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[86710]2014年11月22日
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[86654]2014年11月10日
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[86298]2014年8月17日
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[86294]2014年8月16日
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[86271]2014年8月12日
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[89167] 2015年 11月 26日(木)01:27:30伊豆之国 さん
オフ会クイズですが…
[89158] デスクトップ鉄 さん

「お家芸」の領域のはずなのですが、すぐに答えろ、となると無理ですねぇ…。とりあえず直感でわかったものだけ。

問A:清水(東海道本線)
問B:石和温泉(中央本線)
問E:上毛高原(上越新幹線)

問Cと問Dはいまいち詰め切れていません…


♯ついでに私が出したクイズ([89138])。誰も反応していないので…
【問X】北海道浦河町、茨城県東海村、千葉県大多喜町、新潟県湯沢町、熊本県南関町
    (該当しない町村:鹿児島県湧水町)
 …これらの「町村」の共通項は何でしょうか?
▲第二ヒント(アナグラム):雷の日と(かみなりのひと)
▲第三ヒント:十番勝負「第39回」にある類題を思い起こせば共通項が見えてくるでしょう。
 
 
[89140] 2015年 11月 23日(月)15:27:50伊豆之国 さん
クイズ一番勝負
[89138]
悔しいことに全く反応することができません
と書いたのですが、[89125] k-ace さんのほうは閃きました。

問A:和歌山県新宮市
[89138] 2015年 11月 23日(月)10:10:38伊豆之国 さん
氷見オフ会記念一番勝負(私も作ってみます)
[89125] k-ace さん
[89126] 桜トンネル さん
お二方のクイズ、悔しいことに全く反応することができません…。
そこで私も対抗?してクイズを作ってみました。

【問X】北海道浦河町、茨城県東海村、千葉県大多喜町、新潟県湯沢町、熊本県南関町
    (該当しない町村:鹿児島県湧水町)
 …これらの「町村」の共通項は何でしょうか?
   
 ▲ヒント…十番勝負に類題がありました。「市」では水戸市、日光市も該当します。
[89119] 2015年 11月 21日(土)21:12:25伊豆之国 さん
第四回クイ図五番勝負を振り返って~Fortune Cookie~
[89099],[89102] N さん
[89101] いろずー さん
「落書き帳の苗字ネタ四天王の一角」を自称していた私でしたが、お二方に完全に出し抜かれましたので…。とりあえず少しだけレスを。

[89099] N さん
千葉 千葉(86) 千葉って苗字多いんですね
「千葉」さんは、東北地方、特に岩手・宮城両県に非常に集中している苗字で、この両県ではベスト10に入るメジャーな苗字です[74027]。ルーツの県である千葉県を含め、東北からの移住者が多いと見られる首都圏でも100位前後に入っていますが、東海・甲信越以西では200位内に入る県は一つもありません。三重県人のN さんが驚かれるのは無理もないと思います。

新潟 村上(35) 村上の一強
「村上」さんの分布については、[68949]で書き込んでいますが、全国で最も「村上さん率」が高い地域が、「村上水軍」が活躍した愛媛・広島両県の間に浮かぶ芸予諸島と、それを挟んだ両県の東部沿岸地方。大規模合併が行われたため、特徴が見えにくくなっているのですが、旧市町村別で見ると、瀬戸内海の島にあった町村には、人口の1割以上が「村上さん」というのもいくつかありました(こちら)。一方、村上市がある新潟県には非常に少なく、「村上」さんがベスト200に入らない5県の中に入っており、「村上さん率」は沖縄を除くとなんと全国最下位!でした。

[89101] いろずー さん
「菊地」姓は96位なので地派と池派はほぼ五分五分
「きくち」さんー「菊池」と「菊地」の分布とその違いについては、[71948] で詳しく書き込んでいます。どちらも東北から北関東に多く見られる苗字ですが、県ごとにどちらのほうが多いか、はっきり違いがあるのが面白いところです。「菊池」氏の発祥地である熊本県には案外少なく、なぜこの苗字が東北に広まったことについては、謎が多いようです。一方、「きくち」さんが少ない西日本にあって、愛媛県だけは八幡浜市を中心に「菊池」さんが多く見られるのは、宇和島藩主だった伊達氏と何かの関係があるのでしょうか([71955] 小松原ラガー さん)。

[89102] N さん
小豆島さん(25457)が居るのに驚きました
「小豆島」という苗字は、全国に150人ほどという稀少な苗字ですが、小豆島がある香川県にはなく、遠く離れた岩手県に全国の約半数が集中し、更に県内ではそのほとんどが大槌町に固まっています。読み方は「しょうずしま」と「あずしま」があるようで、「小豆嶋」と書く人もいるようです。讃岐の小豆島とは無関係であるような気がします。

♯「苗字と市名」の話はこれくらいにして、ここからは本題の「クイ図五番勝負」の感想文を。
「クイ図」には私もやはり「とっつきにくい」と「苦手意識」があるのは、白桃 さん([89096])がおっしゃっていることと共通かもしれません。今回もまたまたスロースタートとなってしまいました。
では、今回も解答順に。

問三~から竹の浮名の下に枯れ果てし 君が心は大和撫子~
開始から三日目になって、ようやく最初にわかったのがこれ。お題と答えの出方から、「どこかで見たことがある!」。十番勝負・第28回の問一、「渚百選」。町村でもOKということで、先の「秋休み」の道中で、近くまで(同じ町内の反対側の島)来ていながら結局たどり着けなかった([88822])、唐人お吉が生まれ育った([79575])「明治の名邑」([81533] hmt さん)の、幼いお吉がいつも見ていたであろう浜辺。…その昔、十番勝負のときの誰かさんと同様、かの「幻の市」を書きそうに…。
第一ヒント、惜しくもJ2に逆戻りしてしまったクラブのお膝元にあるこちらのほうがよさそうですが…。名(迷)キャラクターが出迎えてくれます…。

問一~地名に残る井田是政~
「橋」関係であることはすぐわかっていたが、お題と出てきた答えの場所をStreet Viewで見ていると、どうやら橋のタイプに共通点があるようだ。いろいろと調べているうちに「斜張橋」という形式であることがわかった。Wikiから調べたり、Street Viewで東京近郊からいくつか候補らしきものも見つかったが、この橋のタイプを調べるために資料としたのは、やはり「日本橋梁建設協会」のHP。他に建設会社の施工実績などにもいくつか当たった。「橋梁建設…」のHPから、タイプ別の写真を集めたこちらのページを見ると、見覚えがある橋がある。実は多磨霊園への墓参のときの「裏技」ルートとしてよく使っていて(こちら)、渡ったことがよくある多摩川の橋。一口に「斜張橋」といっても「柱」の形状や本数などいろいろバリエーションがあること、「もどき」もあったこと([89094] MasAka さん、他)とは知らなかった。

問四~まきおきし菩提の種は後の世の 頼みなりけり田子の浦びと~
郵便局関係とはすぐわかるが、郵便番号などいくつか当たったが共通項が掴めず。第一ヒントには大笑いした。「たから」「くじ」と読める。「宝くじを売っている郵便局」。郵政のHPで検索すると、「超・ご当地」(もっとも最近まで隣の村でしたが)に見つかって、白桃 さん([89096])同様、大はしゃぎした。「田舎の郵便局」がやたらに目立っていた([89096])のはやはり「訳」があったのだった。

問五~Fortune Cookie~
こちらは「お寺」関係だが、「文化財」関係だとも思ったが外れ。こちらも第一ヒントから「薬師如来」。NGのものは「ご本尊ではない」とわかり、「ご本尊が薬師如来」であるお寺だと。ここのところ「目」の衰えが目立ち始めたこともあり([88312])、「遠州三山」の一で「目のお薬師さん」として親しまれ、私も17年前にお参りしたことがある「油山寺」を。十番勝負での「静岡県全市正答」の野望達成([88030])に向け、十番勝負で未解答の市を答えることで、格好の「予行エンシュウ」になったのでした…。

問二~鯛や平目の舞い踊り~
最後に残ったのがこれ。「船」関係であることだけははっきりわかるが、共通項がさっぱり。第二ヒントまできてようやく「どこにも寄らない」→遊覧船か、と気づく。安全そうなところから、思い出深い場所でもある安房小湊の「鯛の浦」に。…「超・ご当地」のこれ([83026])は、隣の隣の町にある「お猿の楽園」に上陸するコースがあるから、お題の紀伊勝浦(「(本物の)鯨に会える町」にも寄る)と同じなのでNGなのだろう。

♭今回の選曲は次の通り。
問三:お吉の生き様に同情した新渡戸稲造が詠んだ和歌(下田市・宝福寺HPより)。
問一:武蔵府中郷土かるたの「ち」の札。
問四:「伊豆の横道(よこどう)」と呼ばれる伊豆半島南部33観音巡りの霊場・第9番で、親父の実家の菩提寺でもある、西伊豆町田子にある「正法院」のご詠歌。
問五:この選曲の意味がわからない人は、[76154]こちらにヒントが隠されています…。
問二:この近辺の海にはヒラメはいるのでしょうか?

♯明日からの氷見オフ会には行けない身ですが、今日デパ地下でセールで売っていた魚に「氷見産」のヒラマサが…。迷わず買って、夕飯の酒の肴に…。
[89091] 2015年 11月 15日(日)22:21:22伊豆之国 さん
本町駅
[89084] ぺとぺと さん
「ほんちょう」と「ほんまち」の全国分布について調べてみました
この「駅名バージョン」を作ってみました。
対象になるのは、「本町」を含む鉄道駅名で、こちらを見ると、26駅がヒットしましたが、近鉄の「大阪上本町」駅と改称前の「上本町」がダブっていることと、「○本+町」タイプである「岩本町」(都営新宿線)・「杉本町」(阪和線)もヒットしているため、これらを除外すると、下記の23駅がありました。

駅名路線名所在地読み付近の地名備考
本町大阪市地下鉄御堂筋線大阪市中央区HM本町
本町三丁目伊予鉄市内線(本町線)愛媛県松山市HM本町路面
本町四丁目同上同上HM同上路面
本町五丁目同上同上HM同上路面
本町六丁目同上同上HM同上路面
板橋本町都営三田線東京都板橋区HC本町
市川本町身延線山梨県市川三郷町HM
大阪上本町近鉄大阪線大阪市天王寺区HM上本町(うえほんまち)中央区「上本町西」も
小野本町島原鉄道長崎県諫早市HM
上本町富山地鉄市内線富山県富山市HM上本町(かみほんまち)路面
江津本町三江線島根県江津市HM
堺筋本町大阪市地下鉄堺筋線大阪市中央区HM本町
桜本町名古屋市地下鉄桜通線名古屋市南区HM桜本町
三田本町神戸電鉄三田線兵庫県三田市HM
膳所本町京阪石山坂本線滋賀県大津市HM
豊田本町名鉄常滑線名古屋市南区HM
日吉本町横浜市地下鉄グリーンライン横浜市港北区HC日吉本町
藤沢本町小田急江ノ島線神奈川県藤沢市HM本町町名は「HC」
二俣本町天竜浜名湖鉄道浜松市天竜区HM
府中本町南武線東京都府中市HM本町
舟入本町広島電鉄市内線(江波線)広島市中区HM舟入本町路面
吉原本町岳南鉄道静岡県富士市HC
与野本町埼京線さいたま市中央区HM本町東・本町西

【注】
「読み」「本町」の部分のみ、HC=「ほんちょう」、HM=「ほんまち」(「もとまち」その他の読みはありませんでした)
「付近の地名」「本町」を含む地名が駅付近にある場合(必ずしも「駅の住所」とは限らない)のみ表示。空欄になっているのは「本町」を含む住所地名(大字以上)がないもの

この表を見ると、「本町」の付く23駅のうち、「ほんちょう」はわずかに3駅のみで、駅名の上では「ほんまち」が圧倒的に優勢であることがわかりますが、そもそも「本町」の付く駅の分布自体、「本町」の読み方の東西境界線([89084] …静岡県が富士川を境に見事に分かれていたり、サンプル数が少ないとはいえ長野県が「西」型の「ほんまち」が優勢であるなど、なんだか電力の周波数の境界線と似てますねぇ…)の西側が16駅、東側が7駅と、伊予鉄の「4連続」を考慮に入れても「西」のほうがずっと多いので、「ほんまち」の圧勝というのも頷けます。一方、「ほんちょう」が「西」に一つもないのに対し、「ほんまち」は「東」にも進出していることもわかります。藤沢市の「本町」の読みが駅名と地名で異なっている([49263] KMKZ さん)のは、どちらかが間違えたか、よくありがちな「読み方の揺れ」([85709] hmt さん)の類なのでしょうか。
「本町」の住所地名が駅の近くにない、というのが結構あったのも意外でした。通称地名であるか、又は「本町」の地名が消失したからか、どちらかではないかと思われます。
ともあれ、「本町」の読み方の違いが、自治体としての「△△郡○○町」の読み方とは全く逆に近い分布になっているのは面白いと思いました。一般の都市地名としての「△△市(区)○○町」の読み方の違い、これを調べるのは大変な作業になりそうですが、果たしてどうなのでしょうか?
ちなみに駅名では、だいぶ古い時期のものですが、「本町」の例と同様、「○○まち」が「○○ちょう」より優勢、というデータ(「時刻表名探偵」([87207]) …昭和54年、当時の旧国鉄の駅名)があるようですが…。

[89087] 星野彼方 さん
猫鼻の湯は湯原温泉にある温泉施設の名前のようです
どうやら昔は猫鼻温泉として姫川沿いにあったようですが、平成7年の水害で被害を受け、その場所での再開をあきらめ、現地で再開したもののようです
そういう特別な事情があったのですね。
この件についてはNGということ、了解いたしました。
ご教示ありがとうございました。

♯五番勝負の感想文は、また暇ができたときに書き込もうと思っています…
[89083] 2015年 11月 14日(土)20:20:35伊豆之国 さん
Cat's Nose Spa
「クイ図五番勝負」、「参加賞」で尾張にならず何とか完投できましたが、やはり結果は入賞なし、総合順位16着と散々。それでも「十番勝負」ではできない「超・ご当地」(といっても最近まで隣の村でしたが)を答えられて、何とか面目だけは…。

さて、只今見ているTVの旅番組(こちら)から。
長野県小谷村の「猫鼻の湯」という名の日帰り温泉が映像に出てきました。
「Mapion」では見つけられませんでしたが、「Google Map」で見ると「猫鼻の湯」の場所が表示され、付近の遠望写真(「湯原猫鼻温泉」表記)もありました。
>星野彼方 さん
五番勝負が終わりましたら、コレクションに登録していただけるかどうか、ご検討をお願いいたします。
[89068] 2015年 11月 10日(火)23:50:50伊豆之国 さん
五番勝負
[89049] 2015年 11月 8日(日)15:21:22伊豆之国 さん
五番勝負
[89040] 2015年 11月 7日(土)21:57:14伊豆之国 さん
五番勝負
問四:静岡県西伊豆町

ヒントはそういう意味だったのですか…
「超・ご当地」に見つかりました。

[89038] オーナー グリグリ さん
寛大な措置をいただき、ありがとうございました。
[89037] 2015年 11月 7日(土)15:58:11【1】伊豆之国 さん
五番勝負
問一:東京都府中市/東京都稲城市

【※解答部分には手をつけず追記】
こういった場合では、このような丁寧な表現にしてよいのでしょうか?
[89003] 2015年 11月 2日(月)12:00:04伊豆之国 さん
五番勝負
…いやぁ、「まだ十番勝負より易しい」なんてとんでもない!今回は「参加賞狙い」で尾張賀茂…

問三:愛知県南知多町

「秋休み」にはここまでたどり着けませんでした。
[88891] 2015年 10月 13日(火)22:27:23伊豆之国 さん
三分坂
[88886] あきすて さん
ずいぶんと久しぶりですね…

さて、
3分の読みは、十進だと"さんぶ(sambu)"、六十進だと"さんぷん(sampun)"と変化するところに面白く感じてます
この「分」の読みに関連して、以前から度々引用させていただいている「江戸の坂 東京の坂」(横関英一氏著・昭和45年初版…[83731])という本の中に、「三分坂と江戸銭値」と題して、東京・赤坂にある「三分坂」の読み方と、江戸時代の金銭価値に関する記事が紹介されていました。
この記事によると、「江戸名所図会」や、明治末期に東京市により編纂された「東京案内」などの地誌でいずれも「三分坂」に「さんぶざか」と読み仮名を振り、「東京案内」では「急坂なのでここを通るときに車力賃三分を割り増しした」といった説明文が付けられています。しかし、横関氏は「三分坂」を「さんぶざか」と読むのは明らかに誤りだと断定し、その根拠として「江戸時代に『三ぶ』と言えば金一両の4分の3にもなり、(この本が出版された当時では)2万円に相当する大金で」、「近道するためにたかがこのくらいの坂を上るくらいでそんなにお金を取られることなど絶対にありえない」として、「『三分』は「さんぶ」ではなくて『さんぷん』と読むべきであり」、「『三ぷん』とは『銀一匁の10分の3』」、つまり「分(ふん)」とは
(3)重さの単位。一匁の十分の一。0.38グラム
([88888] オーナー グリグリ さん)のことで、「金一両を銀60匁として、『銀三分』は20文に相当し、(出版当時では)せいぜい100円程度に過ぎない」とし、その後に江戸末期の諸物価との比較や、「もし『三ぶ坂』が正しいとしたらどういうことになるのか」といったくだりがかかれ、また江戸時代に著された書物をいくつか紹介し、いずれも「三分」に「さんぷん」と読み仮名を付けていること、「三分ン坂」「銀三分」と表現して「金三ぶ」と間違えないように親切に書いている例があることなどいくつか例証を挙げ、最後に文化年間に詠まれた

 秤目に積もりて見れば銀世界 三分坂に足らぬ初雪

という狂歌を紹介して、常識から見ても「三分坂」は「さんぷんざか」でなくてはならないと「ダメ押し」を加えています。

…「初雪」といえば、もう北海道では平地でも初雪の便りがちらほらという時季になって来ましたが、一昨日、「富士山で初冠雪が観測された」というニュースがありました。3週間ほど前、三保の松原から見た富士山は、山頂にも雪がなくて黒々とした印象でしたが([88822])、今朝の出勤途中の電車の窓から見えた富士山は、すっかり雪化粧していました…。
[88885] 2015年 10月 12日(月)20:10:38伊豆之国 さん
実質「市」
[88883] 白桃 さん
「町」から「昇格」した三つの自治体はさて、どこ(石川)、どこ(徳島)、どこ(長崎)でしょうか?


その町とは…
石川県:今頃がまさに「旬」の果物が前に付くと、初夏の花に変身します。
徳島県:「色名&植物名」の字が付きます。
長崎県:名古屋市某区とは「姉妹都市」(?)です。

…いかがでしょうか?

滋賀の12
滋賀県で唯一「市の地位を剥奪される」市は、「天下分け目の関ケ原」のお隣、新幹線が停まる市ですね…。

♯遅くなりましたが、
[88860] N さん
[88862] かぱぷう さん
ご当地ならではの情報をいただき、ありがとうございました。
[88846] 2015年 10月 4日(日)21:12:10伊豆之国 さん
西鉄福岡市内線
昨日の某公共放送の「中洲産業大学教授・森田一義氏」の番組で、「福岡と鉄道~発展を支えた天神の市電・西鉄大牟田線・新幹線」と題して、福岡市の鉄道の話が放映され、番組ではその森田氏が故郷・福岡に「帰郷」し、「2本の市電が敷かれ、更に西鉄電車のターミナルにもなったことで急発展した『天神』」「市電の線路跡の面影が残っている場所」「かつて大牟田線で活躍し、今は廃車解体を待つ電車(最近まで宮地岳線→貝塚線で走っていた『313型』)」「通勤新幹線・博多南線」などの映像が出てきました。
番組の中では、「博多駅が現在の位置に移ったのは昭和30年代になってからで、その当時はまだ田園地帯の真っ只中だった」という話も出ていました。「博多駅は移転した」ということは、その昔どこかで見た記憶はあったのですが、それが本当のことだった、ということがここで初めてわかったのでした。

…福岡市内線の全廃は、昭和54年。私が初めて九州、そして福岡市を訪れたのはその9年後だったので、もうその頃には「市電」の面影はほとんどありませんでした。
私も頻繁に出入りしている「鉄」系ブログから、廃止直前の福岡市内線の写真と記事をリンクしておきます。その1,その2,その3

>ご当地「福岡熱愛」のかぱぷう さん、遠慮なく反応をどうぞ…。
[88822] 2015年 9月 25日(金)20:47:21伊豆之国 さん
白金週間道中記【戦国市盗り合戦戦術大研究 & 南セントレア市訪問】
先の「白金(※)週間」の後半、21日から2泊3日の東海地方遠征から無事帰還。「谷間」の2日間は「完全休養日」に充てます。

今回の道中は、先の十番勝負「戦国市盗り合戦」で、序盤の戦術失敗から支離滅裂になってしまったことを受け、「戦国市盗り合戦・必勝戦術大研究(というにはあまりにも大袈裟ですが…笑)」と銘打って、東海4県を回ってきたのでした。
「戦国の合戦」と言えば、何と言っても「天下分け目の関ケ原」。と言うことで、まずは新幹線と東海道線を乗り継いで関ケ原へ。関ケ原町は、町を挙げて「町丸ごと古戦場」のイベントが今まさに開催中。駅前で案内地図をもらい、今は小公園になっている、徳川家康の最終陣地跡を見てから、町立資料館で事前知識を仕入れ、古戦場歩き。時間と体力の制約もあり、平地部を中心に要所を回ることに。こうした要所には石碑が建ち、道案内の標識も整備されていて、道に迷うことは余りありませんでした。田園の真ん中にある「決戦の地」と伝えられる場所を見てから、小高い山の上に築かれた石田三成の陣地跡に。展望台では、各軍の陣地の配置が描かれた地図を指差しながら、小早川秀秋に扮した女性ガイドが丁寧に説明。「よく言われるように序盤は西軍が優勢、陣地の配置でも高台に構えた西軍のほうが、平地に構えた者が多かった東軍よりも戦う上でも圧倒的に有利。海外の軍事研究家も、『これでなぜ西軍が負けたのか不思議』だと言う」「秀秋が寝返った真相と、毛利は動かなかったのではなく動けなかった」「西軍には『豊臣家への恩義』で参戦した人が多く、総大将の三成には内心嫌悪感を持っていた者も多くて、『日和見』で東軍に内通していた武将が多かったのも敗因の一つらしい」等々、中には既に知っていたこともあったものの、結構面白くて聞き入ったのでした。それから合戦開始の場所などを回った後、「関ケ原合戦」とは直接関係ないものの、「鈴鹿」「愛発」([87452],[87455] hmt さん)と共に古代の「三関」の一つに数えられた「不破関」跡の資料館へ。この「不破関」が飛鳥時代の「壬申の乱」に関係していたことは、初めて知りました。
それから2駅戻って大垣に。「時間があれば」と思っていた大垣城は結局パス、存廃問題が浮上しているらしい養老鉄道([87991] 山野 さん)に乗り換え。近鉄時代に養老から桑名まで乗ったとき以来、30数年ぶり。多度駅で降り、「木曽三川公園」([82265] hmt さん)に向かう予定だったのですが、バスはおろかタクシーもない!駅前の商店案内の地図にあったタクシー会社は、廃業していたのでした。桑名(旧市街)のタクシー会社に電話しても、どこも出払っていて、いつ来るかわからない…。「ご当地のN さんから情報を仕入れておくべきだった…」と唇を噛む。そこで頭を切り替え、「多度大社があるではないか!」と神社まで歩くことに。しかしこれが結構な距離。バスもあるとわかったのですが、バス停を見るとこの時間帯にはなく、歩いて行くうちに疲労感も増し、参拝を終えて駅に戻ったときには、40分間隔という電車の出発間際だったのでした。桑名からは、近鉄と名鉄を乗り継いで、初日の宿がある半田市へ。これで未踏市を1つ減らしたことになりました。

翌朝は、半田市内を回ることに。童話作家・新美南吉の記念館が最寄り駅から遠く、泊まったホテルも駅から遠かったため、まずタクシーで、運河沿いに立ち並ぶ蔵を行きがけに眺めてから、その記念館へ。その道筋には南吉の生家も公開されていました。それから赤煉瓦の元ビール工場でタクシーから降り、内部を見学。その後は町並み歩き。紺屋海道を通り、うら寂れた感じが色濃いJR半田駅前に保存されているSLを見て、名鉄知多半田駅へ。ところで、半田の街を歩いていると、「榊原」さんが非常に多いことに気づきます。「お名前博士」として知られた佐久間英氏の本を見て既に知っていたことでしたが、佐久間氏によると「市内南部の成岩の城主だった榊原氏が善政の誉れ高く、『榊原』の姓を名乗る人が増えた」とのことで、現在でも成岩地区では人口の10数%、旧半田地区でも1割近くが「榊原さん」、というようです。ちなみに新美南吉の「新美」さんも半田市に多い苗字で、市内トップ4に入るメジャーな苗字になっています。
5年前に行けなかった南知多方面([76354])を目指して、知多半田駅から名鉄で、終点の河和駅まで乗り、連絡バスで港に出て、高速船で日間賀島へ。東側の港で船を下りて島に入ると、島の特産らしい「蛸」のモニュメントが歓迎も、とにかくいきなりびっくり、恐るべき観光客の人波が…。名古屋方面から手ごろな日帰り行楽コースとあってか、真夏並みの暑さも手伝って、まさに芋を洗うような大混雑になったのでした。棚田のような地形の狭い土地、迷路のような細い路地に民家が立ち並ぶ風景は、まさに親父の田舎・西伊豆町の田子([83026])の町並みを思い起こす光景。けれどもその迷路のような町並みで、目的の場所に行くのに何度も道に迷い、地図を見てもどう行ったらよいのかわからず悪戦苦闘。ようやく見えたのが島の東端近くの神社。それから何とかいくつかの寺院にお参り、素朴な漁村風景に、「ここが『南セントレア市』にならなくてよかったなぁ」と思ったのでした。それから島の中央近くにある資料館を見て、西側にあるもう一つの港へ。当初の計画では、島への行きか帰りかどちらかで知多半島の南端、師崎の港までバスに乗る予定にしていたのですが、島の大混雑と、道に迷って時間を費やしたこともあり、道路も渋滞しているかもしれない、と諦めて、行きと同じ高速船で河和に戻ることに。港にも乗船待ちの大行列、臨時便まで出る混雑振りだったのでした。
河和からは名鉄で、2日目の宿を取った岡崎へ向かうことに。台湾にも同名の駅があると言う「富貴」駅([85241])で特急に乗り換え、更に神宮前で豊橋方面に乗り換えたのですが、「中京競馬場前」でいったん下車。もちろん「ほとんど無関心」の競馬ではなく、目指したのはすぐ駅の南側にある「桶狭間古戦場伝承地」の小公園。「桶狭間」の地名は名古屋市側にあるのですが、この「伝承地」の所在地は豊明市。現在、豊明市には「桶狭間」の地名はないようですが、この公園には、昭和16年に立てられた史跡指定の標柱や、江戸時代の文化年間に立てられた石碑もあり、「桶狭間」の地名はもっと広い地域をさしていたような感じがします。今では一帯には住宅地が広がっていて、往時を想像するのも難しいのですが、名古屋市側にも「古戦場公園」があり、あるいは名古屋市と豊明市の間で「本家争い」があったような気もするのですが、過去ログを見てもそのような記事は見当たらず、果たして真相はどうなのでしょうか?
桶狭間を後にして、再び名鉄電車に。岡崎の宿がJR岡崎駅のすぐ近くにあるため、鈍行しか止まらない「岡崎公園前」で降り、隣接する「中岡崎」駅から愛知環状鉄道で岡崎駅へ。駅が中心市街から遠く、しかもホテルは「裏口」の西口側で、駅前は閑散。チェックインの後、夕食の店を探しに「表口」の東側に出たのですが、こちらにもまとまった商店街もなく、西口とは大して変わらず。気に入った店を探すのには結構苦労したのでした。

