都市内には長い町名が多く見られるのですが、この辺りの地図を見ると、とにかくやたらに長い町名が目につきます。「嵯峨大覚寺門前宮ノ下町」はフリガナで19字。「嵯峨二尊院門前善光寺山町」など3町は21字、「嵯峨釈迦堂門前南中院町」は22字…。これは、「旧町村名-大字-小字」をそのまま引き継いだ、ということが、今尾恵介氏の著書で見たことがあります。
…これ以上の話は、地元の方に任せてこの辺で「お開き」に…

[108163] 白桃さん
1933年(昭和8年)に市制施行、これは県都に次ぐ早さ。同年市制は、松阪、銚子、延岡、帯広、延岡、酒田、熊谷、川口という面々
延岡がかぶっていますね。後のほうのは「石巻」ですね。
[108069] 2023年 6月 22日(木)23:20:37伊豆之国 さん
三ヶ日蜜柑 & 中野太陽広場
[108054] 勿来丸さん
「三が日」と書いたら「三ケ日」に似てるなと思ってしまいました
現・浜松市北区の「みっかび」、正式表記は「三ヶ日」か「三ケ日」か。過去記事でも何度か話題になったことがありました。
(開く)三ヶ日? 三ケ日?

[108065] 海辺を飛ぶ鳥さん
「三ケ月」に見えて、月名コレの作業しよう、と思いました。
地理のテストで「三日月湖」を「三ヶ月湖」と書いた人が結構いた([63022] Issieさん)という記事がありました…。
「三日月町」という自治体がかつて兵庫県と佐賀県にありましたが、いずれも平成の大合併で消滅しました。
太陰暦三日の細い月相を「三日月」と呼び、兵庫県佐用郡三日月町05と佐賀県小城郡三日月町05とがありました。前者は「三日月の影」に祈った山中鹿介幸盛(尼子十勇士)に因む地名でしょう
([70649] hmtさん)
千葉県松戸市に「三ケ月」という町名がありますが、「みこぜ」と相当な難読です。町内に「三日月神社」があり、これと関係ありそうですが、「みこぜ」の読みはどこからきているのでしょうか?

[108063] 白桃さん
中野町と野方町の区域でもって中野区ができたのですが、その名称について、
①中野町からそのまま
②中野の「中」と野方の「野」、一字ずつ取った
と二説あるようなのですが、白桃は絶対①だと考えます
[108064] Nさん
以前住んでた時に貰った広報誌かなにかに上記の説が書いてあった記憶もありますが、初めて見たときは自分もそんな馬鹿な、と思いました。確たる物証があるわけではないようなので、本音は①だけど建前で②にしてる感じですかね
中野区の公式HPを見ましたが、「中野」という地名そのものの由来については書かれていましたが、「中野区」の名称の由来についての記事は見つけられませんでした。「東京地名考」(昭和61年・朝日新聞社会部編)を見ると、やはり中世以来の村名に由来する説と、「中野と野方の頭文字を取った」という説の両方が書かれており
「中野区史」昭和資料編に当時の区会議員談があり、野方町の住民は砂糖・醤油一つ買うのも中野へ行かなければならぬ状態で、「ですから、これは中野ということにしてやろうという相談があり、その時誰も反対したものはなかった。だからスムーズに決まったんです」とあるが、頭文字説も残っており、確定する資料もないという。両町に対抗意識がなかったわけでもないようで、あるいは「玉虫色」の解釈だったかもしれない
とあり、これが現在に至ってもまだどちらかに確定できる資料が見つからない、ということでしょうか?
[108066] 2023年 6月 20日(火)22:59:56伊豆之国 さん
クイズ問五十
[108056] 白桃さん
【問五十】
もう一つの該当市は、天理市でしょうか?
♯あきごんさん、ゴメンナサイ…

他に反応したいのがありますが、別稿で…
[108014] 2023年 6月 14日(水)21:21:16伊豆之国 さん
天和駅、野外教育施設
「麻雀」の話題でにぎわっているようですが…

[107996] Nさん
役満を作れる市
天和
一駅だけで役満ができる市がありますね…(これ、反則?)。それは、「天和」駅がある、「忠臣蔵」で名高いあの市。この「天和」駅の住所は、赤穂市「鷆和」。読みは共に「てんわ」ですが、字が違います。「鷆和」地区にできた(国鉄→)JR赤穂線の駅が「天和」になった経緯、更に「鷆和」には字体が微妙に違う「鷏和」という表記も一部で見られることなどが、過去記事にありました。

[107991] ただけんさん
[108001] あきごんさん
[108002] メークインさん
[108003] サヌカイトさん
[108005] おがちゃんさん
[108008] Nさん
[108013] とりぴーさん
野外教育施設
少し違うのかもしれませんが、世田谷区民だった私の小学生時代には「臨海学校」というのがあり、多分4年生の時に三浦市にあった区立の臨海学校に泊まったことを覚えています。このような「その自治体の区域外にある、その自治体の公立・公設の臨海学校」は、東京の特別区にはその大半にあって、多くは伊豆とか南房総といった気候温暖な場所に設けられ、元々は食糧難の時代に多かった「虚弱児童」の保養施設として設けられた、ということを聞いたことがあります。こうした「公立臨海学校」は、時代の流れと共にその役目を終えて廃止されたところが多く、世田谷区の施設も既にとうの昔に廃止されているようです。

>グリグリさんへ
今晩のTV(BS)を見ていたら、長野県大桑村の阿寺渓谷に「千畳岩」というのが出てきました。
「千畳敷」コレクションの「参考」欄を見ましたが、まだ登録されていないようなので、新規登録をお願いいたします。
大桑村観光協会HPにある案内図があるページと、地図SVをリンクしておきます。
[107970] 2023年 6月 10日(土)23:37:09伊豆之国 さん
自分一人だけの経県値(宿泊) & 野々市市の旧家で「開かずの金庫」を開けろ!
[107878] サヌカイトさん
[107967] 未開人さん
[107968] k_itoさん
自分だけの経県

遅レスですが…
[107878] サヌカイトさんの「特殊経県値」の一覧表を見ると、私一人だけになっているのは
居住+宿泊…8、訪問…0、接地…8、通過…3
と出ていますが、記事が書かれた日より10日以上過ぎておりこの間の変化があることと、実は私自身もこの間に過去の記憶より経県値の見直しをしており、訪問以下(未踏を含め)の数値はこの表と異なっていますが、宿泊については「8」で変わらず、該当する市町村は

青森県黒石市(温湯温泉郷…この日は暴風雨でたどり着くまで大変だった。こちらに投稿した記事あり。宿泊した宿は今はない)
青森県風間浦村(下風呂温泉。こちらも宿は既に廃業したようだ)
岩手県野田村(海辺の高台にある国民宿舎。東日本大震災のときは被災者の避難所となっていたという)
秋田県潟上市(高台にあった公共の宿。ここも今はない)
千葉県大多喜町(養老渓谷の温泉宿)
新潟県阿賀町([67176]阿賀野川の川辺の温泉宿)
奈良県山添村(勤め先の「研修旅行」で「名古屋市にない麒麟麦酒の名古屋工場見学」([98078])の後で「古民家民宿」を借り切り一泊)
広島県大崎上島町(旧木江町の岬の突端近くにあった国民宿舎。現在このホテルが建っている場所と同一と思われる)

の8町村と見られます。

ところで、昨日のTV番組で、「開かずの金庫を開けろ」というのがあり、オーナーさんの故郷・野々市市の旧家で、国指定重要文化財になっている「喜多家住宅」(SV)にある「開かずの金庫」を開けろ、という場面が出てきました。悪戦苦闘の末、金庫の扉は無事開きましたが、残念ながら金庫の中身は空っぽでした…。
[107960] 2023年 6月 7日(水)22:47:02伊豆之国 さん
八番勝負見物記 & 名所クイズ & ご破算になった合併
まず、「今の自分の実力ではもはや到底無理」ということで、宣言通り「休場」「高みの見物」を決め込んだ、「メダルが取れなければ即終了」という「八番勝負」ですが、やはりほとんどの問題はお題を見ただけでは全く見当がつきませんでした。その中で唯一共通項らしきものが見えかけていたのが問六。佐倉市→国立歴史民俗博物館(30年ほど前に行ったことあり)、吹田市→国立民族学博物館…から「国立博物館がある」ということなのか…。結果はまさにその方向でした。もし参加したのであれば、まず「絶対鉄板」の京都か奈良を答えたでしょう。
ついでに、余計なおせっかいですが…[107947] オーナー グリグリさん
箱根登山ケーブルの早雲寺駅
「早雲山」ですね。

次に、2週連続でTVのクイズ番組でやっていた、日本の観光名所・世界遺産に関する漢字穴埋めクイズより。
次の□内に入る正しい漢字を書け、というものですが、解答者が間違えたものをいくつか。Q5は「正確に書け」となると難問です。

問題名所
Q1.□見銀山
Q2.種□島
Q3.大浦天□堂
Q4.延□寺
Q5.□美大島

(開く)正解と誤答例は…(自分の感想も交えて)

ところで、"You Tube"の動画に、破談に終わったヤバすぎる合併計画10選+αというのがありました。かの悪名高き「南セントレア市」なども登場するこの動画、それはベテランメンバーにとってはまさに「落書き帳」が「平成の大合併」ネタで大いに盛り上がっていた頃の記憶を蘇えられてくれるものです…。
…かくいう私も、早いもので明日で「落書き帳」初書き込みから数えて17年目に入ることになりました…。
[107879] 2023年 5月 30日(火)23:05:48伊豆之国 さん
今頃になって連休中の旅日記です
[107848]の最後で書き込んだ旅日記の件、やっと何とか書き込む時間ができました…

5月2日の朝、小田急にのり、本厚木※からロマンスカーで小田原へ、JRに乗り換えて熱海で下車。外に出たのはもう○十年以上もなく、駅も建て替えられており、駅前にあったはずの「軽便」の機関車が記憶にあった場所に見つからず、見回したらアーケード街の入り口近くにあったのでした…。アーケードを抜け、坂道を下って海岸へ出て、熱海海岸のシンボル「お宮の松」の前へ。「水泡経済破綻」で立ち並んでいたホテル群が軒並み倒産・廃業、廃墟となったのちに解体され、だだっ広い空き地となった頃の映像が今も印象に残る中、近年になってようやく復興に向かい、新しいホテルやマンションが建ち始めたということは既に知ってはいて、今もこれまで空き地だった土地に新築ホテル?の工事が始まっていたのですが、「大昔」の姿がどうだったのか、なかなか思い出せませんでした(確かにこの界隈にあったホテルに泊まった記憶は残っているのですが)…。
熱海駅への帰りは急な上り坂になるのでバスを待つと、結構本数はあった。駅へ戻り、昼食の時間帯にかかったのですがどこも満員、結局駅の立ち食いそばで我慢(去年([104824])も実はそうでした…)。熱海駅から電車で伊東駅へ。この区間はJRなのですが、走っている車両は相互乗り入れしている伊豆急のが多く、乗ったのはやはり去年と同様、元東急の銀色電車でした。
伊東駅に着いてから、どのように回るのか、駅に着いてもまだ迷いましたが、なぜかわからないけれどもこの一帯だけは今まで「見た」という記憶がない、大室山からシャボテン公園と回ることに。大室山ではリフトで山頂に登るのですが、連休の谷間の平日にも関わらず大行列ができ、乗るまでに1時間近くかかったように覚えています。山頂の「駅」で降り、すり鉢状の火口を囲む「尾根」の遊歩道を一周するのですが、外側にも内側にも転落防止用の「柵」がなく、傾斜も結構急で、足がすくんで怖い思いでした(過去にはいずれも一部分だけですが阿蘇山とか草津白根でもこのような場所に行っているのですが、そちらには柵があったような…)。でも、間近に綺麗に見えた富士山の雄姿は印象的でした。
山麓に戻って、すぐ向かい側にある「シャボテン公園」へ。手元にある昭和30年代の観光案内にも出ている、古くから知られた名所で、今までずっとこの名で覚えていたのですが、正式名称は伊豆シャボテン動物公園で、いつの間にか「動物園」の施設も加わっていたとは知りませんでした(ちなみに「日本動物園水族館協会」にも加盟しています)。入場料の馬○高さには少々腹が立ち、名物という「カピバラの露天風呂」は冬季限定なのでこの時期には見られませんでしたが、原産地別に分かれている、昭和30年代から建っているというピラミッド型の大温室や、メキシコから持ってきたという巨石群など、「オジサン」にも結構楽しめる観光施設だという感はありました。
帰りも大混雑で、臨時のバスが出ていたのでそれに乗って伊東駅に戻り、この日に予約した宿は…私の少年時代、耳にタコができるほど聞かされたかの名ホテル。宿に着くなり早速大浴場で疲れをほぐしたのですが、「格安プラン」故、「落とし穴」もありました。朝食のみのプランであり、夕食会場は9時まで使えず、近所に飲食店もないのでそれまで我慢するほかないのです。でも、よくTVの旅番組に出てくるようなタレント達などとは正反対に「食事は二の次、空腹を我慢してでも見たい(行きたい)ところが優先」というタイプの私は、すぐに気持ちを切り替えることができました。夜のTV番組は、予想した通り、おそらくCATVで配信されている([94658] Takashiさん)東京と同じチャンネル。いつも見ている番組を見た後、この日2度目の入浴、ようやく晩飯、拉麺で我慢…。
翌朝、起きてすぐに朝風呂、そして外の景色を見ると…「格安プラン」だから山側の部屋だったのですが、客室がある建物が八角形で、洗面所に行くと…窓からわずかに海が見えた!それにしてもこの建物、1階の上のエレベーターが止まる階が7階になっていのですが、外から見た限り、1階と7階の間に5つも階があるとは思えない。機械室などになっているようですが、どんな構造なのか謎です…(以前にこれに似た話題がありました…[91459] MasAkaさん)。
建物が古く、耐震の問題?なのか、連休中の「書き入れ時」なのに立ち入り禁止になっていた棟があり(前の晩に見たら確かに明かりがついていなかった)、人手不足なのか売店も早じまい、サービスも「手抜き」が多く、ちょっと寂しい感じでしたが、まあこんな世の中だから受け入れるか、ということになるのでしょうか。でも、帰ってからしばらく経った日に、熱海~伊東界隈をやっていた旅番組があり、「昭和レトロ」の宿として、「若い人に結構人気がある」ということらしいとか…。そういえば、昭和の温泉宿によくあったゲームセンターもありました。さすがにゲーム機自体は現代のものに変わっていて、遊んでみる勇気はありませんでしたが…。
このホテルの姉妹店で、「魚が泳ぐ水槽」がある大浴場が名物の海辺のホテルの、その大浴場の入場券をもらったので、そちらに行くことにしたのですが、そちらに直行するバスの時間はずっと後なので、まず駅に戻り、歩いて10分ほどの中心街にある、昭和初期に建てられた木造3階建ての元旅館で、現在は観光施設として運営されている「東海館」を見学。駅に戻り、ホテルの少し手前にある「マリンタウン」(どうやら、子供の頃に行ったことがある「伊東水族館」の跡地らしい)までバスに乗ったのですが、道路は大渋滞、しかも進行方向の右側にあり右折もできないので、到着まで1時間近くもかかったような…。そんなわけで「マリンタウン」には入らず、ホテルまで歩くことに。中途半端な時間帯とあって大浴場はすいていたのですが、何とも「わざとらしい演出」のように見えてしまうのは仕方ないのでしょうか。こちらも人手不足なのか、サービスに難点があるようなのが残念でした。
帰りの道路はすいており、バスはスムーズに伊東駅に戻って、1年前には悪天候で諦めた、源氏と北條氏ゆかりの「修禅寺」を目指すことに。バスの本数が少ないので事前にメモしていたのですが、出発時間が迫っており、ここでも食事に時間をかけられず、駅前の「大衆食堂」で「困ったときには必ずコレ」というカレーライス…。修善寺駅で温泉街行きのバスに乗り継ぎ、目指す修禅寺へ。だいぶ前に一度お参りしているのですが、夕暮れ時で本堂を拝んだだけだったので、今度はじっくり見て回ることに。宝物殿も見てきました。
門前に戻って温泉街へ。町のシンボルだった「独鈷の湯」は洪水?で流されて立ち入り・入浴禁止になったままで、近くにある立ち寄り湯で一風呂。バスで修善寺駅に戻り、駿豆線・東海道線と乗り継いで小田原駅に。ここでようやく夕食、としたのですが、駅ビル内も駅前の飲食店も大混雑。ようやく手ごろな値段の店で刺身定食。ここまで来てやっと本格的(とまで行かないのですが…)なグルメ、ということになりました。小田原駅からロマンスカー、海老名駅※で鈍行に乗り換えて家路に…。
※どちらも既に出発・到着した駅を失念してしまい、時刻表からの推定です(お粗末…)

[107864] かぱぷうさん
[107868] メークインさん
[107871] スナフキんさん
宿が目的の旅行
今回の道中も、形の上では「宿を目的にした」旅であって、その前後はいわば「行きあたりばったり」という形だったのですが、
[107868] メークインさん
名古屋クラウンホテル
中心部にある天然温泉
実は私も一度宿泊したことがあります。4年前の大連休で、お伊勢参りからの帰り、元号が「令和」と改まったまさに最初の晩に投宿したのがこの「名古屋クラウンホテル」でした。
終点の【A市】に。とにかくここのターミナル駅はJRと私鉄・地下鉄との乗り換えがわかりにくく、結局ホテルまではタクシーで。このホテルには【A市】では数少ない温泉もあり、「大都会の温泉」気分を味わうこともできました
([97673])
この【A市】がその名古屋市(解答は[97706]にあり)で、「温泉があるホテル」がまさにその「クラウンホテル」。このホテルに温泉があることは既に知っており、ネット検索で予約情報に当たったところ「空きがある」と分かって早速予約したのでした。…この後は、引っ越しのドタバタとその後の「コロナ」の影響で、丸3年間宿泊を伴った旅行ができず、それがやっとできたのは、去年の春の連休、大河ドラマの舞台を訪ねた旅で泊った伊豆長岡温泉でした([104824])。
最近はビジネスホテル(シングル)で泊まる事が多いのですが、ユニットバスにお湯を溜める事が面倒なので大浴場があるホテルを選ぶことが多いです
これは私も同じです([105967] )。大半のホテルに大浴場がある「ルートイン」(昨年秋の上山田温泉もそうでした)のようなチェーン店に泊まることが多い点は異なりますが。
[107848] 2023年 5月 21日(日)23:50:38【1】訂正年月日
【1】2023年 5月 22日(月)21:16:50
伊豆之国 さん
東陽町、駒澤村
昨日の「アド街」は、江東区「東陽町」でした。私にとってはほとんどなじみがない地域で、東西線で何度か地下を通り過ぎたくらい、地上の景色を見たのは、何と半世紀以上も昔(!)。廃止間近になっていた、砂町界隈を走っていた都電(旧城東電気軌道の路線)を見に行った記憶があるくらいですが…。映像には、hmtさんが[66539][75329]で紹介している、かつて存在していた「洲崎遊郭」と「洲崎球場」も登場しましたが、
明治の地図では 土手で囲まれた一角が見えます。城郭の「曲輪」にも例えられる この別世界に びっしり立ち並んだ施設 は遊郭です
根津遊郭が深川洲崎に移転したのは、明治20年代とのことです。洲崎橋から北にある「大門通り」という名も、最後には「赤線」という名で1958年まで存在したこの種の施設の痕跡を伝えています
[66539]は初期のプロ野球が行われた洲崎球場のことも記しています。1937年修正測図の地形図 を見ると、満潮時にグラウンドに海水が入りコールドゲームになったという珍事があったことも納得します
肝心の「東陽(町)」の町名の由来とも言われている「東陽小学校」([75329])が出てこなかったのは残念でした…。「洲崎球場跡」は、第61回十番勝負・問一の共通項「野球の聖地・名所150選」にもしっかり登録されていました。

[107847] EMMさん
「駒沢村(町)」は「合成地名に該当しない」という理由ですが、
意訳的な合成…「意味は合致していようとも、元の地名に無いパーツが出てくる合成」は現状の「合成地名」コレでは×
つまり、形式的には「参互折衷」という形を取っているとしても、「馬」と「駒」では意味は類似でも、「駒」は元の村名には出てこない文字であるから、というのであれば理解しました。言ってみれば「合成地名に近いけれども、実態としてはやはり違っている」、いわば「合成地名もどき」とでもなるのでしょうか。もっとも、「駒沢村」の中心となっていたと思われる「上・下馬引沢」自体に「沢」の字が入っており、他の「沢」の付く村との完全な合成ではない、とも見えるので、そもそも「合成地名」と見ること自体に無理があるかもしれませんが。
なお、江戸時代以前の村名であり、地名の合成でもないので範疇外ですが、前身村の1つ「野沢(村)」の由来は、「野村氏と澤田氏によって開かれた」という説を、かつて世田谷区の広報紙で見たことがありました。

♯先の連休中に、「かつてCMで有名だったホテル」に一泊してきましたが、道中記がなかなか書けません…。
<ヒント>自分の「領地」です。

【1】一部加筆修正
[107818] 2023年 5月 13日(土)22:41:20伊豆之国 さん
香取市に多い香取さん(Remake) & 香川県に多い香川さん
[107817] ぺとぺとさん
石垣市で石垣姓が2番目に多い
可児市では可児姓が6番目に多い
古賀市では古賀姓が20番目に多い
もしかすると石垣市や可児市を超える市があるかもしれません

この手の話題、実は私も14年前に書き込んだことがありました…[71931]
「香取」という苗字は、下総国香取郡が発祥地。全国に約8千人いると推定されますが、現在も千葉県に多く、全国の半数近くが集まり、更にそのまた半数が香取市に集中し、市内第4位に入ります。中でも旧佐原市に多く、市内最多の苗字になっていました
この「香取」さんのように苗字がそのルーツの地に多いというのは、実は稀なケースなのだそうです。地名と同じ苗字がその地に多数居住している例には、西東京市保谷地区の「保谷」、羽村市の「羽村」、愛媛県旧越智郡一帯の「越智」([10568]kenさん)、宮崎県椎葉村の「椎葉」などがあり(以下略)
「香取市に多い香取さん」については、こちらに詳しく書かれていました。
「香取」さんが集中しているのは、千葉県北部、利根川の右岸に位置する香取市香取地区。ここが「香取」さんのルーツの地だ
代々この神社の神官をつとめているのが香取家で、経津主神の末裔でもある。香取一族は周辺に広がり、現在でも「香取」さんの大半はこの付近に住んでいる
「保谷」さんは、Web版「写録」では、西東京市で10位ですが、旧保谷市では5位以内に入っていたような記憶があります。保谷市の最後の市長と、西東京市の初代市長を務めていたのは「保谷」さんでした。「羽村」さんは、羽村市で13位に入っています。
町村では、宮崎県椎葉村で「椎葉」さんが村内に300件近く集まり、村全体の3割近くを占めてダントツです。ついでにですが、この椎葉村で2番目に多い苗字が「那須」さん。平家の落人伝説が残る椎葉村には、源氏の追手・那須大八郎と村の娘・鶴富姫との悲恋伝説が伝わっています(椎葉村HPより)。
県レベルでは、香川県に「香川さん」が多く見られ、県ランクで16位に入っています。この「香川」さんには、讃岐発祥のものも確かにあるようですが、現在の神奈川県茅ヶ崎市香川が発祥の別流もあり、この一族が讃岐に移住して栄えたと言われているようです。
ところで、香川県は(四国の他の県も同様なのですが)、県内でも「苗字の統一性」がとれておらず、地域によって多い苗字がバラバラ、という特徴があります([65455],[86488])。東かがわ市出身の白桃さんと、丸亀市民のサヌカイトさんとでは、「身近な苗字」が全く違っていると思います。「香川」さんは、県の西寄りに集中しており、善通寺市で市内最多、丸亀市でも2位に入りますが、高松市では60位台、東かがわ市には何と一件もありません。
[107809] 2023年 5月 12日(金)00:06:37伊豆之国 さん
「奈良」さんのルーツは、大和の奈良ではなくあの「暑い街」
「苗字と市名」にまつわる話題でにぎわっていますが…

[107802] あきごんさん
奈良県に長く住みながら奈良さんは1家族しか知らないので、もっと珍しいのかと思ったら、587位、全国に33,300人とそこまで珍しくない名字でした
私が苗字の分布・ランキングで普段利用している「Web版・写録宝夢巣」(2007年頃のデータ)で「奈良」さんの分布を調べると、全国に約6600件、苗字順位は564位となっています。最も多いのは青森県で1062件、県ランク48位。これに次ぐのが秋田県で、775件、53位となっており、県ランキング100位以内に入るのはこの両県だけです。青森県ではその大半が青森市から弘前市にかけて、津軽中部に集中しており、「南部」ではほとんど見られません。実数では青森市が最多で260件余り、市町村ランクでは平川市と板柳町の17位が最高です。秋田県では、数では最多の県都・秋田市を除くとほとんどが青森県と接する北部に集中しており、鹿角市と大館市には200件近くあり,鹿角市では市内10位に入ります。
そのほかでは、数の上では両県からの移住も多い北海道と首都圏が上位に来ますが、県ランクでは山梨県で150位・群馬県で174位に入っているのが目を引き、県ランク200位以内に入っているのは青森・秋田と合わせてこの4県です。山梨県ではそのほとんどが東部に集まり、上野原市では130件を数え市内6位、大月市でも20位以内に入ります。群馬県では、前橋市を中心とした地域に集中しているのですが、県南東部の明和町にも多く、60件近くあり町内で2位に入っています。一方、西日本には少なく、100件以上あるのも大阪府と兵庫・香川両県のみ。奈良県には30件余りしかなく、「奈良県で奈良さんを見たことがない」というのも頷けましょう。
この「奈良」という苗字ですが、大和の奈良が発祥ではなく、「現在の埼玉県熊谷市の地名から発祥した一族が繫栄した」とされているようです(→[74921])。この武蔵の奈良氏は「中世の名門」であり、またこの(「奈良」という)地名が新しくないことは明らかである(柳田国男氏「地名の研究」より)ともあります。柳田氏も触れていますが、「なら」というのは「平らな地形」(「平らにする」ことを「ならす(均す)」という言い回しもありますね)を指す広い言い方であったと思われ、例示されている、現在の東京都町田市成瀬の旧小字「奈良谷戸」(現在もバス停名などに残っている。隣接する横浜市青葉区には「奈良町」がある)など、各地に「なら」あるいはそれに近い地名があったことも書かれていました。
もっとも、現在、熊谷市には「奈良」さんはわずか数件しか見当たらず、東北地方に多いことから、「関東発祥の苗字が東北によくみられる」(「熊谷」さんもその例の1つ)というケースに当てはまるのでしょう。一方で、埼玉県内では久喜市の旧栗橋町に「奈良」さんが50件以上集中して町内10位にランクし、埼玉県内の市町村でも最多になっており、群馬県明和町のも共に、発祥地からもそう遠くない場所なので、熊谷市の奈良地区から移ってきたのかもしれません。
なお、こちらによると、秋田の奈良氏は「佐竹氏家臣」、山梨の奈良氏は「武田氏家臣」といった由来が書かれていました。
[107799] 2023年 5月 9日(火)22:33:05【1】訂正年月日
【1】2023年 5月 9日(火)22:38:05
伊豆之国 さん
あの大学の名は、合成地名由来です。
[107758]未開人さん
[107787]EMMさん

東京23区内にあった、昭和以前に消滅した合成自治体名で、「合成地名コレクション」に掲載されていない旧村(町)名がありました。現在の世田谷区の一部になります。
今年正月の箱根駅伝で優勝、昨年秋の「出雲」「全日本」と合わせて年度三冠を達成した「駒澤大学」。その大学名の由来となった所在地の当時の地名「東京府荏原郡駒澤村(→町)」、実は「合成地名」だったとされています(以下「澤」は「沢」と表記)。
明治22年、東京府が市町村制を施行するに際し、駒沢村が誕生した。荏原郡上馬引沢村、下馬引沢村、野沢村、深沢村、世田谷村新町、弦巻村などが合併して、行政単位としての村を作ったわけだが、新町名は上・下馬引沢村の馬(すなわち駒)と野沢・深沢の沢の合成である
(「東京地名考・上巻」(昭和61年・朝日新聞社会部編…[93054] 他)より。同様な記事がwikiにもあります)。
なお、「駒沢」の地名は、世田谷区成立時にいったん消滅しますが、大学名や路面電車「玉電」の停留所名に残り、昭和40年代に「上馬」「深沢」などの各町の一部をもって現在の「駒沢1-5丁目」と「駒沢公園」の町名ができましたが、これらはかつての「駒沢村(町)」のごく一部にすぎません。
[107777] 2023年 5月 5日(金)21:21:17伊豆之国 さん
戦国市盗り合戦最新情勢
[107686]
「市盗り合戦」のその後の情勢の変化を含め、項を改めて書き込むことにします
だいぶ遅くなりましたが、その「市盗り合戦」の現在の情勢(第63回終了時点)を、2年ほど前の第57回終了時点([102089]、以下「前回」とする)と比べてどのように変化したか、調べてみました。
まず、領国数ランキングから、領地を10ヶ所以上持っている22名を見ると、出身地・居住地を明かしていないくはさんを除くと、「東軍」に属しているのが12名、「西軍」が9名となっており、第57回と比べると東軍が1名増、西軍が1名減となっています。それを個々のメンバーで見ると、前回は2位だったスカンデルベクの鷲さんが、東北で勢力を伸ばして前回より差し引き4か所の領地増となり、ついに首位に立つことになったのを初め、勿来丸さんが甲信で勢力を広げ美濃国にも大きく食い込み、前回から11か所も領地を増やし8強入りするなど、数字以上に東軍の優位が強まっていることをうかがえます。その一方で、上位7名を見ると西軍が5名を占めている状況は変わらず、東軍勢の攻勢で目減りした方も多いものの、全て40以上の領地を確保し、8位以下とはまだまだ差をつけています。その中で特筆されるのが、かぱぷうさん。全体の領地数は1つ減らしたものの、地元の福岡県全29市を制覇し、一色に染め上げたのは快挙といってよいでしょう。
一方、領国石高ランキングを見ると、領国石高が100万石以上の15名中、東軍勢が8名と、こちらも前回と大きな変化はありませんが、上位4名は依然西軍勢が占め、戦況があまり変わっていないことが見えます。北陸道(越後・佐渡を含む)で圧倒的な強さを誇っている首位のEMMさんは、500万石の大台に王手をかけています。
領民数ランキングでは、大坂城・二条城(京都市)を初め、姫路城・和歌山城といった名城、堺市など領民数の多い関西の主要都市をがっちり押さえている深夜特急さんの独走態勢は変わらず、100万人以上の領民を抱えている上位20名中、東軍が11名を占めている状況も変わりませんが、名古屋城を一気に攻略したNさん、札幌市の領主についたおがちゃんさんの躍進が目覚ましく、共に前回より領民数を約2倍半に増やし、トップ10入りを果たしています。