最終日となった3日目の朝は、いよいよ戦国の世を最後に制した徳川家康の生まれ故郷・岡崎の市街地に出ます。「愛環」で中岡崎に戻り、まず岡崎城址へ。岡崎の街は「家康公400年」のイベントが展開中で大いに盛り上がっているところ。天守閣は明治の初めに取り壊され、現在のは昭和34年に再建されたもの。最上階の展望台からは岡崎の街が一望。名鉄と愛環の電車が走る姿も手に取るように見えました。園内には、家康の一生と、それ以前の松平氏・三河武将をテーマにした「家康館」もあり、館内では「決闘・関ケ原」のシーンの映像も見られ、まさに2日前の「復習」をしたのでした。それから「八丁味噌」の蔵を見学。「日吉丸・矢作橋の出会い」の絵が描かれた古いラベルも展示されていて、岡崎が「豊臣秀吉にもゆかりがある」土地であることも再認識したのでした。岡崎公園前駅に出て、名鉄で次の東岡崎駅へ。駅の周辺に繁華街が広がり、繁栄度でもJR岡崎駅とは雲泥の差。バスの発着も多く、やはり[82935] でk_ito さんがおっしゃる通り
地元の感覚としては、市全体に対する強い求心力を持つ「代表駅」はやはり東岡崎駅なのではないかな、と思います。東岡崎駅は、鉄道路線こそ名古屋本線しかありませんが、名鉄バスの主要ターミナルとしての地位はいまだ健在です。城跡と市役所に近い、市の中心繁華街が東岡崎駅付近であることも間違いありません。
(岡崎駅は)市の規模からみれば「僻地」と言ってもいいぐらいの立地だった
ということで、「岡崎市の中心駅(代表駅)は、やはり名鉄東岡崎駅が適切」だということがはっきり認識できたのでした。
東岡崎駅からはバスで、松平家・徳川家の菩提寺「大樹寺」へ。山門からは、岡崎城が一直線に見通せ、このライン上では展望を妨げる高層ビルの建設も遠慮するようにしているとのことで、「東京の富士見名所」として名高かった西日暮里の富士見坂からとうとう富士山が見えなくなった([83670])ことを思うと、「眺望も大切な風景遺産」ということを改めて考えさせられたのでした。
東岡崎駅に戻って、再び名鉄で豊橋へ。実は帰りのほうは新幹線の切符を買っておらず、鈍行乗り継ぎでどこかで道草しようと当初から考えていたのですが、結局決めたのは、11年前の「浜名湖花博」の帰りに寄ったときに悪天候で散々な目に遭った「三保の松原」(→こちらのブログに投稿)。豊橋に着いたときに既に15時を回っており、静岡までは新幹線に。しかし窓口で前の人との応対に手間取っていて、もちろん口にこそ出さなかったものの、これには大いに腹立つ乗り。新幹線のホームにたどり着いたのは発車の1分前。次の「こだま」は40分後、まさにぎりぎりで間に合ったのでした。そうしたことで、昼飯抜きのまま我慢。「こだま」には車内販売がなくなっていたのでした。静岡駅で小ぶりな駅弁「鯛めし」を買ったものの、清水までは10分ほど、しかも長椅子式ではとても余裕なし。清水駅で降りてバスへ。途中、左手の車窓から、雲の上からまだ雪がない頭を出した富士山が見えて、「これは行ける!」と期待が膨らむ。三保の松原へは、最寄のバス停から結構遠かったのを覚えていたのと、日没の時間も迫っていたので、「松原入り口」のバス停を降りると早足気味に松原の方角へ一直線。そして海岸に出ると、夕暮れの松原越しに富士山の雄姿が!11年越しの「リベンジ」に見事成功したのでした。
清水駅に戻り、再び東海道線に。またも長椅子式でしたが、とうとう空腹が我慢できず、車中で先に買ってきた弁当を「遅い昼食」でほおばる「猛者」ぶり?を発揮。終点の熱海で乗り換えて、「戦国市盗り合戦迷走の原点」小田原で下車。小ぶりな弁当ではとても空腹を満たせず、わずか2時間経ったばかりなのにもう夜食。駅ビル内の老舗の魚料理店に入ると、メニューに「大名海鮮丼(?)」を発見。ここまで来てまたも「戦国」にこだわりを見せるとは…。小田急に乗り換え、我が家に戻ったのは23時を回ろうという時刻でした。

…結局、「戦国市盗り合戦対策」とは言いながら、何だか大して収穫もなかったような結末になったのでした。

(※)タイトルの「白金」は「しろかね・しろがね」と読んで、「やまと言葉」で”Silver”のことです。東京・港区「白金」には”Platinum Street”があるようですが、本当は”Silver”ですので勘違いしてはいけませんねぇ…。

♯今回の書き込みで、通算書き込み字数が60万字の大台越えとなったようです…。
[88791] 2015年 9月 14日(月)21:43:37伊豆之国 さん
めでためでたの若松様よ(若い市長)
>オーナー グリグリ さんへ

昨日投開票が行われた山形市長選挙で、佐藤孝弘氏が初当選しました。
山形市HP

新聞記事などによると、佐藤氏は39歳とありますが、生年月日がわかりません(というより、時間がなくて調べるのが億劫…)。
生年月日、任期の初日を確認の上、該当するのであれば早速登録していただきたく、お願いいたします。
[88786] 2015年 9月 12日(土)18:28:54伊豆之国 さん
山田さん、山田駅
「山田」という地名、「全都道府県に存在する地名」の話題で賑わっていますが、私もこの話題に乗ることにします。

「山田」という苗字も、地名と同様、全国的に広く分布しているメジャーな苗字です。全国に約84万人、全国で12番目に多い苗字となっています。こちらから、姓を「山田」と入力して分布状況を調べてみると、一番多いのは愛知県で、電話帳の登録件数(近年では携帯電話の普及などにより、都市部を中心に減少傾向にありますが)は1万5千件余り。以下、東京・神奈川・北海道・大阪・静岡の順となっています。県別ランキングでは、トップに立つ県はありませんが、岐阜県で県内3位に入り全国最高位。福井と愛知で4位、富山・石川・滋賀の各県で5位、このほか静岡・京都・大阪・兵庫・鳥取・徳島でトップ10に入り、中部から関西にかけて比較的多く見られるようです。逆に、最も県ランクが低いのは高知県で109位ですが、それ以外の46都道府県ではすべて100位以内に入っており、東北と九州南部は若干少ないようですが、本土と全く苗字構成が異なる沖縄でも、60位台に入っていて、「割とよく見かける苗字」と言えそうです。

「山田」を含む鉄道駅は、こちらによると、16駅ありました。

駅名路線名所在地備考
山田京王高尾線東京都八王子市
山田長良川鉄道岐阜県郡上市
山田阪急千里線・大阪モノレール大阪府吹田市
山田上口参宮線三重県伊勢市
山田川近鉄京都線京都府精華町ホームの半分は木津川市にかかっている
山田西町土讃線高知県香美市
宇治山田近鉄山田線三重県伊勢市
越中山田城端線富山県南砺市
小山田釜石線岩手県花巻市
上総山田小湊鉄道千葉県市原市
紀伊山田和歌山線和歌山県橋本市
北山田横浜市地下鉄グリーンライン横浜市都筑区
北山田久大本線大分県玖珠町
土佐山田土讃線高知県香美市
東山田横浜市地下鉄グリーンライン横浜市都筑区
陸中山田山田線岩手県山田町震災で運休中

横浜市地下鉄にある「東山田」「北山田」は、なぜか「やまた」と濁りません。
陸中山田駅がある、震災で長期運休中のJR山田線の釜石~宮古間は、復旧後は三陸鉄道に移管されることが決まっています([88782] hmt さん)。

♯「全国にある普遍的地名」というと、中村・山口・上田・新田といったところも考えられそうですが。いずれも沖縄にも苗字としてはある程度存在しており、あるいは小字クラスなら見つかるかもしれません。市街地の「本町」「中町」「新町」などは、沖縄にはなさそうな気がしますが…。
[88756] 2015年 9月 5日(土)16:28:23伊豆之国 さん
初めての経県(私もやってみます)
少し乗り遅れ気味ですが、「初めてその県に入った(通過した)場所」、私もやってみます…。

都道府県自治体名(カッコ内は当時)経路
北海道函館市青函連絡船
青森三戸郡三戸町東北本線(現「いわて銀河鉄道」)
岩手一関市(西磐井郡花泉町)東北本線
宮城白石市東北本線
秋田鹿角郡小坂町路線バス(弘前方面から十和田湖へ?)
山形山形市仙山線
福島白河市東北本線
茨城取手市(北相馬郡取手町)ツアーの観光バス(潮来・鹿島・犬吠埼めぐり)
栃木栃木市(下都賀郡藤岡町)東武日光線
群馬邑楽郡板倉町東武日光線
埼玉所沢市「多摩湖(現・西武遊園地)」駅から西武園に徒歩で県境越え※1
千葉松戸市常磐線
東京世田谷区出生地(区内の産婦人科)
神奈川川崎市川崎区(川崎市)東海道本線※2
新潟南魚沼郡湯沢町上越線※3
富山下新川郡朝日町北陸本線(現「あいの風とやま鉄道」)
石川加賀市北陸本線
福井敦賀市北陸本線
山梨上野原市(北都留郡上野原町)中央本線
長野木曽郡南木曽町(※4)路線バス(馬籠~妻籠)※3,※4
岐阜羽島市東海道新幹線
静岡熱海市東海道本線
愛知豊橋市東海道新幹線
三重桑名市(桑名郡長島町)近鉄名古屋線
滋賀米原市(坂田郡山東町)東海道新幹線
京都京都市山科区(京都市東山区)東海道新幹線
大阪三島郡島本町東海道本線
兵庫尼崎市山陽新幹線
奈良宇陀市(宇陀郡室生村)近鉄大阪線
和歌山橋本市和歌山線
鳥取八頭郡智頭町因美線
島根安来市山陰本線
岡山備前市山陽新幹線
広島福山市山陽本線
山口玖珂郡和木町山陽本線
徳島三好市(三好郡西祖谷山村)土讃線
香川坂出市瀬戸大橋線
愛媛今治市(越智郡大三島町)石崎汽船(現・尾道市の旧瀬戸田町より?)[68910]
高知四万十市(幡多郡西土佐村)予土線[84609]
福岡北九州市門司区山陽新幹線※5
佐賀三養基郡基山町甘木鉄道※6
長崎南島原市(南高来郡口之津町)島鉄フェリー(天草より)[64417]
熊本阿蘇郡南小国町やまなみハイウェイ
大分中津市日豊本線
宮崎都城市日豊本線
鹿児島出水市九州新幹線
沖縄那覇市那覇空港

…ざっとこんな具合ですが、何しろ○十年前のことだったので、はっきり記憶が残っていない箇所がいくつかあるのです。それらとあわせて、他に説明が必要そうな県には「※」印を付けて以下に示しておきます。

※1:自分がはっきり覚えているのはこの記憶だが、母が昔「清瀬市の病院に叔母の見舞いに連れて行ったことがある」といっていたのを聞いた記憶がある。幼少時代のことなのですっかり記憶が抜けているが、もしそうであれば西武池袋線に乗ったはずで、ここでわずかにかすっている新座市(当時は北足立郡新座町)が「埼玉県初経県」ということになる
※2:小田急で向ヶ丘遊園(川崎市多摩区)に行ったのが先かも知れない。いずれにせよ、政令都市施行前の川崎市であることは間違いない
※3:2度目の北陸方面に行ったときの夜行列車の経由は、たぶん上越線廻りだったと思うのだが、もしかしたら信越線廻りだったかも知れない。それだと新潟県の初経県は妙高市(旧妙高高原町)、長野県の初経県は軽井沢町ということになる
※4:当時の県境だと、長野県に最初に入ったのは、中津川駅からバスで行った馬籠(現・岐阜県中津川市の旧山口村)。現在の県境に当てはめると南木曽町が初経県ということになる(※3の夜行列車が上越線経由であれば)。
※5:門司区内は全て関門トンネルの中、地上に出たのは小倉北区
※6:行きは西鉄に乗ったので佐賀県内はかすらず。甘木からの帰りに基山に出てJRに乗り換えた

♯「初宿泊、初訪問」([88744] デスクトップ鉄 さん、[88749] いろずー さん)も一気ににやってみようと思ったのですが、記憶をたどっているうたにこれが意外に難物、ということになりそうで…。行った場所、泊まった場所の記憶はピンポイントで押さえているものの、そこまでの道中の記憶は昔のことになればなるほどあやふやになって…。こちらは暇があったらついでにやってみようか、という程度に…。

さて、この記事を書いているうちに、お粗末ながら私自身の「市の経県値(認市度)」の誤りがまたも見つかってしまいました…。[69052]で竹田市を「×」としたのですが、20数年前に「やまなみハイウェイ」で九州を縦断したとき、ここで現・竹田市の旧久住町をわずかに通過していることに気づきました…。したがって、竹田市は「▲」に訂正します。

…これまた丸亀市レスですが…
[88369] 山野 さん
JR北海道は、留萌~増毛間の16.7km区間について来秋を目処に廃止する方針
この区間が廃止になると、北海道の「主」とも言うべきある動物が、道内の駅からいなくなります。それは何でしょうか?
▲ヒント…伊勢市、赤磐市、丸亀市、北九州市、熊本市にいます。←もう答えが出ちゃってる!
…「半家」(予土線・高知県四万十市)から「増毛」行きの「育毛切符」も、間もなく買えなくなるのですね…。

♯今夜の「アド街ック天国」は、その昔「下総国葛飾郡亀無村」と呼ばれていた地域だそうで…。
[88697] 2015年 8月 20日(木)23:20:42伊豆之国 さん
観光都市の経県値
もう答えが出てしまった後ですが、私もやって見ます。

No.県名連想など経県
1静岡早咲きの梅と美術館も有名4
2三重水族館と島巡り3
3静岡黒船、水仙、御用邸3
4静岡電話は41263
5静岡浄蓮の滝、天城越え4
6岐阜「ジョーロ」も「金の付く駅」もあります4
7栃木「鬼」の付く駅が複数あります4
8千葉昔、「○○アイランド」がありました3 
9三重5年前のW杯優勝国に関係あり3
10千葉鯛の浦、仁右衛門島4
11沖縄カンムリワシ0
12大分特急「○○○○の森」1
13石川県境越え地名、特急停車駅争いで「喧嘩両成敗」4
14大分別大マラソン、明豊高校3
15熊本県内で本物の「熊」がいるのはここだけらしい3
16岐阜朝市、奥○○慕情4
17鹿児島Issie さんとは直接無関係?3
18静岡頼朝&政子、反射炉は世界遺産に4
19佐賀お茶は有名ブランドです1
合計58

[88695] N さん
亀山市は旧・関町の関ロッジ(中略)今年3月に閉館したと知って、何とも言えない気分になりました
実は私も今から○十年前、学生時代の気ままな一人旅でこの「関ロッジ」に泊まったことがありました。それまで何回か使った近鉄ではなく、旧国鉄に「冷遇」され、ひなびたローカル線に甘んじて久しい関西線経由で奈良方面へ入ってみよう、という動機からだったのでした。宿は町外れの高台の、既に薄汚れたような感じで、あまり人も入ってなく、今はもうとうの昔に廃業していたと思っていました。関の町並みもまだ世に広く知られる前だった頃で、かすかな記憶は残っているのですが…。
ちなみに、私が4分の1だけこの県の血を引く三重県([86351])内で、宿泊経験があるのは、亀山市の他、津市(旧久居市の榊原温泉)・松阪市([86351])・鈴鹿市(鈴鹿サーキットのホテル)・名張市(赤目温泉)・菰野町(湯ノ山温泉)の5市1町です。
[88652] 2015年 8月 15日(土)18:57:47【2】伊豆之国 さん
第41回十番勝負を振り返って~Strawberry Fields Forever~
いつもの通り、十番勝負の感想文です。
今回は「戦国市盗り合戦」開始後の初回とあって、戦術の選択に苦闘し、最後は支離滅裂という結果になってしまいました([88513])が、何とかエラーなしでゴールすることはできました…。では、解答できた順に。

問一~小田原提灯ぶら下げて~
「自転車競走」だということは、いくらこの方面にはほとんど興味なし([84027])といえども、お題とそれまで出てきた答えから見てわからぬはずはなかった。「ご当地」と両天秤に掛けて、全市解答まで残り6市まで迫っていた隣県から、蒲鉾で名高い城下町を取ったが、その「小田原評定」が後になって禍根を残し、戦術の混乱をきたす要因となってしまった…([88213])。

問三~Strawberry Fields Forever~
お題の仙台・諏訪・芦屋と、いっちゃん さん([88169])の「雨乞いの神様が鎮座し、豆腐でも名高い、我が家の近所からもよく見える霊山がある」市から、共通項が閃いた。「花咲徳栄」と館山は、「合併前の市域にあった町村が該当していた」。「女城主がいた」という共通項だ、と。つい最近「世界遺産」に登録されることになった反射炉のある、頼朝と政子ゆかりの市に「女城主」が誕生していることは、[83152] 山野 さんの記事で知っていた。これで「ご当地」関係の市では通算18回目にして初めてのメダル「銀」獲得。でも、その直後に恐れていたことが([88213])…。

問八~君は心の妻だから~
ここまで出てきた市から、どうも「全体が低地にある市」だ、と見当がつく。広大な平野が広がっている府県から探し、茨城県を見ると、「敵討ち」できる市が見つかった。
♯この問の共通項は、「市域の(標高)最高点が50m」未満」。第一ヒントの解で、「ある数値以下である」とありますが、「該当しない市」はいずれも最高地点が50mちょうど(小数点2桁以下四捨五入でそのようになっている可能性もありますが、そこまでは踏み込まないこととします)なので、「50m以下」だと50mちょうども含むことになるので、矛盾します。第一ヒントは「ある数値未満である」とすべきではなかったでしょうか。

…ヒント前にわかったのは、この3問だけ。「揺り戻し」は結構強かったようでした…。

問十~七つの星も呼んでいる~
[88319]
あの市が思考回路を遮断していました
「あの市」とは、宮古島市。後述する問九もそうだが、沖縄の市とか「鉄なし」市がお題にあるととたんに戦闘意欲がしぼんでくるのはいつもの悪い癖。ある程度以上の人口規模のある市が並んでいるので何かのランキング関連かとも思ったが手がかりなし。ようやく第一ヒントから「移り住むべき所」、少し前に話題となっていた「地方移住」だと。「虎の巻」はすぐ見つかったが、お気に入りの市があまりなく、結局3回目となったが、旅の思い出も深い北の玄関の港町に。

問五~お酒はぬるめの燗がいい~
やはりヒントから、「測り方が変わった」。やはり少し前に話題になった、「測定方法」も絡んだ面積増減。落書き帳の記事にあったのもすぐ見つかった。2回正答県だが、答えたのは同じ市(しかも同じ回)だった県から、ベテラン女性演歌歌手のお膝元。

問二~小夜の中山、夜泣き石~
お題の市を眺めていると、お隣の市に共通する文字や読みで終わるものが多いようなので、そちらかとも思ったが、答えの出方を見ると違い、振り出しに。「一番多い種」と解けて、前回の七番勝負・問四の共通項だった「市の鳥が鶯」だとわかって、思わず「やられた~」。結局、静岡県の未解答市減らしに。山内一豊ゆかりの城下町を。

問九~高き屋に登りて見れば煙立つ~
問十のお題とは最後の1市が違うだけだが、やはりその「鉄なし」鹿屋市が思考回路を遮断。第一ヒントは解けず、第二ヒントで「領主不在」…まさに「市盗り合戦」オリジナル問題だ!と。関西からの解答が少ないので、博識を誇る落書き帳の大御所にもゆかりの、「引越しセンター」の市を取ったが、後になって、戦術面を考えると「フロンターレ」にしたほうがよかったかなぁ、と…。

問四~Day Dream Believer~
第一ヒントは「今回で四回目」とすぐ解けたが、
過去の出題回数とかメダル該当回数とか、あらぬ方向に走ってしまった
のは、なると金時 さん([88622])と全く同じ。第二ヒントも、「いじめ」の文字が見えてきたりして何だ?と思ったが、「じめじめしている」ということが浮かんできて、「そういえば、『湿地』の問題は過去3回出ていたな」と気づく。前回(第21回・問八)でも答えた日光が残っていた。後から追っかけてきた人がいたので、結果的にこの選択が正解だった。

問六~三島は近年開けたる 豆相線路の分かれ道~
第二ヒントまできて、どうやら「無投票」ではないか、と。市長会のHPを開いて過去の結果を開く。去年のもOKだったので、ご当地で唯一2回正答だった、「鰻」と「湧き水」でも有名らしい、東海道五十三次の宿場町。

問七~お化けは死なない、試験も何にもない~
第一ヒントは皆さん方と同じく全くわからず。第二ヒントをといて、「問題番号にヒントあり」。そして第一ヒントの答えが「この市には『あるもの』がない」と出て、しばらくしてから「『セブンイレブン』がない市」ではないか、と。そのHPから「店舗検索」を開いて、「沖縄と鳥取にはまだ店を出していない」「島根県の店の分布が不思議」…。それまで出てきた答えも、まさに「店がない」地域だとぴったり合う。最後に残った1回正答県から、鬼太郎の故郷に。これでやっとノーミス完答となりました。…「個人情報」ですが、実は本職ではその「セブンイレブン」のいくつかの店の「図面作成のお手伝い」をやっている。それなのに気づかなかったとは、不覚、情けない…。

♭今回の選曲は…
問一:これは説明不要。
問三:この市の特産物にちなんで。([85599],[64043])。
問八:この市とは全然関係ない駄洒落([77019] 白桃 さん)。「下妻物語」という映画もありましたが…
問十:「○○の女」の2番の歌詞より。「星」はどこかの豪華列車ではなくて、引退に追い込まれた「北斗星」([86767]のほう。
問五:やはりこの市にはこの人の歌でしょう。
問二:鉄道唱歌・東海道の24番に歌われた、市域の東端にある悲しい伝説を残す東海道の難所(掛川市HPより)。
問九:仁徳天皇にまつわるエピソードの歌。
問四:東照宮の「三猿」と、いったん閉鎖したものの復活することになった「猿軍団」にちなんで"The Monkees"([84435])。
問六:こちらも鉄道唱歌・東海道から。16番の歌い出し([71778] hmt さん)。115年も昔、当時の三島駅は今の御殿場線下土狩駅。
問七:鬼太郎の故郷にちなんで。
♭全体にレトロ調になって…。

…終わって見れば、次回からの戦術もどうやら少し見えてきたようで…
[88513] 2015年 8月 1日(土)18:47:26伊豆之国 さん
十番勝負「市盗り合戦」雑感
やっぱり、「攻める」ことよりも「守る」ほうが難しいですねぇ…。
終盤戦はもはや戦術は支離滅裂([88420])、領地防衛に必死かと思えば最後は「鬼太郎屋敷」([88440]) で涼味&恐怖感を楽しんで、ようやくゴール。会津帰りの道中で「早籠」を止めて小休憩しただけ([79262],[79328])の「一夜城主」の座を分散派の総大将に「結弦」ことになったのは痛くもかゆくもないのですが、「本丸」韮山城の防御に総力を使い果たして「銀杯」をせしめたとたん、「小田原評定」の失敗から「ハトヤ」の入浴中に相模灘から急襲に遭ったのはまことに痛い…。

さて、議論を呼んでいる「市盗り合戦での入門コースの扱い」ですが、やはり一般コースとは別に「入門コース版のランキング・一覧表」を作成するのが現実的な扱いではないか、と考えています。この点では、[88493]のk-ace さんの意見が私の考えに最も近いでしょう。プロ野球には、「フレッシュオールスター」(以前は「ジュニアオールスター」といっていたように記憶しています)というのがあり、主に二軍戦を活躍の舞台としている若手選手に限定した「二軍版・オールスター」の試合が毎年行われています(今年は残念ながら会場となっていた倉敷が天候不順で中止になってしまいましたが)。男子の蹴球では、年齢制限がある五輪は「W杯のジュニア版」といった扱いになっています。どちらも「ジュニア」から飛躍して大選手になった人も多数います。
「入門バージョン」を作るとなると、またいくつか問題も出てきます。一般コースの「憂さ晴らし?」で入門コースにも参入した人はどうするのか。これについては、このようにしたらどうか、と考えています。

a) その回において、一般コースを先に1問でも正答した場合、入門コースで獲得したその回の「石高」は反映されない(メダルを取った場合でも。ただし、入門コースの通算正答数、メダル獲得数には加算する)
b) 最初に入門コースから参入した場合でも、一般コースの合計正答数が一定数(例えば50以上)に達した場合、「入門コースは卒業した」とみなし、獲得した「石高」「領地」は全て返上する(「入門コース版の名誉領主」として認定する。通算正答数、メダルの記録はa)と同様に残る)
c) a),b)により、その回までの「入門コース版・領主」を決定する

…いかがでしょうか?

それと、せっかく「各県別領主地図」を作成しているのですから、「県別の領主」も制定されてはいかがでしょうか。「市」単位の基準を「県」バージョンに当てはめると、必要石高が大きすぎる場合もあり、県によって総人口に対する市部が占める人口比率も異なります。それに、市の人口にかかわりなく、その市を正答すれば一律に「1問=1万石」(メダルによる「加増」は含まず)となります。そこで、次のように考えているのですが…。

1) 「県の領主」となるための必要石高(単位・万石)は、その県の市の数の計以上とする(ex.石川県=11,埼玉県=40)
2) その県の全部の市を正答していなくても、メダルによる「加増」と「お手つき」による「減俸」とを差し引きした合計石高がその県の必要石高以上になっていればよい
3) 領主決定ルールは、「市」の場合と同様とする

…「メダル」などを加味しない県別リストは、既に[87222] でデスクトップ鉄 さんが作成されています。この数字だけを見ても「県の領主」が誰か一目瞭然、という県もいくつかあるのはもうお分かりでしょうが、かなりな激戦になっている県もありそうです。私自身、「静岡県の領主」すなわち「駿河・遠江・伊豆三国の統括領主」の地位を虎視眈々と狙っていて([88030])、しかも今の領主と思しき人物があの「岐阜城下の大喧嘩」以降姿をくらませているとあって、その隙に一気に攻略をと思っているところですが…。
[88440] 2015年 7月 31日(金)00:12:48伊豆之国 さん
十番勝負
問七:境港市

お化けは死なない…
[88435] 2015年 7月 30日(木)23:29:46伊豆之国 さん
十番勝負
問六:三島市
[88420] 2015年 7月 30日(木)22:02:58伊豆之国 さん
十番勝負
問四:日光市

こちらも「今回で四回目」。
もはや戦術は破綻しています…
[88388] 2015年 7月 29日(水)22:06:29伊豆之国 さん
十番勝負
問九:堺市

第二ヒントも難しい…
[88341] 2015年 7月 27日(月)10:29:56伊豆之国 さん
十番勝負
問二:掛川市

全然違う方向でした。
[88339] 2015年 7月 27日(月)09:46:58伊豆之国 さん
十番勝負
有休を取って、自宅から。

問五:八代市
[88319] 2015年 7月 26日(日)22:53:42伊豆之国 さん
十番勝負
伊豆の仇を、富士山ではなくて筑波山麓でとりあえず果たして、いつ落城するかもわからぬ「一夜城」を築きましたが…
ヒントも難解、まず一つだけ。

問十:函館市

あの市が思考回路を遮断していました…
[88312] 2015年 7月 26日(日)20:40:35伊豆之国 さん
Navy Curry
[88309] k-ace さん
松戸市から初の甲子園
八王子市の次点は何市になったんでしょうか

それは、おそらく…

1) ○○カレーが名物
2) 松戸市にも同じ地名がある
3) スカンデルベクの鷲 さんの故郷では、この市名と同じ苗字は大変メジャーな苗字

この各項にあてはまる市だと思うのですが、いかがでしょうか?


♯ようやく3問目に手がつきましたが、後は結局ヒント待ちに。それと、この暑さのせいなのか、目の古傷([76074])が再発、視界が何やら鬱陶しくなって、PCの画面を見るのもつらい
[88308] 2015年 7月 26日(日)12:48:00伊豆之国 さん
十番勝負
問八:下妻市
[88213] 2015年 7月 20日(月)22:37:26伊豆之国 さん
Break Time
「韮山城に危急」の報([88028])を聞きつけて、本拠・田子小松城([66751])から急遽防衛戦に駆けつけ、何とか死守を果たしてご褒美に「銀杯」を頂いたものの、その直後、恐れていた相模灘から津波が襲来、伊東の館は守護神のイルカ([75016])共々押し流され、もろこしが原の妖怪([88060])の手に再び陥落。堂ヶ島の洞窟([83026])は「江ノ島の岩屋とつながっている」というらしい、という当地の伝説を失念していたとは…。初戦の選択は「凶」と出てしまったのでした([88159])…。攻めるだけならあまり考えなくてよかったのに、「守り」も考えなきゃ阿寒と鳴門、不慣れな上に各地に「一夜城主」の如き小領地をもらっている「分散派」にとっては、やっぱり厳しい現実が待ち受けていたのでした…。残る8問もいまだに手がかりが掴めない…。猛暑で体力も消耗、この銚子ではヒントが出るまで「待ち」になりそうな雲行きに…。でもまだ諦めるのは早い。攻守所を変えて、曽我の里から小田原提灯を手に、「富士の裾野の巻き狩り」で「リベンジ」を果たすまで…。
[88188] 2015年 7月 19日(日)22:26:42伊豆之国 さん
十番勝負
領地喪失を覚悟で、一世一代の大勝負に出ます…(大袈裟!)。

問三:伊豆の国市


問二はすぐ近くまで来ていたように見えたのですが、どうも振り出しに戻ってしまったようです…
[88159] 2015年 7月 19日(日)09:00:23伊豆之国 さん
十番勝負
問一:小田原市

今回は出遅れました。
果たしてこの選択が吉と出るか、凶と出るか?
[88078] 2015年 7月 12日(日)18:21:29伊豆之国 さん
TOP3入れ替わり
[88069] 白桃 さんからのクイズ、私もいくつか推測してみます…

◎北海道
「恋の町」「はるばる来たぜ」と並んで「道内経済の三本柱」といわれた運河の町は、「逢いたい気持ちがままならぬ」ままずるずる凋落。代わって「旭日」の勢いで伸びてきたのは、当時はほとんど無名だったあの動物園…(もっともこちらも人口は既に峠を越していますが)。

◎静岡県
「鰻」と「安倍川餅」の激烈な首位争いに続き、「ヌマズ(飲まず)食わず」で果敢に決闘を挑んだ「準ご当地」をきわどいところで退けた「次郎長一家」は、徳川家にひれ伏して?解散。その「準ご当地」をもかわして、製紙工場の煙で富士山も霞む、「かぐや姫伝説」でも名高いらしいあの町がいつの間にか上がってきたとは、かの萬葉歌人も、水鳥の羽音に驚いて逃げた平家もビックリ!!

◎群馬県
「横浜銀行の支店がある」3市のうち、「偽・富士山」がある、鋸屋根の工場の織物の町が脱落、代わって「焼きそば」でも名高い、既に引退されたアーカイブス編集長のお膝元が…


[88068] オーナー グリグリ さん
既に不参加を決めているので、自分にはもう関係ないことですが…
氷見プレミアム付き宿泊券
ほぼすべての氷見市内の宿泊施設で使えます
使える宿リストを見ると、旅行雑誌などでもよく紹介され、JTBその他の旅行会社のパンフレットやHPにもたいてい載っているここ(宿泊経験あり)などのように入っていないところもあるようなので、「非加盟(未登録)のホテル・旅館・民宿などは対象外」ということでよろしいのでしょうか?