最後に、[107733]の末尾でちょこっと触れた地方選挙について。ここは政治や選挙を語る掲示板ではありませんので簡略に書くだけにしますが、小規模な市町村の議会で目立つ、無投票当選や欠員の発生といった事態の続出に見られる「議員の成り手不足」の深刻さとか、大きく増えたとはいえ、女性首長・議員の数の比率の相変わらずの低さなど、今後さらなる意識改革の必要性があるでしょう。
それと、地元の近隣の話ですが、結果がどうなるのか注目されていたのが大和市長選挙。(当時の)現職市長が「パワハラ」問題が表沙汰になったことから、職員から「告発」される(この辺の記憶はあいまいですが…)などで窮地に陥り、いったんは引退表明したものの、直前になって前言を翻して出馬し、結果は3候補中最下位で落選。パワハラ問題と、引退撤回という直前の「変節」が選挙民の反感を買った、ということになるのでしょうが、当選すれば5選になったそうなので、長期市政への「飽き」もあったのでしょうか…。
[107745] 2023年 4月 28日(金)14:22:07伊豆之国 さん
一宮市の百貨店が「尾張」になります。
[107656] 白桃さん
「B都会」(都会度30ポイント以上)で百貨店のある都市は以下の通りです
都会度P 商品販売額P 百貨店P
一宮 30.46 5.00 0.10
愛知県一宮市内で唯一の百貨店「名鉄百貨店一宮店」が来年1月末で閉店することになるようです(こちら)。
名鉄百貨店(名古屋市)は27日、一宮店(愛知県一宮市)を2024年1月末で閉店すると発表した。一宮店が入るビルの老朽化のほか、同店の経営状況が近年厳しかったことを理由に挙げる。閉店後に新たな商業施設に衣替えするかなど、今後の見通しは明らかにしなかった
一宮店はピークの03年には約112億円の売り上げがあったが、22年には約59億円まで半減するなど、業績不振が続いていた
この百貨店が閉店すると、一宮市の都会度ポイントから「百貨店ポイント」の0.1点が消えます。更に、百貨店が消えることにより減少する年間商品販売額を他のショッピングモールや量販店などでカバーできないと、こちらの方も減点になり、かろうじて保っている「B都会」から、「C都会」に陥落する可能性がありますが、今後どうなるのでしょうか。
[107733] 2023年 4月 26日(水)00:27:54【1】訂正年月日
【1】2023年 5月 25日(木)17:47:42 by オーナー(表組み改善)
伊豆之国 さん
苗字から見る東西境界線(市盗り合戦の東西両軍の区分け)
「東日本と西日本」にまつわる話題でにぎわっていましたが、[107686]の最後にも書き込んだ、私が落書き帳上で幾度か取り上げている「苗字から見る日本の東西」について、「戦国市盗り合戦」を「関ケ原合戦」になぞらえて、参加メンバーが「東西両軍のどちらに属するか」も交えて書き込んでみることにします。
ここまでの記事を総合すると、地形・地質から見た境界線は「糸魚川~静岡構造線」(「糸静線」)、方言の上では日本海側が富山・新潟県境のすぐ東の「親不知」、太平洋側は「木曽三川」の河口が集まる愛知・三重両県境辺りとされるようですが、「苗字」の面で見たらどうなるのでしょうか。それぞれの「境界線」の東西にある主な市について、それぞれTOP10を見て行きましょう。

まず日本海側から。ランキングはWeb版「写録宝夢巣」(データは2007年頃)からです(※)。
市区名苗字TOP10
新潟県長岡市佐藤・小林・高橋・渡辺・丸山・田中・五十嵐・長谷川・中村・高野
上越市佐藤・小林・渡辺・丸山・高橋・池田・小山・清水・竹内・中村
糸魚川市渡辺・斉藤・伊藤・中村・猪又・佐藤・山本・加藤・清水・金子
富山県黒部市山本・佐々木・能登・長谷川・宮崎・田中・中村・吉田・川端・山田
富山市山本・林・中村・清水・吉田・中川・山崎・田中・藤井・山田
高岡市林・山本・中村・吉田・山田・山崎・田中・高田・前田・中島
石川県金沢市中村・山本・吉田・田中・中川・山田・林・松本・清水・山崎
野々市市中村・山本・吉田・中川・田中・山田・松本・清水・林・北村
白山市中村・山本・山田・中川・林・吉田・北村・田中・中田・西田

「親不知」を挟む新潟県上越地域と富山県を比べてみると、「中村」「清水」など共通して顔を出す苗字もあり、また糸魚川市の「猪又」や黒部市の「能登」のような独特の苗字もありますが、新潟県全体でもトップの「佐藤」を初め、糸魚川市では10位以内に4つも顔を出す「○藤」型の苗字は富山県に入るとランキング上位から全く姿を消し、「山本・林・吉田・中川・田中」など、字画が少ない名字が上位に来て、明らかに苗字ランク上位をみた直感が変わることが読み取れ、石川県に入ると、金沢市と近隣2市でいずれも「中村・山本」が2トップに並ぶなど、さらに顕著になります。日本海側での苗字の東西境界線は、やはり「親不知」を挟む新潟・富山県境にあると見てよいでしょう。そして、福井県を含め、北陸3県が苗字の上では明らかに「西日本型」に属することは間違いない事実でしょう。「市盗り合戦」では、石川県出身のEMMさん・星野彼方さん、富山県在住で出身も「西」の滋賀県の鰯山さんは、いずれも「西軍」所属ということで問題ないと思います。

太平洋側はどうでしょうか。なお、政令指定都市の静岡・浜松・名古屋の各市は区に分かれているため、静岡と浜松はそれぞれ人口最多の葵区と中区を代表とし、名古屋市は人口1位と2位の緑区と中川区を取り上げています。
市区名苗字TOP10
静岡県富士市鈴木・渡辺・佐野・望月・加藤・小林・遠藤・佐藤・山本・石川旧富士川町は含まず
静岡市葵区望月・鈴木・杉山・海野・佐藤・小林・山本・森・渡辺・山田
藤枝市鈴木・増田・大石・青島・杉山・八木・村松・杉本・山本・池谷旧岡部町は含まず
島田市鈴木・大石・杉本・増田・杉山・大塚・伊藤・塚本・山田・山本旧川根町は含まず
掛川市鈴木・松浦・山本・山崎・杉山・戸塚・大石・佐藤・伊藤・中山
浜松市中区鈴木・伊藤・中村・加藤・山本・佐藤・松本・高橋・内山・大石
湖西市山本・鈴木・佐原・菅沼・伊藤・石田・豊田・飯田・田中・佐藤旧新居町は含まず
愛知県豊橋市鈴木・伊藤・山本・加藤・河合・白井・小林・中村・佐藤・田中
岡崎市鈴木・加藤・山本・柴田・佐藤・太田・杉浦・中根・小林・伊藤
安城市杉浦・神谷・鈴木・加藤・石川・稲垣・近藤・都築・岡田・太田
名古屋市緑区鈴木・加藤・伊藤・近藤・山口・山田・佐藤・田中・山本・中村
名古屋市中川区伊藤・加藤・山田・森・佐藤・鈴木・鬼頭・服部・奥村・西川
津島市伊藤・加藤・鈴木・山田・佐藤・服部・堀田・横井・平野・水谷
弥富市伊藤・佐藤・服部・加藤・山田・鈴木・横井・渡辺・平野・早川
三重県桑名市伊藤・水谷・加藤・佐藤・中村・近藤・平野・後藤・石川・服部
四日市市伊藤・加藤・田中・小林・水谷・鈴木・森・服部・佐藤・山本
鈴鹿市伊藤・田中・鈴木・加藤・小林・宮崎・中村・森・林・市川
亀山市伊藤・豊田・小林・田中・服部・若林・桜井・草川・佐野・川戸
津市田中・伊藤・鈴木・小林・山本・前田・長谷川・中村・加藤・稲垣
松阪市田中・中村・鈴木・伊藤・山本・小林・中西・中川・松本・加藤
伊勢市中村・山本・中西・中川・浜口・大西・西村・山口・北村・森
伊賀市山本・中森・田中・松本・福森・東・中井・前川・橋本・服部

静岡県駿河地域から三重県伊勢地域までの、「東海道」に属する沿岸地域を見ると、静岡市から富士南麓までの地域に密集し山梨県でも非常に多い「望月」を初め、静岡県内に広く分布し神奈川県西部にも多く見られる「杉山」、愛知県三河地方に多い「杉浦」、愛知県尾張から三重県北部にかけて広く分布する「服部」、三重県北部に非常に多い「水谷」など、地域ごとに特徴的な苗字があり、また小規模な市では独特の苗字が上位に入るところもありますが、全体傾向を見ると、三重県のうちの伊勢国北部に属する地域までは「鈴木・伊藤・加藤」など「東日本型」の苗字が多く見られる範囲が広がっていることが分かります。
さらに細かく見て行くと、「糸静線」やそのすぐ西の、「越すに越されぬ大井川」を越えて遠江国に入ると、「望月」は激減して全く影が薄くなりますが([96259])、「鈴木」は一層勢力を増し、浜松市では全体でも人口の7%超、磐田市など一部の市町では人口の1割を超えるところも見られます。そして浜名湖を越え、愛知県に入っても、三河地域ではやはり「鈴木」が圧倒的に多く、静岡県西部と同様、人口の1割超を占める市町も見られます。愛知県三河地方が本拠のk_itoさんは、「東軍」に入ることになります。
名古屋市など尾張地域に入ると、「伊藤」と「加藤」が「鈴木」にとって代わってトップ争いとなり、「山田」なども上位に顔を出しますが、やはり傾向としては「東」型と言えるでしょう。そして方言の上では東西境界となっている「木曽三川」を渡り切ると三重県に入りますが、その三重県に入って最初の市になる桑名市のトップ10を見ると、県内で最多姓でもある「伊藤」がダントツで、トップ10にはその「伊藤」を初め「○藤」が5つも入っている反面、「西」型の代表である「田中」と「山本」はそれぞれ17位と14位。桑名出身のNさんは、自身では「西日本」だと思っているようですが([107660])、桑名市は苗字分布の面から見ると「東日本」の地域に入ることがはっきり見えるので、Nさんは「市盗り合戦」における「東西対決」では、「東軍」の所属とさせていただくこととします。
更に伊勢湾岸を南下すると、四日市市、鈴鹿市でも共に「伊藤」が最多で「鈴木」や「加藤」も上位に来ているので、まだ「東」の色彩のほうが強いのですが、「田中」の順位もそれぞれ3位・2位と上がってきて、「西」の影響も強くなり、県都の津市に来るとついに「田中」がトップに来ます。しかしこれに続いて「伊藤」「鈴木」が来るので、東西が入り交じっている様相です。実際、「平成の大合併」前の旧市域では「伊藤」がトップだったようです。津市は「大合併」では久居市や一志郡など、南側の市町村とより多く合併しており、旧久居市では「田中」のほうが「伊藤」より多かったようで、[102089]では、苗字研究家の森岡浩氏のTV番組での発言を受けて、「津市と松阪市の間に東西境界ラインがある」と書いたのですが、実際の東西境界線は「津市内の、旧津市と旧久居市の間辺りにある」というのがより正確なような気がします。
境界線の南側の松阪市では、「田中」「中村」が2トップとなり、「西」の色が強くなってきますが、すぐ下に「鈴木」「伊藤」が続くので、まだ東西入り交じっている感じですが、更に南東側の伊勢市になると、「中村」「山本」が2トップで、紀伊半島に多い「中西」「浜口」や、奈良県でも上位に来る「大西」がトップ10に顔を出す一方、「伊藤」や「鈴木」などは圏外に落ち、「関西色」が濃厚になっていることが見えます。また、鈴鹿山脈を越えた内陸の伊賀市を見ると、独特の苗字も上位に顔を出していますが、「山本」が最多で「田中」が3位に入る一方、「伊藤」や「鈴木」は50位内にさえ入らず、全くの「関西型」になっていることがはっきりわかります。したがって、伊賀上野出身の三重うなぎさんは、「西軍」に入ることになります。

北陸3県、三重県といずれも境を接する岐阜県はどうでしょうか。
市名苗字TOP10
岐阜県高山市田中・山下・清水・谷口・山本・長瀬・中村・川上・加藤・都竹
多治見市加藤・水野・伊藤・渡辺・鈴木・柴田・山田・佐藤・安藤・林
岐阜市林・高橋・山田・加藤・後藤・田中・伊藤・大野・堀・森
大垣市伊藤・山田・大橋・高橋・清水・高木・安田・田中・三輪・吉田
海津市伊藤・水谷・古川・高木・森・中島・渡辺・田中・大橋・加藤

岐阜県内では、地域によって苗字の分布にかなりばらつきがあり、地域差が大きいようです。例えば東濃地方では「鈴木」や「水野」が上位に入ってくるなど愛知県の影響が強く見られますが、「鈴木」などは岐阜市や西濃地区では20位内にも入らずかすんでしまいます。県の南西端に位置し、愛知・三重両県と接する「輪中」地帯にある海津市では、「伊藤」が最多で三重県北部に多い「水谷」が続くなど、三重県の影響が見られ、また飛騨地方では富山県との交流があって、北陸地方の影響も受けているようです。ただ、県全体では「加藤」が最多で、僅差で「伊藤」が続いており、傾向としては「東」の色彩のほうが濃いと言ってよいでしょう。

「苗字の東西境界線」については、既に今から半世紀余りも前、「お名前博士」として知られた佐久間英氏(新潟県上越市出身、本業は医師)が、「日本海側は『親不知』ではっきり東西に分かれる。一方、太平洋側ではあまりはっきりしない。強いて言えば、岐阜県・愛知県を『東』とし、三重県の鈴鹿山脈の東側が『東』ということになるでしょうか」と書いています。それから30年ほどの時を経て、森岡浩氏らの考察によって、佐久間氏の「推測」がほぼ当たっていたことが証明されたとみてよいでしょう。

※以前にも書き込んだことですが、携帯電話の普及や個人情報の保護が進み、電話帳への掲載も特に都市部を中心に激減し、電話帳自体の発行も中止になる事態となった今日では、もはや電話帳を基にして苗字分布を調べること自体が今日では困難な状況になっていると思われます。web版「写録~」は既に10数年前のデータですが、全国の苗字分布を調べるのにあたって、信憑性の高いデータを見るのには、この時期ぐらいがぎりぎりではないかと思います。

♯「戦国市盗り合戦」の現況に関する考察は、次回に回すことにします。また、「統一地方選挙」についての雑感にも、少し触れてみるかもしれません。
[107686] 2023年 4月 23日(日)00:20:24伊豆之国 さん
第63回十番勝負を振り返って~あとの半年寝て暮らす~
ついに「この日」が来てしまった…

今回の十番勝負、「想定解が少ない問題が出る」ということが予告されていたので、「正直、今の実力から見て全問完答記録を続けるのは厳しい」と、一応覚悟はしていたのですが、結果はやっぱりその通り…。[107276]で書き込んだ通り
連続完答記録が途切れることになれば、今後は第一線から退くことになるでしょう
次回からは「気が向いたら参加してみる」ということになるでしょう。

ここからは本題。例によって正答できた問題から。

問二~果てしも知らぬ平原に 相模の流れせせらぎて~
真っ先に分かったのかこの問二です。問題を見たとき、お題の宇和島市→宇和島東高校、NGの国分寺市→早稲田実業…から「高校野球ネタ」、想定解数から「センバツ」か…これはひょっとして自分が「チャレンジ」で出題したあの問の「春限定版」か、と頭をよぎり、久々のメダルを取りに行くことも有り…でしたが、やはり「火傷」のリスクもあるので、ここ数回と同じく第一回採点が出るまで静観。採点後、広島・敦賀と出てきたのでこの方向だと確信。2年前の記憶もまだ新しい「超地元」相模原市で。5位入賞になりましたが、思えば「入賞」も久しぶりでした…。

問一~あすなろ、あすなろ、明日はなろう~
こちらもお題の江津市→桜江町、鹿児島市→桜島…と、「桜の付く町村」絡みでは、と見ていたら、解答の流れを見るとやはりそうだった。変遷情報から「桜」で検索したのですが、現在の市までつながっているかどうかを調べるのに時間がかかりました。その間に残りの想定解が少なくなり、変遷情報から、過去にずばり「桜」という名の村があり、「桜」という駅(近鉄湯の山線)も現存する、6年前に「名物B級グルメ」をいただいた([93764])四日市市を。

問八~つづら折り 浄蓮の滝~
お題にも既出解にも、房総半島から九州東岸まで太平洋に面する市が並んでおり、これをただ単純に数えると想定解数を大きく上回るので、「線引き」を見つけるのに苦闘し、解答が進んでいるのに共通項が絞り切れない、という、このところ必ず1問はある「嫌なパターン」にはまることに。そうしているうちにふと「南海大地震」関係ではないか、と見て、「そういえば、このサイトの中に『南海大地震』関係のデータがあったな」と、サイト内を検索しているうちに「津波の高さ」ではないか、とたどり着いた。NGの大分市が9mで、「10m以上」だと見える。鎌倉、沼津がOKで、藤沢や富士なとがNGなのも理解できた。ここは10万石に王手をかけていた伊豆市を取ることに。

問十~Strawberry Fields Forever~
第二ヒントの意味は初めいまいちよくわからなかったのですが、「問六と対」と解け、問六が「南」の付く市と隣接、この問十は「南」の付く町村と隣接だと見当がついた。先に答えたのはこの問十のほう。既に出ていた三島市が函南町と隣接していることから、その函南町とは三島市と反対側で隣接する、去年の春休みで伊豆長岡温泉に一泊し、大河ドラマ関連の史跡巡りをした([104824])伊豆の国市。「韮山城」の石高を十万石の大台に乗せました。

問六~デカンショ、デカンショで半年暮らす あとの半年寝て暮らす~
こちらは既出解から「南」の付く市と隣接と分かりましたが、「市盗り」絡みなどのような市がうまく見つからず、結局今まで未解答だった市を選ぶことになり、南丹市府県境越えで隣接する丹波篠山市を取ることに。結局、今回初解答の市はこの1問だけでした。
この現・丹波篠山市には、「篠山市」が誕生して間もない平成11年(1999)、湯村温泉~鳥取砂丘への道中で立ち寄っており、「祝・篠山市誕生」の旗などが街角に立ち、観光施設などのパンフレットもまだ「篠山町」だったものが多かったことを覚えています。

問七~伊東に行くならハトヤ、電話は4126~
問六以降の5問がいずれも「南」がキーワードらしい、と見えてきて、第二ヒントもいろいろ考えているうちに「南先頭」らしい…ここまでの解答を見ると「市内に『南』で始まる駅がある」「『南+市名』でなくても、『南』を『みなみ』と読まないものでもよい」ということが共通項だ。神戸市に「南○○」駅なんてあるのか、と思ったら、「南魚崎」があった…。八王子市は「八王子みなみ野」ではなくて「南大沢」、富岡市は…珍駅名「南蛇井」!。大和市は南林間、津市は南が丘…。後ろに余計なのが付いた([98536] hmtさん)前居住地の石高上積みも考えましたが、伊豆市・伊豆の国市を共に十万石に乗せた「流れ」から、こちらも伊豆から、伊豆急線「南伊東」駅がある伊東市を。

問四~Central Freeway~
こちらも第二ヒントで、「議会改革」と見えたものの、データがどこにあるのかなかなか見つからない…と思ったら、サイト内にあった!リンクにあった「早大マニフェスト研」のページを開くと、順位表が出ている。NGの宮古市は惜しくも100位以内に入らない。100位までの中から、ここを取れば領主に返り咲きになる調布市を取ったが、名物の深大寺そばを味わう暇もなく、わずか二日で取り返されてしまいました…
ところで、[107543]
深大寺城(→後ほど感想文で書き込みます)、「二日天下」でしたか
と書きましたが、この「深大寺城」は戦国時代に実在した城郭で、大永4年(1524)に居城としていた江戸城を北條氏綱(早雲の子)に奪われ、川越に逃れた扇谷上杉氏の当主・朝興がその13年後の天文6年(1537)に病に倒れた後、わずか13歳の長子・朝定が「前線基地」として築いた城でしたが、北條氏の軍勢が一気に川越城に突撃して攻め落としたため、朝定は北へと敗走、「肩透かし」を食らった深大寺城は勝利した北條氏からも見向きもされず、やがて草ぼうぼうの廃城となり、空堀は音を建てて崩れ落ちた(「武蔵野むかしむかし」(昭和60年・朝日新聞社編))とも言われているようです。

問九~花になるなら薬師の桜~
第二ヒントのアナグラムは「南始まり」と解けましたが、「南で始まる何か」がわからず。次のSVを見たところ、地図に切り替えると
白石市立南中学校の文字があり、白石市のHPを見ると「南中は既に廃校」と分かり、お題とここまで出てきた市のHPを調べて「前後に何もつかない、『南』一文字の中学校がある」と見える。4年前まで住んでいた町田市に「南中学校」があり、元の自宅の近くから町田駅に向かうバスに「南中学校前」というバス停もある。市のHPから「南中」が現在もあることを確認して、迷うことなし。「小山田城」の石高を15万石に積み増し。

問五は時間切れでした。
当初の想定解数が23、その後「調査漏れ」で最終的に26市になりましたが、相次いで参戦してきた新鋭がめきめき力をつけてきた今、ただでさえ少ない想定解を探すのは至難の業でした。お題、そして出てきた答えを見ると、過疎地にある市が多く並んでいましたが、お題のみよし市や、瑞穂市は明らかに違い、その方向ではないように見え、第二ヒントは「潮来市は補欠」と解きましたが、何かの代表チームのメンバーの補欠?…なんだかよくわからない。次のSVを見ると、何やらアイドルグループのメンバーみたいな名前が(実は選挙事務所でした)…ますます迷路にはまる。やっと第四ヒントで「女性がいない…女性議員がいない市」だとわかりましたが、その時点で既に残りは一桁。全国の市議会を調べ、膨大な資料から見つけるのは正直言って厳しい。この時点で「投了」と決めました…。

でもあと一問残っているので気を取り直して…

問三~巡る杯 影さして~
共通項は早々と見えていたのにもかかわらず、境界線がどこにあるのかをいまいち絞り切れず苦闘を強いられた問題でした。「3年間連続して人口増加」ということまでは簡単に推測できたのですが、その人口データの元は何なのか。順調に人口を増やしているように思えるつくばみらい市がNGというのは実に不思議でした。結局、「詳細検索」から[107040]で例示してあった検索例を利用して2022,2021,2021/2020,2020/2019各年のそれぞれの10月1日時点の、前年の同日との人口増減を比較した表を作って見比べ、3年間とも全て増加している市を調べ上げる、という「原始的」な方法を使うことになった。その中から、ここは「青葉城」の石高を積み上げ、15万石に。
この問では、[107620]で白桃さんがおっしゃって、デスクトップ鉄さん([107622])や勿来丸さん([107623])がフォローしているように、「国勢調査の年を挟んでいると、国勢調査の結果と他の年の推計人口とで大きく食い違うことがある」ことが影響していると思われます。つくばみらい市と同様、順調に人口を増やしている戸田市などの例もあることを考えると、この手の問題は(鬼が笑いますが…)国勢調査の年が絡まない来年に出すべきだはなかったかと思います。

…これで、第26回から続いてきた連続完答記録は「37」で途切れることになりましたが、記憶に間違いがなければ、第44回を最後に誤答したことがなく、第45回の最初の正答(問一)から数えて今回まで「連続お手付きなし記録」が189まで伸びているようです。これは奇しくも先日他界された、前回(1964年)の東京「奥運会」([65923] hmtさん)で圧倒的な強さで金メダルに輝き、「アニマル」の異名を取った無敵のレスリング王・渡辺長武氏の持つ連勝記録と同じ。とりあえず当面の目標は、200の大台乗せ、そして無敵の柔道王・山下泰裕氏(「奥運会」問題で味噌をつけましたが…)の203?越え、となるでしょうか…

♭今回の選曲は…
問二:甲子園でもおなじみの東海大相模高校の校歌の歌いだし。
問一:四日市市を走る「軽便」あすなろう鉄道([93764])にちなんで。昔、小学生の頃、こんな歌を習った記憶がありました。
問八:またもワンパターン…
問十:伊豆の国市の特産「苺」([104824])にちなんだ選曲ですが、こちらもワンパターン…
問六:丹波篠山と言えば、「黒豆」や「栗」と、そしてかの高名な民謡。
問七:これまた超ワンパターン…
問四:またまたワンパターン…。歌詞に出てくる「調布基地」は今の「味の素スタジアム」の辺り。
問九:「町田音頭」の2番の歌いだし。
問三:仙台市出身・土井晩翠作詞の「荒城の月」の、歌いだしの「春高楼の花の宴」に続く一節。

…ところで、「想定解数の少ない問題ばかりを出す」ということがこのところ話題になり、賛否の声も渦巻いていますが、実際にこのような回がありましたね。第25回の「落書き帳10周年記念」大会。想定解数は最小13市・最大で26市。この回での10問完答者はわずか4名、参加者数は30名でした。その前後の回の参加者がそれぞれ52名と43名であることから見て、やはり早々と売り切れてしまうと参加意欲が失せてしまうのでしょう。今回も、想定解数の少ない問題が出たことで参加者数もここ数回に比べて激減しており、[107636] でおがちゃんさんや、[107634] であきごんさんがおっしゃっている、「まだ実力が高くない」と自ら思っているレベルの人が参加しにくい、という危惧は、まさにその通りだと感じます。ただ、「想定解が少ない問題を集めた大会」を行う、ということ自体については、過去にも第25回の例があることから見て、「特別大会」のような形で実施するのも面白いと思います。そして、このような「売り切れ御免」になるような問題ばかりを集めた大会において、果たしてどのような人が参加し、そして誰がランキング上位に入るのか、今までのような想定解の比較的多い回と比べてどのように違う結果が出るのか、結果が見たいものです(もちろん私は最近の実力から見ても「休場」ということになるでしょうが)。

また、「東日本と西日本の境界」に関する話題もいろいろ賑わっているようですが、私は以前、「苗字の東西境界線はどこか」とか、「市盗り合戦」について「関ケ原合戦」になぞらえて「(メンバーが)東西両軍のどちらに属するか、またどちらが優勢か」ということを書き込んだことがありました([87301],[102089])。この件に関しては、「市盗り合戦」のその後の情勢の変化を含め、項を改めて書き込むことにします。
[107543] 2023年 4月 11日(火)00:16:46伊豆之国 さん
十番勝負
深大寺城(→後ほど感想文で書き込みます)、「二日天下」でしたか…
問五は時間切れで諦めます。ヒントの意味もいまいちわかりませんでした。
今の実力では厳しいです。予告した通り、今後は一線から退いて、気が向いたときに参加する形になるでしょう。

問三:仙台市
こちらも方向が見えているのに「虎の巻」をうまく見つけられず「奥の手」を使いましたが…
[107446] 2023年 4月 8日(土)21:40:52伊豆之国 さん
十番勝負
問九:町田市
[107426] 2023年 4月 8日(土)16:23:14伊豆之国 さん
十番勝負
問四:調布市
[107400] 2023年 4月 7日(金)23:40:57伊豆之国 さん
十番勝負
問七:伊東市
[107392] 2023年 4月 7日(金)23:04:34伊豆之国 さん
十番勝負
問六:丹波篠山市
[107382] 2023年 4月 7日(金)22:31:39伊豆之国 さん
十番勝負
問十:伊豆の国市
[107370] 2023年 4月 7日(金)21:43:42伊豆之国 さん
十番勝負
問八:伊豆市
[107326] 2023年 4月 4日(火)22:49:57伊豆之国 さん
十番勝負
問一:四日市市
[107276] 2023年 4月 2日(日)22:34:26伊豆之国 さん
十番勝負
問二:相模原市

予告された通り、今回は想定解が少ない問題があり、時間切れになりそうな問題が出る可能性が高そうです。
これで連続完答記録が途切れることになれば、今後は第一線から退くことになるでしょう。
[107146] 2023年 3月 26日(日)22:27:32伊豆之国 さん
「不滅の(不名誉)大記録」は永遠に…
[107144] 未開人さん
今年3月には深浦町と板柳町から高校がなくなります
深浦町というと、かつて高校野球の県大会で記録した「不滅の不名誉な大記録」([96355])
東奥義塾に0:122で負けちゃったこと
([96356] 白桃さん)
その深浦高校(既に直線距離で40km以上離れている木造(きづくり)高校の「分校」になっていたようです…SV)も、この春に最後の卒業生を送り出したあと、ついに歴史の彼方に消えて行くのですね…。まだまだ使えそうな校舎、今後どうなるのでしょうか? 深浦町から一番近い高校は、木造高校ではなくて鰺ヶ沢高校(深浦校舎から直線で約25km余り)になるようです。

…深浦、木造というと、5年前の夏の旅路(([96355]…クイズ、[96376]…答え)を思い起こします…。
[107130] 2023年 3月 23日(木)20:58:15【1】訂正年月日
【1】2023年 5月 25日(木)17:49:02 by オーナー(表組み改善)
伊豆之国 さん
Fuji Village
ちょうど1か月前、[106970]で出題した
「この日」だから…クイズです
【問X】前橋市、上田市、刈谷市、四国中央市、佐賀市
1) この各市に共通する「ある事項」があります。それとは何でしょうか?
2) この各市と同じ共通項を持つ市の中で、人口が最大の市と最小の市はそれぞれどこでしょうか?

お分かりになった方いると思いますが…出題したその日は2月23日、「富士山の日」。
共通項は、「過去に『富士』の付く町村があったか、または現存する『富士』の付く市」。
該当する市は、hmtさんの[83633]の記事にリストアップされていました。
なお、「直近の推計人口」は、2022/10/1時点のデータです。

市名過去に存在した町村直近の推計人口
前橋市富士見村328,958
富士見市富士見村→富士見町112,599
横浜市富士見村3,771,961
笛吹市富士見村65,959
富士吉田市富士上吉田町45,751
上田市富士山村152,188
御殿場市富士岡村84,403
富士宮市富士根村126,250
富士市富士町、富士川村→富士川町242,580
刈谷市富士松村153,447
四国中央市小富士村80,628
糸島市小富士村99,821
佐賀市富士村→富士町231,248
豊後大野市小富士村32,485
(番外)
静岡市不二見村683,358
春日井市不二村306,774
ふじみ野市113,186

なお、「不二」の付く村があった2市と、現存の「ふじみ野市」も、「富士」を意味するものと考えられるので、「番外」としてリストに入れてあります。

[106971] 白桃さん
A市は[106970]伊豆之国さんのクイズ
2) この各市と同じ共通項を持つ市の中で、人口が最大の市と最小の市はそれぞれどこでしょうか?
の「人口最大の市」で、B市は「人口最小の市」に隣接している市です

「富士」の付く町村があった推計人口が最大の「A市」は横浜市、最小の市は豊後大野市。「B市」は、その豊後大野市に隣接する、この市が舞台とも言われる唱歌「○○の月」の作曲者の故郷でしょうか?
[107079] 2023年 3月 14日(火)21:40:32【1】訂正年月日
【1】2023年 5月 25日(木)17:43:30 by オーナー(表組み改善)
伊豆之国 さん
愛がある市
今日は「白色の日」、ということで…

[106922]
【問A】仙台市、厚木市、福井市、長久手市、雲仙市
…この各市に共通する「何か」があります。それは何でしょうか?
  ▲ヒント:該当する町:宮城県松島町

共通項は…「その市内に『愛』が付く駅がある市」。
該当する市は次の14市でした。

市名駅名路線名備考
北見市愛し野石北本線
弘前市聖愛中高前弘南鉄道大鰐線
仙台市愛子仙山線
愛宕橋仙台市地下鉄南北線
野田市愛宕東武野田線
厚木市愛甲石田小田急小田原線駅は伊勢原市にまたがっているが、住所は厚木市
黒部市愛本富山地鉄本線
福井市仁愛女子高校福井鉄道福武線路面区間の停留所
袋井市愛野東海道本線
豊橋市愛知大学前豊橋鉄道渥美線
豊川市愛知御津東海道本線
豊田市愛環梅坪愛知環状鉄道
長久手市愛・地球博記念公園愛知高速交通東部丘陵線
東温市愛大医学部南口伊予鉄道横河原線
雲仙市愛野島原鉄道

「市」以外で該当するのは、北海道愛別町(愛別など3駅)・宮城県松島町(愛宕駅)・滋賀県愛荘町(愛知川駅)の3町です。答えの解説は、[97536](「愛」か「恋」の付く駅がある鉄道路線)を見ればわかります。駅のラインアップは当時(4年前)から変化していません。
[106932] 海辺を飛ぶ鳥さん
仙台市には2つの「何か」があるのですね
その仙台市は、全国で唯一、市内に「愛」の付く駅が2つある市なのでした。
[107075] 2023年 3月 12日(日)22:10:11【1】訂正年月日
【1】2023年 3月 12日(日)22:12:38
伊豆之国 さん
権現堂川
昨日の「アド街」は、「埼玉県幸手市」でした。かつては日光街道の宿場町として栄え、明治の中頃でも大宮(さいたま市)をも遥かに上回る「結構な街」だった([100310] 白桃さん…名邑三世代.その44(埼玉県・前編))という、「明治の名邑」として輝いていた幸手の街。今も往時の「栄光」の名残をとどめる街道筋の旧家の数々も、番組の中で紹介されていました。しかしその後は長らく繁栄から取り残され、ようやく市制施行に至ったのは、首都圏の通勤圏が拡大してきた昭和も終わりに近づいたころ。それからしばらくの間は人口が増えていたのですが、やがて停滞から減少へと向かい、国勢調査人口では1995年の58,172人がピーク。最新の推計人口はついに市制施行以来初めて5万人の大台を割るという事態となり、市民へのインタビューでも町の現状を嘆く声が多く見られましたが、その幸手市民が口をそろえて自慢にしているのが「権現堂川堤防の桜並木」(権現堂公園公式HPより)。この「権現堂川」と聞いて思い出すのは、hmtマガジンにも収められている「利根川と国境・県境の関係」。この「権現堂川」を含め、利根川・渡良瀬川・江戸川・中川などの複雑な流路の変遷と、武蔵・下総・常陸などの国境の移動の歴史が詳しく述べられ、私も改めてこの記事集を見ると、まさに圧倒されるものを感じ取ります。また、「アーカイブス」にある「利根川東遷」という記事集の中にも「権現堂川」に触れた記事がありました。
ところで、インタビューに応じた幸手市民も、一様に何の疑問もなく?「権現堂川」と呼んでいましたが、hmtマガジンのこの記事集の中で、直接「権現堂川」がタイトルに入っている[77091]を見ると
現状では、栗橋から先の総武国境には川が流れていませんが、ここは、利根川の歴史を語る上で欠かせない「権現堂川」の流路跡です
その姿は 南北に細長い池で、権現堂調節池(行幸湖)という注記も見えます。南端でつながっている川を東に進んだ幸手工業団地付近も かつての権現堂川ですが、Mapionには「中川」と書いてあります
つまり、「川としての権現堂川」は完全に失われ、西側は調節池として、南側は中川の一部として再利用されているわけです
とあり、また現在のMapionを見ると、やはり桜並木などがある公園の横(北側)を流れているのは「中川」で、その北に「権現堂川」の文字は見えるものの、「行幸(みゆき)湖」の名もあるように既に川としての実態を失った「池」のような存在になっているのが読み取れるのでしょうか。

…幸手市と「権現堂川」を境に隣接している茨城県五霞町とは、ご破算にはなったものの、かつて「越境合併」(「大昔」は共に「下総国」でしたが…)の話があったことは、落書き帳をにぎわせていました。でも、仮にこの合併が実現していたとしても、両市町の現在の合計推計人口は56,989人(幸手市49,164+五霞町7,825)と、既に幸手市の国勢調査での最多人口を下回っているのですね…。
[107052] 2023年 3月 8日(水)10:12:40伊豆之国 さん
将棋・甲斐女流5段が引退
日本将棋連盟は、昨日(7日)、甲斐智美・女流5段が引退することを発表しました(記事)。

日本将棋連盟は7日、甲斐智美女流五段(39)が1月に引退届を提出し、勝ち残っている五つの女流棋戦で今期対局が終了した時点で引退すると発表した。甲斐女流五段は3日にマイナビ女子オープンで挑戦者になったばかり。女流王位戦でも挑戦にあと1勝に迫っており、タイトルに挑戦する一線級の実力を残したまま引退するのは異例だ
甲斐女流五段は連盟を通じ、「一身上の理由により、女流棋士を引退することにした。長い間、勝負の世界に身を置き将棋を指す喜びの時、苦しみの時を通して、さまざまな体験をさせていただけたことに感謝している」とコメントを発表した
甲斐女流五段は石川県七尾市出身で中原誠十六世名人門下。1997年4月に13歳で女流棋士となった。一時、棋士養成機関の奨励会に所属し、1級まで進んだ。タイトルは女王1期、女流王位4期、倉敷藤花2期の計7期。白玲戦女流順位戦では、四つあるクラスの最上位、10人がしのぎを削るA級に所属する。4月4日からは西山朋佳女王(27)に挑戦するマイナビ女子オープン五番勝負に臨む
連盟によると、次期倉敷藤花戦には参加せず、7日にそのトーナメント表を発表したタイミングで引退を公表したという

都道府県別プロ棋士ランキングのデータ更新は、甲斐さんが残る全対局を終了し、正式に引退した時点になるでしょう。
[107038] 2023年 3月 6日(月)00:46:39伊豆之国 さん
Re:自治体越え地名 & 残念なニュース
[107003] 海辺を飛ぶ鳥さん
[107004] オーナー グリグリさん

隣接市区町村名地名(船橋市の習志野地域(BANDALGOMさん記事)から連想。他に川崎市多摩区など)
ですが…
身近な都内から探すと
豊島区北区豊島(非隣接)
江東区墨田区江東橋(隣接)
小金井市小平市花小金井南町(隣接、「花小金井(○丁目)」は非隣接)
多摩市日野市多摩平(非隣接)
…といったところですが、「自治体越え」になった理由は様々であり、「多摩」のようにもともと広域地名だったものを域内の各自治体がそれぞれの理由付けで名付けたものもあるなど、単純にひとくくりできないような気がしますが、いかがでしょうか?