>EEMさんへ
??
…至急訂正をお願いいたします。
[88030] 2015年 7月 5日(日)21:21:21伊豆之国 さん
分散派のたわごと & ベルマーレ
「戦国市盗り合戦」なる新企画が公表されて以来、「十番勝負の戦術」に頭を悩ませているところですが([87399])、「分散派」に属する私としては、「領地防衛」にこれまで以上に苦闘を強いられることになりそうだと頭を抱えていたところ、タイムリーな話題が出てきて、新しい楽しみ方ができたみたいで、いっちゃん さん([87997],[88019])、今川焼 さん([87998])とはまさに同感です…。既に全都道府県1市以上正答を5年前に([76050])達成している「分散派」の私が、以前から秘かに狙っていたのが、ルーツの県である「静岡県全市正答」の野望。こちらを見ると、静岡県全24市中、16市で正答しており、残すは8市。神奈川県(19市中、残り6市)ももどうやら「射程圏内」、とりあえず来るべき「第50回記念大会」までの目標に掲げておきます…。

[88011] ぺとぺと さん
平塚では昨日から初夏の到来を告げる「たなばたまつり」が開催されています(中略)私も本日夕方頃に足を運ぶ予定でおります
私もまた今年も足を運びましたが、天気予報が芳しくないこともあり、早めに我が家を出て昼頃に到着。その後雨が激しくなり始めたこともあって、いつもよりも早く切り上げ、3時半頃に出たので、すれ違いになったようです…
(4日)21時からにテレビ東京で放送される「出没!アド街ック天国」で10年ぶりに平塚が取り上げられるようです
私もこの番組を見ていました。
この中でも紹介されていた、タンメンの店。この店には毎年のように食べに行っていて、今では「これを味わわなくては七夕を見に行った気がしない」というほどになっているのですが、独特の味こそ変わらないものの、2年前に店が綺麗に建て替えられていて、以前のような雑然とした店内の雰囲気が失われてしまったのが少々残念です…。
メイン会場となっている大通り。お世辞ながらあまり人も入っていないような、まさに「昭和」といった雰囲気の古く薄暗い店構えの老舗?も結構見られるのですが、「空家」が出てもチェーン店が入ったりしているようで、「シャッター通り」にはなってなさそうなのが、まだまだ救われるように思えるのですが。その大通りの中ほどにあって、店の前で「ベルマーレ」の応援グッズなどを売っていたのが、平塚信用金庫の本店。以前、相模原に行ったとき、その平塚信金の支店があったのが不思議でした。信金の店舗リストを見ると、店舗の分布が不思議な形になっています。隣接する茅ヶ崎市にも大磯町にも店舗がない(茅ヶ崎は「湘南信金」のエリア。大磯には「中南信金」の本店がある)一方、相模原市に3店、大和市に2店など、離れた場所に支店が存在していることです。これについて信金の沿革を開いてみたのですが、この辺の事情は見ただけではよくわからないようです…。
ベルマーレで思い出したのが、いよいよ明日が「宿命の決戦」という「なでしこ」の話。平塚の町を歩くと、町中に「なでしこ」の文字が溢れていることに気づきます。「市民の花」は「なでしこ」。市の海岸寄りには市立「なでしこ小学校」があり、近くには「撫子原」という町名も。その町内には「なでしこ歯科」が…地図)。私立「なでしこ幼稚園」も市内にあります。もらった団扇を見ると、裏に「平塚なでしこライオンズクラブ」の文字が…。

[88016] 白桃 さん
これはまさに「意地悪クイズ」でしたね。
自分で頭の中で考えていた通りでした。
[87963] 2015年 6月 27日(土)15:02:12伊豆之国 さん
県別・Top3、私もこの話題に…
都道府県別に人口トップ3の市を当てろ、という問題、私が○十年昔に習った頃とは、大合併やらニュータウン開発やらで大激変、今いきなり答えろ、といわれたらもう無理だという県がほとんどということになりそうです…。

私が小学生だった頃、京王線には、休日になると新宿から多摩動物公園まで臨時直通急行が運行され、何度も両親に連れられて行った動物園に行くときの楽しみにしていました。でも、競馬が開催されるときには、その急行が府中競馬正門前行きに変更され、それには子供心に大いに腹立つ乗り。それ以来競馬に対しては時折激しい憎悪を抱くようにさえなったのでした。今でも京王線では唯一、「競馬場線」だけは、全く用もないのでまだ一度も乗ったことがないのです。私にとって「(東京都)府中」というと、何よりも「多磨霊園」なのでした([74987])。「武豊」という騎手の名前はもちろん知ってはいますが、この字を見るとまず思い浮かべるのはやはり「JR武豊線」「愛知県武豊町」のほう(実はこちらにも行ったことはないのですが)…

さて、本題の「トップ3」ですが、都内の「市」、3位は「多磨霊園」か「深大寺そば&味の素スタジアム」か、お隣同士でどちらが上だったか、いまだによく迷ってしまいます。「区」のほう、生まれ故郷に次ぐのは、そのお隣の「羽田空港と田園調布がある」区で長らく変わらなかったのですが、いつの間にか「大根」で有名だったあの区に抜かれていたとは…。

[87962] 白桃 さん
神奈川の市ダービー
16 シナガワマンナ 品川
(以下略)
そんなわけで競馬には疎い私ですが、本当の順位は…
16ハルカアヤセ綾瀬同名の駅は「遥か」遠く
17トンボズシ逗子その昔、バラエティショーにもよく出ていたのを記憶していますが…
18トモカズミウラ三浦もちろん「大根」役者ではありません
19キンタローアシガラ南足柄字数オーバーで「南」はカット
「市」に限定すると上のようになりますが、「町村」もOKならば、18位には「ジンジャーサムカワ」が入って以下1つずつ下へ。南足柄の「次点」は、先日大往生を遂げた「キンキンアイカワ」…。
♯ダービーって、牝馬はNGだったっけ?

[87959] N さん
[87961] オーナー グリグリ さん
四日市市、津市、松阪市、桑名市、伊勢市。どうだ! 残念、おしい^^;
3番目はサーキットで名高い、「時刻表の代表駅が不適切」な市(実は私が三重県内で初めて訪問&宿泊した市。一時は県庁所在地を抑えて2位だった時期も)ですね。「焼き蛤」が「赤福」よりいつの間にか上に来ていたのには、いまだに違和感が…
[87952] 2015年 6月 25日(木)22:57:23伊豆之国 さん
北関東県境錯綜地帯
今晩のTV番組の中で、5年前のオフ会でも話題になり、多くの参加メンバーの方々も実地踏査された「北関東県境錯綜地帯」(第7回オフ会記録)の話題が出ていました。…この辺りでは、巷でいろいろと話題になっている「バトル」とは無縁だとか…。終わった後でチャンネルを回すと、十番勝負「戦国市盗り合戦」でわずか5万石?しかもらっていないのに、なぜか「名誉領主」扱い?になっているらしい([87441] 白桃 さん)、祖母の故郷でもある埼玉県最古参の市が出ていました。でも、先日の火事で焼けた「菓子屋横丁」が気がかりですが…。

[87947] 白桃 さん
三重県の某市にしばらく滞在し、その市名がついたゼンソクにかかりました
路線も車両のサイズも「ミニ」の、現在日本中で最も「若い」鉄道会社がある市ですね?。そして、この市を通る別の私鉄では、十和田市では3年前に聞けなくなった「あの音」がまだ聞けるのですね…。(ヒント…[83652],[78445])
[87914] 2015年 6月 12日(金)00:02:01伊豆之国 さん
電話番号から見る「阪神」
「明石は『阪神』か『播磨』か?」という話題で、ご当地ゆかりの方々をも巻き込んで大論争になっているようですが、「落書き帳」の初期を賑わせていた話題「電話の市外局番」では、「阪神」とはどの辺りを指すのか、ということを調べてみたくなって…

NTT西日本のHPなどから、兵庫県南東部の各市町の電話の市外局番・MAを見ると、次のようになっていました。

MA市外局番県内の該当地域
大阪06尼崎市
池田072(旧0727)伊丹市、川西市、猪名川町、宝塚市の一部(雲雀丘花屋敷地区など)
西宮0798西宮市(大半)、宝塚市の一部(仁川地区など)
0797宝塚市(大半)、芦屋市、西宮市の一部(名塩地区など)
神戸078神戸市、明石市、播磨町南東部、加古川市土山地区、西宮市山口地区
加古川079(旧0794)加古川市(大半)、高砂市(大半)、稲美町、播磨町北西部

…ざっとこんな具合で、明石市はその全域が神戸市と同一MA・同一市外局番になっていて、お互いに市内局番からかけられる区域になっており、「電話局番」という面から見れば、明らかに「阪神」地域に入っていることが読み取れ、その西隣、わずか10km2にも満たない狭い播磨町を真っ二つに割って([45564] 逆太郎 さん)、加古川MAより西側が「播磨」ということになりそうです。ただ、私が記憶しているところでは、昭和50年頃までは、神戸市も明石市も市内全域が同一市外局番ではなく、神戸市北区の山間部、美嚢郡であった北区淡河(おうご)地区([80188],[87902] k-aceさん)などには「0780x」という市外局番の地域が複数あって、自動通話にもなっていないことを示す「◎」印がついていたこと、また現・西区(当時は垂水区の一部)の伊川谷地区も「0789」という市外局番だったこと、明石市でも西部の二見地区は「07894」(?)という市外局番になっていたことを当時の電話帳で見ているので、あるいはまだこれらの地区は「阪神」に同化されていなかったのかもしれませんが。一方、尼崎市が「府県境越え」で大阪市と同じ「06」区域だというのは、やはり「阪神工業地帯」などで大阪とのつながりが強かったせいなのでしょうか。

♯今夜のTVを見ていたら、白桃 さんの故郷が画面に登場し、伝統の地場産業「手袋作り」が抱える苦悩と、それを乗り越える手段についての話題が出ていました…。
私は、栗林公園には二昔ほど前に行ったことがあります。偕楽園、兼六園ももちろん見たことがありますが、岡山の後楽園はまだ見たことがありません…(岡山市内では、吉備津神社・吉備津彦神社・足守と回ったのですが、旧市内は素通り…)。
[87892] 2015年 6月 6日(土)13:28:09【1】伊豆之国 さん
落書き帳参入8周年前祝
早いもので、私がこの落書き帳に初書き込みをして以来、明後日で満8年ということになりました。そこで、「前祝」といったら自分でも変ですが、いくつかのレスと、気になった話題とを。

[87885] 白桃 さん
ある漢字が入った市はすべて、その字からイメージするのとは逆に、人口がどんどん減っていき、とっくに3万人を割っております。果たしてその漢字とは???
そのうちの1つは、以前「意外な場所にある地方銀行」が話題になった市で、この県にある球団に最近まで所属していた選手の苗字と同じ名の市でしょうか?

[87887] オーナー グリグリ さん
方角文字(東西南北)の入った自治体が一つもない都道府県はどこでしょう
[87888] 桜通り十文字 さん
この県は4つあった方角市町村がすべて消滅したのですね
「この県」で最後に残っていた方角の付く町は、"Gold Station"がある町ですね。

…「東南西北」が出たからには、ついでに麻雀で「白発中」も行きましょう(笑)。
「発」の付く自治体は新発田市だけ、「白」は6市7町3村([82976] hmt さん、[83002])、「中」は10市14町6村2特別区(こちら)。新発田市がある新潟県は、他に「役」が付くのは「南」の1市1町だけ。その一方、「発」以外の6つがそろっている道県があるようなのです。さて、どことどこでしょうか?

【追記】
新潟県には、「平成の大合併」前までは、潟東村・西山町・西川町・川西町・山北町・白根市・中条町・中之島町・中之口村・中郷村があったので、当時からあった新発田市・津南町とあわせて、全国で唯一、「東南西北白発中」が全てそろっていたのですね…。

ところで、今日はここにもゆかりがあるという年頃の娘どもの、毎年恒例の「お祭り」があるようですが(私は大して関心もないので、いつものようにその「裏」の旅番組を見ることにします)、その向こうを張って?、あの「パロディ風」銭湯([86351])もある、このところ再び「休業」された?らしい古参メンバーのお膝元から、こちらも「パロディ風」の人気投票を実施する、という広告がネット記事に出ていました。題して、「TKD(=東海道)57・総選挙」。
こちらのHPによると
6月2日(火)より宿場町人気投票「TKD(とうかいどう)57総選挙‼」を開催します‼
東海道には57の宿場がありますが、その中で最も人気がある宿場がどこか知っていますか??
そんな疑問を解消するべく、東海道の57の宿場を対象に宿場町の人気投票を開催します!!
草津宿街道交流館と史跡草津宿本陣以外にも、郵政博物館(東京都)、東海道かわさき宿交流館(神奈川県)、東海道町民生活歴史館・志田邸(静岡県)、豊橋市二川宿本陣資料館(愛知県)、亀山市歴史博物館(三重県)の東海道沿いの5ヶ所の施設でも投票していただけます。また、このホームページでも投票を受け付けておりますので、トップページから専用のページへアクセスしていただき、ご投票ください。
投票受付は各施設、ホームページとも6月2日(火)から始まりますので、是非ご参加ください。
・投票期間 平成27年度6月2日(火)~6月30日(火)
…あれ?東海道は「五十三次」のはずでは?と誰しも疑問に思うところですが、果たしてその答えが、その古参メンバーの書き込みにありました。
東海道を五十三次としない考え方もあります。五十三次ほど有名ではありませんが、現在の大津市と京都市山科区の境にある髭茶屋追分で分岐し、京を迂回して伏見からほぼ現在の京阪本線のルートに沿って大坂まで行く東海道五十七次というものもありました。これに従うと、問三の想定解に八幡市、枚方市、寝屋川市、守口市、大阪市の5市が加わることになります
([81797] 実那川蒼 さん)
ということで、京都の手前で分岐して淀川の南東側に沿って大阪までの間にあった、伏見・淀・枚方・守口の4宿を加えた57宿を投票対象としているようです。
[87858] 2015年 5月 23日(土)21:47:23【2】伊豆之国 さん
第3回Pair City七番勝負を振り返って~伊東に行くならハトヤ、電話は4126~
今回の感想文も、前回(第2回)や先の第40回十番勝負と同じスタイルで。

問五~伊東に行くならハトヤ、電話は4126~
最初にわかったのがこちら。「ご当地」を含むペアを探して見つかった。全国最ミニ市とのペア。

問一~ここは鹿児島、旅路の果てよ~
「旬」の話題で新幹線とまず思っていたが、みかちゅう さんの「横浜市/広島市」([87550])で「高速バス」に目が行ってしまって迷路に。新横浜発の列車があるとは知らなかった。わざわざ時刻表(ミニ版ですが)を買ってきて、本当にあることがわかった。NGの組み合わせから、「毎日運転している列車」と見る。3年前の夏の旅路([81852])を思い出し、確実なところから。共通項が「(クイズ開始日の)4月25日に運行している列車」だったとは意外だった。結果的に安全側だったが。

問七~清水港の名物は~
「船」関係であることがわかる。旅客船の定期航路の出発・到着港の組み合わせと読む。答えを見つけるために照らし合わせたのは「日本旅客船協会」のHP。前回の十番勝負で静岡県の市を答えられなかったので、問五に続いてやはり「伊豆」絡み。伊豆市の土肥から、清水港へのルートが見つかる。運航ルート図にはお題でNGの沼津~戸田~土肥のルートもあったが、既に運航停止になった([87829] オーナー グリグリ さん)とは知らなかった(現在は不定期の団体貸切船・チャーター船として運航しているようです(戸田運送船(株)のHPより))。NGの理由は「同じ市内の港に途中で立ち寄っている」からだと思っていた。昔は親父の田舎・西伊豆町の堂ヶ島まで通じていたのだったが…([75051])。それにしても、定期船の航路、知らないうちにこんなに減っていたとは…。「しまなみ海道」の開通で瀬戸内の航路もだいぶ整理されたのでしょう。沖縄本島から宮古島・石垣島への定期客船がなくなったのは、[74152] Issie さんの記事で知りましたが、「旅客船協会」のHPを見ると、今も再開されていないようです。

問三~都をば霞と共に立ちしかど~
割と近所の市同士のペアが並んでいたので、まず「道」関係かと思ったが違った。地図を見ているうちに「間に村を挟んでつながっている」と気づく。お題の三重県ペアがNice!だった。村が全滅している県なのに、お隣の県の山の中の「村の連鎖」で見事につながっていたのでした…。まだまだ続く東北支援で。後になって、[65565] Pachi さんの書き込み
那須山麓による白河地方と会津地方との隔絶が明確だと言う事でしょうか
西白河郡西郷村は南会津郡下郷町とは隣接していますが、ここまで明確な数値で境界線が引かれるとは思いませんでした
をふと思い出しました…。

…ここまで奇数問ばかり4問、ノーヒントでわかったのですが、偶数の3問は手がかりがつかめなかったり、後一歩まできていながら詰められなかったりと、[87640]で書いたような愚痴も…。ヒントが出て、まずそのうちの2問が。

問二~日本で最初の富岡製糸~
「隣接市同士の人口差」ということまでは薄々気づいていたが。上限と下限があるとか、順位とかも考えていて詰め切れなかった。地元の「若大将」が顔を見せていなかったのでこちらで頂き。8年前の夏に行ったときは暑かったな~([60538])。

問六~秋田名物、八森ハタハタ~
ヒントとこれまでの答えから、「面積の足し算」だとわかる。またまた「ご当地」の市とぴったりうまくいったペアが見つかった。

問四~一はやっぱり富士の山~
皆さん方と同じく、やはり最後まで苦闘した難問だった。第二ヒントまで出てもさっぱりわからず。ようやく第三ヒントで「市の鳥が同じ」組み合わせだとわかる。お題といくつかの既出解から、市のホームページを開いて照らし合わせ。いくつか調べて、近所の市と、前回の十番勝負で答えた「大御所」のお膝元の組み合わせを。

♭今回の選曲は…
問五:子供の頃に耳にたこができるほど聞かされたあの名CM。本当に久しぶりにTVで流れていたのを見て、思わず…。
問一:歌詞に日本海側の港町が出てこなかったので、賞を取りそこなったとの噂。
問七:エスパルス、今年も厳しい戦いが続いています…
問三:秋風ぞ吹く白河の関、ですが、この歌を詠んだ能因法師は、本当は白河の関には行ったことがなかったとか。…雨情の伊豆大島、藤村の渥美半島と同じだったのですね…([72181])。
問二:「上毛カルタ」の「に」の札([17754] YSK さん)。
問六:秋田音頭の歌い出し。
問四:童謡「背比べ」の歌詞には、富士山が出てきます。その日は5月5日だったのですが、書き込みのボタンを押したのは日付が変わってからになってしまったので、「六日の菖蒲」に…。

♯今日のTV番組から。毎週のように見ている旅番組で、3年前のオフ会でご一行様が訪れていた「木曽三川公園」([82265] hmt さん)が出ていました。島崎藤村が行かなかった渥美半島も(私は17年前に訪れています)。そして、問七で答えた清水~土肥のフェリーまで出てきて…。そのあとの番組では、江東区「清澄白河」。「白河」の町名は、「寛政の改革」で名高い白河藩主・松平定信公の墓所があることにちなんでいるそうです(江東区の地名由来)。

[87776] k-ace さん
日本一長距離を走るという高速バス路線「Lions Express」が本日【5月16日】出発分で運行休止となります
3年前の長旅([81852])の思い出、しっかり胸に残しておきます…。
[87769] 2015年 5月 15日(金)22:52:52伊豆之国 さん
Re2:東京都を通過する列車
[87758] デスクトップ鉄 さん
「日比谷線経由の東武・東急直通」は、メトロ日比谷線の車両が1964年当初は日吉・北越谷間に、2013年の中目黒打ち切り直前は菊名・東武動物公園間に運転され、東京都を通過してていたという意味で書きました
東武の車両が東急線内を、東急の車両が東武線内を運転していたという意味ではありません
…ややこしいことですが、これは「実際に直通運転していた」のではなくて「車両の運用」ということなのでしょうか?
確かに「東横線~日比谷線~伊勢崎線」を直通する列車は結局運行されることはなかったようで、東急の車両(7000系など)が東武線内を、東武の車両(2000系など)が東急線内を走ることは見られなかったようですが、(営団→メトロの)日比谷線車両は東急にも東武にも乗り入れ運用されていたので、例えば、日比谷線の同じ編成の車両が「日吉→北千住→中目黒→東武動物公園」というコースで運用されていた、という意味に解釈するということでしょうか?

現在の上野東京ライン経由で、1961年3月から68年9月まで「湘南日光」が日光・伊東間に運転されていました
それと、かつて平(現・いわき)から伊豆急下田(伊東?)まで、現在の「上野東京ライン」の前身に当たるルートを利用して、常磐線と東海道線を直通する「常磐伊豆」という臨時急行が、昭和40年頃に運行されていたことを覚えています。このルートを使用して、我孫子発着の臨時「踊り子」が運行されているようです。
また、千葉駅から秋葉原・新宿を経由して東武日光までの臨時「日光」号も運行されているようです。
[87757] 2015年 5月 14日(木)21:46:32伊豆之国 さん
Re:東京都を通過する列車
[87750] デスクトップ鉄 さん
地下鉄による相互乗り入れは、京成・京急直通以前の1964年8月29日に日比谷線経由の東武・東急直通が開始されましたが、2013年3月の五社直通で中目黒で打ち切りとなりました
日比谷線との相互乗り入れは、当初から東武からは中目黒まで、東急からは北千住までで、3線を直通する列車は元々なかったはずですが(こちら)。…ところで、信濃路へと流れていった元日比谷線の電車(3000系)は、屋代線([77584]Issie さん)無き今、まだ残っているのでしょうか?
[87727] 2015年 5月 11日(月)00:07:12【1】伊豆之国 さん
ようやく一息つきましたが…
伊豆の国市の「韮山反射炉」が「世界遺産」に登録「秒読み」だそうで…

今回の七番勝負。「お家芸」の領域だったのに決定的に出遅れたり、すぐ近くまで来ていたのに詰めが甘かったり、と予想以上に苦闘。一桁順位に入ったのは一つもなく、最終着順も18位と、前回よりも大幅ダウン。それでもようやくミスもなく終わって、しばらくは高見(k-ace のさん故郷で一番多い苗字…[65508])の見物…。

ところで、いつものように「鉄」系の動画を見ているうちに、リンクをたどって行くと「落書き帳」でも取り上げられた話題に関係する動画がいくつか見つかりました…。(UPされた時期が数年前で、少し古くなっているデータもありますが)

明治22年の都市人口ランキング…「白桃市町村人口研究所」データを見るまでもなく、明治以降の都市の栄枯盛衰が…。
北日本都市ランキング…北海道・東北+新潟が対象。その1からその5まであり、「その5」がトップ20でした。
各県代表駅を東京の駅と比べてみた…茨城・千葉・滋賀は意外な駅が1位だったとは…。愛媛のトップはやはりあの駅であることは、ご当地ゆかりの方のおっしゃる通り。埼玉・兵庫なども「時刻表の市代表駅」がやはり不適切であることは一目瞭然…。
【追加】
東京近郊・乗降人員の少ない駅…東京・神奈川・埼玉・千葉の1都3県にある駅(路面電車は除く)で、近隣の駅に比べて相対的に利用者数が非常に少ない駅をリストアップしたもの。ターミナル駅の隣にある「鈍行」しか停まらないような駅などが多く見られます。あくまで「都心への通勤圏内にある駅」に限定されているようで、例えば房総半島の先端部とか、箱根登山などは対象外のようです。以前に話題になった京成「大佐倉」駅([66746] オーナー グリグリ さん)も画面に登場してきました。

>いろずー さん
十番勝負
前回の私と同じミス([85349] 白桃 さんのご指摘まで気づかず)をしていますね…。
[87689] 2015年 5月 6日(水)00:25:25伊豆之国 さん
七番勝負
問四:富士見市・日野市
[87640] 2015年 5月 2日(土)10:29:59伊豆之国 さん
七番勝負
今回は奇数よりも偶数の問題が難しいみたいで、「偶」の音も出ませんでしたが、やっと…

問二:安中市/富岡市
問六:秋田市・伊豆の国市

問四は意味がどうもよくわかりません…
[87590] 2015年 4月 26日(日)23:47:28伊豆之国 さん
七番勝負
問三:会津若松市・白河市
[87584] 2015年 4月 26日(日)21:33:38伊豆之国 さん
七番勝負
問一:福岡市/鹿児島市
問七:静岡市・伊豆市
[87545] 2015年 4月 25日(土)22:22:05伊豆之国 さん
七番勝負
問五:伊東市・歌志内市
[87476] 2015年 4月 18日(土)21:08:41伊豆之国 さん
旅番組を見て気になったこと
番組内容に露骨に横槍を入れるつもりはありませんが…。TVの旅番組を見て気づいた、明白な誤り2題。

<その1>
一昨日の「ケンミンSHOW」。「埼玉県各地の知られざる名物うどん」の話題が出ていましたが、番組の中で、消滅からもう14年も過ぎた「大宮市」の文字が何度も画面に…。

<その2>
今晩の「高速バス乗り継ぎ旅」。ナレーターが「松山駅」と何度も言っていましたが、この映像を見ると、どう見ても「松山市駅」ですね…。それに、駅周辺の繁栄度が全然違いますし([82932][82963] ペーロケ さん,[82961])。
[87472] 2015年 4月 15日(水)23:52:26伊豆之国 さん
治部里の森だより
金沢名物の治部煮、ではなくて「ジブリの森」の三鷹より。

[87467] オーナー グリグリ さん
○三鷹市長
現職の清原慶子市長は立候補せず。元副市長の河村孝氏と元市議の岩田康男氏が立候補を表明。女性市長は存続せず
…のはずだったのですが、後継候補に予定していた男性新人が急病に倒れたため、清原氏が急遽4選に向けて出馬することとなったようです。

三鷹市長選(十九日告示、二十六日投開票)に出馬表明していた新人で前副市長の河村孝氏(61)が、十三日に脳疾患を発症したため出馬を取りやめ、引退表明していた現職の清原慶子氏(63)が十四日、急きょ四選を目指し出馬を決めた(中略)河村氏は集中治療室(ICU)に入院中で十四日は面会できず(中略)選挙直前の急病とあって、代わりの候補となるのは「三期で終わるのが意外だった」(関係者)とみられていた現職の清原氏以外、いなかったといえる
(東京新聞より)ということで、選挙戦は清原氏と、元市議の男性新人との一騎打ちということになりそうです。
選挙結果が出ましたら、「女性市長の一覧表」の更新をお願いいたします。
[87452] 2015年 4月 5日(日)22:33:31伊豆之国 さん
愛発越え
選抜高校野球は、福井県の敦賀気比高校が北陸勢として初めての全国制覇を果たしましたが、
[87447] ペーロケ さん
疋田超え
現在の敦賀市疋田付近と思われる場所に、今から1300年近く前の奈良時代、「愛発(あらち)関」という関所が設けられていました。この「越前国愛発関」は、伊勢国の「鈴鹿」、美濃国の「不破」と共に当時の「三関」の一つに数えられ、畿内から北陸方面へ向かう街道の防御上の重要地点として機能されていました。しかし、平安時代の初めに他の2ヶ所と共に廃止され、その後再び「三関」が復活した際には、「愛発」に代わって、平安京のすぐ近くに「逢坂関」が設けられることになり、「愛発関」はその後復活することなく消えて行きました([14561] まがみ さん)。「鈴鹿関」と「不破関」は、関所がなくなってからもそれぞれ「関(町)」「関ケ原」の地名を残し、また後世には東海道、中山道の重要な通過点として機能していたのに対し、「愛発関」の記憶は時とともに忘却の彼方に去って行き、かつて関所があった場所も今でははっきりわからなくなっているようなのです。明治22年の町村制施行で、疋田など12村の合併によって愛発村が発足するのですが、統合前の村名に「愛発」というのはなく、おそらく江戸後期までには「愛発」の地名は既に消失していたような気がします。その愛発村も、昭和30年に敦賀市に編入されてその名が消え、現在は市内の町名・大字としても残っていないようです。

さて、この「愛発関」にまつわる話として、渡辺久雄氏著「忘れられた日本史」(昭和45年初版、[72732])の中で、「関所と間道」という一節で取り上げられています。この記事では、この「愛発関」が絡んだ奈良時代の大事件「恵美押勝の乱」の顛末と、当時の近江・越前国境を挟む地域の交通路と地形の関係、それに直接「愛発関」とは関係ないものの、やはり近江から越前へと落ち延びて行った源義経と新田義貞の脱走ルートと、後世の「北国街道」との関係などが書かれており、最後の部分では「愛発関はどこにあったのか」という考察と実地踏査のことが書かれていました。
この本によると、奈良時代頃には、畿内と北陸を結ぶ幹線ルートとして、大津からほぼ現在の国道161号線に沿うルートで、旧マキノ町から県境を越え、疋田を経て敦賀に向かう「西近江路」がメインとされ、陸路よりも、むしろ大津から船で琵琶湖を縦断して海津(旧マキノ町)で再び上陸するほうが多用されたこと、「愛発関」を突破して越前に逃れようとした押勝が朝廷軍の防戦にあって退却を余儀なくされ、結局湖上と陸路とを右往左往した末に捕らえられて最期を遂げたことが書かれており、また「義経と義貞の脱走ルート」に関係する部分では、江戸時代の1815(文化12)年に書かれた「越前国名蹟考」という本に記されていた地図に示されていた、当時の主要街道や「裏街道」など、必要な箇所を写した地図が出ており、現在北陸トンネルが貫通している「木の芽峠」越えの道と、戦国時代に柴田勝家によって開かれたと伝えられる北国街道、それ以前に「西近江路」に次ぐ正規の街道として存在したといわれる塩津街道、やはり北国街道前からあったといわれる高時川沿いの大回りルート(現在の滋賀県道285号に相当)などと、さらにこれらの道筋がいずれも断層に沿った構造谷に沿っており、こうした地形を利用して道が開かれたのではないかとの推測も書かれていました。
最後にある「愛発関の位置の推測」では、当時運行されていた、海津方面から県境越えのバスに乗って、近江・越前の境界線上にある、その名も「国境(くにざかい)」という場所でバスを降りて敦賀方面へと、「西近江路」に当たる国道161号線を下って歩いたときの「道中記」が書かれ、「国境から疋田の間までは、両側に山が迫って関所を置くのに適した土地が見当たらず、結局「西近江路」と、現在の国道8号のルートに当たる「塩津街道」、それに後の「北国街道」から「椿坂峠」の手前で分かれて西へ向かう道が落ち合う、現在の「疋田」付近こそが「愛発関」が置かれた場所にふさわしい、と締めくくっています。
現在の疋田地区には、「愛発公民館」が建っています。

…落書き帳の過去記事から「愛発」を検索すると、8件ありました。しかし、そのうち7件までが2003(平成15)年までの古い書き込みであり、しかも「愛発関」そのものや、関所を越える街道について具体的に書かれた記事は見つからないようでした。最新である[85668] (白桃 さん)の書き込みも、「麻雀地名」ネタとして取り上げられているだけでした。

「近江・越前国境を越える交通路」というと、北陸本線のルートと、その変遷について書かれた過去ログのほうは、いくつか見つかりました。福井県の旧越前国内で「嶺北」と「嶺南」とを分ける「木の芽峠越え」の箇所は、昭和37年の北陸トンネル開通により、それまでの山越えルートより距離・勾配ともに大きく緩和されたのですが([61344] hmt さん)、滋賀・福井県境を越える箇所、木之本(駅名は「木ノ本」)~敦賀間のルートも、それと相前後して付け替えられ、昭和41年までに現在の線形が完成しています([49460] Issie さん)。旧ルートである「柳ヶ瀬越え」の区間は、木ノ本から椿坂峠の手前までは北国街道(現在の国道365号線)に沿い、旧余呉町内の「椿坂峠」の手前で北国街道と分かれ、県境を「柳ヶ瀬トンネル」で抜けて敦賀市域に入り、疋田の先で現在のルートに合流していたのですが、急勾配が連続する山岳路線で、当時のSL列車も峠越えの急坂に難渋し、特に「柳ヶ瀬トンネル」はその中も急な上り坂になっていて、列車がしばしば立ち往生し、機関士が「失神」して窒息死するといった事故も起こり、「魔の路線」として名高かったそうです。そのため、早くから路線付け替えの計画もあったようですが、実現したのは戦後になってからで、その経過は[49460]にある通りでした。旧ルートが路線切り替えと同時に廃線となった北陸トンネルの前後と違って、「柳ヶ瀬越え」のほうは旧線もしばらく残されていたのですが、当初は単線で開業した新ルートが、登り坂になっている上り線をループ線による別線複線化の工事により、旧線は複線化の完成前の昭和39年までに全廃となっています。路線跡は国鉄バスの専用道路となり、柳ヶ瀬トンネルもバス道路として使われていたのですが、それも現在では県境越えの区間は廃止され([48920] むっくん さん)、残った部分はそれぞれコミュニティバスが細々と運行されているという状況になっているようです。敦賀から上り線に乗ると、ループ線から見える敦賀湾の水面が、周囲の状況をよく知らない乗客からは、一瞬「もう琵琶湖が見えるのか」と錯覚させるように見えるのは、ちょっとした話題になっていました([84479],[84485] 白桃 さん、[84484] NTJ会長 さん)。

…先日、青函トンネルの中で列車の床下から煙が発生し、乗客全員が近くの「竜飛海底」駅(既に駅としては廃業)まで歩き、そこから隣接する「青函トンネル記念館」の地中ケーブルカーを使って地上に避難した、という事故がありました。これを聞いてとっさに思い出したのが、昭和47年に北陸トンネルの中で起きた列車火災。食堂車から火が出て、多数の死者が出た大惨事でした。この事故がきっかけとなって、食堂車が国鉄~JRから次々と消えて行ったのはよく知られているのですが、ついにJRの定期列車から絶滅してしまった「ブルートレイン」の衰退も、あるいはこの「北陸トンネル事故」がその遠因の一つとなったようにも思えるような気がするのですが…。
[87432] 2015年 3月 29日(日)14:50:18伊豆之国 さん
Wood River & White Town
[87422] hmt さん
どうやら「紀川」から「紀ノ川」になった後、最近では「紀の川」の表記が使われるようになったようです
過去記事検索で「紀ノ川」と「紀の川」の両方を同時に含む記事を検索したところ、全部で8件。意外にも?最も古い記事が、私が[76738]で書き込んだ「妹背山」の話題。書物からの引用記事で、和歌の中では「紀の川」、その解説文などには「紀ノ川」と書かれていたという、半ば偶然性によるものでした。そして、8件のうち5件が「紀の川市にはなくて和歌山市にある紀ノ川駅」の記事で、そのうち私の[85544] など4件が、「第2回ペアシティ七番勝負・問四」の共通項に関する記事でした。「木曽三川・宝暦治水工事」([82282])で引用した、昭和44年初版の「南紀の旅・伊勢志摩」(松本清張・樋口清之両氏著)という新書本には、「紀の川」という項目があり、文中の表記も、「紀の川」に統一されていました。
「○ノ△/○の△」という表記の「揺れ」は、「丸の内」「江ノ島」など相当な数に上り、「きのかわ」のように地元でも表記が混乱している例もかなり多そうです。川崎市の「みぞのくち」のように、駅名の表記がJR「武蔵溝ノ口」、私鉄「溝の口」と異なり、更に地名の正式表記はどちらも入らない「溝口」というように、「三本立て」になっているといった例も見られます。
hmt さんが[87422] でリンクされている「国民学校・初等科地理」のページをめくってみると、「霞浦(かすみがうら)」「関原(せきがはら)」「駒岳(こまがたけ)」というように、「○が△」という地名でも、「ヶ・ケ・が」のいずれも入らない表記に統一されているようです。その当時は、「公式表記」とは違っていても、「国定教科書」ではこのような表現に統一していたのでしょうか。蛇足ですが、宮城県「しおがま」の表記が「塩竈」でも「鹽竈」でもなく「塩釜」になっており、この教科書が発行された昭和18年の時点では既に「塩竈」が公式の統一表記となっていたはずですが(塩竈市HP)、こうした「表記の揺れ」には、そんなご時勢の中でも案外緩やかだったのでしょうか。

ところで、[87388] で出したクイズ
【問】南房総市、白山市、南アルプス市、北杜市、東かがわ市…さて、この各市の共通項は何でしょうか?
ですが、
[87400] 白桃 さん
[87388]伊豆之国さんのクイズのキーワードは■に入る漢字だと感じます。
   自
   ↓
紅→■→金
   ↓
   桃
…まさにその通りです。
[87391] 白桃 さん
郡上市で金メダル
[87397] オーナー グリグリ さん
「沼田市」で銀メダル
いずれもご名答でした!!
この共通項、「縛り」も入れて長々と説明すると本物の十番勝負になってしまうので、後は皆さんで考えていただきましょう。
[87399] 2015年 3月 15日(日)16:47:01伊豆之国 さん
第40回十番勝負を振り返って~牛に引かれて善光寺参り~
もうすっかり忘れられた頃になってしまいましたが、今頃になってようやく十番勝負の感想文を書き込む暇ができました…。スタイルは[86710]と同様に。

問四~祇園精舎の鐘の声~
「鉄」か「道」か、ある一本の「筋」に沿って並んでいる。総社市を山陽新幹線がわずかにかすっていることに気づく。最初に選ぼうとした市が直前に答えられていたので、今年の(3年前も)大河ドラマにもゆかりの、時折適切なアドバイスをいただいている中堅メンバーのお膝元に。

問九~敷島の大和心を人問はば~
4番目の読みが「か」か「が」のどちらか。拾ってみるとちょうど40市だった。昨夏の道中でいろいろとお世話になった、超ブランド牛でも名高い、豪商と国学者ゆかりの、甲子園準優勝校の地元([86335])に。

問十~箱根八里の半次郎~
同音異字の市町村がある。過去問に類題がいくつかあり、NGの市との「境界線」の違いが微妙な「綾」だった。余りにも単純すぎるようなので、何かの別海だったのかとも思ったりした。箱根駅伝の「山登り」で超人的な記録を達成した「三代目・山の神」の出身地が、何と可住地率100%のこの市であることがスポーツ新聞に書いてあった。

…ここまでの3問は、最初の答合わせが出る前に、一気に。

問一~味は椎茸、可愛や苺~
濁音が含まれている市で人口上位。地元の市が入っていたので、これで7度目。

問六~東は宇治の翠巒を~
「○○市」駅がある市。問九からの流れで。その道中の最終目的地、日本国中の神々の総元締めの地。

問八~象潟の雨に西施がねぶの花~
「金」の字が付く駅がある。奥の細道ゆかりの地を。後になってみて、「やはり、これはいつかは出る問題だろう」と…。

問二~牛に引かれて善光寺参り~
問一と同じく濁音を含む市で、こちらは面積の広い順。「そば県」の県都がそんなに広くなっていたとは、今更ながら…。

問三~想い出酒に酔うばかり~
人口が少なく過疎地域にある市が並んでいたので、最初は「過疎地域指定」かと思ったが違っていた。人口密度のランキングを見ると当たっていた。よく見ると濁音が入らない市ばかり。お気に入りの市があまり残ってなく、結局2回目だったが、新潟県の市を答えたのは随分久しぶりのような…。

問七~富士の高嶺に雪は降りける~
共通項がさっぱり浮かばず、「苦しいときの地図頼み」で、お題とこれまで出てきた市を片っ端から当たってみたら、いずれも「『三』の字が付く町村と隣接」というのに気づいた。第37回の問五と同様、「またも『外し』か…」([83509] みかちゅう さん)と唸る。隣県にある該当する市がまだ出ていない。博学を誇る落書き帳の大御所のお膝元を。

…このところの難度UPが目立ってきたことへの「揺り戻し」なのか、皆さん方がおっしゃるように今回は打って変わって平易で素直な問題が多く、解答のペースの速さに引きずられる形にもなって、ここまでノーヒントで9問。今まで2番目の速いペースでしたが、残る問五がどうしてもわからず、第30回に続く2度目のノーヒント完答は成らず…。

問五~来たぞ、我らがウルトラマン~
第一ヒントから、「施行日ではない」。そこで「雑学」から調べて、ようやく「市の誕生日が3月31日」であることが…。「こちらは『時季外し』…」と。「東北支援」で福島県から。
…この市名を書いた瞬間、少年時代の正義のヒーローの主題歌が脳裏から離れなくなって…。

♭今回の選曲は…
問四:第2回「七番勝負」と同様。壇ノ浦の海に消えて行った平家一門を偲んで。
問九:この地で生涯の長い時期を過ごした、本居宣長の代表的な和歌。
問十:この市と直接無関係ですが、箱根駅伝で大記録を樹立した神野選手の快挙を称えて。
問一:今では「幻の名産」になっているであろう、かつての農村時代の特産物を歌いこんだ「町田音頭」の5番の歌詞より。
問六:三重高校の校歌の歌い出しに出てくる、神々しいお伊勢さんの森([86336] いろずー さん)。
問八:往年の景勝地を詠んだ芭蕉の名句。
問二:これは説明の必要はないでしょう。
問三:この地出身で、若くして世を去った演歌歌手の地元だそうですが([68934] Issie さん)、私はさっぱり知らないので、代わりに同じファーストネームの、同じく越後出身の誰でも知っている大物のほうの名曲を。
問七:この市と直接には関係はないのですが、市名の由来でもある富士山を詠んだ萬葉の名歌の、改作されていない「元歌」のほうを。
問五:「ウルトラマン」を初め「特撮・怪獣映画」で名高い円谷英二監督は、この須賀川市出身。…「円谷」さんといえば、東京五輪で銅メダル、次のメキシコを目前にして「もう走れません」と自殺した悲劇のランナー・円谷幸吉選手も同郷でした。

♯前に書いたとおり、今回は難度が大幅Downしたこともあって解答のペースが速く、メダル争いには絡めませんでしたが、半数以上の6問で「入賞」を果たし、まずまずの結果だったと思います。また、今回は静岡県からの解答がありませんでしたが、これは第32回以来8大会ぶりでした。

…さて、今回は「鉄」系2問の考察文を長々と書いているうちに、「戦国十番勝負・市盗り合戦」なる新企画が登場して、今後の戦術に影響してきそうです。今までのペースを守るか、作戦を練り直すか。まだ方針は固まっていません…。

さて、
[87387] オーナー グリグリ さん
北陸新幹線開業記念クイズ
「村」限定バージョンでやってみました。まず、同一県内だけでできる組み合わせから。
(原村、白馬村、王滝村、大鹿村)
(阿智村、朝日村、木島平村)
(平谷村、中川村、小谷村)
(渡嘉敷村、今帰仁村)
あと、
(上北山村、東吉野村、北山村、黒滝村)←3番目が惜しい!!
(嬬恋村、猿払村、喬木村)
(南阿蘇村、水上村、筑北村)
(栄村、生坂村、葛尾村)
(高山村(群馬)、曽爾村、大潟村、昭和村(群馬))
(中島村、明日香村、上野村)
(小菅村、野田村、利島村)
(鶴居村、丹波山村、小笠原村)
(鶴居村、丹波山村、西米良村)
…このパターンだと、どうしても不可能なものがありますね。

それから、
(佐倉市、さくら市、桜区)
は反則でしょうか?

[87388]のクイズの答えは、後ほど。
[87388] 2015年 3月 14日(土)10:21:47伊豆之国 さん
祝!北陸新幹線開業記念・十番勝負異聞
本日、北陸新幹線・長野~金沢間が開業しましたが、これに伴い、「十番勝負」のいくつかの過去問について、想定解に変化が生じたものがあります。

■第37回・問五「『三』の字がつくJR駅がある」→長野市にある信越本線の「三才」駅が「しなの鉄道」に移管されるため、長野市が該当しなくなります。
■第27回・問五「JRの駅が13以上ある」→並行する各在来線の移管により、上越市・糸魚川市・富山市が該当しなくなります。なお、青森市と八戸市は、平成22年12月4日の東北新幹線青森延伸に伴う東北本線八戸以遠の「青い森鉄道」移管により、既に該当しなくなっています(青森市のJR駅は現在12駅なので、「惜しいところで該当しない市」になっています)。震災の被害により、気仙沼線と大船渡線の一部が不通になったままになっている気仙沼市も、第40回の問八や、「五番勝負」第3回の問四でも物議を醸した「代行バス」を「鉄道とはみなさない」と定義すれば、「該当しない市」ということになります。また、宮古市は、昨年3月の岩泉線の廃止後も、市内に14のJR駅が残っていたのですが、やはり震災で運休中の山田線の海側の区間が復旧後は三陸鉄道に移管されることが決まったため([86828] スカンデルベクの鷲 さん、[87385] じゃごたろ さん)、「磯鶏」「津軽石」の両駅がJRから外れ、「該当しない市」になることが決定的になっています。
■第25回・問一「『温泉』の付くJR駅がある」→北陸新幹線「黒部宇奈月温泉」駅の開業により、黒部市が該当する市に加わります。一方、前項の通り東北本線八戸以遠の移管によって「浅虫温泉」駅がJRの駅ではなくなっているため([76969])、青森市は既に該当しなくなっており、想定解の数は出題当時と差し引き同数となっています。
■第21回・問三「『新+市名』駅がある」→北陸新幹線「新高岡」駅の開業により高岡市が該当します。また「黒部宇奈月温泉」駅に隣接して富山地方鉄道本線に「新黒部」駅が既に2月26日に先行開業しているため(「北陸の駅」より)、黒部市も該当する市になっています。一方、その富山地方鉄道市内線にある「新富山」駅(路面電車の停留所)が「富山トヨペット本社前」と改称され(富山地鉄HP関連記事)、富山市は該当しなくなります。このほか、平成23年3月12日の九州新幹線の全通(あの大震災の翌日だったため、全然話題にならなかった…)により、大牟田・鳥栖・玉名の各市が既に該当する市に加わっています。
♯北陸新幹線に「上越妙高」駅ができましたが、この駅名、以前に話題になったことがある「市名+市名=駅名」になっているのですね…(駅の所在地は上越市)。

…ところで、今日はもう一つ別の意味で「特別な日」です。そこで、これにちなんだ「一番勝負」風のクイズを。
【問】南房総市、白山市、南アルプス市、北杜市、東かがわ市…さて、この各市の共通項は何でしょうか?
[87372] 2015年 3月 7日(土)14:50:08伊豆之国 さん
Re:駅名と人名
[87360] 白桃 さん
「ウメナイ(梅内)産婦人科」を発見したときは、笑うに笑えませんでした
「お名前博士」として知られた佐久間英氏の本の中に、こんな笑い話のような記事があったのを思い出しました…。
「この歯医者さん、痛い!」
…看板を見ると、「板井歯科医院」
佐久間氏によると、これはどうやら実在の話らしいです…。
「板井」さんは、全国に8千人以上もあり、その3割以上が大分県に集中しています。「おお痛」県の「痛い歯医者さん」、本当にいたら、洒落にもならない怖そうな顔を思い浮かべそうですが、実は案外優しい方だったりして…(これは勝手な想像です)。

もう一丁…[87367] 白桃 さん
城東氏は今、出羽国(仙北・上山)上野国(高崎・沼田)武蔵国(秩父・桶川)薩摩国(日置)計35万石の領主
高崎市のお隣、幕末になってようやく十万石の大台を回復したものの、既に廃藩置県はもう目の前に迫ってきていた「悲運の大名」松平大和守家([72830] hmt さん)の城下町には、そのメンバーと同名の駅がありますね…。
他に「現役」のメンバー(紹介文が書かれている方)と同名の駅を探したら、ここ(又はここ)とここがありました…。
[87301] 2015年 2月 15日(日)23:12:34【1】伊豆之国 さん
戦国市盗り合戦・雑感
「戦国~江戸期にかけての時代に対しての関心が最も高い」というだけあって、今回立ち上げられた新企画「十番勝負・戦国市盗り合戦」にはまさに興味津々、現時点で武蔵国小山田城(町田市)・伊豆国韮山城(伊豆の国市)等、6カ国12城の主・領国における石高34万石の「大名」ということになっている「自称・落書き帳界の知恵伊豆」こと伊豆之国でございます。

さて、このほど武蔵国の住人・デスクトップ鉄 殿による迅速なる集計の結果、各大名?の石高・領地・領民数の「番付」が出来上がりましたので、早速拝見させていただきました。獲得した領地の分布状況については、デスクトップ鉄 殿、それに讃岐国の人で現在は下総国在住の重鎮・白桃 殿がご感想を述べられておりますが、私として一つ雑感を述べさせていただきます。

まず、「石高番付」を見ると、首位の桜トンネル 殿を初め、上位にはずらり「西軍」のつわものどもがずらり顔を並べていることに気づきます。十傑の中で「東軍」に属すると見られるのは、いっちゃん 殿(下野国の人、武蔵国在住)と、生国こそ摂津国であるものの、現在は相模国に本拠を構え、獲得領地の傾向からもその相模国で圧倒的な強みを見せていることから今は「東軍」と見られる、ぺとぺと 殿の2名だけ。20傑まで広げても、やはり「西軍」が優位であることには変わりはなく、領国数や領民数の上位を見ても似た傾向にあって、「関ケ原合戦」とは逆の状況になっているのが面白いところです。
(※東西の区分けは、まず関ケ原を中心として、北陸道5カ国(越後・佐渡を除く)と畿内・南海道以西、それと東山道のうち近江、東海道のうち伊賀を「西」、以東を「東」とし、各「武将」の領地獲得傾向と居住歴、郷土愛などを基に判断しました。)

「領国獲得状況」を見ると、やはり多数の領民を抱える大都市の「領主」がまだ決まっていないのは必然でしょうか。新興の「成り上がり」で江戸の昔には「影も形もなかった」札幌とか横浜はともかく、盛岡城、青葉城、久保田城(秋田市)、宇都宮城、岩槻城(さいたま市)、松代城(長野市)、駿府城、浜松城、名古屋城、伏見城(京都市)、大坂城、熊本城、府内城(大分市)、鶴丸城(鹿児島市)…意外な?ところではわずか3万石?の松江城も「城主不在」が続いています。一方、その「城主不在」の中で最も「大物」の大坂城は、深夜特急 殿が「あと6万石」でリーチを掛けており、殿の「浪速激愛」の強さから見ても、「初代・大坂城主」の地位を獲得するものも「時間の問題」であるような気がします。

さて、吾輩ですが、先にも書いたように、6カ国・12の領地を得ていることになっていますが、自分自身、「十番勝負」では「分散派」と目されているように([87230] デスクトップ鉄 殿)、同じ城(市)を何度も繰り返して指名することが少なく、地元・町田市の7回のほかは、最大で3回まで。そんな中で、ルーツの地である「伊豆国」からは、6城(市)のうち、韮山城・山中城(三島市)・伊東氏の館、それに実在しない「天守閣もどき」の見世物「熱海城」の4城を押さえているのですが、まだ修禅寺(伊豆市)と下田城が残っています…。中でも下田城は「領主狙い」にも届いていない状態で、ライバルは強力とあって「難攻不落」の様相。領主に納まっているところにしても、伊東に行くなら○○○の入浴中を狙って隣国から「妖怪・曽我兄弟」が討ち入りしてきそうで気が抜けない…(伊東市観光協会HPより)。やっぱり「伊豆の武将」というと、どうしても「戦国」よりも「源平・鎌倉」のほうが「伊東」ゆかりが深くなりますねぇ。
当家の母方にゆかりの、武蔵国川越城主「松平大和守」([72830] hmt 殿)の名を得ているのは、3度指名してそのうちの最後での「銀賞」が効いている、といった状況。中には合戦の「取り決め」によって「名目だけの一夜城主?」になっているところもいくつあって、こうしたところは「にわか城主」としていずれ「明け渡し」になることは必至であろうということで、全く執着はしていません。「城主狙い」ということになっている「青葉城」は、十番勝負で唯一の「金賞」(それも「取り直し」)に輝いたのが効いている、というだけで、本気で「白鳥」、じゃなくて「城盗り」に攻め込むことなどは毛頭考えておりません(笑)…。

「戦国市盗り合戦」の話題はこれくらいにして…(ここからはいつもの文体に戻します)
[87282],[87284],[87289] ニジェガロージェッツ さん
[87283],[87285] ペーロケ さん
[87290] オーナー グリグリ さん
神戸&西宮の
一里山
論争ですが、これを見て「あれ?どこかで見たような…」と思っていたら、[87263]で書き込んでいた「忍城下」行田駅付近の地図を見ると、駅の北側に「壱里山町」という地名がありました。摂津の「一里山」の由来について、「一里塚に関係するのでは」([87284])という説 が出ていましたが、行田の「壱里山」を見ると、現在「中山道」と呼ばれている国道17号線(隣町の「押上町」との境目)が通っています。しかし、本来の中山道(旧道)はわずかの差で行田市域を通過しておらず(旧中山道地図([82759]),[82767])、「中山道の一里塚」説は成立せず、「忍城からの道のりが一里」も考えられますが、旧中山道から忍城下への街道「行田道」の分岐点は吹上(鴻巣市)にあったとのことなので、この街道の沿道ではないのでこちらにも該当しないと見られます。はたしてこの「壱里山」の由来はどこにあるのでしょうか? ちなみに「壱里山」という地名は、この一帯の合併前の旧村「太井村」が昭和30年に行田市と熊谷市・吹上町(→鴻巣市)とに3分割して合併したときの大字にはなく、明治の町村制施行時の旧村名にもないので、おそらく北側にある「門井村→太井村大字門井」の小字か何かであったのが、南側の「清水町」・北側の「押上町」と共に、行田市の町名として独立したものと思われます。
[87275] 2015年 2月 11日(水)12:25:32【1】伊豆之国 さん
自治体越え地名(伊勢国)
建国記念の日にちなんで、というわけでもありませんが、今日は神々の故郷・伊勢国より。昨夏の遠征でいろいろとお世話になった(新春の十番勝負でも)、「大和心」を説いた国学の大家・本居宣長ゆかりの地より、これまで未登録と見られる「自治体越え地名」が見つかりました。

津市木造町/松阪市嬉野川原木造町

「木造町」はいずれも「こつくりちょう」と読むようです。
津市側に比べ、松阪市側は狭い範囲に限られているので、おそらく間を流れている雲出川の流路が変わったことによって対岸に取り残された地域のような感じがします。

>オーナー グリグリ さんへ
大阪市([86857])、横浜市([86858])の区境越え地名もお忘れなく。

♯十番勝負の感想文も、忘れないうちに書くことにします…。
[87263] 2015年 2月 8日(日)14:57:18【2】伊豆之国 さん
City Station~第40回十番勝負・問六について(vol.3)
ところで、市名と同じ「○○」駅と「○○市」が共に存在している市が、次の14市あります。この各市について、「どちらが市の『代表駅(中心駅)』にふさわしいか?」ということを、比較してみました。なお、乗車客数は原則として最新(年度、wikiより)の数値とし、★印は乗降客数(乗車客数は単純にその半数と見て差し支えないものとみなします)を示します。今回は、この乗客数の値を基にして、その中からいくつかの市について比較・考察をしてみることにしました。

○○駅乗車客数○○市駅乗車客数備考
和歌山(JR)19,179('12)和歌山市(JR)3,088('11)★
(和歌山電鉄)5,016('11)★(南海)17,569('13)★
16,924('12)堺市11,851('12)市内で乗客数最多の駅は「堺東」駅(29,202人('12))
<[82931]の数値は乗降客数だったため、訂正>
佐野(JR)3,542('13)佐野市764('12)★
(東武)1,495('11)
足利3,471('13)足利市6,810('12)★
川越(JR)37,754('13)川越市34,702('10)★本川越駅(西武):47,138('11)★
(東武)60,739('11)
行田6,962('13)行田市898('13)
刈谷(JR)29,915('12)刈谷市4,895('07)★
(名鉄)22,635('12)★
鈴鹿220('10)鈴鹿市1,799('12)市内で乗客数最多の駅は「白子」駅(7,510人('12))
守口8,019('13)守口市22,106('11)
高槻63,289('13)高槻市33,961('12)
茨木45,194('13)茨木市34,936('12)
倉敷18,478('12)倉敷市2,089('09)
松山7,373('13)松山市27,175('10)[82932] ペーロケ さん
摂津2,252('12)摂津市4,636('12)市内で乗客数最多の駅は「千里丘」駅(18,410人('12))

「○○」駅と「○○市」駅が並存している市の中には、駅名の変遷その他に複雑な経緯があるものがいくつかあります。[82961]で書き込んでいた松山市は、その代表例ですが、その松山市と同様、「お上の威光」で半ば強引に駅名を変えさせられた私鉄の駅に、「行田市」駅があります。「行田市」駅は、大正10年(1921)に「北武鉄道」の「行田」駅として、当時の「忍町」内に開業。駅名が「行田」になったのは、当時足袋の産地として知られていた「行田」の名を採用したのでしょうか([5052] でるでる さん)。「北武鉄道」はその翌年に秩父鉄道に合併し、現在に至っています。一方、国鉄高崎線は、合併で広くなった市域の、まさに「端っこを掠めて通る」形になったことから、この部分に駅を設置しようという地元の要望を受けて、昭和41年に新駅が開業したのですが、この駅がそれまでの秩父鉄道の駅名を「強奪」して「行田」駅を名乗り、それまでの「行田」駅はその1ヶ月前に現在の「行田市」駅となったのです([27175] むじながいり さん)。現在の両駅の利用状況を比較して見ると、市域の端っこにあって市街の中心から遠い「行田」駅のほうが、「忍城跡」や市街地の中心に近い「行田市」駅の8倍近い利用者数があり、これは私にもやや予想外でした。私は、その行田市を一昨年の夏に訪れたのですが([84083])、行田市の駅前は意外なほど閑散としており、駅前には土産物店もなく商店街にも思ったほど活気が見られず、市内を走るバスの本数も少なく稲荷山古墳の資料館まで猛暑の中を歩かされるなど、隣の熊谷駅から1両だけのディーゼル車が走っていたあの超ローカル線「東武熊谷線」([84083])に沿ったルートを通っている妻沼方面へのバスが予想以上に繁盛していたのと比べると、その落差に驚いたものでした。「行田」駅と「行田市」駅の大差は、通勤通学客の利用が多い幹線と、ローカル私鉄との差もやはり大きいのでしょうが、「行田市の玄関としてふさわしい駅(代表駅・中心駅)はどちらがふさわしいか?」と言った場合、利用者数で圧倒的に大差をつけているとはいえ、文字通り半島のように突き出した市域の端っこにあって、駅前には電器メーカーの大工場が広い敷地を構え、どちらにも少し歩けばそれぞれ熊谷市と鴻巣市の市域に入り、その両市の住民の利用もかなりの数に上ると見られる「行田」駅を、果たして「行田市の代表駅」としてよいのか、という疑問が沸いてきそうな気がしますが、かといって中心市街に近い「行田市」駅にしても、現状を見ると「代表駅」とするにはいささか心もとないように思えます。

同じ埼玉県の、最古参の市である川越市の場合は、かなり複雑な経緯をたどっています。(川越町→)川越市の中心部で最も古く開業したのは、現在の西武新宿線の「本川越」駅で、明治28年(1895)に「川越鉄道」の「川越」駅として誕生しています。その次に古いのが、大宮との間を結んでいた「川越電気鉄道」という名の路面電車の終点として、明治39年(1906)に開業した「川越久保町」(この辺り…wikiより)という駅です。この「川越電鉄」は、後に「(旧)西武鉄道」の路線となって「西武大宮線」と呼ばれていましたが、昭和15年(1940)の国鉄川越線の開業でまともに影響を受け、翌年に廃線となっています([61836] hmt さん)。一方、東武東上線の「川越市」駅が、「東上鉄道」の「川越町」駅として開業したのが大正3年(1914)の5月。そして、意外にも最も遅く開業したのが、現在の「川越」駅。同じ路線の「川越町」駅に遅れること1年弱、翌4年の4月に「川越西町」駅として開業しています。国鉄川越線の開業はさらに遅く、既に戦時体制に入ってきていた昭和15年。東北線と東海道線を、都心を通らずに迂回する路線として急遽建設が決まったとされ、沿線に航空士官学校(現在の自衛隊入間基地)ができたこともあって、軍事路線として重要な意味があったとされているようです。現在の「川越駅」は、その川越線が東上線と交わる位置にあった「川越西町」駅に同居する形で開業し、東上線の駅名も同時に「川越」と改称、それまであった西武新宿線の「”元祖”川越」駅は、その駅名を取り上げられ、現在の駅名「本川越」に改称させられています。したがって、「市」駅のほうではありませんが、川越の場合も、松山や行田と同様、「お上の権勢」によって「それまでの私鉄の駅名を国鉄が強奪した」と言えるのでしょう([41513] hmt さん)。