ところで、「オンラインオフ会」の話が出てきましたが([107017])、「オフ会」というと、12年前の第8回オフ会の会場となった会津若松市芦ノ牧温泉の「丸峰観光ホテル」が「倒産」(民事再生法申請)した、というニュースが飛び込んできました(こちら)。
福島県会津若松市・芦ノ牧温泉の丸峰観光ホテル(星保洋社長)と関連会社の丸峰庵(同社長)は28日、地裁会津若松支部に民事再生法の適用を申請した。東京商工リサーチ郡山支店によると、負債総額は2022(令和4)年3月期末時点で丸峰観光ホテルが20億7679万円、丸峰庵が4億7909万円の計25億5588万円。事業は継続し、再建を目指す。宿泊予約も受け付ける
同支店と帝国データバンク郡山支店によると、同社は1965(昭和40)年に創業した。丸峰本館は600畳舞台付の会食場や、最大千人収容可能なコンベンションホールなどがあり、芦ノ牧温泉では最大規模の観光温泉ホテルの1つとして高い知名度を誇っている
1994(平成6)年3月期にはバブル景気が追い風となり、売上高25億円とピークを迎えた。1995年3月期以降は景気後退で利用者数が減少。債務超過額も拡大していた
2020(令和2)年に入ると新型コロナウイルス感染拡大の影響を受けた。2022年3月期は売上高が5億円台まで後退し、2億円超の最終赤字を計上した。その後も業況は好転せず、資金繰りが限界に達した
…こちらはとりあえず営業は続ける、という方向のようですが、「オフ会開催旅館の倒産」というと、岡山市苫田温泉の「乃利武」の自己破産・廃業([91459] MasAkaさん)。その現在の状況は、というと…こちらに出ていました。
[106970] 2023年 2月 23日(木)20:20:51伊豆之国 さん
「この日」だから…クイズです。
…早いもので、hmtさんが他界されてはや1年が過ぎました。一周忌ももう終わったのですね…。

さて、[106922]で出題したミニクイズ

【問A】仙台市、厚木市、福井市、長久手市、雲仙市
…この各市に共通する「何か」があります。それは何でしょうか?
  ▲ヒント:該当する町:宮城県松島町

ですが、
[106932] 海辺を飛ぶ鳥さん
仙台市には2つの「何か」があるのですね
鋭いところを突いてきましたね…。まさにこの方向で合っています。
共通項と想定解は「白色の日」に発表します。

そこで、[106922]に続いて、今度も「この日」だから出せる?クイズを。

【問X】前橋市、上田市、刈谷市、四国中央市、佐賀市

1) この各市に共通する「ある事項」があります。それとは何でしょうか?
2) この各市と同じ共通項を持つ市の中で、人口が最大の市と最小の市はそれぞれどこでしょうか?
[106922] 2023年 2月 14日(火)22:55:08伊豆之国 さん
卯年ですが… & ミニクイズ
今年は「卯年」ですが、学校で「兎」を飼育しているところが激減している、という記事がありました(こちら)。
理由を聞いてみると、夏休みの餌やりなど先生たちの負担、子どもの動物アレルギー、感染症などさまざまな課題が寄せられた
なぜ学校のウサギが少なくなっているのか。3年間で飼育数がほぼ半減した練馬区をはじめ複数の区が「長期休業中の世話など教職員の負担」を理由に挙げている。足立区は、ウサギに限らず生き物全般の飼育数が減っているとした上で「鳥インフルエンザが流行した時に『それ以上飼わない』となった」と振り返る
一方、世田谷区の担当者は「ウサギは暑さや寒さが苦手で、適切な飼育環境を維持することが難しい」としている。児童の動物アレルギーの影響を指摘する区も複数あった
私は、学校の耐震などの改築・改修工事の事前調査に同行することがしばしばあるのですが、小学校の校庭にある、以前は兎や鶏などがいたであろう飼育小屋が「空き家」になって、放置されて荒廃していたりゴミ捨て場代わりになっていたところがよくあり、「コロナ」の影響だけでなく他にもいろいろと事情があるのでは、と思っていたのですが、「上記のような理由があった」と納得したのでした。

さて、ガラッと変わって…
【問A】仙台市、厚木市、福井市、長久手市、雲仙市
…この各市に共通する「何か」があります。それは何でしょうか?
  ▲ヒント:該当する町:宮城県松島町
[106905] 2023年 2月 5日(日)22:40:37伊豆之国 さん
ご注進(ご当地なので) & 旅の裏話
[106898] オーナー グリグリさんへ
下田市、南伊豆市、松崎町、河津町
南伊豆「町」ですね。

ところで、「ユースホステル」の話でにぎわっているようですが…私も宿泊経験は全くありません。「見知らぬ人と相部屋になる」、ということよりも、むしろそのあとの「ミッション」が辛そうだった、というのが正直な気持ちだったのかもしれません。

[106899] メークインさん
「ぐるり北海道フリーきっぷ」を使って、往復北斗星のB寝台
「北斗星」で北海道往復とは。うらやましいですね…。私は結局「北斗星」も「カシオペア」も乗ることができないまま、運行が終わってしまいました。この時期に一度、今から25年前に北海道を4泊5日で回ったことがあるのですが、行きは函館まで、帰りは釧路から、いずれも飛行機でした。5年前、新幹線で函館~津軽を2泊3日で回ったとき、2日目に泊まったつがる市の温泉旅館で、夜に一度外に出て星空を眺め、北の空に北極星を挟んで北斗星とカシオペアが向かい合っているのを見て([96355]…クイズでその答えは[96376])、「どっち(の列車)もとうとう乗ることが叶わないまま終わってしまったなぁ~」と苦笑いしたものでした。

[106900] メークインさん
お腹を空かしたウサギの大群に追いかけられまくり、良い印象が全くありません
ルート上にある草むらを歩いていると、横からウサギが飛び掛かってくるという恐怖もオマケでついてきました
今では「かわいいペット」というイメージが強い「兎」ですが、元々ペットとして飼われている兎は西洋からの「外来種」で、在来の野兎とは別種だそうです。大久野島の兎のことは、[106337]の書き込みでリンクしていますが、諸説はあるようですが、ペットとして飼われていたものが放たれて野生化したらしいのです。でも、野生化したとなるとやはり「本心」をむき出しにしてくるというものなのでしょうか。それにしても、キャラクターや縫いぐるみと実物の落差が大きいですね(「熊」となるともっと激しい…)。
「飼いならされているから」と甘く見ているとえらい目に遭う、というと、修学旅行などで奈良に行ったとき「鹿に追いかけられてけがをした(しそうになった)」という記憶をお持ちの方は多いのではないでしょうか?(この辺は地元の方に…)
[106864] 2023年 1月 28日(土)15:09:54【1】訂正年月日
【1】2023年 5月 25日(木)17:36:35 by オーナー(表組み改善)
伊豆之国 さん
第95回選抜高校野球出場校決定
昨日(27日)、第95回選抜高校野球の出場校が決定しました。
今回も昨年の「選抜」に引き続いて、全出場校(北から南への順、21世紀枠は最後)の所在地と、「戦国市盗り合戦」の「領主」、それと「私の市・区・町の経県値」、「出場校所在地の観光スポット」を調べてみることにしました。
今度の大会は、5回ごとの記念大会ということで、例年より4校多い36校が出場します。

出場校所在地経県領主主な観光地・イベント備考
クラーク記念国際深川市1スカンデルベクの鷲イルムの丘丸山公園カタクリの里
仙台育英、東北仙台市4伊豆之国仙台(青葉)城跡、瑞鳳殿、秋保温泉など所在地は仙台育英-宮城野区(注1)、東北-青葉区
能代松陽能代市2鳴子こけし旧料亭金勇きみまち阪風の松原
作新学院宇都宮市3桜トンネル二荒山(ふたあらやま)神社(注2)、宇都宮城跡、大谷観音・大谷資料館
健康福祉大高崎高崎市3桜トンネル高崎観音、少林山達磨寺、榛名山・榛名湖
専修大松戸松戸市3Takashi矢切の渡し、本土寺(紫陽花寺)、戸定邸
東海大菅生あきる野市3U-4秋川渓谷、東京サマーランド
二松学舎大附属千代田区3対象外皇居、日比谷公園、秋葉原など
慶應横浜市4不在山下公園、中華街、ランドマークタワーなど所在地は港北区
山梨学院甲府市3勿来丸武田神社、昇仙峡、山梨県立美術館
北陸福井市4EMM一乗谷朝倉氏遺跡、足羽山公園、越前海岸
敦賀気比敦賀市4EMM気比神宮、気比の松原、金ケ崎城跡
東邦名古屋市4名古屋城、熱田神宮、大須観音など所在地は名東区
常葉大菊川菊川市3伊豆之国黒田家代官屋敷・資料館せんがまち棚田(菊川市観光協会HPより)
大垣日大大垣市3大垣城、奥の細道結びの地、墨俣一夜城
彦根総合彦根市4ぺとぺと彦根城、玄宮園、佐和山城跡
龍谷大平安京都市4深夜特急清水寺、金閣寺、伏見稲荷など所在地は下京区
大阪桐蔭大東市0深夜特急野崎観音(慈眼寺)、三好長慶武者行列(大東市HPより)
履正社豊中市1深夜特急高校野球発祥の地、大阪国際空港(注3)、服部緑地
報徳学園西宮市3深夜特急甲子園、西宮神社(えべっさん)、大谷記念美術館
加東市0今川焼播州清水寺(西国25番札所)、東条湖、闘竜灘(加東市HPより)
智辯和歌山和歌山市4深夜特急和歌の浦、和歌山城、紀三井寺
鳥取城北鳥取市3とりぴー鳥取砂丘、白兎海岸・白兎神社、鳥取城跡
広陵広島市4桜トンネル原爆ドーム・平和公園、広島城、縮景園所在地は安佐南区
光市1k-ace伊藤公資料館虹ヶ浜海水浴場(光市HPより)
英明、高松商業高松市4白桃栗林公園、高松城、屋島
高知高知市4がっくん高知城、桂浜、はりまや橋
海星長崎市3桜トンネル大浦天主堂、グラバー園、平和公園など
長崎日大諫早市3穴子家諫早公園・眼鏡橋、干拓の里、轟峡(諫早市HPより)
大分商業大分市4デスクトップ鉄高崎山、うみたまご、府内城跡
沖縄尚学那覇市4白桃首里城、玉陵(たまうどぅん)、金城町石畳道
石橋下野市1駿河の民下野国分寺跡下野国分尼寺跡しもつけ風土記の丘(下野市観光協会HPより)
氷見氷見市4EMM氷見漁港場外市場 氷見番屋街ひみ獅子舞ミュージアム、氷見温泉郷(第12回オフ会)
城東徳島市3白桃阿波踊り、眉山、阿波十郎兵衛屋敷・阿波木偶人形会館

注1)仙台育英は多賀城市にもキャンパスがある
注2)日光のは「ふたらさん」、宇都宮のは「ふたあらやま」
注3)大阪国際空港は伊丹市・池田市にもまたがっている

※領主名は敬称略です。

今回の初出場校計は5校で、前回より1校減。そのうち春夏通じて初出場は、彦根総合と21世紀枠の石橋・城東の計3校です。一方、最多出場は龍谷大平安の42回で、自身の持つ最多出場記録を更新しました。東邦の31回が続きます。一方、久しぶりの出場では、北陸が34年ぶりの出場となりました。また、今度の大会では、「過去に全国制覇を果たしている高校が多いこと」が目立ちます。夏の大会を含めると、出場校36中15校を数えます。
[106849] 2023年 1月 22日(日)20:47:18伊豆之国 さん
第62回十番勝負苦闘記~Here Comes The Sun~
ここでやっと十番勝負の感想文を書くまでにたどり着きました…

昨年末から本業の作業の積み残しが重なり、年末年始は休日返上(と言ってもテレワークで、さすがに年末年始恒例の番組の時間はながら作業でしたが)、老体に鞭打って昼夜兼行の大仕事。[106337]で書き込んだように、果たして今まで通り十番勝負に参戦できるのか、「休場」も覚悟という状況。5日目の夜になってようやく46回連続となる参戦のめどが立ちましたが、しばらくは「わかった問題から答える」こととし、何とか完答を目指すということにしたのは、終了の2日前になってからでした。

…ということで、今回も答えられた順に。

問一~富士の白雪ゃノーエ 解けて流れて三島に注ぐ~
問六~三島は近年開けたる 豆相線路の分かれ道~
とりあえず「参加賞狙い」で答えられたのがこの2問。問一は、第二ヒントの画像を開いて見えた「昭和」と、第三ヒントを「ずいぶん前です」と解いて、「市制施行の期日」ではないかと、「雑学」から「市制施行日の古い順」で当たると「昭和の戦前期」に市制施行した市だと見える。問六は、他の幾人の方と同様、問題の市を眺めた第一印象では「東海道新幹線」か、「東名・名神」か、どちらかだろうと推測したが、羽島や海老名がNGになったのがいまいち不思議で立ち止まり。第二ヒントの画像を拡大すると「未踏」の文字が見えたのと、第三ヒントが「最近のランク」と解けたので、「市区町村の経県値」で「未踏のメンバーがいない」ということか…。共に該当している三島市が残っており、いずれも市盗りのライバルが別の市を答えた後。「ご当地の防衛最重点」で2万石を積み重ね。

問四~春を愛する人は~
解答が進んできて、「市名の読みが同じ母音だけ」と見えてきた。「あ段」ばかりの市が目立つ中、珠洲(SUZU)とか氷見(HIMI)といったほかの段ばかりの市もちらほら出て、お題の津(TSU)の意味も理解できた。近県から、「あ段」ではなく、市名と同名の駅が市内になくて隣の市にある志木(SHIKI)市に。
…第三ヒントで「あ行以外も」とありますが、「あ段~」ですね([106792] 鳴子こけしさん)。

問三~Here Comes The Sun~
こちらは第四ヒントで。「海や川にいる」と解け、第二ヒントの画像で「魚」の字が目に入ったことと合わせて、「市の魚」ではないかと。雑学」を開いてみるとここまでの答えがぴったり。ライバルに1万石差に迫られている日光東照宮の死守に。

問五~日光を見ずして結構と言うなかれ~
出だしの誤答ラッシュには、やはり一体何のことなのかわからず戸惑い、その後も「今市」共通項がつかめず、ようやく第五ヒントの「誤」と「前回勝負」と出てようやく「前回の十番勝負で誤答になった市」だと。ここでもやはり日光市を取って突き放し。

問十~湖の街 彦根の空~
第二ヒントの画像の意味は分からず、一文字ヒントの「金」を見て「十番勝負の金メダル関係?」と一瞬思いましたが違い、「問題にヒント」の意味は…しばらくしてお題の市を見返ると「横浜」「金沢」…町村ヒントの当別町には「石狩金沢」という駅があった…。そうか、「金沢」という地名か、とやっと気づく(それにしても気づくのが遅い…)。コレクションに「金沢」がある。その中にあるまだ出ていない市から、出身地・世田谷区とは「井伊家つながり」で縁の深い、国宝の天守閣がそびえる琵琶湖畔の市を。

…ここからの4問は、第六ヒントと、第四ヒントの解が出たことで共通項がつかめたもの。ここでようやく「連続完答記録更新を目指す」方向に舵を切ることができました。

問二~生まれ浪速の八百八橋~
答えが進んで行くうちに「外国人が多い」のではないか、と薄々見当はついてきて、お題の川口市の「新・中華街」とか、つくば市は研究学園都市。必ずしも県庁所在地や県内最多人口の市が該当するとは限らないというのには意外性があるのが面白い。でも答える機会をうかがっているうちに時間が過ぎて行き、気が付いたらもう既に残り少なくなっている。以前にも書き込んだけれど、国勢調査のデータがうまく開けない。結局「外国人人口 市区町村ランキング」をネット検索。少し古いデータしか見つからなかったが、ここまでの答えと照らし合わせると「絶対鉄板」の「大都会」でまだ出ていないのがいくつかある。城主が絶対的地位を築いていて他のメンバーも手を出せない大阪市を取ることにした。SVの画像は、正面のビルの屋上の「綿半」の大看板ばかりが目立ち、後はファミマだの法律事務所だの…で、何を意味しているのか最後までさっぱりわかりませんでした。

問七~そうか、そうかと頷く草加煎餅~
ヒントの意味がいまいちわからず、第四ヒントの解と第六ヒントが同時に出てようやく「面積ランキングで同一県の市が連続」と。早速「検索」で面積順に並べると、お題にあった茨城県4連続があった。選んだのは、ここを取れば「市盗り」に王手がかかる、芭蕉が「泊った」と「嘘」を書いた([77138])煎餅で名高い市。

問八~葛飾のママの井を見れば~
ここも共通項の近くまで来ていながら絞り切れず苦しんだ問題。終盤にきて、第六ヒントの「境界未定部」と第四ヒントの解「面積未定部」…それなら過去問にあったな、と思い出す。第45回の問五。「市町村 境界未定」でネット検索すると、そのあとに「参考ページ」として出たものと同じデータがあった。結局、第45回で答えた、お題の浦安市・都県境越えの江戸川区との境界未定区域がある市川市を再び取ることに。現在の最新データであるその「参考ページ」にも載っていたので間違いないとわかった。

問九~ここに●●の白兎~
最後に残ったのがこの問九。「町村を含む」ことだけはわかったものの、SVの画像を見るとまず「オルガン針」の広告が真っ先に目立ち、視点をずらすと「無言館」「前山寺」(どちらもだいぶ前に見ていたところですが…)への道案内、反対側を見ると美容室の「30」が目に入るも、どれがヒントになっているのかさっぱりわからず。一文字ヒントの「十」が出るも、「問九なのになぜ十?」と意味不明。ようやく共通項が分かったのは、第六ヒント。「町村を含めて人口の差が10人未満」「前回は市だけで比較」。ランキングデータから探しますが、結構手間がかかる。選んだのは、「卯年」つながりで、「白兎」駅がある([106337])長井市でした…。
この問のSVの意味するところは、結局最後まで分からず、画面を地図に切り替えて、反対側の美容室「30」があるその先に「十人薬師堂」があるのを見つけたことでやっとわかったという感じ。「十人」のバス停は文字が小さくて、細かい字が読みづらくなっていることもあってよく見えませんでした。SVというと問二で書き込んだのも同様ですが、共通項と無関係、迷彩になりそうな看板などが画面の中で嫌でも目立ち、肝心なものが画面を見ただけでははっきり見えずどこにあるのかよくわからない、というのは、果たしてSVヒントとしてどうなのか、と思ってしまいました。

…これでようやく十問ノーミス完答にこぎつけましたが、最終着順は28位、これは完答できた大会の中では過去2番目に悪い記録。年齢からくる直感の衰えに加え、想像をはるかに上回る新規参入者の実力の高さ。果たしてあと何回続けられるのか、「引退」もそろそろ秒読み、ということになるのでしょうか…。

♭今回の選曲は…
問一:この地に伝わる民謡より。
問六:鉄道唱歌・東海道編16番の歌いだし。当時の三島駅は現在の御殿場線下土狩駅でした([94655]、他)。
問四:「シキ」の歌…。完璧に駄洒落!
問三:この時季、「日光」の暖かさが恋しい季節、ということで…
問五:古くから言い伝えられてきた、宣伝文句?
問十:甲子園でもすっかりおなじみになった近江高校の校歌の歌いだし。
問二:懐メロ「王将」の一節。今を時めく無敵の少年棋士に、かつて最強を誇った「中年の星」が挑む王将戦、今熱戦たけなわですが、やはりベテランには厳しい?
問七:芭蕉が「泊った」と「嘘」を書いたこの市で作られていなくても「草加煎餅」と名乗れるそうです([77138])。
問八:今を去ること千数百年の昔、かの地に住んでいたと言う伝説上の絶世の美人「真間の手児名」にまつわる悲恋物語を詠んだ、萬葉歌人・高橋虫麻呂の和歌([93578],HP) 。
問九:長井市には、全国で唯一「兎」の付く鉄道駅「白兎」駅がありますが([106337])、そこは「因幡」ではなく「出羽」なので…

♯書き込みの途中で誤って書き込みボタンを押してしまったため、いったん削除した上で書き込みしなおしました。
[106711] 2023年 1月 9日(月)08:58:02伊豆之国 さん
十番勝負
問九:長井市
[106707] 2023年 1月 9日(月)00:47:37伊豆之国 さん
十番勝負
問七:草加市
問八:市川市
[106700] 2023年 1月 8日(日)22:53:17伊豆之国 さん
十番勝負
問二:大阪市
[106668] 2023年 1月 8日(日)13:19:00伊豆之国 さん
十番勝負
問十:彦根市

とにかく「一つでも多く」というのが正直なところ。
[106636] 2023年 1月 7日(土)22:41:14伊豆之国 さん
十番勝負
問五:日光市

もう一つ…
[106595] 2023年 1月 7日(土)00:12:13伊豆之国 さん
十番勝負
問三:日光市

今の状況ではどこまで行けるか「今市」見通せませんが、ともかくできるところまで…
[106552] 2023年 1月 6日(金)20:33:25伊豆之国 さん
十番勝負
問四:志木市

もう一つ。
[106509] 2023年 1月 5日(木)21:28:02伊豆之国 さん
十番勝負
遅くなりましたが…あけましておめでとうございます。
今回は参加賞となるでしょう。

問一:三島市
問六:三島市
[106337] 2022年 12月 31日(土)21:04:18伊豆之国 さん
市区町村別経県値 & White Rabbit
暮れも押し迫ってきたのにもかかわらず、ここまで仕事を貯め込んだ「つけ」が回ってきて、歳のせいで作業もはかどらなくなってきたこともあり、これが今月初めて、そして今年最後の書き込みになりそうです…。

そんなわけでだいぶ遅くなりましたが、ここで私の「市区町村版経県値」についていくつか書き込んでみることにします。
私の「総経県値」(市区町村版経県値の合計)は2697点、全体ランキングでは13位。この「経県地図」を見渡すと、東北から関西にかけては未踏の自治体が少なく満遍なく経県値を出しているのに対し、やはり居住地から遠い地域に未踏地域が広がっており、中でも地域が広大で短期間で広い範囲を回るのが困難な北海道では、函館から室蘭線・千歳線経由で札幌を通り、旭川で稚内方面と知床方面とに分かれる2本のルートに沿う地域を通っただけで、十勝・日高を中心とする広大な未踏地帯(釧路市は阿寒湖を見て釧路空港から羽田に直行したので中心部は通らなかったので、実質的に根室地域をも含めた範囲)を初め、西側の日本海側(小樽市以外)、それとオホーツク海沿岸の地域が未踏になっており、それ以外では宮崎県北部を中心とする九州東部、広島県北部から島根県南部にかけての中国山地が広範囲の未踏地帯になっています。逆に、神奈川県と静岡県の2県には、通過もしていない未踏の自治体がありません。
「宿泊」に絞ってみると、私がこれまで宿泊した市区町村の合計は173あり、やはりかなり上位には入っているようですが、「役所巡り」などを精力的に行っているような「猛者」も幾人かいるという現実を見ると、「そりゃ敵わん」というのも無理ないかも…。
現在登録しているメンバーの中で、宿泊経験があるのは私だけ、という「ユニークな宿泊地?」もいくつかありました、その中で、黒石市、蔵王町、大多喜町といったところは、市内・町内にある比較的名が知られている温泉地に泊まったものですが、私以外に宿泊したメンバーがいないというのは意外でした。西伊豆町も、最近「宿泊した」と登録したメンバーが出るまでは私一人だったというのも予想外でした。その西伊豆町には堂ヶ島温泉があるのですが、泊ったことはなく、私の宿泊経験のほとんどは親父の実家を訪れたもの(他には法事の時に町内の民宿に泊まったことが一度あるだけ)で、少なくとも10回以上はあったはずですが、既に20年以上もご無沙汰しており、今では実家に身寄りもないといった状況になっています。宿泊した自治体が最も多いのは、やはり静岡県で、13自治体(8市5町)。そのうち、伊豆地方が過半数の7自治体を占めます。
一方、宿泊したメンバーが多い自治体ランキングの上位には、大都市や有名観光地が多いのは予想通りですが、その中で、宿泊経験メンバーが20名以上のところで私が宿泊していないのは長崎・岡山・富山・徳島・佐世保・秋田の各市と東京都港区。生まれてから4年前まで都内居住で、宿泊する理由がない港区と、「阿波踊り」見物の時に徳島県内に宿を取れず高松市内に泊まることになった徳島市を除くと、いずれも近辺の温泉地や著名観光地に宿泊したものでした。また、関東地方は日帰りで行ける観光地が多いため、宿泊を示す赤塗りの表示は、栃木・群馬県の北部や南房総など「周辺部」にほぼ限られ、東京都区部など南関東にはほとんどなく(例外的に宿泊表示になっている横浜市は、検査入院によるもの)、このような、「長らく居住した地域の近所では宿泊がない」と言うタイプは、果たして多くの人に共通するものなのでしょうか。

さて、来たる令和5年、西暦2023年は「卯年」。卯年ネタは一回り前の平成23年(2011)の直前の年末にも書き込みがありましたので([77114])、ここでは"Remake"として書き込むことにします。
「卯」「兎」の付く鉄道駅は、共にただ一つずつ。それぞれ、JR予讃線の「卯之町」駅(愛媛県西予市)と、山形鉄道フラワー長井線の「白兎(しろうさぎ)」駅(山形県長井市)。これは、12年前と全く変わっていません。西予市の卯之町地区は、国の「重要伝統的建造物群保存地区」に指定されている古い町並みが残り、明治期に建てられた洋風建築の元学校校舎も残っています(西予市HPより)。長井市の「白兎」は、駅周辺の地名で、その由来がokiさんの[77115]の書き込みにありました。
「兎」にゆかりの神社の代表というと、というと、「因幡の白兎」を祭った鳥取市の「白兎(はくと)神社」。その「因幡の白兎」を助けた大国主命を祭る出雲大社には、その縁もあってか、境内のいたるところに兎の像があるようです。また、さいたま市浦和の「調(つき)神社」は。知る人ぞ知る「兎尽くし」の神社として知られています([65006])。
たくさんの兎が放し飼いにされている「兎の楽園」というと、広島県竹原市の「大久野島」や、石川県加賀市にある「月うさぎの里」といったところが有名でしょうか。

…冒頭に述べたように、年末年始もテレワークが続くのか必至の状況なので、「十番勝負」に貴重な時間を割くのは困難で、今回は「休場」することが濃厚(状況によっては後半から「部分参加」もあり?)になりそうです。第17回から連続して参加し、第26回より続いている連続完答記録、ひそかに狙っていた第45回から前回まで17大会連続中の「ノーミス完答記録」がいずれも途切れるのは「苦渋の選択」ですが、既に体が壊れる寸前、精神的にも錯乱寸前という今の状況では致し方ありません…。
[106130] 2022年 11月 17日(木)19:17:10伊豆之国 さん
White Mountain(若い市長)
まだ更新されていないようなので…

任期満了に伴う白山市長選挙が去る13日に告示され、現職の山田憲昭氏以外に立候補者がなく、山田氏の無投票3選が決まりました。
白山市HP
山田氏の経歴(旧吉野谷村長に37歳で就任)については、 EMMさんの[86690]の記事に書かれています。

グリグリさん、「若年首長」のデータの更新をお願いいたします。
[106109] 2022年 11月 12日(土)23:26:08【2】訂正年月日
【1】2022年 11月 13日(日)00:08:49
【2】2022年 11月 13日(日)17:14:07
伊豆之国 さん
スナックへ行こう!
私が9月に投宿した、戸倉上山田温泉([105967])。夜の街を歩くと、まだまだ飲食店や風俗営業の店も営業しているところも多く、信州随一とうたわれた歓楽温泉街の面影を残していたその温泉街で、来月9日の夜、「温泉街のスナックに行こう」というイベント開催する、というニュースがありました(信州千曲観光局HPより)。。
入ってみたいけど一人じゃいけない。そんなスナックビギナーの未知の扉を開けるお手伝い。スナック講座の後にみんなで一緒にスナックを体験するイベントを開催します
スナックについての講座後、スタッフとともに戸倉上山田温泉の夜の散策を行い、スナックを実際にハシゴ(2件ほど)します。射的体験やNEOネオングッズなどももらえる楽しいナイトツアーです
戸倉上山田温泉には数多くの飲食店がある歓楽街があり100店舗近い飲食店には多くのスナックが点在しています。コロナ禍でも常連客が通い続ける魅力がある一方、「料金体験が不明確」「楽しみ方が分からない」「常連客への配慮」といった入りづらさによって若い方が扉を開くには敷居が高い現状があります
そこで、地域資源のスナックを再定義して気軽に使ってもらうために「NEOネオン」と称して、スナック文化の再燃を目指すプロジェクトがはじまりました
このイベントについての記事がこの日の日経新聞の夕刊にあり、昭和の時代には団体旅行で大いににぎわった歓楽温泉街が時代の変化で衰退し、上記のように「スナックの楽しみ方が分からない」などで若年層が入りづらい、といった声が増えたことや、「昭和レトロ」の雰囲気が残っていることなどもこの企画を後押ししているようです。

♭そういえば、もう半世紀以上も昔、「小さなスナック」という曲がありましたね。エレキギターのメロディーが印象的な曲でした。歌詞は今となってはおぼろげなところもあるのですが…(先日、どこかのTVの旅番組で触りのところが流れていました…)。
[106108] 2022年 11月 12日(土)22:54:11【1】訂正年月日
【1】2022年 11月 13日(日)16:07:39
伊豆之国 さん
「市区町村版」経県値の定義について
いよいよ経県値の市区町村版が公開の運びとなりましたが、作成にあたって大いに頭を悩ませているのが、一つは既にはっきりしたものがほとんど残っていない「大昔」(幼年~少年時代)の記憶、そしてもう一つが「乗り換え」関係の経県値をどうするか、ということ。「乗り換え」関連については、以前に白桃さんの記事[97701]へのレスとして、[97706]で次のように書き込みましたが、まず後者の「鉄道路線間の乗り換え」については、次のように定義するようにしておきました。

鉄道同士の乗換駅と言っても、タイプがいろいろありますので、JRと私鉄を乗り換えるとき、どれが「連動している」のか、「連動してしていない」のか、どうお考えでしょうか?
イ.連絡改札もなくお互いにスルー
ロ.連絡改札によりJRと私鉄の構内がつながっている
ハ.いったん改札を出るが、すぐ目の前に相手の駅の改札がある(ただし屋外には出ない)
ニ.雨に濡れずに乗り換えられるが、かなり長い通路を歩かされる(ex.地元の「町田駅」)
ホ.いったん屋外に出て歩かされる(相手の駅はすぐ目の前にある)
へ.一応「乗換駅」として扱われているが、お互いに見えない位置にあり屋外にも出る
私としては、「ホ」と「ヘ」は「連動していない」と見ていますが…

「鉄道路線同士の乗り換え」(JRと私鉄(第三セクター・公営地下鉄等を含む)間のほか、JR同士(新幹線と在来線など)、私鉄等同士も含めて)について、経県値をどのように見るかについて、私としては、とりあえず原則として次のように扱うことにしました。

イ、ロ、ハ、ホ…「接地」(△、経県値「2」)
ニ、ヘ…「訪問」(●、経県値「3」)

「乗り換え」が主目的である場合、「イ、ロ、ハ」の場合は、「まず乗り換える相手の路線の駅まで直接向かう」ことを目指す、ということであり、「ホ」は、いったん屋外(屋根がない場所)に出るものの、すぐ向かい合わせに乗り換え相手の改札(駅舎)が見えている場合で、やはりまず乗り換え先の駅に向かう場合として「接地」に入れることにしています。一方、「ニ」の場合は、「乗り換え相手の路線駅にたどり着くまでに、ビル内、地下道などの片側あるいは両側に商店等がある連絡通路を通らないと行けない場合」を想定していますが、商店等はないが長い地下道を歩かされる場合や、商店等がなく吹きさらしの高架歩道橋などの場合も入れることにしています。ただ、「ロ」の連絡通路がある場合でも、連絡通路を通らずいったん自社専用の改札を出て、乗り換え相手の改札に入るまでの間で買い物等をした場合は「訪問」とします(ハ、ホに該当する乗換駅でも同様)。「ヘ」の例としては、小田急「豪徳寺」~東急世田谷線「山下」、西武池袋線「秋津」~JR武蔵野線「新秋津」など、大半は別会社間の乗り換えですが、近鉄橿原線「田原本」~同・田原本線「西田原本」のような、同一会社内の乗り換え(同一駅として扱っているようですが)というのもあります。

「駅のホームに降りて駅弁や飲み物を買った」(最近はほとんどありませんが)という場合は、「改札の外に出ていないので、鉄道会社の構内から出ていない」と見て「接地」としています。もちろん、「ホームに降りて通過列車や対向列車の写真を撮った」場合も同様です。また、鉄道からバスへの乗り換え、またその逆の場合は、バス停が駅の入り口の直近にあって、かつすぐに乗り換えた場合は「接地」、それ以外は「訪問」として扱うことにしました。高速道路や有料道路のSA・PAで休憩のために降りた場合も、食事や買い物の有無にかかわらず、「道路の敷地外に出ていない」ということから「接地」とみなしています(私の場合、該当する例として上野原市(中央道談合坂SA)や静岡県小山町(東名足柄SA下り)などがあります)。
一方、観光船から休憩や記念写真撮影などの目的だけでいったん下船して上陸し、すぐに船内に戻った(ex.[79317]の十津川村のケース)といった場合は、「接地」としていましたが、鉄道や高速道のケースとは異なると見るのが適切と見て、「訪問」に変更しました。
厄介なのが、「下道」(一般道)を観光バスなどで通過した場合。まだ高速道路網が整備されていなかった私の少年時代、学校の遠足や「林間学校」などで、近間ではありますが観光バスを連ねて目的地まで行ったことが何度かありました。このようなときは、途中の道路沿いにある「ドライブイン」とか「レストハウス」(いずれも今ではほとんど耳にしませんですね…)で小休止することがよくありました。このようなときは、まだ「子供」ですから引率の教師の監視下にあり、その休憩施設から勝手に出ることは厳しく制限されていたはずで、「市の経県値」(認市度)を計算する場合、以前は「接地」とみなしていたのですが、改めて「市町村版」の経県値を計算するのにあたっては、「高速道などの場合とはやはり違う」と見て、こちらは「訪問」に統一することにしました。
この「大昔」の一般道経由でのバス旅のおぼろげな記憶をたどって、市町村ごとの経県値を調べて行くのも、相当な困難を伴います。バイパスや新しい橋の建設などで国道などのルートが変わったり、通過したルートそのものが思い出せなくなった場合もあり、推定でしか経県値を出せないケースもいくつかありました。

以上のことを踏まえて、経県値の市町村版を作成することにしましたが、上記のように昔通ったバスルートが分からなくなっていたり、どこに行ったのかもはっきりしないものもあり、データが作成できない県がまだかなりあり、とりあえず計算ができたところからいくつか公開しますが(県時点で12都県)、果たして全都道府県を作成できるか、まだ見通せない状況です。「未踏」(経県値0)の市区町村が存在しないのは、神奈川と静岡の両県のみと思われます。
[106088] 2022年 11月 10日(木)00:46:32【1】訂正年月日
【1】2022年 11月 10日(木)00:48:42
伊豆之国 さん
全国の「きくち」さん、集まれ!
兵庫県丹波市の「足立さん大集合」([106033])に続いて、今度は熊本から「苗字」ネタ。

「菊池・菊地」さんのルーツの地とされる熊本県菊池市が、「全国の『きくち』さん、集まれ!」というイベントを今月13日に開く、という話題がありました(記事)、(菊池市HPより)。
菊池姓や菊地姓などの発祥の地とされる熊本県菊池市が、13日に菊池姓にゆかりがある人らに参加を呼びかける「全国きくちさんサミット」を開く
菊池姓は、平安から室町時代にかけて現在の菊池市を中心に活躍した豪族・菊池一族が由来。平安時代の1070年に大宰府(現在の福岡県太宰府市)の高官だった藤原則隆が、菊池に来て菊池姓を名乗ったのが始まり
武力に優れ、約450年にわたり九州の一大豪族として全国に名をはせたが、度重なる戦や後継者争いによる敗北などで一部は肥後(今の熊本)を離れ、全国に広がった
現在、菊池姓と菊地姓は全国で計約34万人。特に菊池姓が多いのが東北地方で、岩手県遠野市では、市民の約4割を占める
「きくち」さんの分布については、以前に[71948]で書き込んだことがありますが、今回、改めて分布状況をWeb版「写録宝夢巣」で調べて見ると、「菊池」さんは全国に約3万2千件、全国ランクは107位、「菊地」さんは約3万5千件、96位となっており、「菊地」さんのほうがやや優勢ですが、ほぼ拮抗しているとみてよいでしょうか。これを都道府県別にみると、いずれも東日本が圧倒的に多く、特に東北から北関東にかけて集中しているのに対し、西日本には少なく、発祥地の熊本県でもあまり見られません。Web版「写録宝夢巣」による、主な都道府県(どちらか一方でも200位以内に入っている都道県と「大都会」がある府県、それとルーツの地がある熊本県)の「菊池」さんと「菊地」さんの分布を見ると、次のようになっています。

都道府県菊池(ランク)菊地(ランク)
北海道1747(99)4853(22)
青森1120(45)569(99)
岩手7928(5)2661(16)
宮城887(61)3657(15)
秋田552(83)1907(24)
山形273(180)1380(22)
福島772(91)2625(21)
茨城3371(12)1854(42)
栃木1104(48)2214(14)
群馬402(-)437(196)
埼玉1319(146)2010(76)
千葉1053(150)1369(97)
東京2440(95)2577(86)
神奈川1831(111)2388(68)
新潟543(191)549(189)
長野755(145)200(-)
静岡819(175)710(197)
愛知437(-)406(-)
京都82(-)88(-)
大阪449(-)370(-)
兵庫248(-)176(-)
広島110(-)84(-)
愛媛1484(39)401(175)
福岡378(-)187(-)
熊本232(-)39(-)
宮崎456(95)125(-)

…この表を見ると「菊地」も「菊池」も確かにどちらも東北から北関東にかけて多いのですが、これらの県について県別に見て行くと、「菊池」のほうが圧倒的に多い県と「菊地」のほうが多い県にはっきり分かれていることが分かります。東北6県を見ると、特に岩手県では「菊池」が非常に多く県ランク5位は全国最高、実数でも全国の「菊池」さんの4分の1近くを占め、県北部を除くほぼ全域に分布し特に中南部に集中、中でも遠野市には2000件近くあり市民の4分の1近くが「菊池」さん。釜石市で2位、北上・花巻・奥州の各市でも4~6位に入ります。この遠野市周辺に「菊池」さんが非常に多いことについて、「九州の菊池一族が落ち延びたというより、『菊池』の名声を宣伝して歩いた女性の一族があったのではないか」という説(遠野博物館審議員(当時)・菊池照雄氏…「歴史と旅」臨時増刊「歴史・名門・名家」PART(平成3年刊行)より)もあるようです。青森県でも「菊池」のほうが「菊地」の2倍ほどありますが、他の4県では逆に「菊地」のほうが圧倒的に多く、各県とも「菊池」の3~5倍ほどあり、「菊池」が圧倒的に多い岩手県でも、実数では「菊池」の3分の1ほどですが、県ランクでは16位に入り、栃木(14位)・宮城(15位)に次ぐ高ランクにあり、奥州市では「菊池」1363件(6位)に対し「菊地」1231件(7位)と拮抗しています。
北関東では茨城県と栃木県に「きくち」さんが多いのですが、茨城県では「菊池」が「菊地」の2倍近くあるのに対し、栃木県では「菊地」のほうが「菊池」の約2倍と真逆になっているところが不思議なところです。茨城県の「菊池」さんは北部に集中し、大子町で町内最多になっているのを初め、常陸太田市で2位、常陸大宮市で4位、日立市で7位、水戸市でも9位に入ります。一方、栃木県に多い「菊地」さんは県南以外の比較的広い範囲に分布し、那須塩原市で7位、実数で最多の宇都宮市で12位に入っています。
そのほかでは、東京都八丈町(八丈島)で「菊池」さんが島内最多になっており、島内に340件ほどあり、島民の1割強が「菊池」さん、実数でも都内の全区市町村の中で最多になっています。

「きくち」さんが少ない西日本の中で、唯一「菊池」さんが多く見られるのが愛媛県。県内では八幡浜市に集中し、市内に700件以上を数え市内最多、県内の「菊池」さんの過半数が集中しています。この八幡浜の「菊池」さんについて、近くの宇和島の城主が伊達氏だったことから、「東北の菊池一族も伊達氏についてやってきた」という推測([71955] 小松原ラガーさん)が過去の書き込みにありましたが、いかがなものでしょうか?
前述したとおり、発祥地の熊本県には「菊池」さんは少なく、「戦乱で敗北し一族が散り散りになって各地に落ち延びた」というのは説得力はありそうで、やはり「発祥地に少なく遠方に多い」という典型的な例に入るのでしょう。その中にあっても、肥後国に残った菊池一族や家臣は苗字を変えて生き残り、現在まで続いている旧家もあるようです。
一方、菊池市在住の菊池姓は「数十件程度」と少数派。だが肥後の領主でもあった菊池一族の家臣が、菊池姓から、八代▽山鹿▽林▽小野▽中山▽西郷▽小島▽藤田▽村田▽佐野▽西▽村井――など地名にちなんだ名字に切り替えたとの言い伝えもある
こうした歴史から、市役所には10年以上前から「同じ菊池一族の子孫による交流の場がほしい」との声が寄せられていた。これが本格的に動き始めたのが、2016年の熊本地震。同市も最大震度6強の被害を受け、SNSなどで復旧・復興の様子などを発信する中で、菊池さんらの故郷として市をPRしようと、同年10月に全国の「きくちさん」に参加を呼び掛ける復興PRイベントを開催すると、約200人が集まった
これを受け19年、市の観光協会が、菊池姓にゆかりがある人だけでなく、市に愛着を持つ人も入れる「菊池ファンククラブ」を設立。会員数が約2700人(5日現在)に上ったことから、改めて企画した
こうしたこともあって、「菊池さん大集合」には、苗字が「菊池」「菊地」でなくても、「菊池一族の子孫」や「菊池氏ゆかりの一族」を名乗っている人々の参加も予定されているとのことだそうです。
[106041] 2022年 11月 2日(水)21:10:32伊豆之国 さん
Re:隠れた昭和のご当地ソング
私もこの列車に乗ってみます…。

[106037] 白桃さん
いかにも、なさそうでない十曲ですが、一曲だけは本当にあります
本当にあるのは…1か月余り前に雨の中を歩いた、駅伝や野球で有名な高校や「ミニ五○郭」がある、○曲川が流れるアノ市ですね。

[106038] 千本桜さん
あざみの歌
鈴懸の径
…とくれば、「田園都市線」。「あざみ野」でブルーライト(今の若い連中は違うものを思い浮かべますね…)じゃなかった、ブルーラインに乗り換えれば、その先には東洋一の商港(○○高校の校歌より)…。
[106033] 2022年 10月 30日(日)23:31:21【2】訂正年月日
【1】2022年 10月 30日(日)23:59:20
【2】2022年 10月 31日(月)19:01:55
伊豆之国 さん
クイズ & 足立さん & 自治体越えマンション名
[106027] 千本桜さん出題のクイズですが…

[106029] メークインさん
[106030] あきごんさん
第一印象では「一体どこなのかな?」とよくわからかったのもいくつかあったのですが、お二方のご推測を拝見させていただいた限り、何となく方向が見えてきたような…。そうだとすれば

I:○○牛を何と読むか
3年半前、令和改元のその日の夕飯にご馳走になった「■■牛」。地名のほうは以前から正しく読んでいましたが、「牛」が音読みでなく訓読みが正しいと知ったのはその後になってからでした…。

F:○○市役所が置かれたG:旧○○町は「やXさXちXう」と読みます。「やXざX」と濁らないように注意しましょう
苗字でもメジャーで、「さ」を概ね「東」では濁り「西」は澄んで読む、という傾向ですが、その境界線は「苗字の東西境界」よりはだいぶ西の方に寄っているようです(地名の読みでも…隣の2「県」にまたがる自治体越え地名は濁りますね)。

M:○○温泉は海から離れた山の中。温泉街は三方を山に囲まれた急斜面に張りついています
私は22年前にこの温泉に一泊していますが、この時泊った旅館にも、メークインさんのおっしゃる通り、「金」と「銀」の温泉があり、「金」のほうは鉄分で赤茶色に濁っていて少々薄気味悪いようにさえ見えました。予定では夕飯の後、ロープウェイに乗って絶景の夜景を見たいと思っていたのですが、「熊」が出た、というニュースがあったそうで、諦めました。

[106031] 今川焼さん
まぁ一応馴染みのある地域なので、読んでいく先から解けていきました。しかし、宮城県から来られていきなりF:○○市というのは渋い選択ですね
M:○○温泉というところは身近なんですが、高級で敷居が高い感じがして泊まったことはありません
このクイズ、やはりなじみのある地域の人には有利なんでしょうね。「身近だけれど高級で敷居が高い」というのは、私が箱根や伊豆の温泉宿に対して抱いている思いと同じでしょうか。

ところで、今川焼さんの地元・丹波市で圧倒的に多い苗字が「足立」さん。中でも特に「足立」さんが集中しているのが旧青垣町([65522])。その青垣町の足立さんたちが、「全国の足立さん、集まれ!」というイベントを開催し、参加者募集中、という記事がありました(こちら)。
兵庫県丹波市青垣町の足立さんたちが11月13日に開く「全国の足立さん集まれ祭り」の参加者を募っている。青垣町の約40%が足立姓で、NHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」の御家人にルーツがあると知った有志が全国を巡って集結を呼びかける熱の入れようだ。
 実行委員長の足立喜信さん(66)によると、鎌倉時代、青垣町には関東から地頭として足立遠政が派遣され、山垣城に居を構えた。祖父の足立遠元は武蔵国足立郡(東京都足立区や埼玉県桶川市付近)を拠点に源頼朝に仕え、頼朝の死後は幕府を合議制で動かした13人の1人だ。
 青垣の足立氏は1579年に明智光秀に攻め滅ぼされたが、足立姓は残り、NHK大河ドラマを機に有志が「山垣殿の13人」を結成。少子高齢化が進む地域を元気づけようと祭りを企画。桶川市や足立区のほか、鳥取や愛知、岐阜県などで足立姓の加勢を求めた。祭りはオンライン会議もあり、足立実行委員長は「来年からはサミットが開けるようにしたい」と意気込んでいる。
 祭りは11月13日午前10時から丹波市青垣町山垣の旧遠阪小で「足立」の人文字空撮などがある。オンライン会議希望者は所定のフォーム(https://ws.formzu.net/fgen/S882329762/)から申し込みを。問い合わせは遠阪自治協議会(0795・88・0420)
Web版の「写録宝夢巣」(データは2007年時点のもの。以前にも書きましたが、現在では携帯電話やスマホの普及により固定電話が激減しており、電話帳自体も市販されなくなった現時点では、電話帳ベースの苗字ランキングは、特に都市部ではもはや実用的ではなくなっており、せいぜい十年位前までのデータのほうが信憑性が高いと思われます)で全国の「足立」さんの分布を見ると、全国に1万7000件余りあり、全国ランクでは236位。実数で最も多いのが、やはり丹波市のある兵庫県。3300件余りあり県ランクは31位。最多の丹波市だけで1400件余りあり県全体の4割にも達します。隣接の朝来市でも市内最多、神河町で2位、多可町で4位と、県中央部に集中しています。京都府では51位に入りますが、その過半数が丹波国に属する福知山市に集中しており、市内に700件近くありここでも市内最多の苗字になっています。一方、県ランクでは鳥取県が最上位で、県内13位に入り、そのほとんどは境港市(市内最多)と米子市(3位)で占めています。その隣の島根県では51位ですが、そのほとんどは米子・境港市と接する出雲地域であり、地元出身の実業家が開いた「足立美術館」がある安来市では市内7位に入りますが、石見地域ではほぼ皆無に近く、旧国の範囲によって苗字の分布が全く違うといわれる島根県の特徴がここにも現れているといえるでしょう。
引用記事に出てきた岐阜・愛知両県にも「足立さん」は少なからず見られます。中でも岐阜県では中濃地域を中心に分布し、県ランクは56位、関市で10位、実数で最多の各務原市で12位。東濃地方の瑞浪市でも11位に入ります。愛知県では県ランクは150位前後ですが、岐阜県と接する一宮市が最多で200件以上あり市内50位台、春日井市にも150件ほどあります。そのほかで目立つのは大分県。県ランク33位は鳥取・兵庫に次ぐ高位で、県中央部に集中し、豊後大野市で7位に入るなと、その豊後大野市と大分市・臼杵市の3市で県全体の8割近くを占めています。鎌倉時代に東国から多くの武将が移住したとされる大分県の苗字の特徴がやはり見えているのでしょうか。
一方、足立氏のルーツがある埼玉県と東京都では、共に「足立さん」は非常に少なく、共にと県ランク200位にも届きません(ちなみに東京都足立区には50件近くありますが、多くは「祖先の地への里帰り」組でしょうか?)。やはりよくある「ルーツの地に少なく遠方で栄えた」苗字の典型的な例に入るのでしょう。
大河ドラマの舞台がある静岡県を見ると、県ランクで200位に入るか入らないか微妙な位置にありますが、県内の分布を見ると、浜松市浜北区を中心とした県西部と、伊豆半島北部の2地域に比較的多く見られるようです。伊豆地方では伊豆市から三島市にかけての地域に見られ、ここが北條氏や源頼朝ゆかりの地であることと合わせて、鎌倉幕府御家人の足立氏と関係ありそうな気がします。

クイズに戻りますが、もう一つ…
[105999] でグリグリさんから出題の「残り1市を答えよ」というミニクイズですが…共通項を考える暇もないうちに、勿来丸さんと海辺を飛ぶ鳥さんが速攻であっという間に解答。これまで同じようなクイズを何度も作ってきたのに、いざ解答する側に回るとそうは行かないものですね…。参りました!

…というわけでもないのですが、私からも一題。

【問Z】八王子市、立川市、甲府市、松本市、茅野市

いかがでしょうか?

クイズの話はこのくらいにして…
昨日の日経新聞の別刷りに、不動産広告で「駅から○分」という表示の方法が今までと変わった、という記事がありました。その中で、「複数の建物(棟)がある分譲地やマンションの場合、今までは「○○駅から徒歩○分」といった場合、「駅から最も近い物件」までの距離を表示していたのが、改正後は「駅から近い物件と遠い物件で表示に幅を持たせる」、すなわち「○○駅から徒歩○~○分」といった表現に変わることになります。この表現の変更で、今まで「駅から徒歩10分」だったのが「11分」に変わったことで、「土地や建物を売却したい場合に不利になる」といった苦情も出てきているようです。
この後「コラム」として、「高級住宅地として著名な地名にあやかって、その地域になかったり最寄り駅でないのにその著名地名を名乗」ったマンションなどが多数ある、というのが書かれており、例として「吉祥寺」や「二子玉川」などの例が挙げられていますが、このような例は各地にあり、地元の例では「町田」を冠するマンションなどが相模原市域(そのほとんどは南区上鶴間本町と鵜野森に集中)に数えきれないほどある、ということを、落書き帳デビュー間もないころに書き込んでいた記憶がありましたが、私は最近社用で成城学園前駅から調布市方面へのバスに乗ったとき、車窓から「成城」を名乗るマンションなどが、住居表示板や電柱の住所表示から見て、明らかに調布市域に入る場所に何棟かあったのを見たことがありました。後で地図で確認すると、この地域(調布市入間(いりま)町…最近まで埼玉県入間市・郡に引きずられて「いるま」だと思っていた…を中心とする一帯)に20棟ほどもあるようで、確かに世田谷区「成城」に隣接してはいますが、北寄りの物件は成城学園前駅より京王線仙川駅のほうがずっと近いものもあるようで、やはり「成城」というブランド地名への「あやかり組」なんでしょうか。もっとも、この地域の電話番号は東京03ナンバーですが…
[105967] 2022年 10月 20日(木)23:26:23伊豆之国 さん
道中記クイズ(解答発表)
[105925]で出題した道中記クイズの解答発表です。
【A】~【P】までの市町村名は…

A市:八王子市 B市:大月市 C市:甲府市 D市:北杜市 E(町):清里(町)  F村:南牧村 G村:川上村 H市:佐久市
I市:小諸市 J市:千曲市 (旧)K町:戸倉町 (旧)L町:上山田町 (旧)M市:更埴市 N市:上田市 O市:東御市 P町:軽井沢町