西武大宮線の廃線跡歩き(平成14年)
旧川越久保町駅の廃屋(昭和42年。その後ほどなくして取り壊されたようです)
昭和31年の川越駅・川越線etc

埼京線の開通と同時に、ようやく全線電化された川越線は、このときに事実上川越駅を境に運転系統が東西に分断され、東側の大宮~川越間は埼京線、さらには現在では「りんかい線」とも直通運行され、西武新宿線、東武東上線に続く、「大江戸」と「小江戸」を結ぶ「第三のルート」が出来上がりました。この埼京線の直通運転も加わって、川越駅の利便性はさらに高まり、現在では川越駅が、乗り換え客数を考慮に入れても、利用者数で他の2駅を圧倒し、名実ともに川越市の中心駅(代表駅)の地位を確立したと言えそうです。これに対し、西側の川越~高麗川間は、八高線の南側との直通運転に変わり、現在に至っています。士官学校の最寄り駅であり、皇族方のために貴賓室が設けられていた武蔵高萩駅の駅舎も、改築により惜しくも取り壊されてしまいました([70706] スナフキん さん)。川越・川越市・本川越の3駅は、徒歩でもそれぞれせいぜい十数分という距離にあり、以前から駅の統合の話が浮かんでは消える、というようですが、おそらく商店街の反対なども根強く、実現の可能性は低そうです。
川越には、私もこれまで何回か訪れていますが([81983])、川越の象徴とも言える「土蔵の町並み」を初め、中心市街や川越城跡・喜多院などにもいずれもその「元祖・川越駅」である西武本川越駅のほうがずっと近く、現在の「川越」駅はかつて「場末」であったことが読み取れるようです。ところで、現・川越駅がかつて名乗っていた「川越西町」という駅名。この駅は「川越市」「本川越」の両駅のいずれから見ても経度ではわずかに東にあり(地図)、「品川駅の南にある北品川駅」に似た状況になっていました。現在、川越駅の近くに「西町」という町名はなく、その後の住居表示などによる町名の整理統合により消滅したと思われます。その「川越西町」の駅名の消滅と同時に、国鉄川越線に「西川越」という駅が開業して、現在も同じ駅名で営業しています。
なお蛇足ですが、伊勢電鉄(現在の近鉄名古屋線の前身→記事集)にも、かつて「川越」という駅がありました。当時の三重郡川越村(現・川越町)内で、昭和4年の四日市~桑名間の延長開通と同時に開業しましたが、戦時中に隣の「富洲原」駅との統合により廃駅、現在はその「富洲原」駅が移転・改築して「川越富洲原」駅になっています。駅の開業時には既に西武線に「川越」駅がありましたが、私鉄同士でお互いに遠方であり、混乱の恐れも少ないため問題にされなかったのでしょう。

守口市の場合も複雑です。京阪「守口市」駅は、明治43年(1910)の路線開業と同時に「守口」駅として開業し、市制(昭和21年)から25年後に現在の「守口市」駅に改称し、現在に至っています。一方、大阪市営地下鉄谷町線の「守口」駅は、路線の延伸によって昭和52年(1977)に開業した駅ですが、実はかつて大阪市電に「守口」という駅(停留所)がありました。昭和6年(1931)に都島方面から延長開業して市外に「越境」し、当初は「守口町」と名乗り、戦時中に「町」を取って「守口」と改称していますが、京阪の「守口市」駅もまだ「守口」駅で、場所はすぐ近くですが、それぞれ別の場所に同名の「守口」駅があった形になっていて、これは今でも関西ではよくあるケースになっていたのでした。「守口」駅があった市電の路線は、昭和44年3月末限りで廃線となったのですが、これは市電で最後まで残っていた路線の一つでした。その2年後に京阪の「守口」駅が「守口市」と改称し、「守口」という駅名が消えていたのですが、さらにその6年後になって今度は地下鉄の駅として駅名が復活したのでした。現在、駅の利用者数は、「守口市」駅が「守口」駅の3倍近くに達しており、それぞれの路線の現状、経緯やその性格から見ても、「守口市」駅が市の玄関としてふさわしい(代表駅、中心駅)ことには異論はないと思われます。

鈴鹿市の場合も、「鈴鹿」の駅名は、「初代」は現在の関西本線「河曲」駅が名乗っており、現在の「伊勢鉄道」の鈴鹿駅は、駅名も社名もともに「二代目」ですが、どちらも利用客数は少なく「市の玄関」としての役目を果たしておらず、市役所もある神戸地区にある近鉄「鈴鹿市」駅が一応「市の代表駅」と言うことになっているようですが、関西線のルートから外れ、「初代・伊勢鉄道」→伊勢電鉄でも支線の駅に甘んじることになった([86355])こともあり、現在では鈴鹿サーキットの最寄り駅として特急も多数停車する、近鉄名古屋線の本線上にある「白子」駅が市内で利用者の多い駅となっています。
足利市は、JR「足利」駅のほうが、足利学校や鑁阿寺などがある市街の中心に近いのですが、渡良瀬川の対岸にある東武伊勢崎線の「足利市」駅が、東武の特急で浅草から一本で行けるので、利用者数では互角になっています。ただ、「市の代表駅」としては、やはり市街に近い「足利」駅のほうが適切でしょうか。松山市については、[82963] のペーロケ さんの認識がまさにその通りでしょう。和歌山駅・和歌山市駅と駅名・路線の変遷に関しては、[75010]で書き込み、その記事で過去の記事にもレスしているので、ここでは割愛することとします。

…ということで、「○○」駅と「○○市」駅の両方がある14市において、「どちらが市の代表駅(中心駅)」としてふさわしいか、と言うことを私なりに判断すると、次のようになると思われます。

「○○」駅和歌山、足利、佐野、川越、刈谷、高槻、茨木、倉敷
「○○市」駅守口、松山
どちらでもない堺(堺東駅)、鈴鹿(白子駅)、摂津(千里丘駅)
行田市については、文中に書いた理由により、判断が難しかったのでとりあえず保留としました。

こうして見ると、「○○」駅のほうが中心駅として優位に立っている駅のほうが多いというのは、やはり「○○市」駅のほうが後発である(国鉄の駅と区別するために「○○町」と名づけた駅が、市制施行により「○○市」駅に改称するなど)ことが多く、国鉄の駅のほうが(開業当時は市街の外れであっても)幹線にあることなどで既に「市の玄関」としての地位を確保していた市が多かったことからでしょうか。

かつて「○○」駅と「○○市」駅が共にあった市には、「美濃市」もありました([27173] 実那川蒼 さん])。
1999年に廃止された、名鉄美濃町線の終点は「美濃駅」でした。それに隣接する長良川鉄道(旧・国鉄越美南線)の駅は「美濃市駅」ですが、美濃市の市制施行前はそれぞれ「新美濃町駅」と「美濃町駅」でした。なぜか、名鉄美濃町線の線名は美濃市が市制施行し、一部廃止になって美濃市に行かなくなってもそのまま残されています。
その美濃町線も、当時まだ残っていた区間も含めて全て廃線となった今は、「美濃市」駅が名実共に市の代表駅となったということでしょうか。

♯以上、ここまで長々と書きましたが、とりあえず今回のシリーズはこれで締めくくりとします。
何かありましたら、文章の訂正・追加、あるいは新たに記事を書き込むことにします。
[87248] 2015年 2月 1日(日)23:22:57伊豆之国 さん
City Station~第40回十番勝負・問六について(vol.2)
今日は、前回[87207]の書き込みで約束した続編、まず「○○市駅への改称時期」と「改称前の旧駅名との関係」について書き込むことにします。
前回のリストを見ると、開業当初から「○○市」という駅は3駅だけ(ほかに開業時に「仮の駅」のような形で短期間存在した「岡山市」駅と、やはり開業当初の短い時期だけ現駅名と同じ駅名を名乗っていた「堺市」を加えると5駅)で、市名誕生と同時かそれ以降に改称した駅がほとんどです。そしてその中でも「市名誕生日」と同日に駅名を「○○市」に変えた、というのは意外に少なく、「市名誕生日」より後れて駅名を改称したケースが圧倒的に多くなっています。特に国鉄・JRには皆無(長良川鉄道に転換された越美南線の美濃市駅を含む)で、「即日改称」組は全て私鉄の駅です。
その「○○市」に改称した現存37駅について、それ以前の駅名がどのような名称だったかを見てみると、次のようになります。

タイプ旧駅名総数市名
A)「○○」5行田、交野、寝屋川、守口、松山
B)「○○町」10伊那、佐野、足利、野田、川越、刈谷、八幡、高槻、茨木、美濃
C)その他で現市名(またはその一部)を含む名称6土岐、大田、枚方、門真、倉敷、大阪狭山
D)全く違う名称16出雲(※)、伊予、伊勢、熊野、山梨、長門、日向、堺、西脇、和光、入間、都留、豊田、鈴鹿、狭山、東大和

この表の中で(※)印を付した、「出雲今市」から改称した「出雲市」は、形式的には「C」ですが、実質的には「D」タイプと思われるのでこちらに計上することとしました。「松山市」([82932][82963] ペーロケ さん,[82961])と「行田市」は、いずれもずっと後れて開業した国鉄が、それまであった私鉄の「○○」駅の名を「強奪」したため、やむなく「○○市」駅と改称されたケースです(この2市については、後で詳述します)。また、「○○」駅から「○○市」駅に改称した駅は、その「特殊事情」がある「松山市」と「行田市」以外は全て京阪電鉄にあり、ある意味で「京阪独特のポリシー」があるのでしょうか。
また、「市名誕生日」から「○○市」駅への改称までの「時間差」を調べると、次のようになりました(前記の「特殊事情」2市は除外)。

タイプ駅名改称までの日数総数市名
A)即日7佐野、野田、川越、和光、八幡、高槻、茨木
B)1年以内5伊那、入間、豊田、寝屋川、美濃
C)1年超~3年以内4伊予、刈谷、枚方、大阪狭山
D)3年超~10年以内7伊勢、熊野、山梨、長門、足利、交野、東大和
E)10年超~12出雲、日向、堺、土岐、大田、西脇、都留、鈴鹿、門真、守口、倉敷、狭山

こうして見ると、市名誕生日から10年以上を経過してようやく「○○市」駅になった、という駅が意外に多く、その中には市名と直接関係ない従前の駅名から市名に合わせて「○○市」駅に改称したものが6例(出雲市を含む)もあり、やはり「それまでなじんできた駅名を変える、ということには抵抗も多い」ということも読み取れそうです。「○○町」から「○○市」になっても駅名をすぐに「○○市」に変えず、しばらくの間「○○町」駅のままだった、というのも4市ありました。一方、「野村」から駅名を変えた「西脇市」駅は、同日に「西脇」駅があった鍛冶屋線が廃線となって、新たに市の玄関となった駅を市名に合わせて改称したということでしょうか(この辺の事情は、ご当地の近所の方が詳しいかもしれませんが…)。

♯前回書き忘れましたが、「消滅した○○市駅」には、名古屋市との合併で消滅した「先代・守山市」にあった、名鉄瀬戸線の「守山市」という駅もありました。昭和21年(1946)にそれまでの「二十軒家」駅から「守山町」駅となり、29年6月1日の市制の翌年2月に「守山市」駅となって、38年(1963)年2月の名古屋市への編入後もしばらく「守山市」の駅名はそのままでしたが、市名消滅から3年余りも経った41年3月になって現在の「守山自衛隊前」に改称されています。現駅名の由来である守山駐屯地は、戦前の陸軍歩兵33連隊がその前身に当たります。守山区内には、JR中央本線の「新守山」駅(名古屋市編入の翌年、昭和39年4月に開業)、「鉄道とは認められない」と思われる名古屋ガイドウェイバス([80185],[85670],[87169])には「守山」という停留所?(平成13(2001)年開業)もあります。なお、滋賀県の「二代目」守山市にあるJR東海道本線の「守山」駅は、明治45(1912)年の開業で、当初から現在まで駅名は変わっていません。

…まだまだ長くなりそうなので、その続きは次回に書き込むことにしました。
[87207] 2015年 1月 25日(日)20:09:25伊豆之国 さん
City Station~第40回十番勝負・問六について(vol.1)
今回の十番勝負では、もう一つ「駅名問題」がありました。問六、市名と同じ「○○市」駅がある市、という共通項です。この共通項に関連して、これまでも私がしばしば引用している「時刻表名探偵」(石野哲氏著・昭和54年(1979)3月10日初刊)に、その「市のつく駅名」というページがありましたので、今回はそれと照らし合わせながら書き進めて行こうと思います。
現在、全国にある、市名と同じ名の「○○市」という駅がある市は、JRとそれ以外にある駅とを合わせると、ちょうど40市。これに対し、36年前に出版された「名探偵」にあるリストに載っているのは、国鉄に13駅(市)、私鉄に26駅(正式には南海電鉄の所属であるため([75010])重複掲載されている和歌山市駅と、市名の一部が駅名になっている高田市駅(大和高田市)を含んでいるため、実際にはこの2市を除いた24市)。合わせて37市ということになっていました。この「名探偵」に載っているそれぞれのリストを基に、その後の駅名・市名の消長による変動と合わせて、下記の表にまとめてみました。なお、「名探偵」には、国鉄の駅のみ「市制」と「駅名改称」の年月日が書かれていますが、この「市制年月日」は「市の誕生日」になっていて「市名誕生日」にはなっていない(伊勢市は「市の誕生日」である「旧・宇治山田市の市制期日」になっている)ため、今回の表ではJR以外の分も合わせて「市名誕生日」を載せることとします。また、この表で「駅名誕生日」とは、元の駅名から「○○市」駅に改称した場合はその日、開業当初から「○○市」を名乗っていた駅(この場合は「旧駅名」が空欄)はその開業期日を示します。

【JRの「○○市」駅】
番号駅名=市名路線名駅名誕生日旧駅名市名誕生日備考
1和歌山市紀勢本線1903.3.211889.4.1「戸籍上」は南海電鉄所属
2伊那市飯田線1954.11.10伊那町1954.4.1
3出雲市山陰本線1957.4.1出雲今市1941.11.3
4伊予市予讃線1957.4.1南郡中1955.1.1
5伊勢市参宮線1959.7.15山田1955.1.1市の誕生日は1906.9.1(宇治山田市)
6熊野市紀勢本線1959.7.15紀伊木本1954.11.3
7山梨市中央本線1962.1.15日下部1954.7.1
8長門市山陰本線1962.11.1正明市(しょうみょういち)1954.3.31
9日向市日豊本線1963.5.25富高1951.4.1
10堺市阪和線1965.3.1金岡1889.4.1阪和電鉄として開業時(1932.2.2)に「堺市」を名乗っていたことがある(wikiより)
11土岐市中央本線1965.7.1土岐津1955.2.1
12大田市山陰本線1971.2.1石見大田1954.1.1
13西脇市加古川線1990.4.1野村1952.4.1鍛冶屋線廃止による「西脇」駅消滅と同日に改称

【JR以外の「○○市」駅】
番号駅名=市名路線名駅名誕生日旧駅名市名誕生日備考
1佐野市東武佐野線1943.4.1佐野町1943.4.1
2足利市東武伊勢崎線1924.8.25足利町1921.1.1
3野田市東武野田線1950.5.3野田町1950.5.3
4川越市東武東上線1922.12.1川越町1922.12.1
5和光市東武東上線1970.10.31大和町1970.10.31
6行田市秩父鉄道1966.6.1行田1949.5.3高崎線「行田」駅開業に伴いその1ヶ月前に改称
7入間市西武池袋線1967.4.1豊岡町1966.11.1
8都留市富士急1965.3.1谷村横町1954.4.29
9豊田市名鉄三河線1959.10.1挙母1959.1.1市の誕生日は1951.3.1(挙母市)
10刈谷市名鉄三河線1952.3.1刈谷町1950.4.1
11鈴鹿市近鉄鈴鹿線1965.7.1伊勢神戸(かんべ)1942.12.1
12八幡市京阪本線1977.11.1八幡町1977.11.1
13枚方市京阪本線1949.10.1枚方東口1947.8.1現「枚方公園」駅が旧「枚方」駅(同日改称)
14交野市京阪交野線1977.11.1交野1971.11.3
15寝屋川市京阪本線1951.8.20寝屋川1951.4.1
16門真市京阪本線1975.3.23新門真1963.8.1
17守口市京阪本線1971.6.20守口1946.11.1
18高槻市阪急京都線1943.1.1高槻町1943.1.1
19茨木市阪急京都線1948.1.1茨木町1948.1.1
20倉敷市水島臨海鉄道1970.-.-社倉敷1928.4.1
21松山市伊予鉄道1927.3.1松山1899.12.15[82932][82963] ペーロケ さん,[82961]
22狭山市西武新宿線1979.3.25入間川1954.7.1
23東大和市西武拝島線1979.3.25青梅橋1970.10.1
24美濃市長良川鉄道1954.11.10美濃町1954.4.11986.12.11に旧国鉄より長良川鉄道に転換
25瀬戸市愛知環状鉄道1988.1.311929.10.1
26大阪狭山市南海高野線1990.4.1狭山遊園前1987.10.1
27摂津市阪急京都線2010.3.141966.11.1

【消滅した(該当しなくなった)○○市駅】
番号駅名=市名路線名該当しなくなった日理由備考
1十和田市十和田観光電鉄2012.4.1路線廃止[79425][79485] 山野 さん
2上野市伊賀鉄道2004.11.1新設合併で伊賀市に市名消滅後も駅名は変更なし。2007.9.30以前は近鉄伊賀線
3平田市一畑電車2005.3.22出雲市との合併で市名消滅同日に元の駅名「雲州平田」(1970.9.30まで名乗っていた)に戻る。旧平田市の「市の誕生日&市名誕生日」は1955.1.1

…「平成の大合併」時期以降に消滅あるいは該当しなくなった「○○市」駅は、上記の3駅ですが、「名探偵」には、過去に存在した「○○市駅」の「元祖」として、現在の津山線の前身「中国鉄道」が1898年(明治31年)12月21日に開業した「岡山市駅」のことが書かれています。この「岡山市」駅は、中国鉄道が岡山から津山(現在の津山口駅)まで開業した際、山陽線(当時は山陽鉄道)岡山駅への乗り入れ工事が間に合わず、「仮の駅」として岡山駅の西方約500mの位置に設けられた駅で、岡山駅への乗り入れが完成した6年後の1904年11月15日に廃止された、とあります。また、「国鉄編」の欄外記事として、天理駅(1965.9.1現駅名に改称)が一時期「天理市」駅を名乗った(1963.5.25に「丹波市(たんばいち)」より改称)ことが書かれています。この「天理駅」は、現在のJR天理駅が「奈良鉄道」の「丹波市駅」として開業(1898.5.11)の17年後、現在の近鉄天理線の前身にあたる「天理軽便鉄道」が1915年(大正4年)2月7日の開業当初から「天理」駅を名乗っていて、1965年の国鉄駅との統合により、国鉄の「天理市」駅も近鉄にあわせて「天理」駅に統一されています。余談になりますが、「天理軽便」は現在の近鉄奈良線などの前身「大阪電気軌道」への合併後に東側の平端-天理間が1435mmゲージに拡幅・電化され、橿原線との直通も行われるようになって現在に至っていますが、「軽便」・非電化のまま取り残された西側の新法隆寺-平端間は、戦時中に運休となり、そのまま廃線となっています(こちら)。
このほか、伯陽電鉄(→日の丸自動車法勝寺線)に「米子市」駅(1967.5.15廃止)がありました。

♯「○○市駅への改称時期」「○○駅と○○市駅の関係」等々、まだまだ書きたいことがいろいろとありますが、長くなりましたので次回に書き込むことにします。
この記事を作成するに当たっては、デスクトップ鉄 さんのこちらのサイトも参照させていただきました。それと重複する内容も多いとは思いますが、デスクトップ鉄 さんには、ここに改めて感謝を申し上げます。
[87169] 2015年 1月 18日(日)22:02:23【1】伊豆之国 さん
Gold Station~第40回十番勝負・問八について
今回の十番勝負「問八」の共通項は、「金」の字の付く駅がある、というものでした。そこで、今日はこの「金の付く駅」について調べてみることにしました。
こちらによると、全国の鉄道駅で、「金」の字の付く駅としてヒットしたのは76駅。このリストを見ると、「金沢八景」がこの駅に集まる3路線がなぜか別々に計上されていること、また「鉄道」とは認められないと思われる「名古屋ガイドウェイバス」にある「金屋」駅(所在地は名古屋市、市内に「普通の鉄道」で該当する駅が複数あるため想定解には影響なし)を除外すると、73駅となります。この中には、「市」でない自治体にある駅、同一市内に複数ある市(金沢市内に5駅あるなど)があるので、この問に該当する市の数は、41市(※)ということになります。これらの市と、その市内にある「金」の付く駅のリストを下記の表にまとめてみました。この配列は、便宜上、お題の市、回答が出た市(回答順)、未回答市(都道府県配列順)の順としています。(落ちがあったらご教示を)

番号市名駅名(路線名)駅数累計
1二戸金田一温泉(いわて銀河鉄道)1
2小金井武蔵小金井、東小金井(中央本線)、新小金井(西武多摩川線)4
3名古屋金山(中央本線・名鉄本線・名古屋市地下鉄名城線)、金城ふ頭(あおなみ線)、大森・金城学院前(名鉄瀬戸線)、黄金(近鉄名古屋線)8
4新金岡(大阪市地下鉄御堂筋線)9
5浅口金光(山陽本線)10
6五所川原金木(津軽鉄道)11
7島田金谷(東海道本線)、新金谷(大井川鉄道)13
8金沢金沢、東金沢、西金沢(北陸本線)、北鉄金沢(北陸鉄道浅野川線)、新西金沢(北陸鉄道石川線)18
9伊達(北海道)黄金(室蘭本線)19
10にかほ金浦(羽越本線)20
11大阪狭山金剛(南海高野線)21
12下呂飛騨金山(高山本線)22
13善通寺金蔵寺(土讃線)23
14福岡金山(福岡市地下鉄七隈線)24
15東金東金(東金線)25
16鳴門金比羅前(鳴門線)26
17伊万里金石原(筑肥線)、金武(松浦鉄道)28
18久留米金島(西鉄甘木線)29
19江津千金(三江線)30
20小平花小金井(西武新宿線)31
21横浜黄金町、金沢文庫、金沢八景(京急本線)34
22下野小金井(東北本線)35
23橿原金橋(桜井線)36
24浜松金指(天竜浜名湖鉄道)37
25八戸金浜(八戸線)38
26富津浜金谷(内房線)39
27飯田金野(飯田線)40
28甲府金手(身延線)41
29入間金子(八高線)42
30渋川金島(吾妻線)43
31北見金華(石北本線)44
32那須烏山大金(烏山線)45
33新発田金塚(羽越本線)46
34むつ金谷沢(大湊線)47
35気仙沼小金沢(気仙沼線)※震災により運休(バス代行)48
36山形東金井(左沢線)49
37福島金谷川(東北本線)50
38ひたちなか金上(ひたちなか海浜鉄道)51
39栃木東武金崎(東武日光線)52
40松戸北小金(常磐線)、小金城趾(総武流山電鉄)54
41岡山金川(津山線)55

今回の共通項に該当する市は、以上41市、「市」にある「金」駅の数は合計 55となります。
現在、「金」の付く駅が最も多いのは、やはりというか、金沢駅を初め5駅がずらりそろっている金沢市。これに次ぐのは、「金のしゃちほこ」つながり?の名古屋市の4駅。横浜市と小金井市が3駅で続きます。
上記の表にあるうち、にかほ・下野・那須烏山・下呂・浅口の各市は「平成の大合併」で新たに誕生した市、北見・五所川原・気仙沼・栃木・新発田・島田・浜松・岡山・久留米の各市は、その「平成の大合併」によってそれまで市外だった「金」の付く駅が新市域に入り、「該当する市」に入ったものです。
※ 想定解に「栃木市」が抜けています。旧西方町にあった「東武金崎」駅が、平成23年の栃木市への編入合併により、市内に入っています。(→[87166] スカンデルベクの鷲 さんのご指摘)
一方、「大合併」の時期(平成13年=2001年)以降の路線の廃止によって「金」の付く駅が消え、「該当しなくなった」市には、平成17年に名鉄の岐阜地区4路線の一斉廃止によって「金町(こがねまち)」「金宝町」「金園町四丁目」「金園町九丁目」と一挙に「金」4駅が消滅して「無冠」になった?岐阜市のほか、これらと同時に「白金」駅が消えた関市、名鉄三河線末端部の廃止(平成16年)で「西中金」駅が消えた豊田市、長野電鉄屋代線の廃止(平成24年…[77584]Issie さん)により「金井山」駅が消えた長野市があります。
また、震災により復旧のめどが立たず長期運休中(バス代行)となっている気仙沼線の件ですが、このような路線・駅の扱いについては、先の「第3回クイ図五番勝負」の「問四」でも物議を醸しており([86686] スカンデルベクの鷲 さん、[86689] N さん)、微妙なことになってくると思われますので、これに関しては後日私なりの意見を書き込む、ということもあるかもしれません。

ついでに、「市」以外で「金」の付く駅がある自治体を下記に挙げておきます。
2特別区・11町・1村が該当し、駅数は計18駅あります。

区・町村名駅名(路線名)駅数累計
東京都港区白金高輪、白金台(東京メトロ南北線・都営三田線)57
東京都葛飾区金町(常磐線)、京成金町(京成金町線)59
北海道南富良野町金山、下金山(根室本線)61
北海道当別町石狩金沢(札沼線)62
青森県深浦町北金ヶ沢(五能線)63
岩手県金ヶ崎町金ヶ崎(東北本線)64
秋田県三種町北金岡(奥羽本線)65
山形県中山町羽前金沢(左沢線)66
茨城県大子町西金(水郡線)67
神奈川県大井町相模金子(御殿場線)68
新潟県関川村越後金丸(米坂線)69
石川県中能登町金丸(七尾線)70
福岡県香春町勾金(平成筑豊鉄道田川線)71
福岡県福智町金田、上金田(平成筑豊鉄道伊田線)73

今回の十番勝負では、もう一つ「駅名問題」がありました。問六、「その市内に『○○市』駅がある市」という共通項でした。この「問六」についての検証も、次回に書いてみようと思っています。

【1】駅名誤記訂正、気仙沼線の扱いに関して追記
[87064] 2015年 1月 10日(土)15:07:49伊豆之国 さん
十番勝負
問五:須賀川市
[87007] 2015年 1月 6日(火)22:32:31伊豆之国 さん
十番勝負
問七:富士見市
[86988] 2015年 1月 5日(月)23:31:30伊豆之国 さん
十番勝負
問二:長野市
問三:村上市
[86943] 2015年 1月 4日(日)23:25:38伊豆之国 さん
十番勝負
問一:町田市
問六:伊勢市
問八:にかほ市
[86896] 2015年 1月 4日(日)15:50:24伊豆之国 さん
十番勝負
問四:下関市
問九:松阪市
問十:津島市
[86858] 2015年 1月 3日(土)11:40:33伊豆之国 さん
区境を越える町名(From横濱)
十番勝負のスタートが4日と遅いせいなのか、新年早々なのに書き込みペースが全然上がってこないですねぇ…。
昨日に続いて、「政令指定都市の区境越え町名」でまだ出ていないと思われるものを。駅伝のコースを地図でたどっているうちに見つけた、横浜市から。

鶴見区東寺尾(○丁目・~東台・中台・北台)・北寺尾/神奈川区西寺尾(→[61173] スピカ さん)
…落書き帳の記事では、2ヶ月半ほど前にすぐ近くまで来ていたのですが(こちら)…。
神奈川区菅田町/保土ヶ谷区上菅田町(→同上)

♯昨日に続いて「駅伝ランナーの苗字」ネタ。順天堂大に「栃木県栃木市出身の栃木選手」([72007])が出ていました…。
[86857] 2015年 1月 2日(金)16:20:36伊豆之国 さん
区境を越える町名(From浪速)
>オーナー グリグリ さんへ
「鉄」ネタ関係のブログを見ていているうちにふと気づいた、未登録と思われる大阪市の「区境越え町名」。

阿倍野区帝塚山/住吉区帝塚山東・帝塚山中・帝塚山西
住吉区長居・長居東・長居西/東住吉区長居公園

「阿倍野区帝塚山」は一丁目しかありません。
阿倍野区と東住吉区は、共に「昭和18年に住吉区から分区」とあるので、同一地域の分断と見てよいと思われます。

♯今日の箱根駅伝をTVで見ていたら、グリグリ さんと同郷、「石川県野々市市出身」と紹介された選手が出ていました。
東洋大で「山登り」の5区を走っていた、五郎谷 俊 選手です。(箱根駅伝公式サイトには出身地の記入なし)
[86856] 2015年 1月 1日(木)12:21:17伊豆之国 さん
メリーさんの羊
新年明けまして、…と言いたいところですが、母の喪がまだ明けていない([86749])ので失礼させていただきますが、ともかく今年もよろしくお願いいたします。
さて、今年は未年。と言うことで、干支にちなんで「羊」「未」のつく地名にまつわるお話からはじめることとします。