…でした。
[105929] あきごんさん
[105930] メークインさん
[105939] 千本桜さん
いずれもお察しの通りですね。

行程は次の通りです。
初日は、八王子駅から特急「あずさ5号」に乗車。この列車の始発駅・新宿駅の発車時刻は8時ちょうど、まさに昭和歌謡で歌われたかの「あずさ2号」の後身。高尾駅を通過してトンネルを抜けるとそこが相模原市、というのがいまだに違和感が抜けきれません…。富士急の電車を横目で見て、大月駅は通過。笹子トンネルを抜けて甲府盆地に入ると間もなく富士山の雄姿…のはずでしたが、どんよりした曇り空で姿は見えぬまま、山梨県内で最初の停車駅・甲府駅に到着。「国電」区間での事故による遅れを引きずり、この時点で10分以上の遅れ。次の停車駅・小淵沢で小海線に乗り換えるのですが、余裕の乗り換えだったのが一転駆け足の乗り換えになり、指定席が乗り換えの階段から遠かったこともあって、足腰の衰えを自覚している私にとって非常にしんどいものがありました。
小海線の列車はディーゼルの2両編成。乗った車両の番号を見ると「キハ111-111」、見事なゾロ目ナンバー!  やがて樹林の中の別荘地帯へ入り、真新しい建物も見られるものの、廃屋化したようなのも目立って寂れかけているような光景が続く中、清里駅に。この清里界隈には。私も十数年前に訪れており、その頃は「水泡景気」でにぎわった全盛期の残影がまだ随所に見られた時期で、私のような「オジサン」には場違いな、若い女性を相手にした「ファンシー雑貨」の店やブティック、喫茶店などが立ち並び「高原の原宿」の異名もあった頃の空気がまだまだ濃厚に残っていたものでした。その時は、街はずれ?のステーキハウスで昼食をとっていて、結構行列ができていた記憶がありました。
今の清里は、こうした店舗の多くは店じまいし、駅やその前後の車窓からちょっと見ただけでも、「やっていない」感がありありという店が多いように見受けましたが、近年のレポート記事のいくつかを見る限り()、朽ち果てて廃墟化したような建物は案外少なく、営業をやめてから久しくなっていても、外観はまだ綺麗なのが多く、不動産業者などで管理している物件が多いのでしょうか。
駅舎の脇にSLが鎮座していた清里駅を出て、しばらくすると景色が樹林から草原に変わり、JR最高地点を過ぎるのですが、昔はなかった新しい建物が建っていて、最高点の標柱を見逃してしまいました。甲斐の国から信濃の国に入り、JRの駅で最高地点にある野辺山駅を過ぎ、川上村へ。この川上村は、高原野菜の栽培が盛んで、農繁期に「お手伝い」でやってくる外国人の出入りによる不思議な人口変動について、8~9年前の白桃さんの一連の書き込みがありました。私も列車の中で、信濃川上駅から外国人の小集団(顔立ちなどから見て、中南米系?or東南アジア系?)が乗ってきたのを見ていました。
ところで、「川上村」という名の村は、かつては全国に20か所もあったようですが([83666])、現在も残っているのは長野県のほかには奈良県にあるのみ。その奈良県川上村の深刻な現状は、奈良県民のあきごんさんの書き込み([104841],[104847])にありました。
列車はやがて佐久市へ。旧臼田町域には、函館の五稜郭と形がそっくりで規模がだいぶ小ぶりの「信州のミニ五稜郭」龍岡城([96257])があり、同名の駅もあるのですが、駅から遠く車窓からも見えず、悪天候もあり諦め、中山道の宿場町として栄え、佐久市の「前身町」にもなっている岩村田で下車。この「岩村田」の読み方、いままでずっと「いわむら"た"」だと思い込んでいて(小海線には過去3度ほど乗っているのですが…)、千本桜さんの[97039]の書き込みを見て初めて「いわむら"だ”」と濁るのが正しいと知ったのでした。駅の近くには駅伝や野球で名高い佐久長聖高校があり、駅前からも見えるのですが、駅は宿場の中心から少し離れた場所にあり、中心街に入るとアーケード街になっていましたが、ご多聞に漏れず、このような地方都市にありがちな「シャッター通り」の感がありあり。雨が激しくなり、またお昼時になったこともあって、アーケード街から横町に入ったところにある蕎麦屋で名物の信州蕎麦に舌鼓。そのあと近くにある、阿弥陀如来がご本尊の西念寺にお参りして再びアーケード街に戻り、抜けた後、武田信玄ゆかりの龍雲寺へ。境内には信玄公の霊廟もありました。
雨は更に激しくなって、列車の時刻の関係もあるので、他に見どころもあったのですが、宿場歩きはこの辺で切り上げて駅に戻り、小諸へ。乗った車両の番号はまたも「キハ111-111」。後で時刻表を見て運用を推測したら、小淵沢から乗った列車が小諸に着いた後、中込まで行って折り返した車両だったとわかったのでした。岩村田を出ると、次の駅は新幹線と接続する佐久平駅。駅前には大型店が立ち並び、すっかり繁栄を奪われた感のある岩村田も、市役所がある中込も引き離して、今や佐久市の玄関の駅としての地位を確立したといって間違いないでしょうか。
終点の小諸で降りると、雨は上がり、陸橋を渡って駅の反対側にある懐古園へ。今まで何度か訪れていたのですか、最後に訪れた時より十数年たっており、城門をくぐった中に入ってからの景色がどんなものだったかを覚えているか不安だったのでしたが、島崎藤村の記念館、千曲川べりの高台に建つ展望台と歌碑、城跡の遺構など、歩いているうちに記憶を呼び覚ましてくれたのでした。いったん城外に出て、この地ゆかりの画家・小山敬三画伯の美術館とアトリエを見学。手前には「寅さん」の記念館もあったのですが、こちらは既に閉鎖されて久しいようで、外観を見てもだいぶ荒廃しているようでした。
再び陸橋を渡って小諸駅の正面側へ。小諸市の中心市街は、「DID」が消滅するなど、佐久平に商業圏を持って行かれて斜陽化が進んでいるようなのですが([103275])、次の列車の出発時刻まで余裕がなかったため足を運ばず、この日の宿の最寄り駅、戸倉駅で下車。駅舎内には土産物屋や立ち食い蕎麦屋もあり、駅前通りの入り口には「戸倉上山田温泉」の文字が掲げられたアーチとその横には旅館名が列記された看板?があって、温泉地の入り口の駅という雰囲気はありましたが、新幹線ができる前、上野発の特急が多数運行されていた頃、当時の隣の駅で旧更埴市の中心駅であり、今は廃線になった長野電鉄「河東線」との乗換駅でもあった屋代駅は通過する特急が多かったのに対し、この戸倉駅には特急の大半が停車し、信州有数の歓楽温泉地の玄関として賑わった栄光も今は昔、新幹線ルートから外され、第三セクター路線の一中間駅に甘んじる形になった今となっては、温泉街へ行くバスも消え、タクシーもなかなか来ず、たまたま夕暮れ時だったこともあってか、何とも言えぬわびしさを拭えなかったのでした。
温泉街は千曲川を渡った対岸にあり、このロケーションは今春の連休で投宿した伊豆長岡温泉と似たように見えました。この日投宿したのは、千本桜さんの推測([105939])通り、チェーン店のシティホテル。このチェーン店のホテルには、温泉でなくても大浴場があるところが多く、「三点セット」のユニットバスでは我慢ができず「せっかくの旅情が台無し」というタイプの私は、このチェーン店のホテルを予約することが多くなっています。今回宿泊したホテルには、小さいながらも温泉大浴場があり、ほのかに硫黄の香りもして温泉気分を味わうことができました。このチェーン店の「温泉付きホテル」には、6年前に上諏訪温泉でも宿泊していました([90510])。
この「戸倉上山田温泉」という名称ですが、地図を見ると温泉街の大部分は旧上山田町域にあり、旧戸倉町域の部分はごくわずかなもので(地図)、旅館も3軒ほど(他に対岸の戸倉駅のある側にもあるようですが)。千本桜さんの疑問ももっともな気もしますが、範囲が上山田地域に比べ圧倒的に狭い「戸倉」が先なのは、駅があることのほかに、戸倉地域にある、この温泉街を代表する大旅館の1つで、皇室御用達であり名士の宿泊も多いSホテルの存在も大きいのでしょうか。温泉街は、以前に比べれば寂れたのでしょうが、居酒屋や風俗営業の店も、既に店じまいした感じのところも多いとはいえ、まだまだ健在のところも多く、夜になって雨もやんで風呂上がりで外出して見ると、「客引き」の姿も見かけました。
ところでこの温泉地で、その筋の「オタク」仲間で有名なスポットが、上山田地域の山裾にあった巨大廃墟「信州観光ホテル」。無理な増築を繰り返し、山肌に張り付いた、中は迷路のような巨大ホテルになっていたようですが、「水泡景気」の崩壊とともに業績も急降下し経営破綻、長野五輪を目前にして破産宣告を受け営業停止。その後長い間廃屋状態になっていて、「廃墟マニア」の間で「名所」になって、格好の「心霊スポット」になっていたそうですが、4年ほど前になってようやく解体業者の手に渡り、建屋の大半は解体されたのですが、山肌に張り付いているコンクリートの構造体などが解体困難ということで一部が残されたままになっており、厳重立ち入り禁止になっていた敷地の入り口には「信州観光ホテル」の立て看板もまだ残っていました。
翌朝は、タクシーを呼んで戸倉駅に戻り、列車に。上田市の城跡と中心街は大河ドラマが放映された6年前に見ているので([90510])、パスして東御市にある「海野宿」へ。この宿場の街並みは、私が40年ほど前に当時の信越線で通過した時、車窓から煙抜き?の「越し屋根」のある民家が連なっていた光景が気になって、のちに歩いたことがあったのですが、当時は観光施設もなく、「よくこんな見事な街並みが残っていたなぁ」と妙に感心したくらいでしたが、今回、初めて本格的な街並み歩きをすることにしたのでした。
上田市の東端にある大屋駅で下車。半世紀余り前まで、上田市の市街地の外れにあった「上田東」駅と現在は上田市の一部になっている丸子町とを結んでいた「上田丸子電鉄丸子線」が接続しており、この線にはかつて甲府駅前から現・南アルプス市を経て現・富士川町の青柳とを結んでいた「山梨交通」の電車線の車両のうちの2両が走っており、山梨交通線の廃線(昭和37年(1962))後にこの丸子線に移り、丸子線も7年後に廃線となって、「江ノ電」に引き取られて昭和61年まで活躍を続け、そのうちの1両が引退後に里帰りして富士川町内の公園に保存されています(記事SV)。
今は無人駅になっているらしい大屋駅を出て東に向かうとすぐに東御市に入り、しばらく住宅地になっていましたが、ところどころに「海野宿まで○m」の道標も建っており、人の背丈ぐらいの低い柱に小型の釣り鐘のようなものがついている「消防団が鳴らす警鐘?」もいくつか建っていました。歩くこと十数分、両側に古い民家が立ち並び、道の片方に寄った水路が通っている街並みが見えて、そこが重要伝統的建造物群保存地区にも指定されている「海野宿」の街並み。資料館や案内看板も整備されて街並みの歴史を知ることができ、江戸時代には北国街道の宿場として栄え、明治になって宿場の機能が衰えると、代わって養蚕が盛んになり、「うだつ」が上がった民家はその養蚕で富を築いたその象徴とされ、その昔車窓から見て気になっていた「越し屋根」は、養蚕のときの空気抜きだと知ったのでした。宿場の東の外れにある「白鳥神社」は木曽義仲挙兵の地とされ、境内や街道筋には「木曽義仲」と大書された幟も見かけました。
宿場の街並みが途切れた後は、住宅地が続き、しなの鉄道線の踏切を渡って線路の北側に入り、歩くこと十数分で田中駅に。もともとはこの地にあった田中宿が本来の宿場で、洪水の被害を受けたために海野地区に宿場の機能が移ったといい、その後田中地区も復興したようで、明治になって直江津から開通した信越線が長野を経て軽井沢方面へと伸びてきたとき、上田の次の駅が海野でなく田中にできた(開通当時は大屋駅はまだなかった)のは、おそらく当時も田中のほうが集落の規模が大きかったという単純な理由で、海野地区が「養蚕の邪魔になる」などとして反対したようなことはなかったように思え、その後海野地区を挟んでほぼ等距離の位置に大屋駅ができたため、両駅の中間になって鉄道の恩恵から取り残された海野地区の街並みが結果として残ったのでしょうか。
田中駅は、東御市の中心駅(代表駅)という位置づけになっているようですが、駅前には大した商店街も見当たらず殺風景。駅の中には、「田中」と書く駅が台湾にもあることから、その台湾の「田中」駅と姉妹駅を締結した、という写真付き記事も張られていました。この「台湾にある日本と同表記の駅」の話題は、8年ほど前に白桃さんが[85173]で書き込み、私もレスしていました([85174][85241][86731])。ホームには、「全国の田中さん大歓迎」の横断幕もありました(ついでに、全国の「田中さん」の人数は約140万人、全国ランキング4位。西日本に多く見られ、大阪・京都・兵庫・福岡など9府県で最多。長野県では2位(トップの「小林」さんにはトリプルスコアに近い大差をつけられていますが…それでも東日本(信越・東海以東)では最上位。そういえば、そんな苗字の元知事もいましたね…)。
その田中駅から列車に乗り込み、小諸駅止まりだったので乗り換えて軽井沢駅へ。駅の反対側のショッピングモールで昼飯…ですが、さすがは大観光地、雨中にも拘わらず大勢の観光客でごった返し、食事にありつくまで1時間ほど待たされることに。帰りの新幹線の指定席は発車時刻に余裕を見て買っていたこともあり、そのあと正面側のホームにある「アプト式」時代の機関車や、駅前にある「軽便」草軽電鉄の機関車などを見て、新幹線で東京駅に戻りました。
[105938] 2022年 10月 12日(水)23:43:57伊豆之国 さん
クイズ関連三題雑感
■全国の駅五番勝負
[105926] デスクトップ鉄さん
解答の書き込みと既出かどうかの確認がうまくできないこともあって、このところページも覗かずご無沙汰していましたが、今回の問題、久しぶりに覗いてみました。答えの書き込みこそしませんでしたが、5問中4問は共通項が第一ヒントまでにおおよそ見当は付きました。唯一お手上げだったのが問五「地下鉄東西線に同名駅がある駅」。共通項の発表まで皆目見当がつきませんでした。
問一は「全て同じ部首の漢字の駅」でしたが、これについてグリグリさんからフォロー([105927])が出ましたので、ここで一言。
「五井」の部首がどちらも「二」なんて知識は全くありませんでした。
部首の定義って明確に決まっているのでしょうか。例えば問題の「問」は「もんがまえ」ではなく「くちへん」になるって私にはよく理解できません。それとも「もんがまえ」でもあり「くちへん」でもあるとするのでしょうか。調べると部首はどれか一つとするようですが、そんなこと学校で習いましたっけ? 単に私が無知なだけ?
開聞駅は五番勝負の問一の共通項には該当しないんですね
その漢字がどの部首に属するかは、基本的には中国の清時代に編纂された「康煕字典」に基づいていること、そして漢字の意味が所属する部首を決める重要な要素になっていることによります。例えば、「開」「閉」「関」といった字は、いずれも「門」と関係があることが容易につき、また「間」という字は、「門」の中に「月」と書くのが本来の字形で、「門の隙間から月光が漏れる」というのが字源と言われているので、やはり「門」の部首に入る字になっています。これに対し、「問」や「聞」については、「門」は「モン」という音を表しているだけで、それぞれ「口」「耳」に関係していることが容易に見当がつくので、「問」は「口」の部、「聞」は「耳」の部に属する字ということになるわけです。小中学生向けなどの一部の漢字辞典では、「問」や「聞」も「門」の部にしているのもあるようですが、大人向けの一般の漢和辞典では、「門」の部にも一応「ダミー」という形で載せた上で、例えば「問」については「口部8画を見よ」というような表現をしているのが一般的でしょう。
一方、「五」「井」が共に「二」の部に入る字だというのは、漢和辞典を相当使いこなしている人でもそうだとわかる人は少ないでしょう。「二」という部首自体が「便宜的」なもののようで、この「二」の部に属する字には、「二」そのものと、他には「云」「互」「亜」「亘」などがあるようですが、数は多くはなくマイナーな部首と見られます。
ところで、「一」から「十」までの漢数字、それぞれどの部首に属しているのでしょうか?(私も全部は正答できませんでした)。

少し脱線したので…
十番勝負の区町村ヒントですが、
[105928]グリグリさん
問七「菖蒲町」と問十「伊豆の国市」についてクレームがありました。これはちょっと意外というか心外でした。菖蒲町は植物名そのもので直球であり、なぜ消滅した町をわざわざ提示しているのかという点から雑学への気づきとなることを意図したものです。伊豆の国市についても同様に、市だけでは該当せず市区町村対象だと該当するという点から、共通項の性格(市区町村が相互に絡んでいるランキングなど)が絞り込めると考えました。いずれも「なぜ消滅町?」「なぜわざわざ市名?」を取っ掛かりにして欲しいヒントでした。
これについては、私が[105895]で「やはり反則ではないか」と書き込みましたが、これに関しては、白桃さんが[105933][105935]でおっしゃっているご意見に同感です。問七については、「旧」とか「消滅」と一言加えておけば問題はなかったと後で思いましたが、問十についてはやはり「想定解に入っている」と誤解される恐れがあり、白桃さんの[105933]の記事にある
従来の「区町村ヒント」でも工夫すれば効果的になったと思うのです。例えば、「志免町」だけをヒントに使用しても問題は無いのですが、これでは流石にヒントの「ヒ」にもなりません。でも、瑞穂町(東京都)、大磯町(神奈川県)の二つの町をヒントに使用すれば、これで共通項の性格を理解する方もいたのではないでしょう
これは、私が[105895]で書き込んでいたのに近いものでしょう。
「なぜわざわざ市名?」を取っ掛かりに問十を解ける方なら、ヒント前に解いているのではないでしょうか
[105934] 未開人さん
58回の問五はかなり有効なヒントとして効いていたと思います
[105935] 白桃さん
共通する性格を有する市を答えるクイズに現役の市をヒントに用いるのは邪道であると言いたいのです。どうしても用いたいなら「ヒントの清瀬市(伊豆の国市)は想定解ではありません。」と一言入れるべきではなかったでしょうか。
そういえば、第58回の問五でそんなことがありましたか。私はこの第58回の問五を、ノーヒントで銅メダルを獲得していたため、この「迷」ヒントは無関係でしたが、でもやはり読み返してみると、やはり「清瀬市も想定解なのか?」と誤解される恐れがあり、まさに今回の問十と同じ。清瀬市の市長が「渋谷」さん(その後他界され、現市長は旧字体の「澁谷」さん)だからということを意味するのでしょうが、やはりこれはむしろその逆、例えば「大田区」…区長は「松原」さん(当時も現在も同じ人)を提示したほうがよいでしょう。

最後に私が[105925]で出題した道中記クイズですが、
[105929] あきごんさん
[105930] メークインさん
お二方のご推測、いずれも大体合っています。
解答の公表と解説はもう少し待つことにします。
[105925] 2022年 10月 10日(月)18:00:03【4】訂正年月日
【1】2022年 10月 10日(月)18:02:08
【2】2022年 10月 10日(月)21:13:20
【3】2022年 10月 10日(月)21:36:21
【4】2022年 10月 11日(火)22:37:13
伊豆之国 さん
秋の道中記クイズ
[105895]で約束した道中記を。クイズ形式です。

朝7時過ぎに我が家を出て、2度の乗り換え、電車の中で県境を越えたり戻ったりしているうちに、【A市】の中心駅から乗った特急は、その昔、昭和歌謡で一躍有名になったあの列車の後身、始発の大ターミナル駅の出発時刻も当時と全く同じ。「国電」区間が終わる駅を過ぎ、長いトンネルを抜けた先は、合併によって今や我が家のある市の一部、でも市の中心部に鉄道で行くにはいったん県外に出ないと行けない。左手に人造湖を眺めつつ、次の県境越えがこれで今回の道中で5つ目。私鉄が分岐する、その県内の市で人口が最小の【B市】の駅は素通り。峠越えの長いトンネルを抜け、広い盆地に入ると、かの霊峰が見えるはず…でしたが、生憎の天気で山は見えず。そして【A市】の駅を出て次の停車駅で、駅前に名だたる戦国武将の銅像も建つ県庁所在地【C市】の中心駅を過ぎてしばらくすると上り坂の連続。北海道に異字同音の市がある【D市】の駅で降り、ローカル線に乗り換え。時刻表の上では余裕の乗り換えだったはずでしたが、「国電」区間での事故の影響で特急は10分以上の遅延、しかも指定席が乗り換えの階段から遠かったため、乗り換えは駆け足。既に「高齢者」の仲間入りをし、しかも足に「爆弾」を抱えている身には、相当しんどいものがありました。乗り換えたローカル線の列車は、ディーゼル車の2両編成。発車して間もなく大きくカーブして樹林の中へ。線路の両側は別荘地が広がっていましたが、既に無住となって久しくなって荒廃が進んでいるような建物も結構あるように見受けました。やがて、この県最後の駅に到着。こちらも北海道にある【E町】の名と同字同音の駅に。若い女性が大挙して押しかけ、人気の高原リゾート地として「水泡景気」でにぎわったのも今は昔、私も十数年前に訪れているのですが、今、駅の周りは…というと、多くのネット記事を見て知っていたことだったとはいえ、車窓からちょっと見えた範囲だけでも、営業をやめて久しくなって荒廃した様子の土産物屋や観光施設が軒を連ね、廃墟同然になったような光景が嫌でも目に入り、思わずぞっとしたものでした。いつしか線路の両側の樹林が消えて草原に変わり、この線の最高地点を過ぎると【F村】の駅に。高原で空気が綺麗なこともあり、巨大な天体観測施設も建てられており、また隣県には同字異音の村もあり、高齢化が著しいことで話題にもなっているようです。その次の駅がある【G村】は、高原野菜の生産が盛んで、海外から出稼ぎで来る人が多く、収穫期の不思議な人口変動はかつて落書き帳でも話題になっていました。この【G村】にも、同字同音の村が関西に今も現存しており、こちらのほうは深刻な過疎化が地元の県の方の書き込みにありました。
列車は更に下って行き、やがて【H市】へ入ります。この【H市】には、北海道にある有名な城郭と形がそっくりで、だいぶ小ぶりの城跡があるのですが、この城跡と同名の駅から遠く、車窓からも見えず、既に雨が本降りになったこともあって諦め。その【H市】の「前身因子町」でもあり、五街道の一つに数えられる旧街道の宿場として賑わった地区にある駅で降ります。この駅名の読み方、以前にベテランメンバーの書き込みがあるまで、間違った読み方をしていました。駅の近くには、駅伝や野球で有名な高校もあるのですが、駅は宿場から少し離れた場所にあるようで、市街地の中心までは結構あり、商店街に入るとアーケードが連なっていましたが、シャッターを下ろしたままの商店も目立ち、同じ市内の新幹線の駅がある地域に繁栄を奪われた様子がうかがえました。悪天候もあり、街中にある寺院を二つほど見たただで引き返しましたが、ちょうどお昼時になったこともあり、寺院の門前にある蕎麦屋で昼食を。さすがに産地に近いこともあって、結構な美味を楽しめました。
駅に戻って列車に乗ると、次の駅で新幹線と交差・接続。駅前にはショッピングセンターや量販店など大型店舗が立ち並び、今や実質的に【H市】の中心駅になっている様子がはっきり見えました。列車の終点の【I市】で降り、駅の裏側の城跡へ。過去に何回か訪れているのですが、最後に訪れた時から既に十数年が経っており、光景が思い出せるか不安だったのですが、雨もいったん上がり、城門をくぐって歩いているうちに、この市ゆかりの文豪の記念館や歌碑、城郭の遺構など、昔の記憶を蘇えらせたのでした。
次の列車の時間が迫ったこともあり、DIDが消えたということが話題となった、この【I市】の市街地には結局向かわず。この日の宿がある【J市】の駅で降り、タクシーでこの日の宿を取った温泉街にある、シティホテルへ。温泉街は駅から大河を渡った反対側にあり、温泉街に入ると旅館や土産物屋、遊興施設などが立ち並び、この春の連休で投宿した伊豆長岡温泉とロケーションがよく似ているな、と思いました。
この温泉街は、合併前は2つの町・【K町】と【L町】にまたがっており、宿泊したホテルの住所は、駅がない方の旧【L町】。チェーン店のシティホテルとはいえ、さすがに温泉地とあって、温泉の大浴場もあり、ほんのり硫黄の香りもして、温泉気分を味わえました。夜になっていったん雨が上がり、町のほうへ。風俗営業の店も多く、「客引き」の姿もちらほら見かけました。ふと空を見上げると、明るい星のようなものが見え、「曇り空で星など見えないはずなのに…」と不思議に思いましたが、その正体は翌朝に分かりました。温泉街の裏手の山の上にある公園に向かう道路の街灯だとわかったのでした。この温泉地を「その筋のマニア」の間で有名にしたのが、その山の麓から山腹の斜面にかけて、斜面にへばりつくように建っていた巨大廃墟ホテル。昭和後期に無理な増築を繰り返し、「水泡経済」の破綻と共に急激に経営悪化、この県で行われた一大イベントを待たずに事実上の破産、営業停止となってからは放置状態となり、「廃墟探検隊」の格好の餌食となり「心霊スポット」として知られたようですが、数年前にようやく解体業者の手に渡って解体が始まり、建物の大部分は撤去されたものの、山の斜面にへばりついていたコンクリートの構造体などが解体困難のせいなのかいまだに残され、異様な光景が見えました。
ホテルを出て、再びタクシーで、前日に降りた【J市】の旧【K町】の駅に戻り、列車へ。この駅はかつて国鉄~JRの本線の駅だったころは、今は【J市】の一部になっている旧【M市】にある(当時の)隣の駅で、10年ほど前まで私鉄が分岐し、今も【J市】の中心駅の位置づけになっている駅は通過する特急が多かったのに対し、この旧【K町】の駅には大半の特急が止まり、温泉街の玄関の駅として賑わっていたそうですが、今ではその温泉地に向かうバス路線も廃止になり、一部の大型旅館が送迎バスを出しているだけ。新幹線のルートから外れ、ローカル線の小駅に過ぎなくなって、賑わいを失ったかつての観光地の玄関の駅の悲哀を感じ取ったのでした。
列車はやがて、数年前の大河ドラマの舞台となった【N市】に。その市の中心部には、その大河ドラマが放映された年に行っているので今回はパスし、市の外れにある駅で下車。半世紀余り前まで、【N市】の中心からやや外れた場所からこの駅を通って、今は【N市】の一部になっている町まで私鉄が通っており、その私鉄にはかつて【C市】から出ていた私鉄にいた車両が走っており、廃線後その車両は関東の人気私鉄を経て、今は生まれ故郷に戻って保存されています。
降りた駅と隣の【O市】にある駅との中間には、昔の宿場町の面影を残す町並みが連なっていて、重要伝統的建造物群保存地区にもなっています。今から40数年前、当時の国鉄の車窓から、屋根の上に煙抜き?のような「越し屋根」が上がっている古い民家が連なっている街並みが見えたのが気になり、のちにまだこの宿場町が全国的には無名だった頃に一度歩いた記憶はあるのですが、観光施設のようなものはまだなく、今回初めて本格的に街並み歩きをすることにしたのでした。宿場町は【O市】にあり、駅を出てすぐにその【O市】に入り、駅からの距離を示す道標も所々に建っているのですが、駅からは1km半ほどの距離があり、雨の中歩くこと20分余り、ようやく宿場の入り口に入ります。内部見学できる家や資料館もいくつかあり、中に入ってみると、気になっていた「越し屋根」は養蚕の時の空気抜きで、明治に入って宿場が廃れ、養蚕に活路を見出してそれまでの旅籠が養蚕業に転身し、養蚕の町として活気を見せた頃の面影を残していたものだったのでした。宿場の外れにある神社は、この県ゆかりの鎌倉武将に深いゆかりがあるらしく、その武将の名が書かれた幟も建っていました。
宿場を後に次の駅へ。雨は上がっていましたが、この歳とあって足取りは必ずしも快適とは行かず。たどり着いた駅は一応【O市】の代表駅という扱いになって入るのですが、駅の周りには大した商店街もなく閑散とした光景。この駅名、全国的にメジャーな苗字と同名ですが、台湾にも同じ字の駅があり、お互いに「姉妹駅」として締結されているようでした。この「台湾にある日本の駅と同名の駅」の話題は、8年ほど前の「落書き帳」にも出ていて、私もレスしていました。
再び列車に乗り、【I市】の駅止まりだったのでここで乗り換え、高原のリゾート地として超有名な【P町】へ。ここで新幹線に乗り換えて帰路に就くのですが、予約した新幹線の発車時刻まで結構な時間があるので、ここでまず昼食。外は再び雨が激しくなり、駅のすぐ「裏口」側にあるショッピングモールに行ったのですが、どこも行列ができており、決めた店に入るまでの間も苛立ちを隠せませんでした。そのあと、駅の正面側にある保存車両を見て、新幹線に。途中でたっぷり日が暮れました。

【Q】文中の【A市】~【P町】の市町村名を答えてください。ヒントも豊富にあるので難しくはないと思いますが…

【1~4】誤字脱字の訂正等々、連発で申し訳ありません…
[105895] 2022年 9月 29日(木)23:49:04伊豆之国 さん
第61回十番勝負を振り返って~田子の浦に打ち出でて見れば白妙の 富士の高嶺に雪は降りつつ~
いつもの通り、十番勝負の感想文を書かせていただきます。
今回から実施期間が10日間に短縮され、スピード勝負となった上、実施期間が2度の連休を挟む期間となり、後半に一泊二日の遠出を入れていたことと、「一部に想定解が少なめの問題が出る」と予告されていたこともあり、こうした「売り切れの危険がある問題」は序盤のうちに片づけておかないと厳しい、ということを覚悟の上で臨むこととなりました。
今回も、前回と同様に出題時に想定解数の提示がなく、共通項がつかめなかったため、やはりこのところ取り続けている「最初は模様眺め」の戦術を採ることになりました。
では、解答できた順に。

問七~明治は遠くなりにけり~
答えの出方から、「植物に関係ありそうだ」と薄々見当がついていましたが、第一回採点が出て「やはりそうだった…」と。境界線がどこにあるのかつかめていませんでしたが、想定解が100市もあり、「雑学」にあった「植物名の付く区市町村」を開くと、植物名そのものだけでなく「木、林、森、草、花」など「植物用語も含む」、ということではないかと、ざっと数えて納得。「ご当地」の2市に付いている「豆」も仲間に入るので、このどちらかで十万石を狙うことも考えましたが、ここは領地奪還を目指し、「意外なところにDIDがある」([97530] 千本桜さん)、石ノ森章太郎氏の故郷・登米市を。
蛇足ですが、区町村ヒントで出た「菖蒲町」。既に消滅した町を挙げるのは反則ではないでしょうか。植物名の付く区や町村には、すぐに思いついただけでも、杉並区・葛飾区・松島町…など、いくらでもあるのですが。
…結局、ノーヒントで答えられたのはこの1問だけでした。

問四~象潟の雨に西施がねぶの花~
ここは既に解答のペースが速く進んでいましたが、ここまでの流れから「これは過去問にあったな」と…。第28回・問一「日本の渚百選」。この時出てきた答えとほとんどその大半が一致しており、内陸の湖畔にある諏訪市が入っていたのも同じ。たが、想定解が74市と、第28回の時(78市)と食い違っている。ここまで誰も「疑問」と思うような書き込みがなかったので黙っていましたが、「どうも参考にしたデータが違うのでは」ないか。前に出た時と同じなら、その後市になった大網白里市を加えた79市ではないか。結局、訂正が出たので氷解しましたが。
選んだのは、ここも領地奪還を目指し、今は往時とは景色が変わってしまった、芭蕉ゆかりの景勝地があるにかほ市。

問九~田子の浦に打ち出でて見れば白妙の~
第二ヒントが出て「昔の名前…」。ここまでの答えの流れから、「旧郡名と一致」、土佐市がNGなのは「土佐郡と無関係の旧町村から成る」ことか。前回領国を奪われ、「捲土重来を期す」([104735])と誓った富士市を1場所で取り返し。これで、3問連続で領地奪還となりましたが、これは「市盗り」導入後初めてのことでした。

問一~伊東に行くならハトヤ、電話は4126~
こちらもお題と答えの流れから、球場・高校野球の強豪校・名選手…と、「野球」に関係ありそうだ、と方向性はつかめていましたが、甲子園の常連・松商学園があり、プロ野球の試合が行われたこともある松本市がNGになるなど、いまいち線引きが分からない。結局決め手になったのは、町村ヒントにあった奈良県三宅町のHPを何気なく見ていると
日本野球聖地・名所150選に認定されました
というのがニュースのページにあり、リンク先に「野球伝来150年特設サイト」が出ている。そのページを開くと「聖地・名所150選」があり、これまで出てきた正答も全て載っている。お題にあった、「迷彩」を成していた南砺市は、旧福光町に集中するバット生産工場(私は、半世紀近くも前、佐久間英氏の「お名前風土記」という本の中、富山県のページの中で「全国のバット生産の8割が福光町で作られている」といったことが書かれていたことで知っていた)。そして表の中から見つかったのが、伊東スタジアム跡。
プロ野球も東映【現・北海道日本ハム】が18年間春季キャンプを行い、1979年秋には長嶋茂雄監督の下、巨人の若手が地獄のキャンプを行ったことでも知られる
伊東市を答えたのは、第47回・問十以来、14大会ぶりでした。

問二~丘で眺めりゃ稲穂が揺れる~
お題を見て、県境にある市、それも東京から見て近い側にある市が並んでおり、最初「東京駅からその県内に列車で最初に到着する市」かな、と見たのですが、浜松や長野が正答になっていて振り出しに。次いで、区町村ヒントで「該当なし」と出たので、やはり「市盗り」関係かと見たのですが、領主がまだ不在のさいたま市がOKになっていたため「これではない」とそこで行き詰まり。第二ヒントが出て、「県境越えで通勤・通学者が県内最多」と見当がついたものの、国勢調査の最新データを開こうとすると「保護データが開けません」と出てきて、開くためのツールは検索して出てきたものの、操作するのに時間がかかりそうでまたも行き詰まり。正答を見ると、県境に接する市に交じって、名古屋・横浜・仙台…と「その県で圧倒的な人口集中がある『大都会』」もいくつか出ている。そこではっと浮かんだのが、「東京都では、やはり『実質・神奈川県』町田市がダントツではないか」。いろいろデータにあたって行くうちに、前回(平成27年)の国勢調査データは開けた。予想通り、町田市が2位以下に大差をつけてダントツ。おそらく最新データでもまず変わらないのではないか」と、ほぼ確信。その町田市がまだ出ていない。前回・第60回の問一に続き、2大会連続で領主の石高積み上げ。

問八~つがる娘は泣いたとさ~
問二と同様の理由で、最新の国勢調査データが開けず苦戦した問題でした。過疎、人口が大きく減っていそうな市が並んでおり、その方面の共通項かとまず思いましたが、データを開くとどうも違いそうだ。ようやく第二ヒントを解いて、「今日は何の日」。その日はちょうど敬老の日に当たっていて、「高齢者の比率」か、と見た。でもやはり国勢調査の最新データが開けない。そこで何とか手掛かりをつかもうとして、都道府県ごとの高齢化率(・ランキング)をネット検索してみると、いくつかの県のデータがヒットした。でも、そのデータの時点が国勢調査の時のものと、最新の県独自の集計のものがあったりして、混乱する。結局、答え選びに使ったのが、まだ答えが出ていなかった、青森県のデータ。国勢調査の時のデータであり、「まず間違いない」として、最高値になっている、4年前の夏、縄文遺跡を見て、農村集落の中の一軒宿の温泉旅館に泊まったつがる市([96355],[96376])を。実はその時点ではSVの意味が分からず、答えた後で「平均年齢(が高い)」ほうか、と思ったのですが、その平均年齢でも最高値になっており、これで正答を確信したのでした。

問六~名さえゆかりの小山田三つ葉~
今回想定解数が最も少ない上、お題が2市・NGが1市とこちらも少なく、しかも7日目にあたる22日から一泊二日の遠出を予定したため(道中記は後日書きます。でも天気が…)、「その前までに答えないと売り切れになって、連続完答記録が途切れる」という恐怖と常に向かい合わせという厳しい闘いでした。第二ヒントは「戸田市はもうすぐ」と解けたものの、何が「もうすぐ」なのかわからず、その次のSVを拡大して見ると、中央に雑居ビルの看板がある。並んでいる店の看板のどれなのか、しばらく考えているうちに、ふと「翡翠」の文字が目に留まり、その「翡翠」の字には、宝石のヒスイのほかに、鳥の名の「カワセミ」の意味もあることを思い出す。最近、「市のシンボル」が話題になったこともあり、「市の鳥がカワセミ」ではないか。そこで「市町村のシンボル」のページを開くと、町田市の市の鳥がカワセミ、とある。「そういえばそうだったな、『かわせみ号』というコミュニティバスか何かもあったな」と思い出す。戸田市の意味は、10月1日付で制定([105334] ピーくんさん)だからと分かる。これで、問二に続いてこれで2度目の町田市解答、領国「小山田城」の石高を14万石に、東京都の総領主石高も52万石に積み上げ。
これで、最難関を無事乗り越え、残る3問は想定解が70~100台と多く「売り切れ」の心配がないものばかり。万一答えられなくても、「旅先から戻ってくる2日の間で間違いなく行ける」と余裕ができたのでした。

問三~富士の高嶺に雪は降りつつ~
第二ヒントは「表記が一致」と解けたものの、何が一致するのが不明、その次のSVはただ田んぼの中の信号もない十字路。その画像を前方に進めると、新幹線の「越前たけふ」駅が見えてきましたが、「鉄無し」の土佐清水市が出ていたこともありその方向でないことは一目瞭然。ようやく第四ヒントが出て「車が集まる」と解け、まず高速道のSA・PAなどをあたったものの、土佐清水市には高速道・有料道が通っておらず、ふと「道の駅」では、と思い立ち、その道の駅関係のサイトをいくつか見ていると、「表記が一致」とは市名ズバリのほかに「市名と同表記の名称が入っている道の駅」も対象かな、と判断。ここは領主に復帰したばかりの富士市をもう一回。
ところで、意味不明だったSVの「越前たけふ」ですが、実は道の駅は開業が予定より遅れて現在も未開業だった([105859] Nさん、他)、ということだったのは、データを鵜呑みにした、出題者の調査不足だったのでしょうか?

問五~面白うてやがて悲しき鵜舟かな~
第一ヒントは「比較的若い」と読んで、「高齢化都市」の問八と対極か、と思ったものの、どうも違いそうだ。SVを見ると「四十九」の文字が見え、そこが境界線では、と見えたものの確信はできず。第四ヒントまで来て「市長の年齢」と解ける。そこで、「若年で就任した市長」のページと対比すると、どうやら「就任時ではなく現時点での年齢」「現在49歳以下」か、と見た。ここで再び「若年市長」のページに戻って、確実なところを探すことに。結局選んだのは、現市長の柴橋氏が4年前に38歳で就任、今年2月に再選し現在43歳の、未解答だった県庁所在地・岐阜市。
ちなみに、伊賀鉄道にできた「四十九」という名の駅については、[95587]で書き込んでいました。

問十~七つの星も呼んでいる~
これも第四ヒントまで来てようやくわかった問題でした。これまでの解答とNGの市から判断して、「お互いに人口の差が9人以下」。データベース検索から人口順に並べ、当たって行くことに。いろいろ考えましたが、最終的に選んだのは、問八で答えたつがる市を訪れた時の道中で、新幹線で降り立ち、そして乗った北斗市でした。
ところで、第一ヒントに出ていた、春の連休で訪れた大河ドラマゆかりの「ご当地」の市。異例な「市」のヒント、想定解なのかと思ったら、市の人口ランキングから見ると明らかに非該当。実は「町村を含めたランキングだと9人差以内の範囲に入る」([105855]) ということだったということですが、やはり「誤解を与える」ということもあり、「反則」ではないでしょうか。「町村で該当する(組み合わせ)」を例示するのであれば、こちらを見ればいくらでもあるはずですが。例えば、群馬県みなかみ町/東京都日の出町(人口が全く同じ)、青森県東北町/愛知県南知多町(3人差で前者の方が多い)、茨城県美浦村/青森県七戸町(1人差で前者が多い)等々…。和歌山県那智勝浦町>(5人差)群馬県板倉町>(8人差)鹿児島県肝付町>(9人差)長崎県佐々町、という「連続」もありました。SCも、画像が不鮮明で拡大してもよくわかりませんでした。

…これで、今回もノーミス完答となり、最終順位は前回より4つ上がって16位。しかしそういう実感がないのが正直なところで、多くの問題で正答順位が20位以下、入賞も前回に続いて無し。総合順位のUPは、各門の難易度が平均し、問題に対する回答者それぞれの得手・不得手のばらつきも微妙に影響していたことからなのでしょうか…。

♭今回の選曲は次の通り。
問七:登米市の旧登米町には、20年ほど前に訪れたことがあり、明治の面影を残す建物が数多く残り「宮城の明治村」の異名があり、昔の学校・警察署や、味噌蔵・薬屋?などの「街角博物館」を見たこと、当時は「軽便」仙北鉄道の旧駅舎が残っていたことを覚えています(こちらに投稿)。
問四:芭蕉が「奥の細道」で往時の象潟の風景を詠み込んだ一句。その頃は水面に多数の小島が浮かぶ、今の「松島」に似た風景だったのが、のちに地震によって地盤が隆起して陸地となり、今のような地形となったのでした([93053] hmtさん)。
問九:山部赤人が詠んだ超有名な萬葉の名歌ですが、こちらは百人一首に採用された、新古今集で改変されたバージョンのほう。
問一:またも超ワンパターン…。子供の頃、耳にたこができるほど聞かされた名CM。
問二:「町田音頭」の4番の歌いだし。
問八:年配の方ならご存じの懐メロより。津軽平野ののどかな田園風景が浮かんできます…。
問六:問二に続き、町田音頭の5番の歌いだし。
問三:問九で選んだ赤人の和歌の、「百人一首バージョン」での下の句。
問五:岐阜市を代表する風物詩「長良川の鵜飼い」を詠んだ名句。
問十:サブローさんの代表曲の2番?の歌いだし。「七つの星」はもちろんどこかの豪華列車ではなく、市名の由来となった北斗星。
[105713] 2022年 9月 22日(木)00:08:03伊豆之国 さん
十番勝負
問十:北斗市
[105712] 2022年 9月 21日(水)23:41:53伊豆之国 さん
十番勝負
問五:岐阜市
[105696] 2022年 9月 21日(水)21:33:36伊豆之国 さん
十番勝負
問三:富士市
[105673] 2022年 9月 21日(水)09:41:37伊豆之国 さん
十番勝負
問六:町田市

SVの意味がやっと分かりました。
[105662] 2022年 9月 20日(火)23:05:10伊豆之国 さん
十番勝負
問八:つがる市

資料を見つけるのが難しい。
[105660] 2022年 9月 20日(火)22:50:36伊豆之国 さん
十番勝負
問二:町田市
[105632] 2022年 9月 19日(月)23:38:58伊豆之国 さん
十番勝負
問一:伊東市
[105625] 2022年 9月 19日(月)23:03:36伊豆之国 さん
十番勝負
問九:富士市
[105555] 2022年 9月 19日(月)11:04:41伊豆之国 さん
十番勝負
問四:にかほ市
[105502] 2022年 9月 17日(土)22:32:53伊豆之国 さん
十番勝負
問七:登米市
[105401] 2022年 9月 13日(火)23:00:21伊豆之国 さん
91年ぶりに鉄道が戻ってくる温泉の街
ルート上にある佐賀県との「行き違い」もあり、「飛び地路線」としての開業を余儀なくされるなど、前途多難が予想される西九州新幹線「長崎ルート」ですが、ともかく武雄温泉~長崎間の部分(暫定)開業がいよいよあと10日後に迫ってきました。
ところで、この新幹線に開業する駅の1つに「嬉野温泉」という駅があります。この「嬉野温泉」駅が設置される嬉野市は、駅の開業により、実に91年ぶりに「鉄道が戻ってくる町」になるのです。この鉄道駅復活までの長い道のりについて、こちらの記事がありました。
この記事によると、博多と長崎を結ぶ「長崎街道」の要衝としても賑わっていた嬉野が、明治になって博多方面と長崎を結ぶ鉄道が建設されたとき、(肥前山口~諫早間が)現在の佐世保線・大村線を経由するルートを採ったことにより、鉄道から取り残される形になったこと、その経緯として、嬉野町に残っている「客が逃げる」という「鉄道忌避伝説」、陶器産業で栄えた有田町が鉄道誘致に力を挙げたこと、更に決定打となったのが、当時の技術では大村方面への峠越えルートでの路線敷設が難しく、有田~早岐を経由する現在の佐世保線ルートのほうが工事が容易だったといったことが理由として挙げられています。
鉄道路線が外れて繁栄から取り残された嬉野町と、やはり長崎線のルートから外れていた、「日本三大稲荷」の1つにも数えられている「祐徳稲荷」がある現在の鹿島市は、当時の長崎線にあった武雄温泉とを結ぶ鉄道路線を計画し、まず武雄と鹿島を結ぶ「祐徳軌道」が明治40年(1907)までに開業し、その後、祐徳軌道の塩田(現在は嬉野市域)から嬉野までの間に「肥前電鉄」が電化路線として大正4年(1915)に開業。当時の九州には電化路線は福岡・北九州・大分にあった路面電車ぐらいしかなく、地元でも驚きだったと伝えられているそうです。
しかし、せっかく開業にこぎつけた嬉野への鉄道も、昭和を迎えると早くも消滅の日を迎えることになってしまいます。有明海沿いを走る現在の長崎線ルートの開業により、客を奪われた祐徳軌道は補償付きで昭和6年(1931)4月に廃線。宙ぶらりんになった肥前電鉄もその年の10月に廃線のやむなきに至り、開業からわずか16年で終幕を迎えることになったのです。そして、あれから91年の月日を経て、ようやく嬉野に鉄道駅が戻ってくる日を迎えることになったのでした。
嬉野市の「鉄道空白期間」91年は、3年前に「ゆいレール」の延長開業で鉄道が戻ってきた浦添市の74年間([98519])を大きく上回り、鉄道廃線から復活までに要した期間の最高記録を更新することになる運びとなりました。

…第61回十番勝負もいよいよ間近ですが、嬉野温泉駅の開業で、十番勝負・第48回の問四と問五の想定解が次のように変動します。
・問四「鉄道駅(旅客駅)がない市」から嬉野市が該当しなくなる
・問五「温泉の付く駅がある市」に嬉野市が新たに該当する

一方、「鉄道駅がない市」に「留萌市」が該当することが決定しています。留萌線は既に留萌~増毛間が6年前に廃線([92042] MasAkaさん)となり、留萌駅が終点となっていますが、残存区間も4年後までに2段階で廃線となることが決まり、石狩沼田~留萌間は早ければ来年3月末にも廃止されることになりそうです。
また、「市」ではありませんが、第48回・問五の解説記事の「番外編」([96148])で取り上げた「温泉駅がある町村」から、「七飯町」が既に非該当になっています。町内にあった、函館線の「砂原回り」にあった「流山温泉」駅が今年3月に廃駅となっています。もっとも「流山温泉」は、既に数年前から駅名の由来である温泉施設が閉鎖になっていたようで、TV番組で「秘境駅で日常利用者を探せ」というコーナーで見た記憶がありました。
[105396] 2022年 9月 8日(木)22:15:01【1】訂正年月日
【1】2022年 9月 8日(木)23:10:55
伊豆之国 さん
八月の風を両手で抱きしめたら…(Re:浜松市の区名募集結果)
[105395] 未開人さん
浜松市の区名募集の結果が公表されました
特にA区では18位までの候補が除外されたようで
リンクされていたNHKの記事を見ると、「除外条件を示さなかったのはよくない」などと批判的な声もあったようですが、これは私も同感。最初に「このような名称はNG」と断るべきだったのでは、と思います。
一方で、A区の候補に「灘区」(神戸市にあり)、B区には「緑区」(名古屋・横浜・相模原・千葉・さいたまにあり)・「青葉区」(仙台・横浜にあり)といった、他の市に既にある区名があり、浜松市としての「独自性」をアピールするのであれば、「他の市で使われている区名」は除外対象とした方がよさそうに思いました。
…(元)浜松市民のさざ波さんはどうお思いでしょうか?

♯かなり古いデータ(16年前に更新停止)ですが、政令指定都市施行(2007年)を前にして、「浜松市の区名試案」を作成していた個人のブログが見つかりました。
今回の区名募集で候補に挙がった名称のうち、この個人ブログの中でも出ていたのは、新A区名の候補にあった「曳馬野」(現・中区…「引馬」「引間」などの異表記もあり。余談ですが、今から58年前に廃線になった「軽便」の遠州鉄道奥山線に「曳馬野」という駅(現存する鉄道線(西鹿島線)の「曳馬」駅とは別)があり、この駅で電車とディーゼル車の乗り換えになっていた(HP))と、新B区にあった「橘」(現・北区)の2つのみでした。
…このブログには、浜松市を初め東海地方を中心に、珍地名とかマイナーな遺跡といったコーナーもあり、「珍地名」の中では、「三方ヶ原合戦」で武田軍団の前に生涯ただ一度の負け戦を食らった家康公の逸話に基づくといわれる「小豆餅」・「銭取」(浜松市中区…[92727] ぺとぺとさん、他)や、反対語コレクションに出ている「前後」(愛知県豊明市)なども紹介されていました。

…恐ろしいほどの猛暑に見舞われた今年の夏。少しずつ秋は深まっているようですが、まだまだ残暑は厳しそうです…。
そこで、全国最高気温タイ記録(41.1℃)を持つ浜松市にちなんだ選曲を。もう今から35年も昔の曲ですが、今も不滅の伝説の女性ロックバンドの名曲を(こちら)…。タイトルは、その歌いだしです…。
[105326] 2022年 8月 22日(月)19:40:06伊豆之国 さん
白河越え
本日、全国高校野球の決勝戦が行われ、仙台育英が下関国際を破って初優勝。これまで決勝戦で跳ね返されること実に12回、東北勢として初の全国制覇を果たしました(記事)。

これで、第二回"Challenge Trial"の問六の想定解に「仙台市」が加わりました。
なお、仙台育英高校の「本部」の所在地は仙台市ですが、野球部のグラウンド等は多賀城市にあるので、「多賀城市」を答えた人も正解とします。したがって、問六の想定解数は「67市」ということになります。

♯『蛇足』ですが…白河市と多賀城市、それぞれにゆかりの歌を一首ずつ。

都をば霞と共に立ちしかど 秋風ぞ吹く白河の関 (能因法師)
契りきなかたみに袖を絞りつつ 末の松山波越さじとは (清原元輔)
[105301] 2022年 8月 17日(水)20:04:34伊豆之国 さん
執着駅は始発駅(アノ市でしたか…)
[105298] 白桃さん
終着駅は始発駅
そういう意味でしたか…。
新庄駅、私が28年前、銀山温泉に泊まったその翌日、最上川舟下りに行くのに乗り換えたのがその新庄駅でしたが、その頃は「ミニ新幹線」は山形止まり。山形と秋田を結ぶ特急「こまくさ?」もあったと記憶しています。その後「ミニ新幹線」が新庄駅まで伸びたので、この駅でミニ新幹線と在来各線(奥羽線の北側と陸羽東・西線)とはケージが違うので必然的に乗換駅になる、新幹線の終着駅&在来各線の始発駅、ということでしたか…。
[105298]のクイズ、私も答えがバレバレの画面を確かに見ていますが、ざっと流していたのではっきり覚えていません…。

で、このクイズのZ町のほうは…
この町で生まれた鈴木さんは、21年前に渡米し大活躍
この町名と同字異音の力士が、幕内と十両を行ったり来たりしている現役のほかに、過去に2名いたのを記憶しています。先代は、能登半島の市名と同じ名の元横綱(その市出身ではなくて、同じ能登ですがかの超有名温泉がある市の出身)とは学生時代からのライバルとして知られていました。それと、都内にある「日大○○高校」。この高校の名も、Z町とも力士名とも違う読み方で、その正しい読み方がなかなかわかりませんでした。ちなみに、そのZ町と同字異音の力士は、いずれも日大出身ではなく東京農大出身です(日大出身なのは、能登出身の元横綱)。
…でしょうか?
[105293] 2022年 8月 16日(火)23:30:01伊豆之国 さん
クイズ(延長戦)
[105288] 白桃さんのクイズですが…
懐かしの昭和歌謡2曲、歌手名もタイトルもすぐに浮かんでくる(歌詞、メロディはもううろ覚えですが…)世代ですが、3つの要素がいまいち結びつかず絞り切れません…。

そして、しつこく「トライアル」問八ですが…
[105285] デスクトップ鉄さん
区町村ヒントの東洋町は、東北町、江戸川区との三択でした。東北大学は易しすぎ、江戸川大学は難しすぎると思い、オリンピック選手やプロ野球選手を多数輩出している東洋大学を選択しました
他に該当する区町村(表記一致、市・区名と重複するものを除く)を探すと…

岩手大岩手県岩手町
茨城大茨城県茨城町
玉川大福島県玉川村読み方違い
昭和大山梨県昭和町、福島県昭和村、群馬県昭和村
朝日大山形県朝日町、富山県朝日町、三重県朝日町、長野県朝日村

…が見つかりました。でも、岩手大と茨城大はストレート過ぎ、他の3校は知名度に難があり(玉川大と昭和大は都内なので前から知っていましたが、朝日大(岐阜県にある)は最近まで知りませんでした)、やはり区町村ヒントを出すなら東洋町がベターでしょうか。

[105250] EMMさん
問八ですが…実はお題の中の中央市と、正答の中の大和市、富士市、神戸市、東海市を見て「なんだか銀行名っぽい?」と思ってしまったために遠回りする事に
そういえば、「本番」の十番勝負の第29回・問六で、「銀行名に使われている市」という共通項がありましたね…。
大和・富士・神戸・東海…は、既に消滅した銀行ですが、平成になってから消滅した銀行名と同名の市では、つくば市・さくら市・みどり市・八千代市・大阪市・池田市・奈良市…(いずれも表記完全一致。つくば銀行は2度の合併を経て現・筑波銀行)などもありますね。
[105268] 2022年 8月 11日(木)16:59:23伊豆之国 さん
「地方のマイナー大学」の名はどうして覚えたか
[105233] おがちゃんさん
[105258] k_itoさん
[105259] 未開人さん
[105261] 駿河の民さん

[105232]
「受験世代」にいる中高生世代の人にとっては、大学の名前を知る、覚えることは必須だと思う
に対してご指摘があるようですが、この表現については強引だったところも、また逆に舌足らずだったところもあって、誤解を招いた表現だったということで、概ね各々の発見者のご指摘・ご意見のほうがより合っているということで同意、納得することにします。
私の発言の真意としては、もちろん「全国の大学の名前を覚えよ」というマニアックなことではなく、少なくとも「身近な場所にある大学」「進みたいと思っている方面の学部・学科がある大学」「全国的に著名な大学」くらいは自分で調べてほしいということでした。
それと、「最低限覚えておくべき大学」の数について、首都圏など大都市圏とそれ以外の「地方」とでは違うような気がします。東京近辺では、首都圏にある大学について、名称と置かれている学科などを知り、そして調べておけば大体事足りるでしょう。これに対し、いわゆる「地方」の県では、県内に必ず1校はある国立大学の他には、いくつかの「マイナー」な私立大学があるくらいで、県都にある大学にも列車などで通うことが困難な場所に住んでいて「それなら県外の大学に、アパートなどを借りて通う」ということが多く、そうした人たちのほうが「知っておくべき大学」の数が多くなりそうな気がしますが、いかがでしょうか。

少し横道にそれますが、「その大学(を含め少数の大学)でしか学べない、資格を取ったり技能を身に着けることができない」という大学が、「地方」の「全国的にはマイナー」な大学にも少なからず存在しています。こうした「特殊技能を身に着ける」ことができる大学を探すのは、今ではネット検索て容易にできるでしょう。TV番組で「驚くべき遠距離通学」というのが時折放映されていました(その大半は大学でなくて専門学校でしたが)。
ここからは「昔話」になりますが、「インターネット」など存在していなかった○十年前の私の受験世代では、全国の大学を一通り網羅した「全国大学受験案内」という本があり、各大学の概要、学部・学科、試験科目などがまとめられていて、受験生にとって、志望する大学を知るための大きな資料となっていました。その中で、「その大学にどんな学部・学科があるのか」ということは、学校の名前を知ることよりずっと重要な問題だったと思います。「○○医科大学」「○○工業大学」「○○芸術大学」など、単一あるいは類似系統の学部からだけからなり、大学のおおよその内容が見ただけで推測できる"College"とは違い、複数の異なる系統の学部からなる総合大学(University)では、受けたい学部・学科の有無を知ることこそが、受験生にとっては重要事項だったのでしょう。私が「理系」ということからというわけではないのですが、全国的にも名が知れ渡っている"University"の中には、「理系学部がない」というところが結構あり、また(「○○工業大」などを含め)工(理工)学部はあるけれども「行きたかった学科がない」ということを知って、そうした理由でその大学の受験をあきらめざるを得なかった、という人も多かったのではないでしょうか。
また、「奈良大」が私立で「奈良女子大」が国立というような、一見逆のような例があることも「トリビア」として知ったのでした。

…長々と書き込みましたが、ここから再び「本題」の問八関連に戻ります。
[105258] k_itoさん
「その市に所在しない私立大学」は、広域地名あるいは瑞祥名を大学と市が独立に採用し、偶然かぶってしまったためにそれぞれまったく無関係な地に所在するというパターンと、大学が所在地名ではなく近隣中核都市の名前を借りた、というパターンがあります
「その市に所在しない私立大学」の校名のパターンを見ると、「広域地名」では東海大(「東海地方」の静岡県にルーツがあることと関係?)、「瑞祥」では富士大辺りが代表例として挙げられるでしょうか。「富士大学」の名は、全国大学野球選手権に出ていたことから知りましたが、山梨県でも静岡県でも関東地方でもなく、本物の富士山が見えない岩手県にあることを知って驚愕したものです。「富士(フジ・不二)」を冠する有名企業の多くと同様、「日本一の山、日本を代表する山」にあやかったものでしょうか。市名ではありませんが、東京・杉並区にある「高千穂大学」([92700],[92702] hmtさん)も、同様な「瑞祥」からでしょう。
私が「地方」にある、私立の「市名+大学」の名前を知った理由はいくつかありますが、最も早く、多分小学生時代から知っていたものの中に「天理大学」があり、柔道の強豪として知られ、五輪などの世界大会でも多くの優勝者を出したことから自然と覚えたのでした。
そのほかいくつか、学校名を知った理由を挙げると

附属・系列高校が甲子園に出ていた…旭川大・函館大・盛岡大・東大阪大
駅名              …松本大([91964])、別府大
駅伝              …松山大(女子駅伝)
高校の東大進学ランキング    …久留米大(付設高校が東大進学数上位ランキングで顔を出す)

このほか、「浜松大学」も天竜浜名湖鉄道の駅名から知りましたが、浜松大は現在は「常葉大」に改組され、駅名もこれに合わせて仮称されています。

次に、問八のお題の市の選定と解答の進み具合との関連ついてですが、
問題市の中では、足利市・芦屋市・別府市の3市です。これらの大学は、地理好きのみなさんからすると「大学関連の出題かな」とピンとくるきっかけとなる市たちになります。一方で、大学としてみればこれらの大学は地域密着型の小規模大学が多く、近隣に住んでいればともかく、そうでなければ「受験生ならばピンとくるべき」とはいえない大学ばかり
中央大学は全国区で最も有名な大学ですが、先にも書いた通り中央市に山梨大学医学部があることを知っているとノイズになります。同様に大学が(駅伝の関係もあり)有名大学である、東海市を問題とした方がよかったような気がします
([105258] k_itoさん)
その地域に住んでいなければ知らないような大学が問題にあることは、比較的著名な弘前や中央、非該当のつくばから大学に至ることは難しくない上にそういった大学があることは検索で容易に分かるため問題
([105261] 駿河の民さん)
中央市は山梨大医学部があるのでミスリードになりやすい一方、名前系の問題で使われることが多いので十番勝負慣れしている人は注意深く見ていそうですね
問題市が上手いので出題が綺麗だと個人的に思っています
([105263] 勿来丸さん)
…皆さんそれぞれのお気持ち、お考えがあるようですが、お題に(その大学がある地方を除き)全国的にマイナーな大学がお題に出ている、というのは、調べればすぐわかる反面、「大学」とはすぐ関連できず出遅れた方が多かった原因にもなりそうで、何とも言えませんが、解答の出のペースが出題者(デスクトップ鉄さん)の予想よりも遅かった、ということを考えてみると、例えば

問八:金沢市、東海市、大阪市、天理市、福岡市
該当しない市:つくば市、横浜市
(想定解数:67市)

…というように、知名度がより高く「大学名」を連想しやすい市をお題に並べた場合、果たして難易度は下がってくるのでしょうか?

♯本日の全国高校野球第2戦で「うどん県」と「そば県」が初戦で激突。試合は「うどん県」の高松商業が「そば県」の佐久長聖を圧倒、3回戦進出を果たしました。
[105232] 2022年 8月 4日(木)21:29:21伊豆之国 さん
第二回チャレンジトライアル~「作る」側になって見た感想 & 「問七」問題作成秘話~
今回の"Challenge Trial"、初めて問題を作る側になってからの感想を。

まず、今回の問題として採用された、他の実行委員のお三方が作成された問題について。
いずれも駿河の民さんが作成された問一(他の市名を含む)と問二(新幹線の停車駅がある)は、多くの解答者の感想にもある通り、わかりやすい共通項で、解答のペースも早く、まさに「入門コース」にふさわしい平易な問題だったと感心しました。一方、同じく駿河の民さん作成の問三の共通項「国際会議観光都市」というのは、実は私も「実行委員」の一人として問題をメールで見るまでは全く知らなかった事項でした。SVも地図ヒントも、問題の「核心」からはいまいち外れているように見え、私も「答える」側に立っていた場合、おそらく共通項を見つけるまでに相当な苦戦を強いられたのは必至で、「本番」の十番勝負に出しても結構な難問の部類に入ったのではないかと思いました。「観光」ということまではおおよその推測がついていたでしょうが、例えば日光のような、高名な世界遺産があり国際的にも知名度が高いと思われる観光地が入っていないなど、「観光都市」としての「世間一般の常識」からはやはりずれているように見えることが難問化した理由ではないかと思いました。
デスクトップ鉄さんのが作成された3問のうち、問八(大学名になっている市)の解答のペースが意外に遅かったのは、私にとって少し意外でした。この問八は、デスクトップ鉄さんから受け取った問題をメールで見た時に、ほぼ一瞬で共通項が分かった問題でした。特に「受験世代」にいる中高生世代の人にとっては、大学の名前を知る、覚えることは必須だと思うのですが…
問九については、「本物」の富士山が見えない地域にこんなに「ふるさと富士」が見えることにちなんだ「富士見」地名が多いことにびっくりしました。k_itoさんが答えた刈谷市([105112])の富士見町は、南アルプスの山々に遮られて富士山が見えない場所にあるので([105203]富士山ココ)、「謎」ですが(市内に「富士松」という地域(旧村名、駅名)もありますが、直接富士山には関係なさそうに見えます…[83651])、名古屋市中区の富士見町も富士山の見えない場所にあり、北斎の「富嶽三十六景」の「尾州不二見原」(通称・桶屋富士)はこの場所と言われますが、「南アルプス連峰のある山を見誤ったらしい」との説が有力なようです。
問十の「村と複数隣接」は、「本番」の過去問にもあり、無理のない問題だと思いますが、SVのヒント意味がいまいちわからず、苦しんだ方もいたようです。もう少しわかりやすい画像が欲しかったような気がします。
さざ波さんの2問は、データベースを熟知している人ほど有利な設問ですね。問四は人口問題だとわかれば容易で、良問だと思います。問五は、「自治体コードが2番目」。市の誕生が2番目に古い市が大半を占めている中にあって、福岡市(北九州市のほうが早く政令指定都市になったから?)や、やはり誕生が2番目でなくしかも今や県内人口最小の市になっている室戸といったイレギュラーになっている市があったりして、苦戦を強いられた方が多かったような気がしました。

最後に、私の出題は問六と問七の2問でしたが、「立候補(の準備)宣言」はしたものの、その時点で用意できそうなのが3問程度([104735])しかない、という状況で、それ以降に新たな候補を追加作成という指示が出てから「急ごしらえ」で作った問題には、他の実行委員のと共通項や方向性が被ったり、共通項が自分でも「少し難しい」と感じていたりして、結局、当初からほぼ形が出来上がっていた、今回の2問が結果的に残った形になりました。
問六については、既に[105185][105196]に書き込んでいるので、簡単に感想を書くことにしますが、「高校野球」への関心が高いか
そうでないかによって解答できた順位に差ができたように見え、SVの読み違え(操作による焦点のわずかなずれが原因で、自分の視線に入っていなかった薬屋の大看板に目が行った)をした人も出たのでしょう。
残る問七については、「作成秘話」を書くことにします。

問七の共通項は、「読み仮名が『ら』で終わる市」。この問を作るのにあたっては、「大ベテラン」の方はもしかしたら気づいていたかもしれない、と[105185]で書きましたが、この問の「元」となったのは、「本番」の第27回の問三。
問三:相模原市、小田原市、上野原市、橿原市、井原市
■「原」の文字を含む町村に隣接する市
想定解数:41市
隣接系にひねりを加えても、問一、問二の流れで共通項の導き出しはそう難しくないと想定していましたが、そうでもなかったようです。とくに、「らで終わる市、除くひらがな市」という思いもよらなかった共通項に多くの方が惹き寄せられたのにはびっくりしました
([74966])
この「想定外の別解」の大量発生により、デスクトップ鉄さんの「十番勝負研究所」の難易度分析で最難問クラスの「Eランク」に堂々輝いた?この「第27回問三」を逆手にとって、「この別解のほうを共通項にした問題を作ろう」と思い立ったのが今回の「立候補」のきっかけでした。(今更なんですが、グリグリさんも周章狼狽したというこの「別解による誤答の嵐」の発生は、「該当しない市」として島原市か南島原市(お互いに隣接しているが、「原」の付く町村とは隣接しない)を提示していれば防げたでしょう。別解とは必ずしも関係するわけではありませんが、NGの市を提示していれば難易度をだいぶ下げられたと見られる過去問は、他にもいくつかあったと思います。)
問題作成にあたっては、「入門コース」ということで「迷彩や小細工はしない」、ということを基に、ひらがな市を含め読みが「ら」で終わる44市を共通項としたうえで、お題の市を選ぶにあたっては、第27回の共通テーマが「政令指定都市相模原市誕生」ということから、その時に全問共通でお題に提示されていた相模原市をまず残し、「ひらがな市を含む」ということからさくら市を、それと同音の佐倉市を入れ、更にその時に「ら」で終わる市でただ2つだけ正答になっていた米原市と庄原市を入れる、ということで問題の形を決めることにしたのでした。
ちなみに、その第27回問三で「想定外の別解の罠」にはまって誤答した解答者(第一回採点前)は12名でしたが、このうち今回解答した EMMさん・おがちゃんさん・鳴子こけしさん・油天神山さん、「12年前のリベンジ」を果たすことができてよかったですね…。
トライアルで引っ掛けは無いとは思いつつ、流石に怖いのでデータベース検索で想定解数を確認
([105195] 海辺を飛ぶ鳥さん)
問題を見た瞬間「第二十七回問三」を思い出してしまい、気付くのが遅れた
([105224] 勿来丸さん)
という声も出てはいましたが、感想を送ってきた方々も口をそろえて「わかりやすく気づきやすい共通項」だった、と感じ取ったことで、「入門コース」にふさわしい問題を作ることができて、「自画自賛」できたと思いました。

ところで次回以降にまた「作る側」に回るかどうかですが、今回惜しくも「選外」になって問題について、共通項を見直して作り変え、また新たな問題を考えるなどして「再挑戦」もあり、としていたのですが、未開人さん([105216])が早くも意欲を示し、また今回答える側に回った勿来丸さんも、再び作成側に回る意思もありそうなので([105224])、今の段階ではまだ何とも言えませんが、「見物」する側に回る可能性が高そうな気がします…。
[105211] 2022年 8月 1日(月)22:22:20伊豆之国 さん
第104回夏の全国高校野球出場校決定【西日本編】
前回に引き続き、今年の夏の甲子園出場校を。今回は西日本編(北陸・近畿・中国・四国・九州・沖縄)です。

県・地域出場校所在地経県領主主な観光地・イベントなど備考
富山高岡商業高岡市4桜トンネル高岡古城公園、瑞龍寺、雨晴海岸など
石川星稜金沢市4EMM兼六園、金沢城公園、ひがし茶屋街など
福井敦賀気比敦賀市4EMM気比神宮、気比の松原、金ヶ崎城跡
滋賀近江彦根市4ぺとぺと彦根城、玄宮園、佐和山城跡
京都京都国際京都市4深夜特急清水寺、金閣寺、伏見稲荷など所在地は東山区
大阪大阪桐蔭大東市0深夜特急野崎観音(慈眼寺)三好長慶ゆかりの史跡(大東市HPより)
兵庫加東市0今川焼播州清水寺(西国25番札所)、東条湖、闘竜灘(加東市HPより)
奈良天理天理市3深夜特急石上神宮、山の辺の道、長岳寺
和歌山智辯和歌山和歌山市4深夜特急和歌の浦、和歌山城、紀三井寺
鳥取鳥取商業鳥取市3とりぴー鳥取砂丘、白兎海岸・白兎神社、鳥取城跡
島根浜田浜田市1とりぴーしまね海洋館石見畳ヶ浦美又温泉
岡山創志学園岡山市3白桃後楽園、岡山城、吉備津神社など所在地は北区
広島盈進福山市4白桃鞆の浦、福山城、明王院
山口下関国際下関市1かぱぷう関門橋、赤間神宮、壇之浦
徳島鳴門鳴門市1白桃鳴門の渦潮・大鳴門橋、霊山寺(四国第一番札所)、鳴門市ドイツ館
香川高松商業高松市4白桃栗林公園、高松城、屋島
愛媛帝京第五大洲市1鳴子こけし大洲城臥龍山荘大洲の鵜飼い
高知明徳義塾須崎市1ぺとぺと横浪三里・浦の内湾、新荘川(須崎市観光協会HPより) (注)
福岡九州国際大附属北九州市3かぱぷう関門海峡・門司港レトロ建築群、小倉城、皿倉山(新日本三大夜景)など所在地は八幡東区
佐賀有田工業有田町0対象外有田焼窯元と関連施設・史跡(各種資料館、陶山神社など)
長崎海星長崎市3桜トンネル大浦天主堂、グラバー園、平和公園など
熊本九州学院熊本市4さざ波熊本城、水前寺公園、江津湖所在地は中央区
大分明豊別府市3デスクトップ鉄別府温泉郷、ラクテンチ、城島高原
宮崎富島日向市0せいこう美々津(重要伝統的建造物群保存地区)、若山牧水の故郷(牧水の生家牧水記念文学館)
鹿児島鹿児島実業鹿児島市4ペーロケ仙巌園、城山、桜島など
沖縄興南那覇市4白桃首里城、玉陵(たまうどぅん)、金城町石畳道

(注) 明徳義塾は土佐市にもキャンパスがある

初出場は札幌大谷・明秀日立・社・帝京第五の4校ですが、いずれも「選抜」の出場経験はあり、「春夏通して初出場」が全くない、というのは史上初めてとのことです。一方。最多出場回数校は県立岐阜商業で30回目の出場。仙台育英と天理の29回が続きます。一方、久しぶりの出場は、盈進の48年ぶり、次いで国学院栃木の37年ぶりで、この2校は「昭和」の時代以来の出場。このほか、日大三島が33年ぶり、樹徳が30年ぶりに出場します。