「羊」も「未」も、共にこの字がつく地名は非常に少なく、稀少価値と言ってもよいくらいです。日本には、元々野生の羊がいなかったとされ、家畜としての羊は古くから入ってきたかもしれませんが、本格的に飼育されるようになったのは明治以降になってからと見られます。江戸時代以前には羊を身近に見ることができなかったから「羊」地名が少ない、と言うことになるのでしょうか。
ところで、「羊」のつく地名で最も有名なのは、「蝦夷富士」とも呼ばれる北海道の名峰「羊蹄山」と、同じく北海道は札幌市豊平区の、クラーク博士にもゆかりの「羊ヶ丘」ではないでしょうか。
「羊蹄山」は、古くは「後方羊蹄山」と書いて「しりべしやま」と呼ばれ、その由来は遠く「日本書紀」の「蝦夷『征伐』」の記事にも遡るといわれますが、真偽は定かではないようです。「しりべし」の読みは、「しりへ」に「後方」を当て、「羊蹄」が「し」で、これは「ギシギシ」という植物の古い呼び名で、その漢名を当てたようです(谷有二氏著「富士山はなぜフジサンか」([84027])より)。「後志」の地名も、この「しりべし山」と関係すると思われます。後になって、「後方」が方角を表しているものと誤解され、この2文字が外されて「羊蹄山」と書かれ、音読みされるようになったのが定着したようにも思われますが、本当はどうなのでしょうか。
埼玉県秩父市には「羊山公園」があり、春になると一面の芝桜で埋め尽くされる観光名所になっています(秩父市HPより)。この「羊山」の由来にも関係ありそうなものとして、現在の群馬県高崎市にある「多胡碑」と、この碑文に見える、人名と思われる「羊」という人物にまつわる伝承について、梅原猛氏の「塔」という著書(集英社・昭和51年発行)に詳しく書かれています。この「羊」という人物は、奈良時代の初め、和銅4年(711)に置かれた上野国多胡郡を賜って支配した豪族とされ、渡来人の一族ではないかと言われているようです。「羊」という人物は、秩父地方にも深いゆかりがあり、「羊太夫」という名で呼ばれて多くの伝承が残り、秩父市黒谷にある「和同開珎」鋳造の遺跡にも、「羊」が深くかかわっていたという話が伝わっているようです。秩父市の「羊山」も、この「羊太夫」伝説とつながっているのでしょうか。「羊」という人名は、昭和58年に東京都国立市の遺跡からの出土品に「武蔵国多磨 羊」と文字が書かれていたものがあり(国立市HPより)、「羊」と名乗る複数の人物が関東地方各地にいたのかもしれません。
熊本県天草下島には、「羊角湾」があります。

「未」のつく地名として、島根県安来市伯太町に「未明」と書いて「ほのか」と読む風雅な地名があります。まだ夜が明け切れていない空の、ほのかな明かりを表したものでしょうか。広島県庄原市東城町には「帝釈未渡(みど)」と言う地名があり、景勝地「帝釈峡」の一角を占めています。「地理院地図」では、このほかに小字クラスの地名や、河川名などでいくつかヒットするようです。「つくばみらい市」や横浜市「みなとみらい」の「みらい」は「未来」の意味でしょうが、漢字が当てられていません。

最後に脱線して、「星座」の話を。星占いでもお馴染みの「牡羊座」。春分の日から1ヶ月間が当てられていますが、長い間の地軸の「首振り運動」により、現在では実際の春分点は隣の「魚座」に入っているようです。「牡羊座」は、秋から初冬にかけて南の空高く見えますが、明るい星が少ないため、都会の空では見つけにくいでしょう。
[86850] 2014年 12月 31日(水)15:27:21伊豆之国 さん
今年末の各種経県値
昨年([84609])と同じく、今年の経県値と、今年末時点での「認市度」(市の経県値)の変化を示しておきます。
今年の経県値は、32点となりました(こちら)。
認市度(市の経県値)の変化は次の通り、いずれも8月の奈良~伊勢遠征[86317]によるものでした。

 △→○ 松阪
 ▲→● 草津
 ▲→△ 大垣

新規市制の滝沢市は▲です([84609])。
この結果、今年末時点での認市度(全国790市+東京特別区(全体で1市として計上))とその増減は下記のようになりました。

 ◎:2(±0)、○:118(+1)、●:259(+1)、△:52(±0)、▲:267(-1)、×:93(±0)

生涯経県値は昨年8月([84083])、都道府県庁所在地は一昨年8月([81852])以降変化がなく、政令指定都市についても[75901]で書き込んでいたのより変化していません。「県庁所在地とのギャップ」も、[84083]で埼玉県が1点増えてからは変わっていません。「県内人口最小市」については、[76068]で書き込んだ時点より、水俣市が×から▲になったのですが([82368])、実はこの時点で埼玉県の人口最小市が幸手市から白岡市に交替していた([82398] k-ace さん)のを見落としていたため、幸手市(△)→白岡市(▲)となって、結局[76068]と差し引き0となっています。
宿泊経験がある市で、現在人口最小なのは、珠洲市([76068])、訪問した市では室戸市。町村ではそれぞれ風間浦村と白川村([61094])となっているようです。
なお、中核市(特例市も)については、[81852]で鹿児島市と宮崎市が○になったことにより、未踏はなくなっています。現時点で、未踏である市で人口が最大の市は、帯広市(168,170人)になっているようです。
[86833] 2014年 12月 27日(土)13:47:30伊豆之国 さん
業務連絡(若い市長・更新情報) & クイズの答え
[86800],[86807] オーナー グリグリ さん
若年で当選した首長の一覧を更新
ですが、最新情報を2件ほど、追加をお願いいたします。

・阿久根市長・西平良将氏…21日投開票の市長選挙で、復帰を目指した元市長を退け再選されています。(前回はリコール合戦で世間を大いに騒がせたこの市ですが、今回は打って変わって、県外ではほとんど話題に上らず…)→こちら
・元酒田市長・阿部寿一氏…2年前の総選挙で衆議院に初当選しましたが、14日の選挙で落選した模様です。→こちら

…誰も飯能がなかった[86798]のクイズ
A) 山梨県、佐賀県、沖縄県
B) 石川県、奈良県、宮崎県
ですが、
[86818] のアナグラムヒント
不通線カット(ふつうせんかっと)
の解は、「復活当選」(ふっかつとうせん)。答えは、14日の総選挙において、県内の小選挙区での「落選」候補が
A) → 県内の小選挙区全てで、比例で復活当選した候補が出た
B) → 県内の小選挙区での落選者が、誰も比例で復活当選しなかった
と言うことでした。[86798]
沖縄県は「いかにも無駄がない」
と書いたのは、沖縄県の全4選挙区で、「落選」者が全て比例で復活当選しており、皮肉なことを言えば「沖縄県で小選挙区に投票した人には、『無駄な一票』が無かった」と言うことになるのでしょうか?

♯今回は「選挙ネタ」記事ですが、以上の通り、客観的事実のみを記入しました。
[86818] 2014年 12月 21日(日)14:21:43伊豆之国 さん
Re:.○○の街
[86814] ぺとぺと さん
○○の街
半分以上は直感でわかりましたが…

■誤答になった
・徳島県の「野球のまち」…「大歩危」がある、つい先日豪雪の被害を受けた市だと思っていたが…。元カープ監督と同じ名の、このところご無沙汰されているメンバーの故郷だったとは全く意外だった。
・北海道の「スキーの町」…カタカナの町ではなくてお隣だった。
・長野県の「スケートのまち」…「○○○町」ならともかく…。元「日本一人口の多い村」、製糸のイメージばかりが…。

■全然わからなかった
・沖縄県の「バレーボールの町」…全然イメージが結びつかなかった。「ビーチバレー」ならまだわかりますが(笑)…。
・北海道の「スキーといちごのまち」…あの薬品の名CMで有名になった町だとは…。北海道と苺がどうにも結びつかない。
・岐阜県の「ゴルフの町」…これは皆目見当がつかず。

♯静岡県のサッカーのまち、「三者二択」で「二部落ち中」の市を外し、そのクラブの「代名詞」だった選手の故郷のほうを取ったのが結果OKだった…。

…クイズというと、[86798] で出した問題、誰も飯能がないようなので、第二ヒント。
 ▲アナグラム : 不通線カット(ふつうせんかっと)
[86798] 2014年 12月 16日(火)22:47:46伊豆之国 さん
京都市の区境
[86793] 倉田昆布 さん
[86795] デスクトップ鉄 さん
[86796] N さん
熊本市の区境
の話題で賑わっていますが、
小学校区を分断しないようにしたから

同じ町内の「○丁目△番」まで「区境またぎ」になっている例というと、以前にも何度か話題になった名古屋市の「ジグザグの区境界線」を思い起こしますが、町名こそ「区境またぎ」にはなっていないものの、恐ろしく凸凹した区境というと、京都市の四条通のすぐ北側の中京区と下京区の境界線があります。この地図を見るとわかるように、祇園祭の「山鉾」に関係する町名がずらり並び、いくつかの町の区域は四条通の両側にまたがって広がっています。小学校の通学区域もこの区境によって分けられているそうで、以前から「交通量の多い大通りの横断は児童にとって危険が多い」として、PTAから「せめて通学区域の境界線を四条通で区切ってほしい」との要望が出ていたものの、特に「山鉾」を出している町内から「昔から道を挟んだ両側で一つの町としてまとまった付き合いがあり、四条通で町が分断されるとコミュニティが破壊され、祇園祭の行事にも支障が出る」として反対する声が根強く、実施できないままになっている、ということを以前に見たことがあります。

さて、クイズ。次に挙げる各県の共通項は何でしょうか?

A) 山梨県、佐賀県、沖縄県
B) 石川県、奈良県、宮崎県
▲ヒント:沖縄県は「いかにも無駄がない」…

♯昨日、病院での検査を予約していたので、休暇を取り、終わった後に「帰郷」してイベント見物してきたのですが、「○○整骨院」という看板を見て、そこにはこのところ落書き帳を賑わせていた「ある地名(?)」が…
[86771] 2014年 12月 8日(月)20:29:02伊豆之国 さん
桜トンネルさんのクイズ & 町田市
桜トンネル さんのクイズ[86753]ですが、

07:大阪府大阪市

でいかがでしょうか?

♯実は地元「町田市」に大いにつながりがあるのですが…
[86767] 2014年 12月 7日(日)14:12:14伊豆之国 さん
Re4:夜汽車は夢の彼方へ…
オフ会にご参加の皆さん、お疲れ様でした…。

さて、「あけぼの」([85174])、「Twilight Express」([85712])に続いて、ついに「最後の砦」までも…

上野―札幌を結ぶ寝台特急「北斗星」が、来年3月のダイヤ改定に合わせて廃止される見通しになった。JR関係者への取材でわかった。青い客車が特徴の寝台列車ブルートレインで定期運行されているのは北斗星だけだった
北斗星は1988年に誕生。JR東日本とJR北海道が共同運行してきた。シャワー付きの豪華な個室や、懐石やフランス料理も味わえる食堂車などで人気を集めてきた。しかし、車体が老朽化。さらに青函トンネルなどの走行区間が、2016年春に開業する北海道新幹線の試験走行と重なり、ダイヤ調整も困難になったのが理由という
(朝日新聞より)

と言うのが「表向きの理由」だそうですが、その「本音」は、"Twilight~"と同様、別なところにあるらしいとか…。
こちらによると
青函トンネル及びその周辺での本格的な新幹線試運転開始=事実上の前倒しによる新幹線+貨物共存体制スタートを控え、JRE・JRHとして罐を対応させるつもりがない客車列車が新幹線開業を待たずして駆逐されることは日の目を見るより明らかでした
どうやら、[85712]でも書いたことですが、青函トンネル内を通過するブルートレインのためだけに専用の機関車を新造するだけでも巨額の投資を要し、また老朽化した寝台車の代替の新車を造ることにもやる気がなさそうで、そんなことならもっと必要なところに金をかけたほうがよい、という経営上の問題も大きいようです。「北斗星」は、定期列車として廃止後も、臨時列車として運行することが計画されているようなのですが、前述のような「お家の事情」を見ると、それすらも怪しいような気がします。「北斗星」が無くなれば、「臨時列車」という形で運行されている「カシオペア」も、おそらく運命を共にすることになり、日本国内から「ブルートレイン」が絶滅することになって、定期運転される夜行列車は、電車で運行されている「サンライズ瀬戸・出雲」を残すのみ、ということになりそうです。

ところで、この「北斗星」が消えることになると、東北新幹線の八戸(・青森)延伸によって第三セクターとなった、「北斗星」が通過している元東北本線「青い森鉄道」が深刻な経営危機を迎える、と言うことが、地元の新聞記事に出ていました。
JR東日本、北海道が運行する寝台特急「北斗星」(上野-札幌)の廃止方針が報じられたことを受け、JR側から寝台特急収入を得ている青い森鉄道(本社青森市)と同社の実質的なオーナーである県に動揺が広がった。「北斗星」を含む寝台特急収入は、青い森鉄道の年間旅客運輸収入の約2割を占め、廃止となれば経営に大きな打撃となることが予想され、県内関係者は5日、JR側への確認に追われた
(東奥日報より)

♯「北斗星」があと4ヶ月で消える、となれば、おそらくは今から廃止のその日までの間は、「乗り鉄」や、いわゆる「葬式鉄」マニアが殺到し、指定券のGetもまず非常にに困難になることは必至でしょう。私自身も、結局「北斗星」には一度も乗ることが叶わないまま、「その日」にはTV桟敷から見送ることになりそうです([68828])…。
[86749] 2014年 12月 4日(木)22:10:29伊豆之国 さん
Re:ドント市ました
長らく闘病生活を続けていた我がおふくろが、先日極楽浄土へと旅立ち。今し方、お通夜から帰宅してきたところ、明日は告別式。それから先も、相続だの何だのと恐ろしく忙しくなりそうで頭が痛い…。といった状況の中、甚だ不謹慎ではありますが、落書き帳への書き込みを続けさせていただきます。

[86745] 白桃 さん
各都道府県ごとに都市人口をドントしたらどうなるか
都道府県の席数は市の数にしました
なかなか面白い企画ですねぇ…。
席数を確保した市の数は326市です。都道府県別で席確保の都市が多いのは、茨城と埼玉の19で、反対に最も少ないのが京都府の2です
都道府県内で最も多く席を確保した都市で、その占有率が最も高いのは京都市の93%、最も低いのが(予想通り)水戸市の16%
全国の市の数が790なので、「議席」を確保できる市の比率は41%強、「競争率」は2.4倍強。そこで…

▲茨城県で最後の「椅子」に滑り込んだ市は、「諸国漫遊など嘘っぱち、関東一円しか回っていない」([62739])水戸のご老公が隠居した市、惜しくも「次点」に泣いたのは、「紬(つむぎ)」で有名な「勇気ある市」でしょうか?
▲京都市の「議席独占」を阻んだのは、やはり、いつもお世話になっているコインでお馴染みの国宝建造物(&世界遺産)がある、お茶の香りが充満している市でしょうか?

さすがにどの市が「当選」「落選」したのか、いちいち調べる暇などないので(誰か「暇人」が調べているかもしれませんが)、[86449]で出されたのと同じようなクイズを、今回のオフ会の「余興」として出題されてはいかがでしょうか?(笑)…
[86731] 2014年 11月 26日(水)21:40:05【1】伊豆之国 さん
岡山市も該当します。富岡市は該当しません。
昨日の毎日新聞夕刊より。

[85173] 白桃 さん
台湾には日本と同じ駅名が32あるという台湾観光協会の広告。該当駅と同じ姓の方(松山さん、清水さん、岡山さん、豊田さん、桃園さん、竹田さん、田中さん、板橋さんetc.)は、抽選の結果ですが、台湾の駅めぐりの旅にご招待されるようですよ
[85174] 拙稿
上記32駅の中で、日本の市名と同じものが11駅ありました
[85175] 白桃 さん
このテの問題、かつて十番勝負でも出題されていたかと思いますが
その「台湾観光ツアー」が実施され、駅名と同じ苗字の日本人観光客が「一日駅長」を務める、という話題が出ていました。
板橋、横山、松山??。日本と台湾には同じ名前の鉄道駅が32ある。この珍しさを日台の観光交流の発展に生かそうと、日台の観光当局が協力し、32駅と同じ名前の日本人が台湾を訪れ、台湾鉄道の同じ駅名の各駅で「一日駅長」を務めるユニークなイベントが25日に始まった
詳細

該当する駅名、自治体名は[85241]で書き込んでいますが、この中には今回の「クイ図五番勝負」でも物議を醸した自治体がいくつかありました。これを「五番勝負」風にすれば…

問α:東京都板橋区三重県津市京都府京都市兵庫県姫路市長崎県大村市 (想定解:43)

…ところで、名古屋名物に「台湾ラーメン」というのがあるのですが、台湾とはどういう関係があるのでしょうか?
(名古屋市も「該当する市」です)
[86713] 2014年 11月 22日(土)21:47:03伊豆之国 さん
幻の「伏見市」が…
今回の「クイ図五番勝負」問五の共通項は「消滅した市(ただしその市自身が名称変更したものを除く)の市役所の跡」を問うものでした。この中で「伏見市役所のあった場所」が話題になりましたが([86687] むっくん さん、[86693] オーナー グリグリ さん)、昭和4年5月の市制から6年4月の京都市への編入まで、存続期間がわずか1年11ヶ月、「名実共に消滅した市」の中では史上最短命([81867] BEAN さん)、しかも消滅から既に83年が経過した、まさにその「幻の伏見市」を発見したことがあります。
それは、「寺田屋」の近く、水路に架かる橋の南東側の袂(この場所)にあった石碑。私はこの伏見に2度、26年前と4年前([76074])に訪れているのですが、最初に訪れたとき、「御大典記念埋立工事竣工記念碑」と彫られている石碑を見ると、「伏見市長」の文字があったのを見て思わず驚きの声…。4年前に再訪したときも、やはり残っていました。そして今もまだ健在のようです。Street Viewで拡大した映像を見る限りでははっきり見えないのですが、この碑には「昭和六年」と書かれていた記憶があり、碑に彫られている伏見市長の中野氏は、おそらく最初で最後の市長だったのでしょう。
[86710] 2014年 11月 22日(土)15:07:53伊豆之国 さん
第3回クイ図五番勝負を振り返って~Winter Again~
今回で3回目を迎えた「クイ図」ですが、[86591]にも書いた通り、見ただけで過去2回にも増してまたまた難度がUP…。共通項がうまく詰められなかった問題も多く、なかなか参加意欲が湧かず、ようやく第一ヒントが出たところで「とりあえず参加」という方向になりました。そして苦闘の末、何とか完答までたどり着くことに。そこで、今回も感想文を。[86305]と同じスタイルで。

問一~みかの原湧きて流るる泉川~
台東区(国立博物館)と奈良市(元興寺…先の夏休みで見てきたところだったのですが([86317])…)の「謎」が最後までよくわからなかったのですが([86680] 油天神山 さんのご解説で納得。でも、あのミニチュアのような小さな五重塔が「建造物」だというのには驚きましたが…)、とにかくアナグラムと既出の解答から、やはり最初に直感した通り「国宝建造物」だと…。その旅で行った、一番最近に見た国宝建造物、浄瑠璃寺。

問五~歌はちゃっきり節、男は次郎長~
やはり予想していた通り、「消滅した市」。改称による市名消滅はNGから、想定解数もぴったり合っている。場所の特定が面倒…。J1残留に必死のエスパルスのお膝元を調べてみたら、今の区役所が元の市役所だった。

問三~寒い夜は まだ胸の奥 鐘の音が聞こえる~
「耳で聞く」から「日本の音百選」だ、とWikiを見たらその通り。16年前の夏に見てきた、北の玄関の港町の教会。…この問、該当場所の範囲が広いもの、対象箇所が複数あるものは、別の場所を答えた人が出たらどうするのかねぇ…

問四~つづら折り…天城越え~
この問に関しては、[86692]に書いた通り。「両側が同じ」とはどうことなのかもよくわからず。やっと第二ヒントが出て「境界線を挟んだ隣同士の駅が同じ読みで始まる」と。これまでの既出解を調べてようやく気づくことに。「伊豆」のオンパレードの「ご当地」を見ると、伊豆急に2ヶ所。「伊豆」同士でなく、「市」も絡まない、この「クイ図」独特の「快感」を味わうことに…。幼き頃の思い出多き海辺の絶景を思い浮かべて([72945])。

問二~富士の高嶺に降る雪も~
やはりというか、問題を見ただけで「鬼門」の高速道路系か、と気が滅入りそうになったこの問が最後に残りました。映像を見て「キロポスト」とはすぐわかりましたが、その場所を捜すやり方がどうにもわかりません。ここで白状すると、既出解に出ていた菊川市が東名の200kmだったことから、ここから「キョリ測」で東京方面に道のカーブに沿っていちいち測って行く、というアホなやり方。それで見たら、100kmポストの場所がどうやら静岡県東部の裾野~沼津辺りにありそうだ。そこでもしかしたらWikiにあるかもしれない、と見てみたら、各ICなどの起点からの距離が出ていて、裾野BSと沼津ICの間に100km地点がある、とこの推測が当たっていたことがわかる。両方からそれぞれまたも「キョリ測」で測って行って、このポストが裾野市の、長泉町との境界線近くにあることがわかって…。これでようやくゴール、となりましたが、こんな調子だと次回以降は、今回と同様「模様眺め」で参加・不参加を判断、ということになりそうです…。

♯今回の選曲は下記の通り。
問一:百人一首より、木津川市にゆかりの歌。
問五:これは説明の要もないでしょう。
問三:この教会の鐘の音を歌い込んだ、かの地出身のバンド「灰色楽隊」の哀愁のバラード([76787])の一節。
問四:河津町はかの名作、そして名曲の舞台ですが、「浄蓮の滝」は伊豆市なのでカット。
問二:この拍子に合わせてお銚子を、というのはもう結構な年代…
♭タイトルの副題は、この問三で選んだ曲名に。

感想文はこれくらいにして…
[86706] オーナー グリグリ さんへ
「女性市長」「若い市長」の情報で未更新のものについて、更新をお願いいたします。
・城間・新那覇市長([86678] いろずー さん)は既に(11月18日)就任しています。こちら
・16日に熊本市長選挙が行われましたが、現職の幸山氏は立候補せず、12月3日の任期満了により退任となります。こちら
[86692] 2014年 11月 18日(火)21:12:11伊豆之国 さん
第3回クイ図五番勝負「問四」について(県境越えのケース)
今回の五番勝負の問四、これは「お家芸」の領域のはずだったのに、「トンネル」と「鉄橋」に惑わされて共通項が読めず。結局第二ヒントに救われた形になりました。言い出しにくい中、リクエストしてくださったk-ace さん([86648])にはまさに感謝です…。

この問四の共通項は、「自治体の境界線を挟んで隣同士にある駅が、いずれも同じ音で始まる」と言うものでした。想定解の数はまだ数えきっていない、とのことですが、今回は「県境またぎ」になっているケースに絞ってリストアップしてみました。

駅名1所在地駅名2所在地路線名
奥新川宮城県仙台市面白山高原山形県山形市仙山線問題[86498]
徳沢福島県西会津町豊実新潟県阿賀町磐越西線
小田林茨城県結城市小山栃木県小山市水戸線
三郷埼玉県三郷市南流山千葉県流山市武蔵野線
三郷中央埼玉県三郷市南流山千葉県流山市つくばEXP
蒲田東京都大田区川崎神奈川県川崎市京浜東北線(「戸籍」上は東海道本線)[86600]
二子玉川東京都世田谷区二子新地神奈川県川崎市東急田園都市線
京王多摩川東京都調布市京王稲田堤神奈川県川崎市京王相模原線
京王稲田堤神奈川県川崎市京王よみうりランド東京都稲城市京王相模原線
成瀬東京都町田市長津田神奈川県横浜市横浜線[86536]
近鉄弥富愛知県弥富市近鉄長島三重県桑名市近鉄名古屋線[86540]
石切大阪府東大阪市生駒奈良県生駒市近鉄奈良線

…ここまで私が見つけたのは、この12組。東日本、特に関東に集中している反面、西日本には少なく、中国地方以西では見つけられませんでした(「惜しい」ものでは清濁の違いでNGとなった井原鉄道の「子守唄の里高屋」(岡山県井原市)/「御領」(広島県福山市)がありましたが)…。川崎市にある京王相模原線の「京王稲田堤」駅は、両隣にある同じ「京王」の付く駅がいずれも東京都内で、ここからは蛇足になりますが、京王稲田堤から都県境を越えた稲城市にある「京王よみうりランド」「稲城」の両駅と、同じ稲城市内にある南武線の3駅とは、お互いに鉄道だけで行こうとすると、必ず神奈川県内を通過しないと行けない(「稲城」の次の「若葉台」はわずかの差で神奈川県)組み合わせになっており、これは私が「落書き帳」デビュー当時に話題に取り上げた、「町田-南町田」や「相模原-相模湖」などと同様のケースになっています。また、「南流山」駅は、乗り入れている2路線がそれぞれ隣の駅が「県境越えの同音始まり」になっているケースで、それぞれの駅、TXの「三郷中央」駅から武蔵野線の「三郷」駅(隣の新三郷駅も)に鉄道だけで行こうとすると、TXで他の線に乗り換え可能な駅が埼玉県内にないため、やはり「いったん県外に出ないと行けない」組み合わせになっています。

「県境またぎ」ではありませんが、
[86688] にまん さん
さいたま市/川口市さいたま市/川口市は1つとカウントするのでしょうか
[86689] N さん
駅間に複数の自治体境がある場合は対象外だと思っていました
惜しいなぁと思ったのはこのへんでした
更に恐ろしいことになりそうなのは、近鉄けいはんな線の生駒市/奈良市…。
[86659] 2014年 11月 10日(月)23:27:53伊豆之国 さん
クイ図五番勝負
問二:静岡県裾野市

微妙な場所ですが…
[86654] 2014年 11月 10日(月)08:25:38伊豆之国 さん
クイ図五番勝負
問四:静岡県東伊豆町/静岡県河津町

全然違う方向を見ていました…。
[86606] 2014年 11月 4日(火)22:33:34伊豆之国 さん
クイ図五番勝負
[86598] 2014年 11月 3日(月)15:39:29伊豆之国 さん
クイ図五番勝負
問一:京都府木津川市
問五:静岡県静岡市

とりあえず、思っていたのとどうやら合っていそうなものだけ。
[86596] 2014年 11月 3日(月)11:23:03伊豆之国 さん
Re2;新幹線駅所在都市の人口増減
[86595] 白桃 さん
疑問はありませんが、いやぁ、まったくヒドイ記事ですね
そう言われれば、まさに同感ですね…。私もこの表を見て、「駅が開業した時期が書かれていない、駅ができてから今日まで、どれくらいの年月の間でどれだけの人口増減があったか、ということがこの表から見えてこない」と、「これでは誤解を招きやすい、不完全なデータ」だということに気づくまでには時間がかかりませんでした。せめて、駅の開業以降の人口増減率を、開業からの年数で割った数値(1年間当たりの平均増減率)を表したほうがよかったのではないか、と思いますが。

駅が出来た所ところと出来なかった所、それもなるべく近接し、同規模人口、例えば小田原と沼津、豊橋と岡崎、徳山と防府、のような比較をするでしょう
過去ログを探していたら、デスクトップ鉄 さんの[84604]の記事がありました。小田原・三島と沼津、軽井沢・佐久と小諸の比較にも興味を惹かれますが、九州新幹線の先行開業部分において、かえって新幹線が停まらなかった市のほうが減少率が低いところがある、というデータも不思議ですねぇ。いったんは落ち着いたものの、最近の10年間で13%もの減少があった水俣市は、例の「特殊事情」以外にも何かありそうな気もしますが…。

[86590],[86593] ピーくん さん
記事がダブり、失礼いたしました…。
東広島市の人口増は、仰せの通りということでしょうか?
[86591] 2014年 11月 2日(日)22:22:16伊豆之国 さん
新幹線駅所在都市の人口増減
今朝の毎日新聞に、「新幹線駅・夢と現実」と題した記事があり、新幹線の駅がある自治体の、駅前や中心市街地の現状レポートと、人口の増減率の表が出ていました。

新幹線は今秋、東京・新大阪間の開通から50周年を迎えた。全国の新幹線網は2300キロを超え、来年3月には北陸新幹線が金沢まで延伸されるなど、各地で延長や開業が計画されている。しかし新幹線の駅をもつ地域には、人口が減少したり、商店街がさびれたりしたところもある。新幹線沿線の「光と影」を駅周辺の街にみた

この記事に出ている「人口増減率」の表は、沿線別になっていますが、これをランキング形式にまとめると、次のようになりました。なお、記事に出ている表は、各自治体において、新幹線の駅が開業、あるいはその直前の国勢調査による人口と、最新の2010(平成22)年の人口(現在の自治体区域に換算)との比較で、それ以降に開業した駅・路線は含まれず、また「ミニ新幹線」も対象外となっています。なお、人口増減率は、路線ごとの開業年との比較で、数値は小数点以下四捨五入で表し、同一自治体でも複数の路線がある駅は、路線ごとに増減率が異なっています。また、東京23区は全体で1つの市とみなしていますが、東京・上野・品川の各駅の開業時期が異なり、東京駅は「東海道」と「東北(・上越)」でも開業時期の違いにより、数値が異なっています。

【人口増加率トップ10】
順位自治体名増減率(%)駅名路線名開業年
1横浜市168新横浜東海道1964
2豊橋市75豊橋東海道1964
3羽島市62岐阜羽島東海道1964
4三島市57三島東海道1969
5西郷村55新白河東北1982
6小田原市51小田原東海道1964
7福岡市46博多山陽1975
8東広島市45東広島山陽1988
9岡山市42岡山山陽1972
10浜松市41浜松東海道1964
明石市41西明石山陽1972

【人口減少率ワースト10】
順位自治体名増減率(%)駅名路線名開業年
1熱海市▲24熱海東海道1964
みなかみ町▲24上毛高原上越1982
3相生市▲23相生山陽1972
4尾道市▲18新尾道山陽1988
栗原市▲18くりこま高原東北1990
6岩手町▲14いわて沼宮内東北2002
7下関市▲13新下関山陽1975
一関市▲13一ノ関東北1982
水俣市▲13新水俣九州2004
10湯沢町▲12越後湯沢上越1982

この記事では、尾道・二戸・八戸・三島の各市が取り上げられ、現況と駅開業による市街の変化について書かれています。最初に取り上げられている尾道市では、山陽新幹線が博多まで開業した当時には駅がなく、両隣の福山・三原両市に駅ができたことから、危機感を抱いた地元の請願によって13年後に「新尾道」駅ができたものの、市街から遠いこともあって利用者数は低迷し、1日の乗車客数は1000人にも満たず、在来の山陽線尾道駅(約5500人)と比べると落差が目立ち、駅の存在感も薄く、レポートした記者が新尾道駅で降りて市役所に向かうために利用したタクシーの運転手に「帰りは尾道駅から乗ったほうがよい」と勧められた、ということが書かれていました。尾道駅からは、「のぞみ」も停車する福山駅まで「鈍行」で約20分と近いことも一因になっているようです。これは私の推測ですが、おそらく地形の関係と人家も密集していることから、尾道駅や中心市街地の近くに新幹線の駅を作るスペースを確保することが難しく、在来線で2駅先の、呉線との分岐駅でもある三原駅が停車駅に選ばれたことは、当時としては妥当な判断であったと思われます。二戸市の場合は、新幹線駅ができてもかえって買い物客は減り続け、「シャッター通り」と化し、5軒あった「駅前旅館」もすべて廃業した、ということが書かれています。
一方、「明」のほうの例として、東北新幹線の延長開業後、郷土料理「せんべい汁」の売込みなどで集客に取り組み、年間観光客を大きく増やした八戸市と、新幹線駅開業により首都圏への通勤圏となって、人口が増加した三島市のケースが取り上げられています。

「人口増減」に戻りますが、記事の中では
新幹線のような高速交通機関は、沿線の観光地化など地域を活性化する効果がある半面、事業所の撤退や大都市への人口集中を招くとの指摘がある
とあり、新幹線駅がある自治体の自治体を対象に、駅開業前後の人口の変化を分析したところ、対象とした自治体72ヶ所を見ると、人口が減少したところが半数近い32ヶ所あることが書かれています。そして、この分析結果を見ると、東北新幹線の場合、仙台とそれ以南ではその多くが人口増となったのに対し、北側(八戸まで)では10の自治体のうち7ヶ所で減少し、特に栗原市と岩手町の減少率が目立ち、また上越新幹線でも、新潟県内では新潟市以外ですべて減少しており、「それでも県内の他の市町村に比べれば減少率が低く抑えられている」とあります。一方、北陸(長野)新幹線の開業により東京から1時間で行けるようになった軽井沢町は、リゾート地としてのブランドに加えて通勤圏内となったことで移住者が増えている、というようです。

ついでに、この記事についての私からの雑感を。
豊橋や羽島がそんなに増えていたとは驚きでしたが、現在ではすでに漸減傾向に入ってきている小田原市の人口増加率が50%にも達していたというのも、ちょっと意外でした。新幹線開業で通勤圏となったことによる増加の「貯金」がまだだいぶ残っている、ということでしょう。東北方面では、西郷村が急増しているのは近辺への工業立地の進出が大きいのでしょうか。那須塩原市も40%近く増えている、とあるのは、軽井沢と同様に考えてよさそうな気がしますが。福岡市の人口増は、九州の中心としての「一極集中」が進んだ結果でしょうか。東広島市の人口増については、「ご当地」ゆかりの方にご解説を…。
同じ伊豆の中で、三島市と鮮やかに明暗を分けた熱海市の人口激減のことは、以前[84609],[64080]で書き込んでいます。一方、越後湯沢の人口激減は意外でした。リゾートマンションの乱立は以前に話題になったことがありましたが、定住人口の増加の当て込みが外れたどころか、かえって「廃墟」を増やしただけ、ということになったのでしょう。大都市では、大阪市の人口減が11%に達していて「ワースト10」の次点にランクしていますが、これはすでに新幹線開業時点ですでに市街地の人口が飽和状態になっており、長らく減少傾向が続き、近年になってようやく中心部への人口回帰が進んだものの、まだ最盛期までには挽回できていない、と見るべきでしょうか。東海道新幹線開業からの半世紀の増加率が10%となっている東京23区も、同様の推移と考えられます。半世紀の間に人口が2.7倍近くに達し、ダントツでトップの横浜市は、この表からは除外して考えたほうがよさそうです。

>白桃 さん、何か疑問がありましたら遠慮なくどうぞ。

♯「クイ図」ですが、見ただけで「鬼門」の方面だったり、方向は見えたものの共通項が絞り切れなかったりで、いまいち意欲が湧きません。参加するかどうか、いまだに思案中…。
[86488] 2014年 10月 25日(土)20:29:36【1】伊豆之国 さん
「兎追いしかの山」、といいますが…
…唱歌「故郷」のふるさと、その信州から「兎」の話題。

伊那警察署に「迷子」の白兎が保護され、署員が預かって飼育し、飼い主から連絡が来るのを待っているという話題です。
中日新聞
署によると、二十日昼ごろ、伊那市西春近の会社駐車場で車の下に隠れているところを保護された。人懐っこいことなどから、ペットとして飼育されていたとみられる
ということだそうですが、あるいは飼い主から捨てられたのではないのか、気になるところですねぇ…。

…ところで、白桃 さんの「人口の推移」に関する大作、まだまだ先が長々と続きそうなので、私としても大いに期待しております。そこで、もうすっかり「亀レス」ですが、[86466]の「(擬人化)姓名ネタ」に飯能。メンバー?の中には、実在するとは思えない苗字(森岡氏曰く「幽霊苗字」)もいくつか交じっているようですが…。
6 神戸さら
…「神戸」を「かんべ」と読めば、コンニャクの一大産地と、そのお隣の世界遺産のある市に行けばまず会えそう([85670])。
22 横須賀そら
…大龍エクスプレス さんのお友達にひょっとしているかも。([77623],[77625] )
29 宇都宮さくら
…お隣同士の名コンビ!
66 藤沢あみ
「藤沢(藤澤)さん」は、長野・香川・岩手の各県などに多く見られる苗字ですが、特に香川県高松市域には密集し、中でも旧塩江町には非常に多く、町民の2割近くが「藤沢(藤澤)さん」でした。しかし、県内でも他の地域にはほとんど無く、東かがわ市は新旧字体合わせてもわずかに3件、観音寺市など県西部の市町でも軒並み1桁しか見られません。高松市内でこのフルネームの女性に会える確率は高そうですが、高松市以外の県民には、あるいは「ほとんどなじみが無い苗字」とも言えるかもしれません。
[86469] 2014年 10月 18日(土)20:00:24伊豆之国 さん
踏切名称あれこれ
私がまだ幼い頃、まだあちこちにあった(聞こえた)その恐ろしいほどの大音声([66880],現存例)に怯えた記憶をいまだに引きずり、今でも時折あの怖かったシーンが夢枕に現れて、「あっ」と思った瞬間、目が覚めて…。このところ落書き帳を賑わせている「踏切」の話題、私も「列車に乗る」ことにします。

[86455],[86456],[86458],[86460] hmt さん
[86459] みのる さん
[86463] ぺとぺと さん
「生見尾踏切」に端を発した「踏切の名称」の話。機械的に「○○何号」とか「○○第何」というようなつけ方をしていることが多い私鉄とは違い、踏切のある場所の地名や、近くの目印となっていた建物の名などを伝統的に採用していることが多い、(国鉄→)JRの踏切の名称。その「生見尾」の如く、今では使われなくなった古い地名が踏切の名に残っていたり、知らなければ「それ、何で?」と驚くような不思議な名の踏切がよくあります。
まず、身近なところから東海道線(・京浜東北線)からいくつか。大森駅を出て、次の蒲田までの間に、東海道線と京浜東北線の2つの複線を渡る、6ヶ所の踏切が残っているようです。大森駅を出て、左手にSL「C57型」が保存されている小公園を過ぎると最初に現れるのが「学校踏切」。現在、電車に乗って周りを見回しても学校らしき建物は見えませんが、地図を見ると、家並みの向こう、200mほど東側に大田区立「入新井第一小学校」があり、学校のHPを見ると
明治 8 2 12 不入斗村に磐井小学校創立 2 28 新井宿村に新泉小学校創立 44 12 3 磐井小学校と新泉小学校を合併し、入新井尋常小学校を開校
とあるので、品川~横浜間の鉄道開通の3年後に既に前身となる学校があり、おそらくその頃には周りには学校の他には目立つ建物が無く、自然発生的に「学校の前の踏切」といった呼び方ができていたのではないかと思われます。
大森駅から数えて5番目にあるのは、「新井宿踏切」。先の学校名に使われている「入新井」は、「不入斗」とその「新井宿」の合成によりできた地名で、「入新井」ともども現在では消えて久しい地名ですが([35798] hmt さん)、入り口に鳥居のような「門」がある、人と自転車などだけが渡れる小さな踏切だけが、おそらく「新井宿」の記憶をわずかに残すものとなっているのでしょうか。
辻堂~茅ヶ崎間にある「異人館踏切」([86463] ぺとぺと さん)は、前からその由来が気になっていた踏切でした。その、ぺとぺと さんのお膝元、平塚駅の東側には、「生見尾」と同じく、早くに消滅した合成地名に由来する「須馬踏切」というのがあります。「須賀」と「馬入」の合成村名でしたが、昭和2年、平塚市の市制施行の5年前に消えた地名が今なお踏切の名称に残っていたのでした。
横浜線の踏切には、その場所から遠く離れたところの地名が使われているケースが見られます。古淵駅のすぐ西側にある踏切は、「津久井踏切」と呼ばれています。(旧)津久井郡ではないどころか、その津久井郡の入り口までにもかなりの距離がある場所であり、おそらく津久井方面へのかつての街道筋にあったことから名づけられたと推測されるのですが、どうなのでしょうか。現在は道路の高架化で消えましたが、町田駅の東側、天満宮のすぐ目の前にあった踏切は「厚木踏切」、やはり地下道化により消えた、長津田駅の東側にあった田園都市線との共用踏切は「柿生踏切」(東急では「田奈1号」)と呼ばれていました。

ところで、踏切の写真を集めたサイトに、「関西の踏切」という大作があります。近畿地方を中心に、東海・中国地方の一部や、更に福井・香川両県までにも及ぶ範囲にある踏切の写真を集めたサイトで、データの中には古くなっているものもあるようですが、近年の改廃にもしっかり対応しているようです。私鉄の踏切は、「機械的にナンバーを振っているところが多い」と先に書いたのですが、大手でも阪神・阪急・京阪は、JRと同様にそれぞれの踏切ごとに固有の名称を付けており、中には「珍名」の踏切も数多く見られます。例えば阪急千里線を見ると、「文化」「住宅地」「花壇」「社宅」「瓦斯」「学童」といった、抽象的な名称の踏切が目だって見られ、「珍名踏切の宝庫」とも呼ばれるようです。また、東海道線(JR神戸線)のページを見ると、以前に話題になった「田辺村踏切」の写真も出ていました。他の路線にもこうした「珍名」踏切が多数見つかりますので、興味ある方はどうぞ…。

関西以外にも、もちろん「珍名踏切」は多数見つかります。その中からいくつか…。
盆栽踏切」(東北本線・さいたま市北区)
日曽利(ひっそり)踏切」(飯田線。さすが「秘境駅の宝庫」と呼ばれる路線にふさわしい?踏切ですが、場所は?…
煙草屋裏踏切」(アルピコ交通<松本電鉄>・長野県松本市)…画像に出てくる「怖かった音」はもう聞かれないようです。
太平洋1号踏切」(太平洋セメント貨物専用線・三重県四日市市)
別れの茶屋踏切」(広電宮島線・広島市西区)
レコード館踏切」(伊豆箱根鉄道駿豆線・静岡県三島市)…廃業した映画館に由来するようです。
[86426] 2014年 9月 28日(日)22:49:16伊豆之国 さん
五新線、飛越能
[86423] ピーくん さんの書き込みに引用されていた記事のリンクをたどって行くうちに見つけた「鉄」ネタ2件。

<その1>
奈良県五條市内にある、旧国鉄の未完成区間の線路用地だった敷地をバス専用道路として利用して走っていた路線バスが、今月末限りで運行を取りやめることになりました。(記事)
奈良県五條市と和歌山県新宮市をつなぐ計画だった「幻の五新鉄道」。その跡地の専用道を走る路線バスが30日で廃止されるのを前に、さよならイベントが27日に五條市内であり、廃止を惜しむ人らが集った。
五新鉄道は、国鉄(現JR)和歌山線五条駅と、紀勢線新宮駅を結ぶ路線として1939年3月に着工した。太平洋戦争中の44年夏に中断、57年夏に再開したものの、80年の国鉄再建法成立を受けて中止となった。
 国鉄は65年7月、完成区間のうち9・2キロを路線バス専用道とし、JRバスを経て2002年10月以降は奈良交通が運行してきた。しかし、トンネルが劣化して危険として、運行を取りやめることになった
この「五新線」、過去ログをたどってみると、[47342] まかいの さんの書き込みがありました。
田舎道を走ってたら突如バス専用道の看板???
バスが専用道を持っているなんて、またそれが都市部ではなくてこんな山間部に???
後でこれが未成の五新線(でよかったかな?)だったと知ったときはまたビックリ。
西吉野村の終点で、未成線の遺構をしみじみと見学しました。
もう10年も昔でしたが、今でもがんばって存続しているのでしょうか
このバス路線は、専用道の閉鎖後は、並行する一般道経由で運行しているルートに吸収されることになるようです。この一般道ルートは、「日本一長い一般道経由の路線バス」として名高い、大和八木駅~五條~十津川~本宮~新宮を結ぶ「八木新宮線」のルートの一部にもなっています(奈良交通路線図[83343] k-ace さん、[70115] むっくん さん)。
…「八木新宮線」の道中記は、富山県にもゆかりが深いらしい、こちらのブログにも出ていました(1,2,3,4)。

<その2>
来春開業の北陸新幹線に設置される「新高岡」駅に、「超特急」(「のぞみ」タイプ)の「かがやき」が停まらないことに対し、氷見市議会が「新高岡駅に『かがやき』を停めろ」と決議しました(記事)。
氷見市議会は9月定例会最終日の24日、北陸新幹線の最速型列車「かがやき」の新高岡駅停車などを求める決議を可決した。「かがやき」の新高岡駅通過をJRが発表して以降、決起集会などを開いてきた県西部の関係市議会で要望決議が可決されたのは初めて。
 決議は「現高岡駅には速達型の全列車が停車している。かがやきの全列車通過は、県西部、(石川、岐阜両県を含む)飛越能地域にとって受け入れがたい」などとしている。また、新幹線に接続する城端線と氷見線の直通化も氷見市民が切望しているとし、早期実現を求めた
…この記事に、「飛越能」(おそらく飛騨・越中・能登)という地域名合成語?がありますが、私もこの表現には初めてお目にかかりました。石川県内でも一般に使われているか、気になります。記事検索で見ると、「飛越」は11件ヒットしましたが、「越能」は30件余り出たものの全て「加越能」という形でしかヒットしませんでした。
[86405] 2014年 9月 24日(水)22:00:38伊豆之国 さん
京都から富士見 & 湖底に消える日本最短トンネル
[83639] hmt さん
富士山が見える都府県 は、全部で 20(但し、京都は証拠写真なし)
その京都府から富士山の撮影に成功した、というニュースがありました。山梨日日新聞
富士山の眺望に関する研究・著書で知られる田代博氏([83639]によると、京都府からは唯一、この辺りからのみ、計算上からは富士山の頂上が見える、ということにはなっていたものの、京都市内とはいえ樹木が生い茂る深い山の中で、たどり着くのも困難で見通しも悪いとあって、「本当に富士山の姿を見るのは不可能に近い」とされていたのですが、今月21日に奈良県の住職が写真撮影に成功し、田代氏によって「富士山頂に間違いない」と認定されたとのことです。田代氏HP
江戸時代に「富士見十三州」という言い回しがありました([83639],[59419])が、この「十三州」(駿河・甲斐・伊豆・遠江・相模・武蔵・下総・上総・安房・常陸・下野・上野・信濃)と、それ以外で富士山が見えることが確認されている、陸奥(明治以降では岩代と磐城)・越後・越中・飛騨・美濃・三河・尾張・伊勢・志摩・伊賀・近江・大和・紀伊に加え、これで山城国からも見える、ということになると、「富士見二十七(二十八)州」ということになるわけです…。
…そういえば、3年前のこの日も、「富士山」ネタを書き込んでいました([79370])…。

次は、「十八番?」の「鉄」系のニュースから。
八ツ場ダムの工事の進展に伴い、水没する区間となる岩島~長野原草津口間の線路が新線に切り替わることになり(→[77742] k-ace さん)、今日24日限りで現ルートによる運行を終了し、この区間を運休して切り替え工事を行い、来月1日より新ルートによる運行を開始、水没区間にある川原湯温泉駅も高台にある新ルート上の駅に移転することになります。この水没区間にある、「日本一短いトンネル」として名高い「樽沢トンネル」(長さ7.2m)も、列車が通るのは今日限りで見納めとなりました。毎日新聞
…川原湯温泉には、11年前、四万温泉に泊まったときに足を伸ばし、立ち寄り湯にも入っています。その頃には既にダム工事による立ち退きが進んでいて、廃業した旅館や土産物店も多く、もうかなり寂れた印象になっていました…。
[86355] 2014年 9月 3日(水)16:27:23伊豆之国 さん
Re:伊勢参宮をめぐる鉄道
前回[86351]の後半に続いて、「伊勢参宮をめぐる鉄道」についてこれまで調べたことから。

現在の近鉄名古屋線の一部(桑名~江戸橋)の前身となっている、「伊勢電鉄」。元々、この路線は、現在のJR関西本線などの前身である「関西鉄道」が津への支線(後の参宮線→現在は紀勢本線の一部)を建設する際、大阪方面からの距離を短くするために亀山を起点としたため、県庁所在地の津に行くためには遠回りを強いられることになった四日市と津との短絡を図るために計画されたとされ(「鉄道ピクトリアル(以下、TP)」誌([86351])より)、明治44年に「(初代)伊勢鉄道」として創立し、大正4年に白子~一身田(高田本山)間で「孤立路線」として営業を開始。大正13年までに当初の目的であった四日市と津の間がひとまず完成、14年には伊勢若松~伊勢神戸(現・鈴鹿市)までの支線も開通しています。その後の飛躍は、15年に社長に就任した、四日市出身の実業家で「豪腕」として知られた熊澤一衛氏。社名を「(2代目)伊勢電気鉄道」(「初代」は、後の「三重交通神都線」となった宇治山田(伊勢)市内の路面電車([86351])が名乗っていたことがある)と改め、全線を電化、更に北は名古屋、南は伊勢への延長を計画。昭和4年に桑名まで、5年には外宮に近い「大神宮前」駅(この辺りと思われます)まで延長開業しています。しかし、名古屋への延長は、折からの「昭和大恐慌」や、木曽三川への架橋に際して国鉄の鉄橋を払い下げて再使用しようとした計画に絡むスキャンダルが発覚し、それが遠因となって「伊勢電鉄」は経営破綻。ライバル会社であった、現在の近鉄大阪線の東半分と山田線の前身「参宮急行」に吸収合併という異常事態に陥ります。結局、名古屋への延長は、合併後の昭和13年、「参宮急行」の子会社「関西急行電鉄」の手によりようやく実現、これにより現在の近鉄名古屋線の根幹が出来上がったことになりました。
一方、大阪からの伊勢直通を目指した「参宮急行」は、現在の近鉄奈良線などの前身、「大阪電気軌道(大軌)」(記事集)が、桜井まで来ていた現在の大阪線を伊勢方面へ延ばすことをもくろみ、「大和鉄道」(近鉄田原本線の前身)から株式を取得して系列会社化し、大和鉄道が取得していた伊勢への路線免許を譲り受け、「参宮急行」を子会社として設立。昭和5年までに山田(現・伊勢市)まで、その1年後にターミナル駅・宇治山田駅まで全通しています。これにより大阪・上本町から伊勢への直通ルートが出来上がり、直通特急の運転も始まり、この時点で全線非電化、SLが走っていた国鉄関西線~参宮線を圧倒し、今日まで大阪~伊勢間の直通客をほぼ独占するという状況が確立されています。
この両私鉄の開業により、松阪付近から伊勢までの間は、既存の国鉄参宮線に加えて私鉄2路線が加わって、3社による激烈な集客合戦が始まることになったわけですが、既に国鉄線があるところへ、競合路線といえる2私鉄に共に路線敷設免許を与え、そしてほぼ同時に開業したというのも不思議ですが、やはりこの「過当競争」の弊害が間もなく現れてくることになります。前述した通り、伊勢電鉄が不祥事もあって脱落し、ライバル会社に飲み込まれる、ということになったわけですが、この伊勢電鉄の「敗北」に関して、前記「TP」誌には、次のようなことが書かれていた記憶があります。

…伊勢電鉄が、名古屋延長を後回しにしても伊勢への路線建設を急いだ理由は何か。もちろん、その一つは同時期に名乗りを上げた参宮急行への対抗意識ですが、もう一つ、三重県人の熊澤氏にとって、「三重県内の鉄道として、何としても自分たちの手で完成させたい」という欲望があったようです。せっかく伊勢まで開通しても、起点が桑名では中途半端で、大阪方面から直通する参宮急行と比べてもやはり不利は否めない。当時、関西線は単線で列車本数も少なく、名古屋延長を優先しておれば、中京圏の客を獲得することによって発展が望めたのではないか…。

伊勢電鉄が参宮急行に合併され、関西急行電鉄を介して名古屋乗り入れが実現したことにより、名古屋~大神宮前間の直通運転が行われ、この時点でようやく名古屋~伊勢間で関西線~参宮線より優位に立つことになったのですが、それもつかの間、程なくして太平洋戦争に突入、新松阪(この辺り)~大神宮前間は「不要不急路線」として昭和17年に廃線となりました。新松阪から、既に参宮急行の支線として開業していた伊勢中川からの線と接続する江戸橋までの区間も単線化されます。名古屋と伊勢の間は、伊勢中川を境にゲージが異なるために(中川~江戸橋間の支線は、参宮急行本線と同じく当初は1435mmゲージで開業したのですが、伊勢電鉄の合併後に、旧伊勢電鉄にあわせて1067mmに変更)、直通ができず、中川での乗り換えとなりました。
戦時中の大合併で「近畿日本鉄道」が発足(戦後間もなく南海電鉄が分離)後も、しばらくこの形が続いたのですが、昭和34年の伊勢湾台風による甚大な被害からの復旧に際し、名古屋~中川間を旧大軌・参宮急行系統の大阪線・山田線と同じ1435mmゲージに広げるという思い切った大改修を行うことになります。これにより再び名古屋~伊勢間の直通が復活し、また中川付近を短絡する新線も開業し、上本町・鶴橋と名古屋の間をノンストップで結ぶ特急も運行を開始しました。その後、昭和45年の鳥羽線開業、これに合わせてそれまで「孤立路線」(参宮線とは鳥羽駅で接続)だった志摩線(元・志摩電鉄-三重交通志摩線)の大改良により、名古屋・大阪・京都方面から賢島までの直通特急が運行され、現在に至っています。一方、旧伊勢電鉄の路線のうち、支線として戦後も残った江戸橋~新松阪間は、中途半端な路線になってか、利用者の低迷が続き、伊勢湾台風による被災後もいったん1067mmのまま再開したのですが、結局昭和36年に廃線となり、その路線跡の多くは道路に転用されています。結局、伊勢鉄道~伊勢電鉄が建設した区間のうち、ほぼ半分に当たる、競合区間であった津~伊勢間が姿を消したことになったのでした。

一方、国鉄時代にも「元関西鉄道関係路線への冷遇」が続いたせいもあってか、これといった改善策も行われぬまま、時代の波から取り残され、うら寂れたローカル線に甘んじることになって久しくなったJR参宮線(現在は紀勢本線の一部になっている亀山~津~多気間を含む)。それでも、実は既に明治時代より一部複線化が行われ、増加するお伊勢参りの客に対応していたのですが、こちらも伊勢電鉄と同様、戦争による「受難」を迎えることになります。いくら当時のご時世、お伊勢参りが「国民的行事」とは言っても、いくらなんでも3路線もの競合は「輸送力過剰」とみなされたのでしょうか。複線区間のレールの一方は、戦時中の鉄材供出の対象とされ、昭和18年までにこれらの複線区間は全て単線化され、現在まで復活していません。こちらを見ると、
先の第二次世界大戦がなければおそらく国鉄参宮線は全線複線化+電化され近鉄名古屋線の現在の繁栄はなかったであろう
とあるのですが、仮に近鉄名古屋・山田・鳥羽線が今と同じように1435mmに統一・直通運転されて特急街道となったにしても、国鉄~JRが以前から「やる気」を出し、名古屋~鳥羽間の電化・完全複線化(現・(2代目)伊勢鉄道の部分も)を早期に行っていれば、特急を多数運行して近鉄と熾烈な争いを展開し、また現在の近鉄志摩線「志摩電鉄」も、1067mmのままJRと相互乗り入れし、JRの豪華リゾート特急が賢島まで直通して、逆に近鉄は鳥羽まで延ばすのが精一杯、という展開になっていたかもしれません(大阪~伊勢志摩に関しては、やはり時間的にもルート的にも有利な近鉄の優位は動かなかったでしょうが…)。

>hmt さん、出来栄えはいかがでしょうか?
ご指摘があったら遠慮なくお願いいたします。

♯お伊勢参りと同様、社寺参拝を目的とした路線の競合は、「金比羅参り」にもありました。これに関しては、[24903] Issie さんの書き込みに詳しく述べられていました。
[86351] 2014年 9月 2日(火)23:21:02伊豆之国 さん
クイズの答え & 伊勢参宮をめぐる鉄道
まず、[86317]で出したクイズですが、

[86336] いろずー さん
まさにその通りです。

ついでに、これに関していくつか説明を記しておきます。
まず、熱海で乗り換えた電車の行き先は、大井川のすぐ手前の島田駅。興津駅始発の浜松行きがすぐ後を追っかけるので、その興津駅で降りたのですが、何しろお盆休みの真っ只中、同じような仲間が結構いると見え、想像以上に混雑。一度は座ったものの、前方の景色見たさに席を譲ると、それからずっと立ちっぱなし、結局座れたのは、「二部」でも苦闘中のジュビロの本拠地の駅でした。「地名コレクションにある湖畔の駅」は、弁天島駅。小学生の頃、この駅で降りて「湖水浴」を楽しんだ思い出もあり、当時は温泉旅館も立ち並んで盛況だったのですが、今では降りる客もまばら、駅の周辺にはホテルが2-3軒があるのみ、代わって高層マンションがずらり…。浜松で乗り換えた電車の終点は豊橋駅、ここから快速で終点の大垣まで乗り通し。米原まで行ってここからJR西日本の快速で、草津駅で寄り道して「草津宿本陣」([85829])を見学、「名物スィーツ」は「姥が餅」([79252])。裏道には「草津温泉」という名の銭湯([20908],[59019] YSK さん、[20921] カッパー さん)も確かにありました。
2日目の夕方、奈良見物を終えて、大和八木で乗り換え近鉄大阪線に。「三本松」駅([86283] hmt さん、記事)のある宇陀市は、私も26年ほど前、室生口大野駅で降り、室生寺を訪れています。県境を越えた三重県は、私の母方の祖父の故郷(南牟婁郡御浜町…[67290] )がある県。ちなみに、ぺとぺと さんも、私と同様にこの県の血が1/4流れている由([72822])。
他県の大都市の市名と同字異音の2文字が入る駅では、かつて近鉄の路線だった私鉄が分岐
は、元「近鉄伊賀線」だった伊賀鉄道が分岐する、伊賀神戸(かんべ)駅([74928] 白桃 さん)。
3日目、突然の足のアクシデントで苦しむ中で町歩きを続けた【F市】松阪市。「国学の大家」は、本居宣長(記念館HP)。三重高校の校歌([86336])にも歌われている旧家「鈴屋」は、元は市街地にあったのを明治時代に現在の城跡に移築したものです。駅前にあった銀行は、三菱東京UFJ銀行。元は東海銀行>UFJ銀行と思われます(旧三菱銀行は、県内では四日市にしか支店がなかったと記憶しています)。
(さくらって何ですか?高速バス?さくら野?)
「昔のさくら」とは、「三井住友銀行」。松阪は三井家発祥の地ですが、「三井住友」はありませんでした(住友家の発祥地にはしっかり支店を出しているのですが…[61364] ぺとぺと さん)。豪壮な商人屋敷を見て、いよいよ本題の伊勢参宮へ。
「東は宇治の翠巒を」で謎が解けなかったことを思い出す。
東はどうみても「伊勢」でどこが「宇治」なんやとツッコミしかない
「宇治」は、内宮の所在地。伊勢市は昭和30年まで「宇治山田市」でしたね。この「宇治山田」は、現在も駅名の他、学校などに名称が残っています(伊勢市駅は以前は「山田」駅でした)。

さて、お伊勢さんを目指した鉄道の話。現在はJR参宮線と近鉄山田線の2路線で、現状は近鉄が圧倒的な輸送力を見せつけてJRを圧倒している状況ですが(それでも近年は名古屋からの快速「みえ」の増発でわずかながら挽回はしていますが)、戦前にはもう一本「伊勢電鉄」という私鉄があり、お互いに壮絶な誘客合戦を繰り広げていました。このことを知ったのは、もう40年余りも前の少年時代、「鉄道ピクトリアル」という本を見てからでした。「伊勢電鉄」とその路線の歴史や、近鉄山田線(と大阪線の東半分)の前身「参宮急行」との激烈な争い。スキャンダルにも巻き込まれた挙句、結局敗者となり、経営破綻に追い込まれた伊勢電鉄は、「参宮急行」に吸収され、路線の北半分は現在の近鉄名古屋線の一部となりましたが、「参宮急行」との並行区間だった津~伊勢間は、結局半世紀ほど前までに全て廃線の運命をたどったのでした。また、もう少し後になってですが、伊勢市内には「神都線」という路面電車が走っていたことも知りました。この伊勢参宮を巡る激烈な争い、「落書き帳」の過去ログにあるか、探してみましたが、どうもそれらしき記事は見つからなかったようです。私ももう少しこのことについてフォローできれば、と思っていますが…この方面にもお詳しい、大先輩のhmt さん。
[86346] 2014年 8月 31日(日)21:21:38【2】伊豆之国 さん
男鹿高原駅の存在価値
[86344]に続いて、最近に見たTV番組より。