[105209] Nさん
「甲子園」出場校の所在地ですが、キャンパスが複数の自治体に存在したり、校舎や敷地自体が複数の自治体にまたがっている学校(特に私立)が意外に多かったりして、判断に迷うところですが、基本的には学校のHPや、新聞などの記事に載せられている所在地の情報を基に判断するのが良いでしょう。私が「甲子園出場校一覧」の記事を書き込むのにあたっては、出場校の所在地について、以前に毎年のように「夏の甲子園出場校と都道府県予選ベスト4」の一覧表を作成していたk-aceさんのリストの表現を基本的に引き継ぐことにしており、問題の明徳義塾・仙台育英・聖光学院の場合
明徳義塾は土佐市にもキャンパスがある
仙台育英は多賀城市にもキャンパスがある
聖光学院は伊達郡桑折町にもキャンパスがある
([88455])
と同様に表現することにしており、野球部の本拠(グラウンド)の場所のいかんにかかわらず、「学校の公式の住所」としている方を採用するのが、「初級問題」であればなおさら、分かりやすく自然でしょうか。
「校舎や敷地自体が複数の自治体にまたがっている」例として、([88455])で挙げられているものに
早稲田実は校舎が国分寺市と小金井市に跨っている(所在地は国分寺市)
國學院久我山は校舎が杉並区と三鷹市に跨っている(所在地は杉並区)
早実の校舎が小金井市にまたがっている、というのは実はここで初めて知ったのですが、地図を見ると、確かに校舎のごく一部(渡り廊下?)と敷地の一部が小金井市域に入っていることが見えます。しかし、小金井市に一部がかかっているとはいえ、小金井市も該当するというのはさすがに無理筋であり、野球部と無関係らしい明徳の土佐市と同様、NGとして扱うべきでしょう。

[105208] 深夜特急さん
1926年夏優勝の旧制静岡中は現校地ですが、当時の所在地は安倍郡安東村だと思われます
またまた情報提供をありがとうございました。出勤の時間になったので記事訂正には間に合いませんでしたが、[105207]の関西学院・甲陽中と神戸市・西宮市の件と同様、想定解自体には影響がないのでそのままにしました。

それと、幾人の方から出ている問六のSVの件ですが、確かに「日本一」の文字に焦点を合わせて画像をコピーしたのですが、[105194] であきごんさんがおっしゃる通り
SVはURLで保存したときに角度が少しずれることがあるので、真正面以外のものもチェックした方がいいですね
まさにその通りです。操作中に中心点が若干右にずれたことが原因かもしれません。ドラッグストアの看板は全く眼中になく、無視していました。欲を言えば、もう少しUPした方がよかったかもしれなかったですが。以前、十番勝負でSVヒントが出たことがいくつかありましたが、中心ではなく外れた側のほうにヒントがあると見たことが多く、SVの指している意味も全く分からずじまいのまま、迷走したことがありました。
[105200] 2022年 7月 31日(日)16:58:23【1】訂正年月日
【1】2023年 5月 25日(木)16:57:09 by オーナー(表組み改善)
伊豆之国 さん
第104回夏の全国高校野球出場校決定【東日本編】
本日、第104回全国高校野球大会の出場全49校が決定しました。
今回も、春の「選抜」に続いて、全出場校の所在地と、「戦国市盗り合戦」の「領主」、それと「私の市区町村の経県値」を記し、今までの同様、「出場校所在地の観光スポット」を調べてみることにしました。

今日は、東日本(北海道・東北・関東・甲信越・東海)です。西日本は次回にします。

県・地域出場校所在地経県領主主な観光地・イベントなど備考
北北海道旭川大高旭川市4おがちゃん旭山動物園、神居古潭
南北海道札幌大谷札幌市4おがちゃん大通公園、時計台、藻岩山など所在地は東区
青森八戸学院光星八戸市4桜トンネル蕪島(ウミネコ)、種差海岸、櫛引八幡宮
岩手一関学院一関市3デスクトップ鉄厳美渓、猊鼻渓、栗駒山
宮城仙台育英仙台市4伊豆之国仙台(青葉)城跡、瑞鳳殿、秋保温泉など所在地は宮城野区(注1)
秋田能代松陽能代市2鳴子こけし旧料亭金勇きみまち阪風の松原
山形鶴岡東鶴岡市4般若堂そんぴん致道博物館、羽黒山、あつみ温泉
福島聖光学院伊達市1菊人形やながわ希望の森公園、霊山(注2)
茨城明秀日立日立市3スカンデルベクの鷲日立風流物(世界文化遺産)、かみね公園、鵜の岬
栃木国学院栃木栃木市3桜トンネル蔵の街、渡良瀬遊水地・平地の3県境、大平山
群馬樹徳桐生市3おがちゃん織物の町の歴史遺産(鋸屋根の工場、新町地区の街並みなど)、「偽(ミニ)富士山」([103996]他)
埼玉聖望学園飯能市2サヌカイト医王山八王寺(竹寺)名栗温泉
千葉市立船橋船橋市3まりんぶる~ららぽーとTOKYO BAY、ふなばしアンデルセン公園、中山競馬場
東東京二松学舎大附属千代田区3対象外皇居、日比谷公園、秋葉原など
西東京日大三高町田市5伊豆之国国際版画美術館、薬師池公園、南町田グランベリーパーク
神奈川横浜横浜市4不在山下公園、中華街、ランドマークタワーなど所在地は金沢区
新潟日本文理新潟市4EMM萬代橋、朱鷺メッセ、北方文化博物館など所在地は西区
長野佐久長聖佐久市1勿来丸龍岡城([96257])、中山道と宿場町、旧中込学校
山梨山梨学院甲府市3勿来丸武田神社、昇仙峡、山梨県立美術館
静岡日大三島三島市3伊豆之国三嶋大社、楽寿園([99091])、三島スカイウォーク
愛知愛工大名電名古屋市4名古屋城、熱田神宮、大須観音など所在地は千種区
岐阜県立岐阜商業岐阜市4勿来丸長良川の鵜飼い、岐阜城・金華山、長良川温泉
三重三重松阪市4松阪城跡・本居宣長記念館、豪商の屋敷、松阪牛の老舗

(注1)仙台育英は多賀城市にもキャンパスがある
(注2)聖光学院は桑折町にもキャンパスがある

西日本編は次回に書き込むことにします。
[105196] 2022年 7月 31日(日)13:28:57【1】訂正年月日
【1】2022年 8月 1日(月)08:04:10
伊豆之国 さん
第二回チャレンジトライアル・問六の共通項について
今回の"Challenge Trial"問六の共通項は、「春・夏の全国高校野球の優勝校がある市」。そこで、この共通項に該当する65市について、それぞれの市内にある、優勝経験のある高校(戦前の旧制中学を含む)を次の一覧表にまとめてみました。
●はお題、○は正答が出た市です。

市名校名備考
苫小牧●駒大苫小牧
土浦常総学院
取手○取手二高
宇都宮作新学院
前橋○前橋育英
桐生桐生第一
さいたま●大宮工業、浦和学院大宮工業の当時の所在地は大宮市
加須○花咲徳栄
銚子銚子商業
習志野○習志野
町田○桜美林、日大三高
国分寺早稲田実業
横浜○桐蔭学園、横浜
川崎法政二高
相模原○東海大相模
藤沢湘南
敦賀○敦賀気比
松本松本商業(→松商学園)
飯田飯田長姫(→飯田OIDE長姫)
岐阜県立岐阜商業
静岡静岡中(→静岡)、静岡商業
浜松○浜松商業
菊川常葉菊川(→常葉大菊川)
伊豆の国韮山当時の所在地は韮山村
名古屋○中京商業→中京大中京、東邦商業→東邦、愛工大名電、愛知一中(→旭丘)、愛知商業
四日市○四日市
松阪○三重
京都京都二中(→鳥羽)、平安→龍谷大平安、京都一商(→西京)
大阪○浪華商業→浪商(→大体大浪商)、北野、明星、興国、上宮
豊中○履正社
富田林○PL学園
大東●大阪桐蔭
東大阪近大附属
神戸第一神港商業(→市立神港→神港橘)、神戸一中(→神戸)、関西学院(移転前)、育英関西学院の当時の所在地は西灘村([105207])
姫路東洋大姫路
西宮○甲陽中(→甲陽学院)、報徳学園甲陽中の当時の所在地は鳴尾村([105207]、その後現・西宮市域内で移転}
洲本洲本
芦屋芦屋
天理○天理
五條○智辯学園
和歌山●和歌山中(→桐蔭)、海草中(→向陽)、智辯和歌山
有田○箕島
岡山岡山東商業
広島○広島商業、広陵、崇徳
呉港
下関下関商業
柳井柳井
徳島徳島商業
鳴門○鳴門
三好●池田当時の所在地は池田町
高松高松商業
観音寺○観音寺中央
松山松山商業、松山東(当時は松山商業と統合)、済美
宇和島宇和島東
西条○西条
高知高知、高知商業
須崎明徳義塾
北九州小倉中→小倉当時の所在地は小倉市
大牟田○三池工業
八女西日本短大附属
佐賀○佐賀商業、佐賀北
熊本済々黌
津久見○津久見
鹿児島鹿児島実業
那覇○沖縄尚学、興南

「市」以外で該当しているのは次にあげる5特別区と3町です。
自治体名校名備考
東京都港区慶應普通部(→慶應高)、日大三高いずれも移転前。慶應の当時の所在地は東京市芝区
同 新宿区早稲田実業移転前
同 台東区岩倉
同 世田谷区日大桜丘
同 板橋区帝京全国制覇以降板橋区内で移転
徳島県海陽町海南(→海部)当時の所在地は海南町
高知県いの町伊野商業当時の所在地は伊野町
長崎県佐々町清峰

学校が移転した各校のうち、日大三高と早実は、共に移転先の市(町田市、国分寺市)でも全国制覇を果たしています。一方、慶應は、横浜市に移転してからも「甲子園」の出場はありますが、全国制覇はまだ果たしていません。

♯本日、今年の夏の全国高校野球の出場49校が全て決定しました。いつもの通り、出場校と所在地一覧を後ほど書き込むことにします。

【1】[105207] 深夜特急さんの記事により、関西学院と甲陽中(→甲陽学院)の所在地について訂正いたしました。深夜特急さん、情報をありがとうございました。
[105185] 2022年 7月 30日(土)21:47:23伊豆之国 さん
第二回チャレンジトライアル・問六と問七について
第二回チャレンジトライアルでは、問六と問七を出題させていただきました。

問六の共通項は、「春・夏の全国高校野球の優勝校がある市」。
全国高校野球選手権大会歴代優勝校
選抜高校野球全国大会歴代優勝校
それぞれ青色で表示された学校名をclickすると、学校の歴史、所在地などの項目に飛びます。
大東市は、今春の「選抜」の優勝校・大阪桐蔭、和歌山市は、昨夏の優勝校・智辯和歌山の、それぞれ所在地。記憶に新しいところから。三好市は池田高校(当時は池田町)、現在の市域にあればOKとして例示。
駒大苫小牧の全国制覇は「夏」のみ、さいたま市は、大宮工業(当時の所在地は大宮市)と浦和学院、いずれも「春」のみ。少なくとも春・夏いずれか優勝していればOKという共通項を示しています。
ヒントのSVは「日本一」の表示を示したものです。地図はズバリ甲子園。
該当する区として例示した板橋区は、帝京高校が全国制覇経験あり。
非該当の茨木市は、浪商(→大体大浪商)のキャンパスがあった時期がありましたが、浪商が優勝したのは全て大阪市にあった時代。最後に優勝したのは昭和36年(1961)の夏の大会で、その2年後の茨木市への移転(更に平成元年に熊取町に移転、現在の校名となる)以降は、全国制覇はありません。彦根市は、今春と平成13年(2001)夏の近江高校の準優勝が最高成績。
落書き帳の過去ログ[70864]に「参考元」としてリンクしている記事を見ると、都道府県別の歴代出場校一覧はもとより、個人成績や過去の名勝負など、あらゆる記録を網羅している大変貴重なデータベースですが、残念なことに6年ほど前より更新が止まっています。
この問六の想定解に関する関連記事は、後日書き込む予定にします。

問七の共通項は「読み仮名が『ら』で終わる市」。
データベース検索
さくら市、佐倉市をお題に入れ、桜井市をNGとしたのはちょっとした「仕掛け」の「妙」。
SVと地図リンクをどうするか、うまく行けそうなのがなかなか見つからず苦労しました。
SVは「ヨドバシカメラ」→「ら」で終わる
地図はズバリ、お題に入れた「相模原」のひらがな表記
…ですが、解答のペースが比較的早かったもあり、全然ヒントになっていないようなものだった…
実は、この問七を作成するにあたって、ある「細工」を使っています。大ベテランの方の中には、もしかしたらこのことに気づいた人もいるかもしれません。これについても、後で記事を書き込む予定にしています。

また、他のお三方の作成された問題についての感想も、後ほどコメントしたいと思います。
[105121] 2022年 7月 28日(木)21:29:29伊豆之国 さん
業務連絡
採点漏れ・採点ミス(採点すべき解答の記事番号・問題番号の誤り等、解答自体の正誤判定以外のミス)のチェック役に専ら徹している出題者「伊豆之国」からの業務連絡です。

>[105119]さざ波さんへ
[105095] はしもつさんの問四「輪島市」と、[105096] かりないさんの問九「姫路市」が採点されていません。
[104914] 2022年 7月 8日(金)21:40:50【1】訂正年月日
【1】2022年 7月 9日(土)22:16:45
伊豆之国 さん
Re:クイズここはどこでしょう
[104905]千本桜さん
もう今となっては完全に出遅れですが、既に皆さんのコメント通りということであれば…
Q温泉は後に、テレビドラマ「R日記」のロケ地として脚光をあびるのだが、当時はそんなことになろうとは知る由もなかった
このテレビドラマは、毎回必ず見ていました。そして映画化されたときには、映画館に通って見に行ったものでした。あれから十余年を経て、E県からS県へ二泊三日の旅路。道中で、当時誕生したばかりだった、最近市の名前が変わった城下町に寄り道した後、そのQ温泉に念願の一泊。河原の湯壺で名物の温泉卵を温める風景、近くにはそのRの銅像も建てられていました。その翌日は、列車を乗り継いで、S県のほぼ中央にある湖畔の宿で一泊し、翌朝は観光バスでA丘へ。最後は、開業して間もない第三セクター路線経由の特急に…。

国鉄H本線のF駅からは I 線が分岐し、美しいお城のあるJ駅までのびている
[104909] メークインさん
J駅近くにあるお城へも行っています
最初はJ駅からお城が良く見える展望台まで"徒歩"で移動。雲海の上あるお城が見えました
おっしゃっているお城とは、F駅を出て次の駅が最寄の、近年有名になった○空の城のことでしょうが、F駅から出て向かう路線の行き先(というよりその線の起点。今では特急以外はほぼ途中で乗り換えになってしまいましたが)にあるのは、駅からも間近に仰ぎ見る、威容を誇る白亜の天守閣を初め豪勢な櫓や土塀・石垣・堀などが織りなす、世界に誇る日本の城郭建築の不動の王者…。

[104912] 今川焼さん
「R日記」の中で何度もその歌を紹介された地元M郡出身の夭折の歌人です。この歌人のことを知ったのは「R日記」を見てからですが
この歌人の詠んだ歌は、そのテレビドラマの中でたびたび紹介されていたので、その名を覚えたのでした。

…そういえば、ドラマの中でも、そして映画でも、最初のシーンで紹介されていた餘部の鉄橋を列車が渡る風景。映画化されて間もないころに列車転落事故が起こり、それからしばらく徐行運転となり、強風時の運休もよくあったそうで、最近になって新しい橋に架け替えられたようですが、私がQ温泉を訪れた時は、当時の鉄橋が健在で、エアコンもなかった旧式ディーゼル車では、窓から身を乗り出して景色を眺めていた観光客も見かけたものでした。このところのコロナ禍の中、Q温泉でも老舗旅館が廃業に追い込まれたとかで、私が泊った宿も、数年前に既に格安リゾートの系列に入ったというらしいです…。
[104824] 2022年 6月 12日(日)22:55:36伊豆之国 さん
大河ドラマの舞台を訪ねて(3年ぶりの本格旅行です)
[104735]
道中記は後日書き込みます
と書き込んだものの、なんだか忘れかけたようになってしまい、「何を今更」といった感ですが…
4月29日から2泊三日で伊豆~駿河~甲斐と、三国を股にかけて回った旅日記を。ようやく書き込むことにします。

思えば、引っ越しのドタバタ、そしてコロナ…と、旅行どころではない日々が続き、やっと宿泊を伴った「旅行らしい旅行」に出られたのは、実に3年ぶり、「平成から令和へ」の伊勢~尾張の道中以来。相模原市民になってからは初の遠出になったのでした。
今回の道中、とにかく天気が不安定という予報があり、空模様に振り回されることになるのは覚悟の上と承知していたところ。初日は。小田急で小田原に出て、熱海で伊豆急直通電車で伊豆急下田へ。伊豆急線に乗るのも気が付けば相当久しぶり。車両のラインアップもほとんど入れ替わり、親会社の東急で役目を終えた銀色の電車がほとんど。乗り合わせた電車もそうで、内部は観光電車らしく海側座席が向かい合わせになったりしていましたが、外観はまさについ2年余り前までの地元で顔なじみだった電車そのもの(もっとも今では消滅寸前ですが…映像)。でも、観光地も疫病禍からようやく回復の兆しが出てきたとはいえ、大型連休の初日なのに、生憎の天気も手伝って、昔のような混雑どころか、空席ばかり目立って寂しい車内風景、海辺を走る区間に出ても伊豆大島などの島影も見えないまま。終点の伊豆急下田駅まで乗りとおし、改札を出ましたが、駅舎の中はすっかり模様替えされたようで戸惑いも。外に出てみると、バスターミナルも駅の横にある食堂や土産物屋などが入ったレトロ風の建物も以前の面影を残していたのには少しほっとしたのでした。そして堂ヶ島方面へのバスに乗り込むのですが、中はガラガラ、気が付いたら車内独り占め状態。雨が降り出す空模様の中とはいえ、こんな様子ではその先が思いやられる状況になったのが心配になります…。
そうしているうちに終点・堂ヶ島に到着。マイカーで来ていた観光客もちらほら見かけましたが、往時の賑わいを知るものとしては寂しい限り。雨が降り出し、遊覧船に乗るのは諦め、洞窟を上から眺められるスポットに出ただけで、旧道廻りのバスに。今度は部活帰りらしい中高生と見られる一団で車内は賑やかでした。向かったのは親父の実家があった田子地区。かつて遠洋漁業と鰹節作りでにぎわったのも今は昔、取り壊された家の跡が空き地になっていたり、空き家になった民家も目立つといった今の光景でしたが、空き家になっていた家の中に、確かに親父の実家だった家に間違いなさそうなのを見つけ、なんだかほっとしたのでした。それから実家の菩提寺([89119])に行きましたが、住職さんも不在らしく、墓の場所もわからなかったので、雨の中ということもあり、本堂を拝んだだけで引き返し、港のほうにも行くのをやめて次のバスを待つことに。雨は一層激しくなり、源氏ゆかりの修禅寺参りは諦め、旧賀茂村の黄金崎クリスタルパークへ。訪れた日は「万華鏡」の特別展示があって、ハンドルを回して中の模様の変化を見ることができ、童心に帰ったような懐かしい思い出に浸ることもできたのでした。
修善寺駅から駿豆線で伊豆長岡駅で降り、少し早めではありましたが、タクシーで伊豆長岡温泉の宿へ。「温泉旅館」に泊まるのは、4年前の夏の津軽([96355])以来のこと。割と小ぢんまりした宿でしたが、かけ流しの湯でじっくり温泉を楽しむことができました。
夜中に雨は上がり、翌朝の散歩で狩野川の土手へ。好天に恵まれ、白雪に覆われた富士山の姿が見事でした。タクシーで伊豆長岡駅に出て、大河ドラマ関係の施設をめぐるバスの一日乗車券を買い、伊豆の国市内に点在する史跡巡りに出たのですが、持ち歩くのに必要でない、重いバッグに入った荷物を伊豆長岡駅のロッカーに預ける際、「仕分け」に手間がかかり、5年前の飛鳥巡り([93764])の時と同様、バスが先に出てしまうという失態。でも元々一日がかりで回る計画を立てていたので、まだ余裕は十分あり、1時間に3~4本と運転本数が多い駿豆線で、隣の韮山駅で降り、駅の反対側にある大河ドラマ館でまず「予習」。そのあと展望デッキに上るとここでも富士山の雄姿が…。
ここでようやくバスに乗って、まず願成就院にお参り。ドラマの主人公・北條義時と姉・政子の父で、鎌倉幕府初代執権の北條時政が建立した寺院で、ご本尊・阿弥陀如来を初め、運慶の作による5体の仏像は、国宝に指定されており、本堂で間近に拝むことができ、境内には時政の墓も建っていました。それから「堀越御所」([90008] hmtさん)の跡へ。今では何もない芝生になっていますが、入り口に説明が書かれた表示板がありました。道を挟んで反対側を少し奥に入ると、「北條政子産湯の井戸」も。河原に出たところにある公園は、「北條氏の館跡」とされる場所で、今では建物などは全く残っていないのですが、往時の様子などが描かれた案内板がいくつか建っていました。
降りたバス停に戻って、ひとまず伊豆長岡駅前に戻ることに。この日は好天に恵まれ、マイカーで訪れた観光客も多かったようで、渋滞でバスも少し遅れ気味でした。昼食を済ませて、今度は狩野川を越えて西側へ。まず北條義時夫妻が眠る「北條寺」にお参り。それから北に向かってしばらく歩いて、北條義時の館跡と伝わる「江間公園」へ。ここで見逃せない珍しい記念物が、「館跡」の石碑の横、敷地の北東隅にある「北伊豆地震の震災遺跡」、ガラスケースの中に保護されている魚雷の表面に残った地震による表面の傷跡。この公園の場所にあった小学校に海軍から譲り受けられた魚雷が、地震の揺れで傷ついたもので、関東大震災から7年後の昭和5年(1930)に起こった「北伊豆地震」([64043])の被害状況を知る貴重な遺跡となっています。
それからさらに少し歩くと、「いちご街道」という愛称を持つ、やや広い通りに出ます。そこを左折してしばらく行くと「豆塚神社」という神社があり、その境内には今回の大河ドラマに関係する「ミニ資料館」のようなものもありました。この辺りの道筋と風景は、[64043]で紹介した「木造の家は地震に強いか」(杉山英男氏著・昭和60年初刊)という本の中で「北伊豆地震と被害状況」について詳しく書かれた記事があり、その中にかつて「江間村」と呼ばれたこの地域の中心部の概略の地図と当時の写真があって、この辺りの地理は十分頭に入っていたので道に迷うことがなく、さすがに「木造~」が著された時より30数年ほど経過しているので沿道の建物などは大きく変化していましたが、先ほど曲がった四つ角(「木造~」にある地図では「中央四辻」と書かれている場所)の写真に写っている、北西側のスーパーと南西側のガソリンスタンドは当時のままの姿を残していました。
ここからは直接行くバスの便もなく、次のスポット「江川邸」までの間は、狩野川を渡ってひたすら歩くことになります。史跡めぐりのバスと言っても本数は少なく出発時刻も不規則で、昨年末に訪れた深谷市の渋沢栄一関連の史跡巡りのバス([103328])と同様、意外と使いにくいダイヤのように思えました。駿豆線の線路を越えたあたりは、旧韮山町の中心だったのでしょうが、これといった商店街は見られず、やはり「伊豆の国市」の中心市街は温泉街がある旧伊豆長岡町だということになるのでしょう。
江川邸」と、後述する「韮山反射炉」は、40年ほどの前に入った記憶がありますが、今となっては当時の記憶は既にあいまいになっていったので、改めて訪問するといった感じで見学することに。内部には、幕末の国土防衛に尽力し、反射炉や東京湾の「お台場」の築造などにかかわった幕末の代官・江川英龍の功績に関する資料などが展示されていましたが、室町時代に建てられたという母屋の豪勢さには圧倒されるものがありました。それからバスで、源頼朝が流された「蛭が小島」(近年は「蛭が島」とも言うようです)へ。今は田んぼの真ん中といった感じですが、昔は狩野川がこの辺りを流れていて中洲のような地形だったのでしょうか。もう最終のバスもなく、この日最後の目的地・反射炉へはまたまた歩き。反射炉の入場時間がこの時期は午後5時まであり、時間の余裕はまだ十分ありましたが、そこまでの道路には歩道が整備されていないところも多く、自動車が近づいてくると少しはらはらしたものでした。反射炉の周りは、昔行ったときには敷地に柵も無く無料で入れたようにおぼろげながら記憶があったのですが、世界遺産に登録され、資料館もできてしっかり入場券を払わされたのにはやはり仕方ないのでしょうか。反射炉の前後左右には詳しい説明が書かれた案内板もあり、その仕組みがしっかり理解できたのでした。余談ですが、毎週日曜日に放映されている「鉄腕DASH」では、以前「無人島に(ミニ)反射炉を作る」という場面があって、韮山の反射炉の映像が出ていたシーンもありました。
反射炉から最寄りの伊豆長岡駅までは、タクシーもあったのですが呼んでもいつ来るのかわからないので、今度も歩き。この一帯には温室が立ち並んでいて、どうやら「旬」も終わって片付けに入っていた「苺」を栽培している温室のようでした。伊豆長岡駅に戻ってロッカーから荷物を取り出し、三島・沼津と乗り換えて、2日目の宿泊地・御殿場へ。ホテルに着いた頃にはすっかり日が暮れていて、チェックインを済ませ、近くの拉麺屋で夕飯を。
3日目の朝はどんよりとした曇り空。朝飯前に町のほうまで少し歩きましたが、晴れていれば間近に見える富士山も、上の方は厚い雲に覆われ、かろうじて中腹から下の一部が見え、裾野のなだらかな曲線から何とか富士山に違いない、と思っただけでした。御殿場駅の広い構内は、かつて東海道本線だった「過去の栄光」の名残を残しているように見えました。3日目の計画は、出発前から「天気予報とにらめっこ」といった形で、「忍野村~富士吉田方面か、アウトレットを見てから箱根方面か」と、ホテルを出る直前まで迷いに迷ったのでした。結局、河口湖方面のバスの出発時間が近かったことから、前者の方を選択。もう富士山はすっかり雲に覆われて見えなくなり、やがてバスは籠坂峠を越えて甲斐の国へ。山中湖は14年前と同様、車窓から湖を見ただけで素通り、バスを降りたのは「忍野八海」の入り口。この「忍野八海」を「行った、見た」という記憶がはっきりせず、バスを降りて観光客が進んで行く方向を見て、「やはりここは初めてだった…」と分かったのでした。中央高速から近いこともあり、マイカーで訪れる客が多く、結構混雑していて、「どこがなんという名の湧き水(池)なのか、どこがどう違うのかいまいちわからず、また8つ全部がここにあるわけでなく、少し離れた場所にあるのもあることも知りました。降り出した雨が本降りになっており、富士吉田市に入って「北口本宮浅間大社」にお参り、そのあと14年前にも見てきていた「御師の家 外川家住宅」に向かおうとしたのですが、もう14年前の記憶が薄れていたのに加え、降りしきる雨の中で方向感覚もわからず、案内板も整備されておらず、中心市街の近くまで来て「道を一本間違えていた」とようやく気付くことに。やっと「御師の家」を見学。そしてやっと富士吉田改め富士山駅に到着。名物の「吉田のうどん」は、結局駅ビルの地下で召し上がることになり、次の列車まで時間が空いたため、近くの喫茶店で珈琲を飲んで時間つぶし。ここから富士急で大月へ。下吉田駅では、今では絶滅危惧種の「鐘が鳴る旧式踏切」の音も聞こえました。大月からは、高尾・八王子・町田と乗り換えて、やっと我が家に帰還。大河ドラマの開始時刻には十分間に合いました。

♯長文お許しください。(「ご当地」絡みなので…)
[104802] 2022年 6月 7日(火)00:26:13【1】訂正年月日
【1】2022年 6月 7日(火)15:26:24
伊豆之国 さん
武蔵国・相模国・下総国・伊豆国
[104793][104800] あきごんさん
[104799] 鳴子こけしさん
「武蔵国」と「相模国」の境界と人口の話題が賑やかですが…
ここ40年来、武蔵国と相模国の間を無意識のうちに日常的に行き来していて、「県境(=旧国境)越え移動はやめましょう」なんていっていたのがどうにも現実にそぐわない地域に住み続けている私からも、この話題に乗らせていただきます…。

[104793] あきごんさん
神奈川県イコール相模と思っている人が意外に多い。実は川崎市の全域と横浜市の四分の三は武蔵国の領域なのである
JR南武線の川崎市内には「武蔵小杉・武蔵中原・武蔵新城・武蔵溝ノ口」と、「武蔵」の付く駅が4駅連続しているので(他に鶴見線「武蔵白石」駅も)、川崎市が「武蔵国」であることは早くから知っていましたが、横浜市の大半が「武蔵国」であったというのを知ったのは、もう少し後になってからのことでした。中でも、「金沢文庫」が「武蔵」の金沢(昔は「かねざわ」と呼んでいた)に建てられた、というのを知ったとき、そこが鎌倉や横須賀と隣接する地域だったこともあり、ある意味強烈な「違和感」を持ったものでした。
保土ヶ谷~戸塚宿のところを読んでいて、自分が今まで大きな勘違いをしていたことに気付きました。この間にある「権太坂」のお話で、今ではここが国境であったことを意識しないせいか
「権太坂」のことは、今から13年前、[70632]で書き込んだことがあり
「保土ケ谷」と言えば、東海道の最初の難所として知られた「権太坂」。「箱根駅伝」では往路の2区・復路の9区、復路では最後の難所として、逆転劇など数々のドラマを生んでいる場所です
このあと、東京・赤坂にある「権田(原)坂」(「安鎮坂」の別名)と、かつてこの地にあった「誉田(こんだorほんだ)坂」、その由来に関係あるという大阪府羽曳野市の「誉田(こんだ)八幡」、それと赤坂の「誉田坂」と保土ヶ谷の権太坂との「不思議な符合」についても書き込んでいました。

[104799] 鳴子こけしさん
川崎市と、島嶼を除いた東京都は問題ないでしょう。埼玉県も前述の通り全域……ではなく、平成22年(2010年)に太田市(群馬県)から深谷市に編入された部分(変遷情報)がありますので、深谷市前小屋の96人は上野国の住人ということになります
「重箱の隅」ですが、地元の話なので…
[100806][100809] ekinenpyouさん
相模原市と町田市でしばしば発生している境界変更については過去ログでもしばしば取り上げられていますが、要約したものとして東京・町田市と神奈川・相模原市で一部地域を交換! なぜ“トレード”するのか聞いてみたも別途参考になるものと思われます。
[100811] 拙稿
NHKBSプレミアムで放映されていた、「故郷ざわつきリサーチ・相模原の逆襲」という番組。この番組の中で、[100809]の記事にリンクされていたのとほぼ同じ内容の「町田市と相模原市の『領土交換』」と、「都県境が境川を挟んでお互いに入り組んでいる地域の住民の声」が出ていました
かつては蛇行が多く、氾濫も多発していた境川の流路が改修工事で直線化し、元は同じ地域であったのが、川筋が直線化した結果、お互いに川の反対側に取り残されて「飛び地」化した
都県境変更による人口移動は、相模原市民から町田市民になったほうがその逆よりも断然多い
あまり見せたくない資料だが、(境界変更で)相模原市民から町田市民になった人のほうが圧倒的に多く、『収支』としては差し引き数十人のマイナス」という資料も出ていました
ということで、人口異動としては数十人程度ですが、「武蔵」の町田市の中に「相模」の地域があり、「相模」の相模原市に「武蔵」の地域があるというのは明らかな事実といえるでしょう。

一方、埼玉県を見ると、「国境の変更」が(公式には)なくなってから後の昭和5年に茨城県との県境変更があります。現在の埼玉県加須市伊賀袋地区は、当時の茨城県猿島郡新郷村(現・古河市)から埼玉県川辺村(現・加須市)に編入された地域でした([78789] hmtさん)。
昭和5年7月に現在の渡良瀬川が茨城・埼玉の県境となり,右岸の伊賀袋の大部分と立崎の一部が埼玉県北埼玉郡川辺村へ合併され,大字伊賀袋となる
猿島郡(明治29年以前は西葛飾郡)新郷村は「下総国」であり、埼玉県には、旧「下総国中葛飾郡」の地域が「武蔵国北葛飾郡」に編入されてからも、新たに「下総国」だった地域が入り、こちらは現在まで「埼玉県にある下総国」として現在も残っていることになります。
「ご破算」に終わった五霞町の埼玉県幸手市との合併が実現していたら、こちらも「埼玉県にある下総国」になっていたのでした…。

更にもう一つ、「相模国と伊豆国の境界はどこにあるのか?」について、「模擬天守」もある「虚構の世界の水軍の根城?」熱海城七万石城主より一言。
[104799] 鳴子こけしさん
相模国人口ではあきごんさんが「山間部なので無視」された熱海市泉にも2,439の人口があります
通称「伊豆湯河原温泉」と呼ばれる、静岡県熱海市泉地区の帰属と越県合併騒動について、hmtさんが[100236]で関連記事をまとめて紹介しています。その中から、「泉地区は伊豆か、相模か」について、その経緯が[79754]で述べられています。
伊豆と相模の国境を決めたのは、結局のところ伊豆山権現の勢力だったと思われます。秀吉の小田原攻めに敗れたため、泉地区が一時的に相模国になったこともあるようですが(保善院朱印状)、結局は元禄の境界争いで千歳川以南(泉地区)を確保。
天保国絵図 伊豆国を見ても、千歳川に「此川中央国境」と記されています。そして、伊豆国内に「和泉」など4集落が描かれていますが、何故か「相模国宮上村之内」という文字を冠しています。地理上は千歳川を境界とする伊豆国の側にあるが、村の実体は相模国宮上村の一部として機能していたという両属的な性格だったのでしょうか
泉は、明治11年に制定された「郡区町村編制法」に基づき、神奈川県足柄下郡宮上村飛地字泉を静岡県賀茂郡泉村とし、明治22年に熱海、伊豆山などと合併し、熱海村となっている。
しかし、明治13年の『郡区町村一覧』 を見ても、静岡県伊豆国賀茂郡には「泉村」の記載がありません。
もちろん28コマ(神奈川県足柄下郡)にも記載なし。
尾根の北側の神社領「泉」は、おそらく尾根南側を占める「伊豆山村」の一部になったと推察します
これだけ見ると、泉地区は「伊豆」と「相模」の間を行ったり来たりした、とか、「形式上は伊豆国に属するが、実質的な支配権は相模国側が持っていた」とか、あいまいなように見えますが、「市町村制施行・明治の大合併」の3年前の明治19年に編纂された「地方行政区画便覧」を見ると、伊豆国賀茂郡(現在の熱海市・伊東市一帯は当時は賀茂郡に属しており、明治29年の郡再編成により田方郡になった)の最初のところに、「戸長役場所在地 熱海村」とあり、その下に(管轄する)村として、「熱海村・伊豆山村・泉村・初島」とあります。この4村は明治22年4月の市町村制施行に先立つ1か月前に新設合併して「熱海村」になっています。
したがって、泉地区は明治19年の時点で「伊豆国」に属しており、旧国境の変更が明治35年を最後に停止([75973] hmtさん)され、事実上旧国の境界が確定した時点において「伊豆国」だったことは間違いないと思われます。

[104800] あきごんさん
計算していて二番目に人口の多い「国」はどこだろう、とか一番人口の少ない「国」はどこだろうとか思いましたが、境界の確定が大変そうなので、これはそのうち気が向いたらという事にしようと思います
"You Tube"の動画に、「令制国がそのまま都道府県になっていたら」というのがありました。
旧国の範囲(属する市町村)など、誤りや見落としもいくつかあるようですが…。人口が最多の「武蔵」は約2600万人、2位は「摂津」で約740万人、3位は「下総」の約570万人となつていました。一方、ブービーは「隠岐」で約1万9000人、最少は…わかりますね?