以前、「幹線・大都会の秘境駅(閑散駅)」を話題にしましたが([84535],[85164])、今回は正真正銘の「秘境駅」の話題です。一昨日の夜のTV番組の中で、「関東最強の秘境駅」の異名がある、野岩鉄道会津鬼怒川線「男鹿高原」駅の一日が放映されていました。この男鹿高原駅、東武浅草から快速電車で一本で行けるのですが、駅の近くには緊急用のヘリポートと電車の変電所があるだけで、「いったい誰が乗り降りするんだ」([48847] みやこ♂ さん)という、まさに「何もない」辺鄙な場所。「秘境駅巡り」のマニアだけしか乗り降りしないのか、「本当に日常的にこの駅を利用している人がいるのか」というリポートというわけだったのでしょうが、こうした「マニア」数人以外に、果たして1人の男子高校生がこの駅で降り、自宅に向かうというシーンがありました。この高校生が住んでいるというところが、駅の北東約2kmにある、人口60人ほどの「横川」という集落。番組によると、「林業の衰退で人口が激減、小・中学校も廃校、現在はそれどころか小学生も中学生も誰もいなくなり、集落から通学する生徒は高校生が1人だけ」、そしてその通学路には熊も出没し([48886] BANDALGOM さん)、この高校生も小熊に遭遇したという話も出ていました。番組では、「開業(昭和61年)当時は集落総出で開業を祝い、駅には大勢の人が詰めかけ、[大げさな表現ですが]山手線状態だった」という話も出ていたので、おそらくこの駅は、「(鉄道開業によりそれまであったバス路線が廃止され、陸の孤島状態となることになった)横川集落の便宜を図る目的もあって設置された」とも考えられそうです。…ということで、この「男鹿高原」駅の定期的な利用者は、現在高校一年生というこの生徒ただ1人だけ、2年後に卒業すると、普段の利用者は皆無となり「秘境駅巡りのマニア」と、駅近くの変電所の点検作業職員(こちらによると「作業員はきっと車で来るだろう」とありますが、映像では2人の作業員が駅のホームに降り立つシーンが出てきたので、この作業員たちもおそらく電車を利用しているものと思われます)が時折乗り降りするだけ、ということになりそうです。
♯この横川地区は、会津西街道に沿う集落で、会津との境界近くに位置し、江戸時代には「口止め番屋」が置かれ、沿道には往時を物語る古い石仏・道祖神も残っているとのことです(秋田書店刊「歴史と旅」昭和62年5月増刊号[85664]より)。

「超秘境駅」というと、こちらも秘境駅ランキングで上位の常連駅、JR北海道・根室線の「古瀬」駅(HP)。国鉄時代は信号所で客扱いしていた「仮乗降場」らしく、周囲に人の気配がなさそうな駅ですが、実はこの駅にも「日常的な利用者がいるらしい」というのが、こちらも以前に見たTV番組で放映されていました。こちらの利用者も、通学に使う女子高生が1人。少し離れた場所にある牧場経営者の娘で、駅から距離があるため、親がマイカーで駅まで送り迎えするとのことのようでした。私も、この古瀬駅の状況を知ってから「なぜこんな誰も乗り降りせず、道路から駅にたどり着くのにも難儀するような駅が廃止にならなかったのか」と不思議に感じていたのですが、「この女子高生がいるために駅が存続している」という見方もできる、ということで理解できたのでした。こちらも、この女子高生が卒業すると普段の利用者は無くなり、駅自体の廃止、ということになることも予想されそうです…。

【1】[86347] k-ace さんのご指摘、ありがとうございました。「小幌(室蘭線)」を「古瀬(根室線)」に訂正、関連箇所の文章もこれに合わせて修正しました(何しろうろ覚えだったもので…)。
[86344] 2014年 8月 30日(土)22:00:28伊豆之国 さん
十津川警部・故郷と新天地と
…といっても推理小説ではありません。今夕の某公共放送のTV番組より。

奈良県十津川村と、その十津川村が明治の大水害で甚大な被害を受け、多くの村民が移住した北海道新十津川町([80030] hmt さん)。それぞれの地域への、バス旅の道中を描いた番組です。最初に出てきたのは新十津川町。北海道移住の道筋に沿って、小樽港から新十津川に入るというルートをバス乗り継ぎでたどった道中で、今は無き「手宮線」の廃線跡や、やはり廃線となった幌内線の駅跡を整備した鉄道記念館([75360] YASU さん,HP)も映像に出てきました。
後半は、一般道を走る乗り合いバス路線としては日本最長という、近鉄大和八木駅から五條・十津川村・熊野本宮を経て新宮駅までを結ぶ、奈良交通「八木新宮線」([83343] k-ace さん、[70115] むっくん さん)で十津川村を訪れるというコース。同じ「十津川郷士」の一族で、明治の大水害で北海道に移住した人、十津川村に残った人、それぞれの子孫の物語も紹介されていました。

♯私が十津川村のほんの端っこだけに入ったことがあり、その「経村値」が△(接地)であることは、[79317]に…。
[86335] 2014年 8月 27日(水)18:28:12伊豆之国 さん
蛇崩川 & 淀川越え & 松阪牛
足の故障が予想以上に長引き、相変わらず自宅と病院との往復が続いています…。

[86328] 山野 さん
[86329] hmt さん
[86330] ペーロケ さん
八木蛇落地悪谷
地元の人が 昔は蛇が降りるような水害が多かったから 蛇落地(じゃらくじ)、悪い谷で 悪谷(あしだに) と伝えていた地名
「蛇」で思い出したのが、私が20数年間をその近くで過ごし、「面白い名前だなぁ」と思いながらも別になんとも思ってはいなかった、当時はまさにどぶ川だった(今は暗渠)「蛇崩(じゃくずれ)川」([77021])。世田谷区HPによると
川の名称の由来は、流れる形が赤土の地層を崩したように蛇行しているところから、そう呼ばれるようになったと言われています
とあり、広島の「蛇落地」に通じるような「地層の崩壊」「水害常襲地帯」を暗示させるような地形だった、と今更ながらも気づいたのでした。

さて、ご承知の通り、今年の夏の「甲子園」は、大阪桐蔭が三重高校を振り切り2年ぶり4度目の制覇を果たしました。
[86331] ペーロケ さん
猪名川しか越えなかった優勝旗
大阪桐蔭高校(&四条畷駅)がある大東市は、甲子園から見ると淀川を越えた南東側にあるので、「淀川越え」と表現したほうがわかりやすいのではないでしょうか。…その大阪桐蔭の所在地は、「大東市中垣内(なかがいと)」。しっかり「"かいと"コレクション」に登録されていました…。
惜しくも準優勝となった三重高校。失礼ながら、まさかここまで勝ち進むとは予想以上の大健闘でした。私が先月の遠出([86317])で、2泊目に投宿したのが、その三重高校のお膝元、松阪市。翌朝宿を出ていきなり足に異変、必死で痛みをこらえながらの町歩き、タクシーを初めいろいろとお世話になった松阪市の皆さんには、本当に大感謝です…。
そういうわけで、まだ誰も反応していない[86317]のクイズですが、ここで一つだけその答を発表します…。【F市】が、その松阪市ということになります。(残りの答えは、来月になってから発表する予定です)
[86317] 2014年 8月 21日(木)17:23:57【1】伊豆之国 さん
真夏の大和~伊勢路・苦難の道中記
[86305]で約束した通り、今月13日より2泊3日の旅の道中記ですが、似たようなルートをたどった4年前([76074])とは違った形で、最後はある意味悲惨なことになってしまったのは[86305]の最後に書いた通り…。クイズも織り交ぜて。

今回の旅は、当初は月末あたりに行く予定で考えていたのですが、職場の都合もあり、直前になってお盆休みの真っ最中に行くことに。ホテルは幸いにもどちらもネットから予約できましたが、道中の交通手段は、4年前のそれや、2年前の九州大遠征([81852])のときのような高速バスの利用は、渋滞を考えればまず不可能。新幹線も馬○高い上に座席確保も難しく、かつて若かりし頃によくやったような「東海道線・鈍行乗り継ぎ」でのんびり行くことに。小田原までは小田急、ここだけはまずロマンスカーでゆったり。小田原から「本題」の乗り継ぎ道中が始まります。まず熱海で乗り換え。同じような人が多いと見え、この先、乗り継いで行く列車はどれも大混雑…。薄雲が広がり、富士山の間近に来てもその姿は見えず。列車の行き先は「越すに越されぬ」大河の手前ですが、後を追う乗り継ぎ電車の始発駅である、【A市】内のある駅で降りて乗り換え。そこからしばらくすると海側に私鉄の路線が寄り添い、やがてその市の中心を過ぎ、大河を渡ると茶畑が広がる風景。終点は、その県内で人口最大の【B市】のターミナル駅。乗り継ぎに余裕があったため、駅前をしばしぶらぶら、駅弁を買って始発電車に。今回の道中ではJRで初めて向かい合わせ座席の車両に当たり、湖を右手に見ながら弁当を頬張ることに。途中にある湖に近い駅(地名コレクションにあり)は、かつて湖水浴?客でごった返した思い出も今は昔、だだっ広いホームが栄枯盛衰を…。終点は、大手私鉄も乗り入れるターミナル駅。ここから終発の快速電車に乗って、最近まで夜行鈍行の行き先として知られた終点の【C市】に。またまた乗り換え、古戦場を過ぎ、駅名由来市名?のターミナルで、ここからはJR西日本に。快速電車は座席も転換式、乗り心地も快適。古参メンバーのお膝元【D市】の駅で降りて、少し前にTV番組でも紹介されていた、宿場町の面影を残す貴重な「本陣」を見学。裏道には「パロディー」のような「温泉(?)」も…。この地の名物スィーツは駅前のスーパーで。京都駅に着いたのは午後5時過ぎ。近鉄の特急で大和西大寺へ、ここで乗り換えて次の新大宮駅で降り、1日目の宿へ。4年前([76074])と同じホテル(こちら)で、この地域では珍しい温泉もあり([76211])、駅からの道順は、4年前を思い出しながらの足取りを…。一風呂浴び、夕食ではサービスでついてきたワインにほろ酔い。この時季、夜の奈良市街で「明かり」のイベント「燈花会(とうかえ)」が催されていることを知り、酔いを醒ますのを兼ねて、電車に1駅乗って近鉄奈良駅へ。猿沢池のほとりに並ぶ蝋燭の明かりと、背後の興福寺の五重塔のライトアップが池の水面に映え、幻想的な光景が印象的でした。
翌日は、朝から雨模様、近鉄奈良駅に着いた頃には本降りに。「時間はたっぷりあるから…」と、まずは「奈良町」散策から。4年前には東側が中心だったので、今回は西側を主に。いくつか「街角資料館」を見て回り、前回は塔跡だけを見てきた元興寺は、今度は極楽坊を見学。昼前に中心市街に戻り、昼食後は天気も回復。「せっかく奈良に来たからには…」と、観光客の雑踏と鹿の群れを掻き分け、大仏殿へ。中学の修学旅行や、それ以外でも二、三度見ているのですが、気がつけば、最後に見てからもう30年以上もご無沙汰。最初に行ったときに不思議だった、堂内の「柱の穴くぐり」には、餓鬼どもの大行列が…。それから東側へ。観光客もずっと少なくなり、以前「コレクション」に投稿した「猫段」([83670])では、2人連れが降りてきたのを見ただけ。三月堂、二月堂、手向山八幡の一帯は、奈良の風景の中でも私がお気に入りにしていた場所。二月堂の回廊からは、奈良の町並みが一望に…。
それから近鉄奈良駅方面へ戻ろうとしたのですが、「抜け道」を回ろうとしたのが、これがその後の迷走の元。暑さもあって感覚も鈍り、ふと気づいたらとんでもない迷い道に…。そこで、とりあえずJR奈良駅方面に目標を変え、佐保川沿いに進んで行くと、やがて「大佛線」の跡([82931],HP)を発見。そこから南へ歩き、バスに。前の晩に見た興福寺をチラッと見て、近鉄奈良駅に戻ったのは午後3時過ぎ。本当は1時間前のに乗るはずだったバスで、国宝の仏像や建物が多く残る古刹、浄瑠璃寺へ。途中、「大佛線」のルートとダブる箇所を通るのですが、沿道の宅地開発が進んで、面影はほとんど見られないようでした。浄瑠璃寺は、庭園が発掘調査とやらで工事中だったのが残念でしたが、訪れる人も少ない山里の古刹、雰囲気はじっくり味わえました。ところでこの寺院、観光案内の本では「奈良・大和路」の中で紹介されていることが多いのですが(以前は観光バスのコースにも入っていたのですが、現在は季節運転になってこの時期は運休…)、住所は「京都府木津川市」。前日に京都駅を乗換えで「接地」しただけなので、これで今年の京都府の経県値がやっと「●」になったのでした。奈良方面へのバスはもうなかったのですが、加茂駅までのコミュニティバスがあることを、降りたバス停で確認していたので、帰りに茶店でかき氷をいただき、小休憩。小ぶりなバスで、駅は立派なものの、駅前が殺風景な加茂駅へ。しかも奈良・JR難波方面への電車は出たすぐ後。20分あまり待ってようやく電車に。JRと近鉄の奈良駅は離れているのでバスに。JR奈良駅の旧駅舎は、すぐ隣に移築されて市の観光案内所として活用されていました。近鉄奈良から、大和八木で乗り換え。【E市】にある、大物メンバーの故郷と同名の駅を過ぎると、私が(他の有力メンバーも)4分の1だけその県の血を受け継ぎ、そしてとあるメンバーが異常な執着心を燃やしている、その県に入ります。他県の大都市の市名と同字異音の2文字が入る駅では、かつて近鉄の路線だった私鉄が分岐。ようやく、その日の宿がある【F市】の中心駅にたどり着いたのは、夜も8時を回っていました。それで、夕食は近くのラーメン屋で我慢。
名物グルメで名高い【F市】ですが、豪壮な大商人の屋敷や、国学の大家のゆかりの史跡が残る町としても知られています。ホテルが中心市街とは反対側にあるので、翌朝、近鉄とJRの踏切を越えて駅の正面へ向かったのですが、その途中で突然、左足に硬いボールが当たったような激痛が…。急に足取りが重くなり、それ以降は苦難の連続。とりあえず、タクシーで城跡に向かいましたが、その先は自分の足で歩くしかありません。痛む足を引きずりながらもこれらの史跡を見学。名物グルメは案の定、大混雑でパス。保存の利く加工品をお土産で買ってお茶を濁すことに。最後に見た商人屋敷から、タクシーを呼んで駅に戻り、特急で今回の旅の最終目的地、伊勢へ。お伊勢参りは17年ぶり、人生3度目。まず、宇治山田駅からバスで。外宮の前にできた「せんぐう館」を見た後、外宮を参拝、それからバスで内宮へ。宇治橋を渡り、境内へ。足は依然として重く、休憩を繰り返しながらでしたが、ここまで来たからにはもう引き返すことはできません。ようやく、式年遷宮を昨年に終えたばかりの真新しい正殿の前にたどり着いたのは、4時を回っていました。バス停に戻り、すぐ前のうどん屋へ。迷わず、伊勢うどんと【F市】名物の○○○丼のセットを注文、皮肉にもようやく今度の旅で味わいたかった名物にありつけたのでした。もはや足が言うことを聞かないため、「おかげ横丁」はチラッと見ただけ、宇治山田駅に戻り、駅の売店で○福を。近鉄の特急で名古屋へ。途中、県境に近い【G市】に差し掛かった辺りで海側を見ると花火が盛大に…。もう当初の予定より大幅遅れ、新幹線のお世話になるしかありません。乗り換え列車は余裕を持って選んだのですが、とにかく改札からホームの、そして指定席のある車両までの遠いこと…。新横浜で降り、横浜線に乗り換え、最後はタクシーでやっと我が家に戻れたのでした。

ここで、クイズをいくつか…。
1.【A市】~【G市】はそれぞれ何市でしょうか?
2.「浄瑠璃寺」の山号「○○山」には、今回の道中で通過した市(【A市】~【G市】を含む)の名が入ります。その市名は何でしょうか?(寺のHPを見ればすぐわかるはず)
3.【E市】にある、県境近くの駅名は何駅でしょうか?
4.【F市】の駅前にある、この市内で唯一の都市銀行は何銀行でしょうか。(ヒント:昔の「さくら」ではありません)
[86305] 2014年 8月 18日(月)22:46:49伊豆之国 さん
第39回十番勝負を振り返って(番外編)~富士は日本一の山~
[86298]で書き込んだ通り、前回(第38回)と同様に「気分転換」も兼ねて「入門コース」にもいくつか。こちらの感想文は先の「七番勝負」スタイルで。

問A~花の武蔵野扇に描けば~
一般コースの問一と全く同じと気づく。お題の市の選び方で難易度に差が出たというわけか…。「意外性」がありそうな三笠市と美祢市の代わりに、例えば国分寺市とか守口市をお題に入れれば更にやさしくなったかも。問一の銅メダルが出ていた地元の市に。実は周りを市に囲まれていることを失念していた。

問B~遥かなるアラモ~
オールひらがな市に隣接。以前、一般コースに出ていた同類問題で「銀」を取った、祖母の故郷の埼玉県最古参の市がお題に出ていたので、今回は茨城県から。

問C~煙を水に横たえて渡る浜名の橋の上~
こちらも過去問。そのときに答えた、もしかしたらこの地を代表するご当地グルメが味わえなくなるかもしれない、楽器作りでも名高い、ルーツの県で最も人口が多い市を再び。

問D~逢いたい気持ちがままならぬ~
自分の県、隣の県を問わず「県庁所在地に隣接」とわかる。運河で名高い北国の市。

問E~頭を雲の上に出し~
これまた過去問。「複数の村に隣接」は早々と気づいていた。「高嶺の花」だと思っていたメダルを初めて取った、記念すべき市がまだ残っていた。

問F~目には青葉山ほととぎす初鰹~
お題の宗像市から、「市役所の位置」でなく「市域が最北」とわかる。これも問Eと同じ県から。

問G~秋の夕日に照る山もみじ~
過去に類題も、線引きが2倍に。これまた以前に答えた世界遺産の島がある市は、文句なく条件を満たしていた。

問J~三は佐倉の惣五郎~
やっぱり過去問と同類の、同音異字の問題。オーナーさんのお膝元を初めて解答。

…問Hと問Kも、もちろん共通項はとっくにわかっていましたが、[86130]に書いた通り、その時点で想定解の残りが1桁になっていたため、これから参加したいという人に迷惑をかけたくないということで、辞退することにしました。今回の「入門コース」は、「コース分け」がなかった頃に出たものと同じか類題が多く、侮れないものが多くなった感じがはっきり読み取れました。

♭それぞれの問の選曲は次の通り。
問A:「町田音頭」の歌い出し([68731])。
問B:「取手」と「砦」の引っ掛けで、西部劇の名作より。
問C:汽車が浜名湖を渡る情景を歌った、鉄道唱歌(東海道編)28番より。
問D:ある年代より上ならすぐ浮かんでくるでしょうが…。
問E:これはすぐお分かりでしょう。
問F:もうとっくに季節は過ぎましたが、よく知られたこの句の作者、山口素堂は北杜市(旧白州町)にゆかりの人。
問G:こちらはまだ時期が早いですが、名物「もみじ饅頭」と、「アキの宮島」に引っ掛けて。
問J:数え歌のバージョンにこういうのがあるそうです。「一番初めは一宮、二は日光東照宮」…

♯先週の旅の道中、最終日になって突然足にアクシデント、その日は何とか我慢はしたものの、帰宅した翌朝に病院に直行。今朝再び病院で診てもらったところ、全治3週間の診断。しばらく自宅静養となりそうです…。道中記は後日。
[86298] 2014年 8月 17日(日)18:28:04伊豆之国 さん
第39回十番勝負を振り返って(後編)~You Are My Sunshine~
前編([86294])に引き続いて、今回は残りの4問です。

問二:日光市
問九:富岡市
問二は、答が10番目まで進んでも何のことか皆目わからず、第一ヒントの「海」から「海の字が付く学校とか、何かがある」と見ていろいろ考えましたが、どれも外れ。第二ヒントが出て、その中に「どちらか二つ」と解読できるものがあって、また例によって地図から隣接関係を見ていると、ひらがなの「う」か「み」が付く市と接している!…「これは、以前『淡海』にゆかりの古参メンバーを怒らせたあの問題と同類だ!」と…。昨夏の道中([84083])を思い出し、「色」ずばりの市と県境を接する観光都市に。[86033]に書いた通り、「いまいち」しっくりしない後味の悪さが残りました。
問九は、半ば偶然に共通項に気づいた問題。最初のヒント「廿=20」から、「市制施行日とかが20日」とか思いつきましたが全く合わず。「こりゃ、南蛇井?」と頭を抱えているうち、ふと、お題と既出の市の字画を数えてみると全て合計が20画。全国の市のリストを見て、こちらも偶然気づいた、つい最近町中が沸きに沸いた、こちらは7年前の夏に見てきた([60538])製糸工場のある市に。後で気づいたことですが、その前の問八・田辺市と合わせて、「世界遺産」3連発…。

問四:美作市
問十:江南市
いずれも最後までヒントの意味がよくわからず、苦闘を強いられた難問。
問四は、最初の「共」から、まず「県内の市町村との共通文字」関係だろうと見当はつきましたが、絞りきれず。第三ヒントの「共」まで来てやはり共通文字、とわかっても先へ進めず、第二ヒントの解「市は関係ない」と出ても一体何のことか…。ようやく第四ヒントが「隣に同じ字」と読めて、ようやくこれまでのヒントと合わせて「同じ字の付く町村と隣接」と…。1回正答で残っていた2県のうちの1県、岡山県から宮本武蔵ゆかりの市に。これで、やはりというか、市の数も人口も一番少ないあの県が1回正答県として最後に残ることになりました。
問十の該当市探しについては、[86208]で書いた通り。直前に見ていたTV番組に出てきた、濃尾平野にある御三家の城下町の衛星都市。とにかく、この問はヒントが漠然すぎてつかみどころがありませんでした。第二ヒントは「いかにも無駄がない」と解けましたが、財政関係かと思っていろいろデータを漁りましたがどれも当たらず、第三ヒントの「百」から、まず「百交差点」を開きましたが全然違い、「百選」関係も想定解数からまずなし、と見て行き詰まり。ようやく第四ヒントから「可住地100%」とわかり、「虎の巻」がようやく見つかって…。「これでやっと終わった…」と、安堵感と共に、[86208]で書いた通り、今回の難問ぞろいにはさすがに「参った!」と溜息が…。後になって出てきた答えを見ると、愛知と大阪がやたらに多いなど、広大な平野部にある市が多いことに気づき、「なるほど」と納得できたのでした。

…今回は、前回にもまして難度がUP。「入門コース」も、「コース分け」以前のに出た過去問の焼き直しも多く、「一般コース」に出てもおかしくない手ごわい問題もいくつか。それでも今回の苦闘の「気晴らし」も兼ねて、「入門」にもいくつか手を出すことに…。これについては後ほど。
[86294] 2014年 8月 16日(土)20:28:03伊豆之国 さん
第39回十番勝負を振り返って(前編)~Bridge Over Troubled Water~
例によって十番勝負の感想文です。前回の「七番勝負」ではスタイルを変えてみましたが、今回は再び元のスタイルに戻します。

問三:黒部市(銅メダル!!)
今回は完成したばかりの「47都道府県の地図」絡みが多く出ると見て、まずお題の市をじっと見つめているうちに最初に共通項に気づいた問題。「自分の県と隣の県、いずれも1つの市としか接していない」。直前に話題にした黒部市([85829])をふと見るとまさにぴったり当てはまっていた。お二方の「お手つき」で、「棚ぼた」で銅メダルに。

問一:菊川市
お題の草津市は、琵琶湖の湖面境界線の確定。さいたま市は白岡市の、尾張旭市は長久手市の市制で仲間入り。「市に囲まれた市」と気づいたのは、まさに「Nice!」なお題の選び方。過去問と同じものだったとは…。意外性も有りそうな、ルーツの県から「市の花が菊」の菊川市。

問五:千葉市
問六:相模原市
問七:高山市
問八:田辺市
この4問は一気に。4問同時解答は初参加の第17回以来かな?
問五は、隣接市に付く数字の問題。初めは「数字の付く市町村が複数隣接」だと思ったものの、NGの市から「隣接市町村に付く数字の合計」「OKとNGの境界線が『十』」だとわかる。確実なところから。
…共通項で「千・万」「廿」は対象外、となっていますが、「百」も対象外のはずなのに触れていないのは、「百」のつく市町村が「八百津町」ただ一つ、ということなのか…。
問六は、「いわゆる平成の大合併」で複数回の合併。これまた過去問。やはり安全策でお隣の市。
問七は、「7市町村以上の合併」。これまた過去問。そのときに答えた高山市をもう一度。
問八は、お題の市とNGの市を見比べ、合併により面積が増加、その境界線が「3倍」と気づく。数値比較に使ったのは、「ランキングデータ」から、最新値と、このデータで検索できる最も古い時期である2003年9月1日の面積の比率計算。1回正答で残っていた和歌山県から、海沿いから熊野古道沿いに熊野本宮までも市域を広げた田辺市。共通項発表で「2000/10/1から」と出ていたので、私が計算した数値は「安全側だった」のでした。

♯今回の選曲は、問三の黒部市にちなんだものに。「宇奈月トリオ」の「宇奈月マーチ」(彼らは実際に宇奈月温泉を訪れ、TV番組で実演したそうです)とか、「行きな黒部へ神輿の待つに」(実際にこの歌に縁があるのは、「狸囃子」で名高い(最近は「猫の目」のほうが若い連中には有名か?)房総半島の市)といった「駄洒落系」も考えましたが、「これだ!」と閃いたのは、1970年代の初頭を飾った、ポップスの名曲。原題の"Troubled Water"は、「激流」「濁流」といった意味。邦題は、「明日に架ける橋」。参勤交代に使う街道が、急流の黒部川を越えるために策をめぐらした末に架けた「愛本刎橋」([85829],[85841] hmt さん)。そして、その橋が架かっていた近くには、「明日」と書いて「あけび」と読む地名があります。
…そんなわけで、この問にふさわしいとして、この名曲を選曲することにしました…。

残る4問は、ヒントの意味もよくわからず、苦闘。この続きは次回に。
[86271] 2014年 8月 12日(火)10:12:52【1】伊豆之国 さん
21世紀の大合併 & スミレの花 & 近畿Kids
[86229],[86265] 大龍エクスプレス さん
[86230],[86245] オーナー グリグリ さん
今回の「問六」で物議を醸した「平成の大合併」の定義ですが、私がこの問の共通項に気づいたときは、「『いわゆる平成の大合併』以降に複数回合併した」ということだと判断し、「初め」のほうは平成11年に合併した篠山市が元々該当しないことともあって、本格的に「大合併」始まった平成13年以降だろうと判断した一方、「終わり」のほうについては「現在(=十番勝負開始時点)」までと見て、こちらには「曖昧さ」は全く無いものと思っていました。「初め」の時期については、私が正答してからずっと後の第四ヒントの解が「平成の…」と出たときも、この「平成」を「いわゆる平成の大合併」だと思って疑わなかったのでしたが、[86229]で大龍エクスプレス さんからの「疑問」が出て、ここで「平成元年以降の合併」と解釈することも有り、とこちらのほうで「曖昧さ」に気づいたのでした。こうした「解釈の曖昧さ」を考慮すれば、共通項は(問七・八も同様ですが)「(元号としての)平成の大合併」ではなく「21世紀or今世紀(2001年=平成13年以降)の大合併」と表現したほうが、境界線をより明確にでき、熊本市や飯田市などを共通項から排除できて「灰色領域」が出てくる「曖昧さ」をなくすことができたと思うのですが、いかがでしょうか。

[86259] デスクトップ鉄 さん
[86262] オーナー グリグリ さん
「葛城市」の「葛」の字体の件ですが、葛城市が公式に使用している略字の「葛」(11画)に従えば「葛城」は20画となってOK、ということであれば、落書き帳でもさんざん議論を呼んでいる「宝塚市」についても悩ましいことになります。「宝」は8画、「塚」は12画ですので合わせて20画ということになるのですが、以前[85557]でも書き込んだ通り、宝塚市の公式サイトでは「塚」の字は「テンあり」の旧字体を使っており、市も「テンあり」の字体に執着していることが読み取れます。この公式表記に従うと、「宝塚」は画数が1つ増えて21画となり、「NG」となってしまいます。市の公式HPを見ると、「宝塚市は宝塚歌劇を応援します」という文で、「宝塚(テンあり)市」と「宝塚(テンなし)歌劇」とで字体が違う、という念の入りようです。ただ、[85557]に書いたとおり、「テンあり」の「塚」はPCでうまく出せないこともあり、HPでも画像化できないところはやはり「テンなし」になっているようです。ただ、いくら「市の公式表記が『テンあり』」だといっても、一般の新聞や、雑誌などの書物ではほとんど「テンなし」の字体に統一されており、「公式表示と違うからNGだ」というのは酷だと思います。「宝塚市」は想定解通り、OKと考えてよいと私は思います。

[86268] 白桃 さん
広域地名というと、「近畿」もありますね。近畿大学の本部は、東大阪市。以前は「近畿銀行」というのもあったのですが…。
高校名では、甲子園でもお馴染みの東北高校(仙台市)、北陸高校(福井市)。「関西高校」は「関西」でなくて中国地方の岡山県(岡山市)にあり、読み方も「かんぜい」。…「関西」の読み方というと、以前にも話題になっていました([76598] Issie さん,[76599])。
現存する私鉄では、北陸鉄道(石川)、関東鉄道(茨城)。

♯明日より2泊3日の遠出をします。十番勝負の感想文は、帰還してから…。


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