♯連休の連休の旅日記、原稿は途中までできているのですが…

【1】「伊豆湯河原温泉」をめぐる「相模と伊豆の境界争い」について追記し、タイトルも変更しました。
[104735] 2022年 5月 20日(金)18:00:28伊豆之国 さん
第60回十番勝負を振り返って~あらたふと青葉若葉の日の光~
いつもの通り、十番勝負の感想文を書かせていただきます。
今回は、前回と同様に出題時に想定回数の提示がなく、更に前回には一部の問にあった副題リンクもNGの市の例示もなかったこともあり、やはり「最初の採点が出るまでは動かない」という戦術を採ることになりました。
例によって、解答できた順に。

問一~花の武蔵野 扇に描けば~
今回の出題、いずれも「最初の読みが同じ音で始まる」市ばかりを並べていて、「迷彩」の色が見え見えだったこともあり、最初の採点結果が出てからまず分かったものから答えることに。人口が多そうな市が並んでいたということから、「人口ランキング上位の市」だと容易に推測。前居住地の町田市で石高積み上げ。

問二~行きはよいよい、帰りは怖い~
「か」で始まる市がお題に並んでいて、皆さんが「迷彩」と思い込んで誤答を重ねていた中、まさかの「か」で始まる市を答えよ、という問題だったとは…。まさかの事態に拍子抜け、脱力感ありあり。静岡県で唯一該当する掛川市がすでに出ていたので、ここも十万石の大台に乗せていた、祖母の故郷「小江戸」川越の石高を積み上げ。
この問二の共通項、「か」で始まる市の数がちょうど60市だったことから、「60回記念だから想定解が60の設問でまとめているのか?」と「からくり」に薄々気づくことに…

問十~一はやっぱり富士の山~
ここまでの答えの流れから「世界遺産」関係であることは容易でした。十番勝負開始直前に伊豆長岡温泉に一泊し([104179])、大河ドラマ関係の史跡と反射炉を見てきた「ご当地」が既に出ていたので、ここは焼きそばを一杯。富士宮市の石高が十万石の大台乗せ。
この問十では、同一登録物件内に複数の県・市があるものも多く、想定解の数をざっとしか数え切っていないので、「全部合わせると60に近いかな…」。該当する市の数が59と出たので、「全問を60市でそろえるのはやはり難しかったか…」と思ったところ。同じ内容の出題が昨年秋の「トライアル」で出ていたというのは、「初心者向け大会」に出る立場ではないとみて「外野席から見物」([103190])したこともあり、感想文が出そろって来るまで気づきませんでした。

…ここからは。「該当しない市」の提示が出てから。

問四~君の名は希望~
非該当の市が出る前にほぼ共通項はつかめており、「合併・改称によって元の市名が消滅して新たな市名に変わった市」だろう、と見当がつき、「雑学」の「消滅した市名」と照らし合わせ、まだ出ていなかった市から選ぶことにしましたが、「市盗り」に絡みそうな市もなかったので、以前に「元『乃木坂』の生駒さん」を話題にし([104139])、早速白桃さんからレスが来て([104140])
彼女の出身は由利本荘市らしい
その由利本荘市を取ることに、結局、今大会では今まで答えたことがなかった市を答えたのはこの1問だけでした。
ところで、この問の想定解数を数えたら、やはり「NGだろう」と見た「瞬間改称の市」を除くと59市になり、「あと一つはどこだろう?」と思ったところ、富士市がOKになっていたので、「そういえば、この問と全く同じ内容の問題が、第29回の問九で出ていた」ということを、答えた後にすぐ気づきました。その時の想定解は58市で、やはり富士市がOKになっており、その時抱いた疑問
「消滅した市」の中から「新設」「改称」を合計すると57市になり、数が合わないのが「今市」不安でした。「もう一つの該当市」とは、市名としては市制施行から改称されていないのですが、吉原市のほうが先に市になっていた富士市ということだったのでした
と全く同じことだったのでした。その「急所」を突いてきたデスクトップ鉄さんの「眼力」の鋭さ、そして立て続けに3連発で「落城」の憂き目に遭わせた速攻は、お見事です…。次回以降に捲土重来を期すことにしましょう。
第29回問九より想定解が2市増えたのは、微小な字体の変更に過ぎないのに何とも大げさな対応をした蓮田市([94763] hmtさん)と、令和への改元と同日に改称した丹波篠山市が加わったからでした。

問五~Central Freeway~
大都市圏の市が並んできており、データベース検索から人口増加などいくつか当たりましたが、「密度」が高い順で見るとぴったり。やはり60位がボーダーラインとすぐわかり、都内から、領主復帰を目指して調布市を。これで東京都の50万石の大台にも「王手」。

問七~春よ、遠き春よ~
こちらは人口が多そうな市、市制が早そうな市が並んでおり、「市制の古い順」だろうとはやはりNGの市が出る前までに見当は付きましたが、万全を期して、NGとして川越市が出てきてから。「雑学」から「市制施行日~」のページを開いて施行日の古い順に並べ替え、指折り数えると、同日市制の北海道の5市が60位以内のボーダーライン上に並び、その次の川越市が61番目になっていた。都内で唯一入っている八王子市がまだ出ていなかったので、その八王子市を。これで東京都の50万石の大台乗せを達成。

問九~ここぞ御殿場夏ならば 我も登山を試みん~
解答が進んで行くにつれて、標高が高そうな市が並んでおり、「高原」とか、「市役所と最高点の標高差」なども考えましたが、もっと単純な共通項があった…。過去問で類題(第30回・問二…市域の最高標高地点が2000m以上)があり、その解説記事が[77514]に出ていた。しかもそこにはご丁寧に?1900m以上までの63市(当時)が載せられている。安全を見て富士山絡みで出ていなかった市から選ぶことになり、富士宮市をもう一回取ることも考えましたが、結局、市盗り狙いを見据え、伊豆長岡宿泊の翌日に投宿した御殿場市(道中記は後日書き込みます。でも肝心の富士山が…)を選びました。
ところで、この問の想定解数は、60位タイに並んでいる、早池峰山頂を交点にしている岩手県の3市まで62市ですが、[77514]を見ると、その岩手県の3市までで61市、次点の富良野市は62位。あれ、1市足りない?と思ったら、その時点では「村」だった、岩手山頂が2000m越えしている滝沢市が加わったからだったのでした。

ここからは、想定解数が出てから。この1問だけでした。

問三~春高楼の花の宴~
解答が進むにつれて、合併で大きく広がった市など、面積が広そうな市が並んでいるなぁ、と見えてきた。こちらもデータベース検索から面積の広い順に見て行くと、NGとして出ていた郡山市は61位。やっぱりこれも60位までに入る市を答える問題でした。市盗りに絡めそうな市がほとんど見つからず、結局青葉城主の石高をまたも積み増し。今回はなんだか「領主防衛戦」、というよりも「安定領主のさらなる安泰」を図ったような、誤解を恐れずに言うと「安全運転」、というより「消極戦法」になって「不完全燃焼」に終わったような感じになってしまいました…。
…ノーヒントで答えられたのはここまで8問。出題時に想定解数とNGの市が出ている、今まで一般的なスタイルで行われた大会の場合だと、「快調なペース」となるのですが、今大会の出題スタイルと、比較的平易な問題が多かったと感じたこと、実力派の新鋭参加者の増加によるレベルアップにより、解答数も増え、厳しい闘いとなったという実感でした。もっとも、想定解数を(ほぼ)60市でそろえたことにより、余裕のある問が多く、今までよくあった、「売り切れ」の恐怖から来る「焦り」というのはほとんど感じませんでしたが…。

問八~伊豆の太陽 下田温泉~
ここからはアナグラムヒントが出てからでした。出だしに誤答が続出し、最初の採点が出てから正答が出そろってきましたが、共通項が見えたのは町村ヒントで「深浦町」が出てから。「深浦町…4年前に乗ってきた五能線([96376])…千畳敷」。まさか1年4か月前、第56回の、奇しくも同じ問八と全く同じ問題が出ようとは!その時の該当市は52市でしたが、それ以降、私がたまたま見ていたTV番組に出ていた福井市一乗谷の千畳敷([101401])を含め、新たに見つかったところが増え、想定解がちょうど60になっていた。答え選びにあたって、その福井市や、市盗りが激戦の沼津市も考えましたが、沼津市は同率で並ぶ2名が共に長らく姿を見せておらず領主防衛の緊急性が低いと見て、第56回問八と同じく下田市を答えることに。その時の感想文([101327])で「王手」と書いたもののそれ以降足踏みしていた「下田十万石の野望」をようやく達成することができた。

問六~あらたふと青葉若葉の日の光~
最後に残ったのがこの問九。第一ヒントが出てもしばらくわからなかったのですが、ふと「隣接問題がない」と思い、「隣接数」を調べたら、お題とここまでの正答の市を見るといずれも「市区町村、県内県外ひっくるめて隣接自治体数が9」、NGの塩尻市は8、島田市は10。問六なのに9とは、と「外し」に来たか…と。ここでも富士宮市が残っていたが、桜トンネルさんの3連発で「危急」を感じ取った(後で見たら。桜トンネルさんの解答は実はこの3連発だけで、焦ることはなかった…)日光東照宮の「死守」に1万石加増を。これで今回もようやくノーミス完答となりました。

…今回の十番勝負では、前にも触れましたが、参加者がさらに増えただけでなく、回数にちなんだ「60位以内に入る市」を答える問題を集めるなど「隠されたテーマ」に早いうちに気づいていた人も多く、また全般的に平易な問題が多かったこともあって、第一回採点で早くもメダルが全部決まるなど、解答の出るスピードが更に早まり、私のようなスロースターターにとってはますますメダルが「高嶺の花」になってきた感があります。一方で、見事に10名に分散した金メダリストのうち、ノーミスだったのは3名にとどまった一方、ノーミス完答者のうち、メダルに無縁だった人が、一発完答した3名を初め18名に達しており、「メダル狙いで誤答覚悟」の戦術を採った人よりも、メダル狙いを早々と諦めてある程度正答が出そろってから参戦した人のほうが、今回は想定解数が多めだったこともあって、「売り決め御免」の心配をせずに答え選びができ、既出解やお題を答えてしまうリスクも少なくなって、その面ではかえって有利になったということも否定できないと思うのですが。
ところで、今回の私の成績は、総合着順でようやく20位、平均正答順位では22.5位([104715])にとどまり、「入賞」もなし、近年の大会では最低といってよい成績に終わりました。先に述べた通り、参加者の増加と実力UPについて行けなくなってきたような状況が見えてきそうな気がします。十番勝負を100回まで続けたいという話が出ているようですが、歳のこともあり、「気力が続かなくなった」と自覚してきたら、十番勝負から「引退」という時期も来るかもしれません…。

♭今回の選曲は…
問一:「町田音頭」の1番の歌いだし。町田市を離れてはや2年半を過ぎましたが、メロディーはしっかり覚えています…
問二:川越が発祥という、ご存じのわらべ歌より。
問十:童謡「背比べ」の歌詞には、「山の背比べ」のフレーズで富士山が出てきます。
問四:「乃木坂」の初期の頃のヒットナンバー、その頃は「生駒さん」は多分現役メンバーだったと思うのですが、この手の話題について行けないオジサンには、いまいちよくわかりません([104139])…。余談ですが、松本清張の名作「砂の器」に出てくる「羽後亀田」の辺りも、現在は由利本荘市域に入っています。
問五:歌詞に出てくる「調布基地」は、現在の「味の素スタジアム」の辺り。
問七:八王子の呉服屋の娘さんの名曲。今年の春は急に暑くなったかと思うと、一転して真冬のような寒い日が続いたり、梅雨のような雨天が続いたりと、「春」の実感がないまま、いつの間にか初夏に入ってしまいました…。
問九:鉄道唱歌・東海道編の15番の歌いだし。東海道線が国府津~沼津間で今の御殿場線廻りだった頃、御殿場の駅と町が富士登山の玄関として賑わった光景が偲ばれます([101327] )。
問三:「荒城の月」の歌いだし。作詞した土井晩翠は仙台市出身。
問八:昔、こんなCMがありました([101327])。
問六:芭蕉が日光で詠んだ、今頃の時季にふさわしい名句。

[104733] デスクトップ鉄さん
グリグリさんの第2回チャレンジトライアルですが、私意外に手をあげた人がいないようです。一人で1週間21時の採点書き込みをするのは難しいので、共催していただける方はいませんか
[103912]
先の十番勝負中にも、いくつかこちらで考えていた問題があり、その中で想定解数が50以上になりそうなものもありましたので、「問題を作る側に回りたい」という気持ちは出てきましたが…。とりあえず、もしこちらで自信をもって作れそうな問題ができたら、第一回の「責任出題者」であるデスクトップ鉄さんあたりに、「秘密保持」もあるので、「まずメールでやり取りする」、というのはどうか、と思っているのですが…。それから「立候補」するかどうかを考えてみることにします
と書き込んだのですが、3問程度なら、ほぼ出来上がっている問題があるので、「お手伝い」として立候補する意欲はありますが…
[104523] 2022年 5月 5日(木)22:49:03伊豆之国 さん
十番勝負
問六:日光市
[104521] 2022年 5月 5日(木)22:38:13伊豆之国 さん
十番勝負
問八:下田市
[104487] 2022年 5月 4日(水)22:29:33伊豆之国 さん
十番勝負
問三:仙台市
[104472] 2022年 5月 4日(水)17:48:01伊豆之国 さん
十番勝負
問九:御殿場市
[104428] 2022年 5月 3日(火)21:42:21伊豆之国 さん
十番勝負
問七:八王子市
[104424] 2022年 5月 3日(火)21:31:30伊豆之国 さん
十番勝負
問五:調布市
[104422] 2022年 5月 3日(火)21:27:56伊豆之国 さん
十番勝負
問四:由利本荘市
[104372] 2022年 5月 2日(月)23:00:39伊豆之国 さん
十番勝負
問十:富士宮市
[104361] 2022年 5月 2日(月)22:21:39伊豆之国 さん
十番勝負
問二:川越市

まさかね…
[104358] 2022年 5月 2日(月)22:12:07伊豆之国 さん
十番勝負
問一:町田市
[104179] 2022年 4月 24日(日)21:07:40【1】訂正年月日
【1】2022年 4月 25日(月)08:09:33
伊豆之国 さん
影を慕いて
[104178] 白桃さん
伊豆の国市に所縁ある伊豆之国さんに訊いてみましょう。(笑)
今度の連休で伊豆長岡温泉に一泊を予定して居ります韮山城九万石城主伊豆守でございます。
何か呼ばれたようですので、わかったようでわからないけれどもともかくお答えしておきます。
少し変わった動きを見せたのが宮崎県「日の影町」です。岩戸村の一部を編入したことにより、人口を14,480人から16,396人に増やしたのですが、同時に名称を「日之影町」に変えたのです
この日之影町を通っていたのが旧国鉄日ノ影線(→高千穂鉄道、2008(平成20)年廃止)。町内に「日ノ影」改め「日之影温泉」駅がありました。こちらによると(要約)

1939(S14)旧国鉄日ノ影線の終点「日ノ影」駅として開業
1972(S47)日ノ影線が高千穂駅へ延長、高千穂線に改称
1987(S62)JR九州の路線となる
1989(H01)高千穂鉄道に転換
1995(H07)温泉施設が開業、駅名を「日之影温泉」に改称
2008(H20)高千穂鉄道が水害の影響により全線廃線

…といった具合で、この手の第三セクター鉄道によくあるような「転換と同時に駅名改称」はせず、温泉施設の開業という機会に合わせて、「ひのかげ」の表記を地名に合わせた、ということになるのでしょうか。それにしても、「の」の読みの部分の表記の「揺れ」、「いちのみや」「まるのうち」「えのしま」「きのかわ」…等々、あちこちで見られることは、前にも書き込んだ記憶がありますが、地元住民からかすると、「公式」の表記を使う必要がある場合はそれに従うしかないのでしょうが、そうでない場合は「どちらでも構わない」と案外無頓着な人が多いのでしょうか。
なお、温泉施設は「日之影温泉駅」の名称のまま、現在も営業を続けているようです。(HPより)
…蛇足ですが、「高千穂」の地名にまつわる「蘊蓄」が、惜しまれつつ大往生を遂げたhmtさんの[92702]の記事にありました。

「これは、大きく出たな!」と思うのが、古市町、高鷲町ほか4村の新設合併によって出現した「南大阪町」(中略)もっとも、このとき東大阪市は生まれていなかったのですから、ネーミングとして画期的だったかも。それにしては、市制施行の際に「南大阪市」を諦め、羽曳野という小難しい名前にしたのはどうしてなんだろう
「南大阪町」が市制施行に際し「羽曳野市」という新市名をあらかじめ決めていた、というのを、どこかで見たことがあるのですが、羽曳野市のHPから「市の略史」のページを開いてみても、市名の由来が書かれておらず、なぜ「南大阪町」ではOKだったのに「市」だとNGになったのか、どこかで横槍が入ったのか、また一体どこでこの「小難しい」市名の由来を調べることができるのでしょうか?
この「羽曳野」という地名、隣の富田林市にある、今では見る「影」もなくなったかつての高校野球の超名門・PL学園の校歌の一節に「羽曳野の聖丘高く育みて」とあることからして、「羽曳野」というのは現在の羽曳野・富田林両市を含む広域地名だった、と考えられることなのでしょうか。
[104161] 2022年 4月 17日(日)17:40:21伊豆之国 さん
世の中、澄むと濁るとでは… & 二宮さん
今日の朝刊の別刷りにあった記事の中に「地名の読みの清濁」について取り上げたくだりがあり、東京・港区の「白金」を「しろがね」、「茨城」県や大阪府「茨木」市を「いばらぎ」と呼んでいる人が地元でも多い、とか、「井の頭線」は「いのかしらせん」が正しいのに、「いのがしらせん」と呼んでいる人が多数だ、小田急の電車が下北沢駅に近づくと「いのがしらせん」は乗り換え、とアナウンスしている、とあり、更に、アノ国の大使館の前から神谷町方面に下って行ったところにある「飯倉」のローマ字表記が、交差点では"Iigura"、首都高のほうはIikura"となっている(注:SVで確認したところ、「飯倉」交差点は"Iikura"でしたが、「飯倉片町」はIigura~になっていました)というのもありました。

…ここからは自分の記憶になりますが、「井の頭線」については、世田谷区民だった少年時代には初めのうちはどちらなのか、確かに混乱したことがあり、当の「京王帝都」の案内板で、"INOKASHIRA LINE"の中で"K"の字の下に"G"と書かれていたのを消して直した跡があったのを見た覚えがありました。一方、「飯倉」はずっと「いいくら」と済んで読む以外にないと思っていて、のちに銚子方面に行ったとき、総武「本」線の「飯倉」駅(千葉県匝瑳市)を「いいぐら」と濁って読んでいたのを聞いた(駅名表示板にも確かに「いいぐら」「IIGURA」と書かれていた…当時は千葉以遠は非電化でSLもまだ走っており、「鈍行」でも一部は通過する「秘境駅」だった…)時、違和感を覚えたものでした。
地名の清濁というと、世田谷区内にはいくつか「○沢」という地名があるのですが、「北沢」や「駒沢」は「ざわ」と濁り、「深沢」や「奥沢」は「さわ」と澄んで読む、という「清濁混在」状態になっていて、子供のころから慣れていたので別に不思議でも何ともなかったのですが、「深沢(深澤)」という苗字の人を「ふかざわ」と読んでいるのを聞くと、やはり違和感があったものでした。
「山崎」「中島」「高田」といった苗字は、2文字目を「東」では濁音に、「西」では清音で読む傾向が強い、ということは、だいぶ前から聞いていたことでしたが、地名についてみると、「山崎」は、京都府と大阪府の府境越え地名は「やまざき」、その西の兵庫県宍粟市の山崎町は「やまさき」で、「畿内」と「山陽道」の間に境界線が敷けそうで、「高田」についても、奈良県「大和高田市」は「たかだ」、広島県「安芸高田市」は「たかた」と同傾向でしたが、岩手県「陸前高田市」は「たかた」、大分県「豊後高田市」は「たかだ」と東西の傾向と逆になっていて、この両市については、割と最近まで「陸前たかだ」「豊後たかた」と逆に思い込んでいたものでした。横浜市地下鉄の「高田」駅も「たかた」と濁らないことも、知ったのはやはり10年ほど前のことでした([82229])。

[104152][104157] 白桃さん
[104159] Takashiさん
「因子町」という発想というか捉え方というか、何となくわかったようでいまだにいまいちよくわからないのですが、
[104160] 白桃さん
五日市は「町」として広島県最高人口を記録していますが、そのときは「因子町」そのものではなくなっていたのです。(五日市は1955年4月1日に新設合併を行っていますので、法人格の変更があったのです。)
Takashiさんからの[104159]での質問と同様、例えば石川県の人口最多因子町が、野々市でも現役町で人口最多の津幡でもなくてなぜ内灘なのか、少々疑問に思っていたのですが、「新設合併していない」という「縛り」があった、とわかって氷解しました…。
「いまいち」というと「日光」ですが、「本源」「前身」「最古」の各因子町がバラバラ([104157])というその日光市、銅山の最盛期には足尾が日光や今市よりもずっと人口が多かった、ということは前から知っていたのでしたが、足尾が「生まれながらの町」であったことは、[102184]の記事を見て初めて知ったことでした…。

日光市の今市地域の開墾事業に深くかかわったのは二宮金次郎ですが…
[104155] オーナー グリグリさん
十番勝負の準備作業
「勝負」というと、[104145]の最後のほうで書き込んでいた神奈川県二宮町の「勝負前」(公園、旧小字?)がまだ「反対語地名」コレクションにまだ入っていませんね。
[104145] 2022年 4月 10日(日)01:12:22伊豆之国 さん
Re:湘南ナンバーご当地化
[104141] あきごんさん
[104142] オーナー グリグリさん

[104139] で書き込んだ、「湘南ナンバー」の区域に対する不自然さ・違和感から来る「ご当地ナンバー化」による再編案、本来ならば「卯月馬○」ネタ(出し遅れですが…)にしたいくらいの与太話でしたが、「馬路」に付き合ってくださって誠に恐縮です…。
お二方の反応を見る限り、鎌倉などを「湘南」に組み入れること、小田原・足柄地域を「湘南」から切り離して新たにご当地ナンバー「箱根」を作ることには理解できるとして、知名度の問題がある「丹沢」はどうも、というのは、言われてみれば納得できます。確かに「丹沢」と言われても、神奈川・東京以外の人にとっては、登山をやらない人にはどこにあるのかほとんどわからない気がします。[104139]の表に書いた地域について、代表となる地名をあえて挙げるとすれば「厚木」でしょうが、「厚木」と聞いてまず多くの人が連想するのは、厚木市をかすってもいない「基地」で(あと他には女性用肌着メーカー?)、かえって誤解を招く恐れがありそうです。
そもそも「湘南ナンバー」の区域が実態と乖離したおかしな範囲になったのは、やはり「伊勢原・秦野」を(強引に?)組み入れたことが最大の原因で、この両市が入ってくると、その西側にある足柄上郡や小田原市なども「相模」のままだと(実質的に)「飛び地状態」になってしまうため必然的に「湘南」に入れざるを得ない、ということになったのでしょう。
それと、私が思った「違和感」の理由として、厚木~伊勢原~秦野と続く内陸側の「国道246号・東名高速・小田急」沿線と、平塚~大磯~二宮間の海沿いの「国道1号・東海道線」沿線のルートとのそれぞれの南北のつながりが、間の丘陵地帯に遮られるなどで相対的に弱く(平塚~厚木間の相模川沿いの平野部は、国道129号などでかなりの交通量がありますが)、お互いに別々の交流圏を形成しているような形に見えるからです。仮に、小田原・足柄地域にご当地ナンバー「箱根」が採用できるのであれば、同様に「湘南にふさわしくない湘南ナンバー区域」になっている伊勢原と秦野を「相模」に戻すことが自然なように見えますが、両市が「湘南のほうがいい」というのであれば、次のような「歴史的経緯」として「過去の『いわゆる湘南』との結びつき」を根拠とするのはどうでしょうか。

・江戸時代、江戸市民の行楽として、大山阿夫利神社(伊勢原市)参りと江の島・鎌倉を組み合わせたルートが人気観光コースであり、明治になって東海道線が開通すると、小田急が開通するまでは、平塚駅が大山参りの玄関になっていた
・二宮~秦野間に、明治末期に馬車鉄道として開業し、大正になって軽便鉄道となった「(湘南軽便→)湘南軌道」が通っていた。昭和初期の小田急開通により打撃を受け、営業休止を経て昭和12年に廃線となった(廃線跡探訪)

「軽便」二宮駅跡(「愛児園」の前に説明板あり)を"Street View"で探しているうちに、「勝負前公園(遊園地)」というのがあり、由来が気になったので調べてみると、園内に石碑があり、画像を拡大して見ると「二宮町勝負前土地区画整理組合事業」とあり、「施工区域 二宮町勝負前」の文字が見え、どうやらこの「勝負前」は(旧)小字名と思われます。
>オーナー グリグリさん
この「勝負前」は、「反対語地名」コレクションの「勝負」には未登録です。登録をお願いいたします。
[104139] 2022年 4月 7日(木)22:14:41伊豆之国 さん
「湘南ナンバー・ご当地化」への提案(妄想ですが…)
[104138] あきごんさん
湘南ナンバーはご当地ナンバーではないのですね。メチャクチャご当地ナンバーっぽいのですが、通常ナンバーなので驚きました
「多摩ナンバー」から「相模ナンバー」地域へ引っ越して2年半、一層「湘南ナンバー」の車と出会う機会も増えましたが、それにしても「不自然、不合理」だと、どうにも違和感がぬぐえないのが「湘南ナンバー」の区域。
現在、「湘南ナンバー」に含まれる区域は、藤沢・茅ヶ崎・平塚・小田原・伊勢原・秦野・南足柄の7市と、高座郡寒川町・中郡2町・足柄下郡3町・足柄上郡5町の計18市町。これを地図で見て、よその人はまず誰でも「あっ…」と絶句するでしょう。この区域の中で、「湘南」の名にふさわしいと万人が納得するのは、藤沢と茅ヶ崎ぐらいでしょう。平塚と、「湘南発祥の地」の石碑がある大磯、それに二宮あたりまではまずよいでしょうし、一般に「西湘」と呼ばれることが多い地域にあって海に面している小田原市と真鶴・湯河原の2町も「アリ」(「湘南電車」が通っています…)という人もいるようですが、鎌倉・逗子・葉山が入っていない(いずれも横浜ナンバー)のに、海に面しない市町が、面する市町より多い10もあり、「猪や熊が出る足柄山中」まで「湘南」というのがどうにも納得が行かず、いわば「湘南ナンバーの悲劇」とでもいうのでしょうか。
「ご当地ナンバー」をめぐるは論議は、落書き帳の「アーカイブ」にもありましたが(もう20年近くも昔!)、そもそも「湘南ナンバー」は「ご当地ナンバー」ではなく、その制度ができる以前に作られたものであることが、「違和感」「行き違い」の元であり、「名前と実態の大いなる乖離」になっているような気がするのです。「湘南ナンバー」の元になっている「湘南自動車検査登録事務所」は、平塚市にあり、その管轄区域を見ると、確かに上記の18市町になっています。この地域分けについては、どうも既存の「相模ナンバー」の区域分割に際して機械的に決めたようなことで、「(平塚市と隣接している)伊勢原・秦野が地盤の、当時の某代議士の思惑が絡んでいる」という噂も聞かれたものでした。
ともかく、「湘南に住んでいないのに湘南ナンバー」が幅を利かせている、という現状を改めるためにも、「ご当地ナンバー」による区域再編が必要なように思えます。「私案」として、こんなのを作ってみましたが、いかがでしょうか?

ご当地No.該当市町村備考
湘南平塚・茅ヶ崎・藤沢・鎌倉・逗子市、三浦郡葉山町、高座郡寒川町、中郡大磯・二宮町寒川町は海に面していないが、寒川神社の大祭「浜降祭」で神輿が茅ヶ崎の海を渡御し、海と関係が深いので含めてよいと思う
箱根小田原・南足柄市、足柄下郡3町、足柄上郡5町「小田原」とか「足柄」でもよいが、抜群の知名度を誇り海外にも知られるメジャー観光地の名を
丹沢厚木・伊勢原・秦野市、愛甲郡愛川町・清川村全国的な知名度は?、「丹波」と字面が紛らわしいので「丹澤」表記も? 厚木と愛甲郡は「相模」から移管
横須賀横須賀・三浦市鎌倉などの「新・湘南」移管と合わせて、巨大「横浜」ナンバー区域の負担を少しでも軽く

乃木坂46の齋藤飛鳥ファンが、どうやったら飛鳥ナンバーを取得できるか、ネットで情報交換していました
この手の話にはなかなかついて行けないオジサンですが…
「乃木坂」「奈良県の地名」というと、もう「卒業」したそうですが、「生駒」さんもいましたね。彼女のおかげで「生駒」の地名を読める人が増えたとか。ちなみに彼女は「あきたこまち」だそうですが、苗字の由来を知りたくなるところです…。


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